ユーザー数において依然トップシェアを行くNTTドコモも新規契約者数では苦戦。とはいえ、昨年末に発売された「905iシリーズ」が予想以上の大ヒット。その905iシリーズに続き、スタイリッシュモデル705iシリーズが出揃ったこの春、いよいよ本格的な巻き返しを図ってくるか!? 新モデル&新サービスをチェック!
- 特大液晶VIERAケータイ【P905iTV/パナソニック】
- Cybershotケータイ【SO905iCS/ソニー・エリクソン】
- amadanaコラボ薄型モデル【N705i/NEC】
- ワンプッシュオープン【P705iμ/パナソニック】
一部店舗では品切れとなるモデルも出るなど、“全部入りケータイ”として現在も人気継続中の905iシリーズ。その905iシリーズの発売と同時に開始された販売方式「バリュープラン」も人気を呼び、加入者数は急上昇。さらに、Googleとの提携や家族間24時間通話定額の導入、22歳以下のユーザーを対象にしたキャッシュバックキャンペーンなど、サービス面の強化が目立つドコモ。発売が待たれていた705iシリーズの春モデルで、年末に引き続き、春商戦はより勢いを増している。
ワンセグ、高画素デジカメ、HSDPA (3.5G)、GSMローミングといった最先端の機能を搭載する“全部入りケータイ”として、予想以上のヒット商品となった905iシリーズ。とはいえ、各メーカーとも強化するポイントははっきりしており個性満点。まず、春のラインアップをチェックする前に、年末に発売された905iシリーズのそれぞれの特徴をおさらいしておこう。
2007年11月末の「FOMA 905iシリーズ」発売と同時に、NTTドコモでは、端末販売方式を大きく変更し、新しい販売方式として「バリューコース」と「ベーシックコース」を登場させた。
「バリューコース」は、端末は定価となるが、月々の基本使用料が1,680円安くなるのが特徴で、一括払いのほかに分割手数料無料の12回/24回分割払いが選べる。いっぽう、「ベーシックコース」はこれまでの方式と似ていて、“2年契約”を前提に端末が15,750円引で買えるのがメリットで、料金プランは従来どおりとなる。ただし、購入後2年未満に機種変更や解約をすると解約金が請求される。これら新販売方式の中では「バリューコース」が人気で、その加入者数は、開始から約2ヶ月で加入件数が200万件を突破。新しい販売方式は、「FOMA 905iシリーズ」以降のモデルが対象となるので、905iシリーズが2ヶ月で200万台売れたということになる。
「月々の基本料金が1,680円安くなる」「割賦の手数料がかからない」という“わかりやすさ”が魅力のバリュープラン。そして、705iシリーズの登場で、さらに加入者は増加しそうである。
昨年11月に発表されたスマートフォンの新モデル「F1100(富士通)」「HT1100(HTC)」。このうち、「F1100」が2008年3月17日より発売された。
「F1100」は、OSにマイクロソフトのWindows Mobile 6 Standardを採用し、ふだん使っているOutlookメールが使えた為無線LANを利用したIP内線電話として使用できるなど、Windowsとの連携機能が魅力の端末で、マニアの間では早くから話題となっていた。ウィルコムやソフトバンクのスマートフォンのようなキーボードが搭載されておらず、“普通のケータイ”のようなデザインとインターフェイスが採用されているのが特徴。ケータイユーザーがスムーズに操作できるようになっている。
いっぽうの「HT1100/HTC」は、画面を指でなぞることで操作ができる「Touch FLO」技術を採用するモデルで、こちらもデザインはケータイライク。「HT1100」は2008年4月〜5月発売予定。
いずれのモデルもFOMAハイスピード(HSDPA)に対応しており、高速通信を利用したパソコン向けウェブサイトの閲覧が可能だ。
最新ケータイにワンセグ機能の搭載は当たり前となりつつあるが、この春、NTTドコモから発売された、「VIERAケータイ P905iTV」と「AQUOSケータイ SH905iTV」は、型番に“TV”がついていることからもわかるとおり、ワンセグ機能を特に強化したモデルだ。なかでも、ここで紹介する「P905iTV」は、国内の携帯電話では最大クラスの3.5インチフルワイドディスプレイを搭載する、これまでのワンセグモデルとは一線を画す仕様になっている。
