2008春のauは、新モデル11機種が登場。ドギモを抜くような画期的な製品こそ登場しませんでしたが、音楽や映像など、マルチメディア機能を中心に着実にスペックアップした“進化した堅実モデル”が目立つラインアップとなっています。
- 【W61S/ソニー・エリクソン】Cybershotケータイ
- 【W61CA/カシオ】5Mカメラ+ワンセグ+防水
- 【W61H/日立】電子ペーパー初採用
- 【W61P/パナソニック】12.9mmの再薄ワンセグ
2007年、もっとも多くの契約数を獲得したのがau。auはこれまで、お得な料金プランや「着うたフル」、「LISMO」といった独自の音楽サービスなどに力を入れ、着実にユーザーを獲得してきた。「音楽ケータイ=au」というイメージも定着した今、2008年のauは、音楽以外のサービスにも力を入れる。
春から開始の新サービスとして目玉となるのが、ランニングやウォーキングなどのトレーニング管理が行えるスポーツ支援サービス「au Smart Sports」だ。そのサービスの第1弾として、「Run&Walk」が始まった。
「Run&Walk」は、GPS機能を利用し、ランニングやウォーキング時のコースや消費カロリーを確認できるだけでなく、設定したペースに合わせて音を発しランニング速度の目安を作ってくれる「ペースメーカーモード」などワークアウトを支援してくれる機能。「W61CA」の項目で詳しく紹介するが、ケータイと連動したPCサイトも用意されており、より細かなデータをチェックできるようになっている。音楽再生にも対応しており、サービス開始にあわせ“楽しく走る”ための曲を集めたプレイリストが「LISMO」から提供されている。
さらに、詳細は未定ながら、映画や海外ドラマを丸ごとケータイで見られるというauらしいエンタメサービス「LISMO Video」も気になるところ。課金システムなどもまだ発表されていないが、今春の提供開始が予定されている。
そのほか、携帯電話のカメラで撮影したCDジャケットの画像データをサーバに送ることで、そのCDジャケットの関連情報を取得できる「カメラでケンサク! ERサーチ」や、「緊急地震速報」(2008年3月下旬開始予定)など、実用的なサービスも注目だ。
“音楽ケータイ”といえばauというイメージが定着しているが、この春は、さらに、音楽を楽しむための技術「net K2」が導入し、エンタメ機能に磨きをかけている。
「net K2」は、日本ビクターとビクターエンタテインメントが共同開発した高音質化技術のことで、デジタル音源の高音質化技術「K2」を圧縮音源向けに開発したもの。圧縮の際に失われた高音域の情報を復元する。圧縮音源の高音質化については、これまでもヤマハが開発した「DBEX」機能が搭載されていたが、これに「net K2」機能をプラスすることで、より原音に近いクリアな音質を得られるという。
「KCP+」とは、auの携帯電話向け開発プラットフォームのこと(「KCP」は“KDDI Common Platform”の略)で、2007年秋冬モデルから一部のモデルに採用されている共通プラットフォームである。共通プラットフォームの採用により、共通化した部分の高機能化・コストダウンが可能だ。
現段階において、「KCP+」採用モデルで可能となっている具体的な機能としては、待ち受け画面に表示する情報をカスタマイズできる「au oneガジェット」や、複数の機能を同時起動し、アプリケーションによっては画面を上下分割して表示できる「マルチプレイウィンドウ」、待ち受けやボタンのカスタマイズができる着せ換え機能「VIVID UI」、LISMOの「オーディオ機器連携」、Bluetooth対応などがあげられる。
この春モデルでも、3モデルが「KCP+」を採用しており、今後、「KCP+」採用モデルはさらに増え、主流となっていくと予想できる。
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左:待ち受け画面に表示する情報をカスタマイズできる「au oneガジェット」の画面。検索窓や番組表なども表示できる 右:画面を上下分割して表示する「マルチプレイウィンドウ」。ここでは、ワンセグ画面とメール作成画面を表示 |
