No.47

Part1 人気の“高級シェーバー”を使ってみました!

驚きの“4枚刃”シェーバー ラムダッシュ ES8258 (ナショナル) “音波振動”で髭を出して剃る ブラウン プロソニックBS9795(ブラウン)
シェーバーに求められるのは、「しっかりと剃れる」と同時に「いかに肌に優しいか」という点。さらに、毎日使うものだけに「メンテナンスの手軽さ」も重要となってきます。
これらの要素をすべて満たしてくれるのが、実売価格で2〜3万円。価格も手ごろになってきており、多くの男性から支持されている製品です。
人気シェーバーココをチェック!
  • ・ヘッド・モーター部の特徴は?
  • ・剃り味・使用感などの使い勝手はどうか?
  • ・充電・メンテナンスは手軽か?

世界最鋭角の「ナノエッジ刃」を搭載 驚きの“4枚刃”シェーバー ラムダッシュ ES8258(ナショナル)

ラムダッシュ ES8258
実際に手に取ると、くびれのあるグリップ部が手にフィットして非常に持ちやすい。重量も180gと軽量なので「軽やかに扱える」といった印象

高性能シェーバーというと、ブラウンフィリップスなどの海外ブランドを思い浮かべる人が多いだろうが、実は、ここで紹介するナショナルもシェーバーの歴史は50年余りと古く、実際に人気も高い。とはいえ、やはり、この2大メーカーのもつブランド力と独特の機能にやや押され気味な感があった。

しかし、昨年の秋に発売された「ラムダッシュ ES8258」(以下、ES8258)は、それぞれに独立した機能をもつ新開発の“4枚刃”を搭載し大きな話題となっている。


ヘッド・モーター部の特徴をチェック
4枚刃が、それぞれ独立した構造・機能を持っている

「ES8258」の最大の特徴は、やはり、何といっても「4枚刃」という点だ。これまでも、「ナノ粒子」による独自の刃研磨技術により0.3μmという極限まで薄く尖らせた刃「ナノエッジ刃」による3枚刃の剃り味には定評があったが、今回はさらに、世界初の「立体パターン」を外刃にもつ4枚目の「フィニッシュ刃」が搭載されたのである。
ES8258の4枚刃の構成は、以下の写真を見ていただければわかるとおり、それぞれが独自の機能・形状を持っている。外刃に凹凸を持たせた「フィニッシュ刃」の立体パターンは、肉眼でも確認できる。薄い部分は、従来の製品よりも30%薄い41μm、厚い部分は60μm。薄刃は肌に密着して髭の根元にもぐりこみ髭を起こし、厚刃は、外刃の肌への食い込み過ぎを防ぐ。これにより、「肌にやさしい深剃り」を実現できるという理屈だ。


ラムダッシュ ES8258 ラムダッシュ ES8258
ES8258のヘッド部分。4枚刃構成の左右両端から、髭を大まかに剃る「ネット刃」、右から2番目が長めの髭を捉える「スリット刃」、そして、左から2番目が新たに搭載された「フィニッシュ刃」だ 「フィニッシュ刃」の外刃は、このように厚みに差をつけた立体パターンになっている。刃には、ニッケルなどの金属ではなく、磨耗しにくいステンレスを採用

ラムダッシュ ES8258 ラムダッシュ ES8258
4枚の刃は独立しており、それぞれ上下・左右に動くため、顎下や鼻の下など凹凸のある部分にフィットするだけでなく、圧力が分散され肌への負担も軽減されるというメリットがある ヘッド部横のボタンを押すと外刃がはずれ、刃先0.3μmという極薄の内刃が現れる

さらに、ES8258に搭載されているモーターは、“シェーバーのため”に作られた自社開発のリニアモーターで、シェーバーにおいて世界最速。刃先0.3μmという極薄の内刃を、現状において他のどの製品よりも高速に往復させることができるのだ。

剃り味・使用感などの使い勝手をチェック
2枚刃、3枚刃にはない剃り味。しかも、肌がヒリヒリしない

立体構造の外刃を含む4枚刃と、刃先0.3μメートルの「ナノエッジ刃」による“肌に優しい深剃り”ははたしてどの程度のものだろうか。 今回は、その実力を検証すべく、S8258と一般的な価格帯のシェーバー(実売価格5,000〜8,000円程度)での剃り味、そして、剃った後の肌の状態を比較チェックしてみた。検証は、3日間伸ばした髭を、顔の右側・左側をそれぞれのシェーバーで剃るというもの(1か所につき、1往復シェーバーを滑らせ、3か所を剃った)。ちなみに、テスターは肌が弱く、普段はT字剃刀と一般的な電気シェーバーを併用している。

■ES8258を使用(1往復) ■一般的なシェーバーを使用(1往復)
ラムダッシュ ES8258 ラムダッシュ ES8258
左側が「ES8258」、右側が一般的な電気シェーバーで剃った画像。ぱっと見た感じでは、さほど剃り味に差はないように見えるが、拡大して見ると、「ES8258」は剃った後でも肌表面は整ったままだが、右側の一般的な電気シェーバーで剃った後の肌は皮膚が毛羽立ってしまっているのがわかる