この3.5インチと言う大画面にばかり目を奪われがちだが、「P905iTV」の特筆すべき点はそれだけではない。ワンセグ放送は、本来QVGA(320×240ドット)で15fpsという仕様で配信されているのだが、「P905iTV」には、このフレーム間の映像を推算して補完することで、2倍の30fps相当に変換するという機能が搭載されている。これにより、他のワンセグモデルでは得られない、より滑らかな映像が楽しめるようになっているのである。 さらに、前モデル「P903iTV」で好評だったダイバシティーアンテナを装備しており、2つのアンテナによりより安定したワンセグ電波の受信を可能にしている。
そのほかの機能としては、200万画素のデジカメやおサイフケータイ、音楽再生機能など、最新ケータイとして必要十分な機能を備えている。スライド式の大画面液晶モデルなので当然サイズも大きく、正直なところ、ケータイ本来の電話やメール操作などで若干使いにくくなっている点は否めないが、「とにかく、ケータイで美しいワンセグ放送を見たい」という人には、現段階でこれ以上のモデルはないだろう。
「Cyber-shotケータイ」と名づけられた「SO905iCS」は、これまでのカメラケータイとは違う、本格的デジカメ機能を持つケータイである。510万画素、光学3倍ズームレンズを搭載し、カメラケータイモデルとしては最上級のスペックを誇る。 さらに撮影機能においても、「顔検出オートフォーカス」や「手ぶれ補正」、さらに今話題となっている人物の”笑顔”を認識してシャッターを自動で切る「スマイルシャッター」機能など、Cyber-shotでおなじみの機能がしっかり搭載されている。
カメラ以外の機能で注目なのが、フルブラウザ機能だ。SO905iCSに搭載されているブラウザは、ほかの905iシリーズのブラウザよりも高機能な「NetFront」の最新バージョン(NetFront v3.4)。表示したページのテキストを部分的にコピーしたり、ページ内の文字列の検索が可能だ。
“ケータイのカメラ”には機能面で物足りなさを感じている人も多いだろうが、本モデルなら、週末のちょっとした行楽のスナップショットにも十分に対応できるだろう。また、SO905iCSは国際ローミングにも対応しているので、対応している国ならば、旅先や出張先で取った写真をそのままメールで送ることができる。旅行が趣味の人だけでなく、海外出張の多い人にもぴったりなモデルだ。
シンプルでスタイリッシュなデザイン家電などを展開するブランド「amadana」とのコラボレーションモデル。
表面パネル部には、本体素材とは異なるレザー調やウッド調(限定モデル)のテクスチャーを使用。どこか70年代を感じさる“ミッドセンチュリー”っぽい懐かしい雰囲気をかもしている。また、待ち受け画面や内蔵コンテンツのデザインは、同じくamadanaのプロジェクトメンバーである「TYCOON GRAPHICS(タイクーングラフィックス)」が作成。さらに、サウンドディレクションはミュージシャンのテイ・トウワが行うというこだわりようだ。

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| TYCOON GRAPHICSによる待ち受け画面。「和」テイストの斬新なデザイン | ||
amadanaとのコラボレーションということでデザインばかりに注目しがちだが、最新ケータイとしての機能も充実している。3.5インチのフルワイド画面、200万画素のデジカメを搭載し、ワンセグ、おサイフケータイ、GPSにも対応する。
2都市の時刻を表示できるサブディスプレイからもわかるとおり、国際ローミングにも対応。さらに、外貨換算や国際電話番号の確認ができるアプリがプリインストールされているなど、N705iはまさに“オシャレな大人のケータイ”である。
「P705iμ」は、薄さ9.8mmと世界最薄の折りたたみ式ケータイである。前モデルでは非搭載だった“ワンプッシュオープンボタン”をヒンジ部側面に備え、スリムケータイの弱点でもある開けにくさを解消している。
機能面では、おサイフケータイ、3Gローミングに対応し、WMV形式の動画も再生可能。新サービスの「Music&Videoチャネル」や「地図アプリ」、「きせかえツール」、緊急速報「エリアメール」にも対応する。また、今期のPシリーズからスケジュール機能が進化し、登録件数が増えたほか、待ち受け画面にスケジュールを表示できる機能が追加されている。
ワンセグ・デジカメといった流行の機能はないものの、シンプルでラグジュアリー感のあるステンレスボディーは、デザインにこだわりのあるビジネスマンにも人気が出そう。なお、インターフェイスのデザインは、デザイナー集団「TGB design.」が担当。アナログ風の時計表示やメニューアイコンが滑らかに切り替わっていくモーショングラフィックがスタイリッシュな外観にぴったり。