世界180の国と地域でケータイをそのまま利用できる「グローバルパスポートGSM」に対応したモデル「W62S」が、auから初登場した。
音声通話はもちろん、EメールやPCサイトビューアーもそのまま利用できるなど実用的。さらに、PSPで人気の外国語コミュニケーションソフト「TALKMAN」のケータイ版や6ヶ国語の会話集や辞書を収録。さらに英文の予測文字入力、2ヶ国の時刻表示など、海外で役立つ機能が満載。デザインもスタイリッシュなので、女性を中心に人気が出そうなモデルだ。
「W61CA」 は、「EXILIMケータイ W53CA」のカメラ性能と、雨の中やお風呂での使用にも耐えうる「IPX5(旧JIS保護等級5)」「IPX7(旧JIS保護等級7)」相当の防水機防水性能が融合したモデルだ。 機能としては、手ぶれ補正や9点AFを備える515万画素カメラのほか、ワンセグ、おサイフケータイ、GPS機能など、最新流行機能を全部搭載するハイスペック機となっており、カシオがこれまでケータイで培ってきた技術が詰め込まれた集大成モデルとなっている。
カメラ機能は、さすが「EXILIMケータイ」だけあり、手ぶれと被写体ぶれの両方を軽減する「手ぶれ補正モード」や状況によって最適な設定で撮影できる「ベストショット」、9つのフォーカスエリアからフォーカスモードを選べる「9ポイントAF」、さらにオートブラケット機能など、いわゆる“コンデジ”のもつ最新撮影機能が搭載さている。
ワンセグ機能では、「光センサー連動ガンマ補正付き高画質エンジン」の搭載により、視聴場所の状況に応じて明るさや色味が最適な状況に補正されるようになっており、屋内・屋外問わず見やすく、目が疲れにくいという印象を受けた。
さらに、「W61CA」は、先に紹介した新サービスの1つ「au Smart Sports Run&Walk」アプリがプリインストールされている。音楽を聴きながらジョギングするだけでなく、GPS機能により走ったコースを記録。走行距離や消費カロリーも割り出してくれる。また、パソコン用の専用サイトでその記録を確認でき、おすすめのジョギングコースも案内してくれる。重量も132gと軽く、なんといっても防水性能をもつW61CAなら、汗をかいても、ジョギングの途中で少々雨が降っても問題ない。この春からジョギングを始めようと考えてる人には、うってつけのモデルである。
光学3倍ズームレンズの511万画素デジカメを搭載し、ソニーのデジカメブランド「Cyber-shot」の名を冠する本格派“デジカメケータイ”。カメラは、画素数が高いだけでなく、笑顔を認識してシャッターを切る「スマイルシャッター」や、独自の顔検出機能「顔キメLite」、手ぶれ補正、ISO1600の高感度撮影機能などを搭載する。 カメラだけでなくワンセグやLISMO(オーディオ機器連携)、デジタルラジオなど、マルチメディア機能が充実しているのも魅力。特にワンセグは、予約録画やタイムシフト再生、着信時のバックグラウンド録画にも対応するというスグレモノだ。
国内では初となる低消費電力の「電子ペーパー」による「シルエットスクリーン」をケータイ本体の前面部分のパネルに搭載。幾何学模様や切り絵風の静止画やアニメーションが95パターン用意されており、着信やメール受信にあわせて模様を替えることができる。サブディスプレイがこれにあたるため、カレンダーや時間が表示されないのが少々残念。ワンセグ機能は、同社のハイビジョンテレビ「Wooo」で培われた技術を生かしたもの。高画質なのはもちろん、録画予約や音声付き早送りなどの機能も搭載する。
ワンセグチューナーやおサイフケータイ、LISMOなど、必要十分な機能を搭載しながらも、薄さ12.9mmというスリムさを実現。薄型モデルは開けにくさがネックになることが多いが、W61Pはワンプッシュ式。「オープン通話」「クローズ終話」にも対応する。 ディスプレイは2.9インチとサイズアップし、さらに、最大輝度400カンデラという明るさ。そのほか、「ICレコーダー」や「防犯ブザー」機能も搭載。サイズと機能のバランスが取れたスタイリッシュケータイだ。

