「ラムダッシュ ES8258」テスターの声 テスターの声
「ES8258で剃り始めた時、“剃っている”という感覚があまりないので不安になったのですが、結果は“お見事!”という感じ。検証ということで3往復しかシェーバーをはしらせていないのに、ヘッドが肌にうまく密着して、顎のカーブした部分や顎下などいつも念入りに剃刀を当てないと剃り残してしまう部分の髭がちゃんと剃れているのです。さらに感心したのは、鏡で確認するとちゃんと剃れているのに肌がヒリヒリしないこと。肌が弱いほうなので、ヒリヒリしないシェーバーなんてないだろうとあきらめていました。自分の肌と髭は、ES8258と相性がよいみたいです。」
「ラムダッシュ ES8258」ヘッド部分
ヘッド部分は左右に大きく稼動するので、顎下や首付近を剃りやすい
充電・メンテナンスの手軽さをチェック
洗浄から乾燥まで1時間。水補給の手間はあっても操作はラク

ES825のメンテナンスは、非常に簡単だ。洗浄に関しては、乾式のカートリッジ式洗浄剤と水道水を使用するため、タンクに水を補給するというひと手間はあるものの、それ以外は特に準備するものはなく、使い終わったら「全自動洗浄システム」にセットしておけばよい。

「全自動洗浄システム」のコースは、「充電」「洗浄/乾燥/充電」「洗浄/乾燥」「乾燥/充電」「乾燥」の5つから選択できる。それぞれのモードにかかる時間は以下の表をみていただければわかるように、案外時間を要する。最長コースの「乾燥/充電」モードでは約2時間40分、また、洗浄剤を使用するモードでは、基本的には洗浄中のコース中断は控えるよう説明書に書かれているので、状況によって使い分けたい。
<各コースの所要時間>
洗浄コース 所要時間
「充電」 約1時間
「洗浄/乾燥/充電」 約2時間
「洗浄/乾燥」 約1時間
「乾燥/充電」 約2時間40分
「乾燥」 約1時間40分
電池残量
電池残量は、本体下部の液晶パネルに5段階で表示される。「20」(残量20%)の表示になったら充電の合図。1時間の充電で約2週間使用できる(1日の使用時間を3分とした場合)。バッテリーはリチウムイオンなので継ぎ足し充電が可能だ
ラムダッシュ ES8258 ラムダッシュ ES8258
使用後は本体を「全自動洗浄システム」に逆さに立てるような状態でセット。充電・洗浄のコースは洗浄システムのボタンから選択する。洗浄システム自体は設置面積が小さいので洗面所のスペースを有効に使用できるのもうれしい。洗浄剤は乾式のカートリッジ。背面のタンクに水道水を入れて使用する

“4枚刃”と聞くと、「剃り味はパワーアップしそうだが、肌への負担も増えてしまうのでは?」と疑問を感じていた方が多いのではないだろうか。 実は逆で、4枚刃になったことにより、3枚刃の時よりも肌にかかる圧力が分散され、肌への負担が軽減されているということが今回の試用で実感できた。また、上の画像でもわかるとおり、ES8258は刃面自体に適度なカーブを持たせてあり、顎や顎下部分も均一に剃りあげることができていた。価格的にはかなり高価ではあるが、世界最高速のリニアモーターのパワフルさと優しい剃り心地は、これまでのシェーバーとは一線を画すもの。値段なりの満足感は得られるだろう。

なお、「ラムダッシュ」の4枚刃モデルのラインアップには、「ES8258」のほか、充電残量を10段階で表示できるディスプレイ搭載の最上位モデル「ES8259」や、自動洗浄機能のない「ES8255」「ES8251」があるので、予算と用途に応じて検討していただきたい。

<ラムダッシュ ES8258 製品仕様>
刃の枚数 4枚
電源 A充電・交流式 AC100〜240V
使用電池 リチウムイオン電池
消費電力 9W(交流式使用時)、10W(洗浄充電器使用時)
充電時間 急速1時間充電
本体サイズ 61(幅)×46(奥行き)×157(高さ)mm
本体質量 約180g
付属品 洗浄充電器、ポーチ、オイル、掃除用ブラシ、洗浄剤1コ
ラムダッシュ ES8258(ナショナル)
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ラムダッシュ ES8259(ナショナル)
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ラムダッシュ ES8255(ナショナル)
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ラムダッシュ ES8251(ナショナル)
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“音波振動”で髭を出して剃る!老舗ブランドのフラッグシップ ブラウン プロソニックBS9795(ブラウン)
ブラウン プロソニックBS9795
デザインは、“ブラウンらしい”ゴツめなストレートタイプ。特別太いというものではないので握りくいという程ではないが、今回の試用では「もうちょっとくびれ部があってもよいかも」という声も多く聞かれた

2006年に7年ぶりのフルモデルチェンジを行い、“音波剃り”と“アルコール全自動洗浄”という画期的機能が話題を呼んだ「ブラウン プロソニック」シリーズ。高速モーターによる音波振動で肌を波打たせて剃るという肌に優しい深剃り機能に加え、本体を専用の洗浄台に置くだけでアルコール洗浄が完了するという機能が、「メンテナンスが面倒」と電機シェーバーを敬遠していたユーザー層を新たに取り込んだといわれている。

今回紹介する「ブラウン プロソニックBS9795」(以下、BS9795)は、基本的には、“音波剃り”と“アルコール全自動洗浄”のウリをそのままに、操作面やデザイン面で改良が施されたシリーズ最高峰モデルである。


ヘッド・モーター部の特徴をチェック
“音波の深剃り”を可能にした「ソニックヘッド」

「BS9795」の特徴は、高速モーターにより音速でヘッド部が振動するという「ソニックヘッド」機構だ。高速なミクロ振動を起こしたヘッド部が肌にあたることにより、肌が波うち、ひげが毛穴から出やすくなる。そのため、クセ髭や短く剃りにくい髭も、シェーバーを何度も押し付けなくてもくスピーディーに剃りあげることができ、肌もいためにくいというわけである。

さらに特徴的なのが、従来モデルに引き続き採用されている外刃「マルチパターン網刃」だ。これは、形状の異なる25タイプの網目形状を組み合わせたもので、形状の異なる穴の組み合わせによりさまざまな方向に生える髭をとらえやすいという。

また、内刃と外刃を一体化した「アクティブタイトニングシステム」も特徴の1つ。一体化されていることにより、肌に当てたときに生じる外刃と内刃の隙間が存在しないため、外刃(網刃)がとらえた髭を効率的にカットできるようになっている。さらに外刃(編刃)と内刃が互い違いに動く構造のため、よりすばやく髭を剃り落とせるというわけである。

マルチパターン網刃 外刃と内刃は一体型
「マルチパターン網刃」は形状の異なる25タイプの穴が組み合わされており、さまざまな方向に生える髭に対応できるという。真ん中の外刃「パワーコム」は、左右に動き、寝ている髭をおこして短く切りそろえるためのもの 外刃と内刃は一体型になっている。一体型のため、内刃のみ・外刃のみの交換はできない

剃り味・使用感などの使い勝手をチェック
濃い髭を“刈る”感じ。凹凸の少ない部分はパワフルにすばやく剃りあげる

早速、「ソニックヘッド」による“音波剃り”を検証してみよう。 試用方法は、先ほどと同じく、「BS9795」と一般的な価格帯のシェーバー(実売価格5000〜8000円程度)で剃り味、そして、剃った後の肌の状態を比較チェック。顔の右側・左側をそれぞれのシェーバーで剃って検証を行う(1か所につき、1往復シェーバーを滑らせ、3か所を剃った)。

「ブラウン プロソニックBS9795」テスターの声 テスターの声
「BS9795の剃り味をひと言で表現すると“ワイルド”ですね。剃れているという感覚がしっかりあって、気合が入る感じです(笑)。若干、髭が引っ張られる感じがあり、肌が弱い自分はそれを強く感じると、シェーバーを肌にあてる力を弱めてしまうことがありました。そのためか、少し剃りむらができてしまいましたたが、ちゃんと剃れている部分はしっかりと深剃りできていました。ワイルドな割には、肌への負担は少ないのでよいと思います。」
ヘッドは、ユニット全体が前後に大きくスイング トリマーは本体手前側にある
ヘッドは、ユニット全体が前後に大きくスイングするようになっており、ヘッド脇の「lock」ボタンで角度を固定することも可能 トリマーは本体手前側にあり、髭を剃っている最中でも持ち替えることなく使用できる

■BS9795を使用(1往復) ■一般的なシェーバーを使用(1往復)
BS9795を使用(1往復) 一般的なシェーバーを使用(1往復)
3日間伸ばした髭を剃った。顎付近の丸みのある部分の画像。ぱっと見ではわかりにくいが、剃れている髭の毛穴部分に注目するとその違いがわかる。BS9795では、毛穴から髭はほとんど出ていないのに対し、一般的なシェーバーでは、毛穴から伸びている髭を確認でき、深剃りできていないことがわかる
充電・メンテナンスの手軽さをチェック
全自動洗浄だからこそ、意外と便利な「25秒の急速洗浄」機能

プロソニックシリーズも、メンテナンスは非常に簡単。基本的には、使い終わったら、洗浄と充電が行える「洗浄システム」に差し込んでおくだけでよい。プロソニックシリーズの洗浄の特徴は、アルコールをベースとした専用洗浄液を使用する点。アルコールによる洗浄は、通常の水洗いに比べ細菌の繁殖が1/10に押さえられるというデータもあり、非常に衛生的だ。専用洗浄液はカートリッジ式になっていて、「洗浄システム」横の開閉ボタンを押すと上部が持ち上がり簡単に差し替えられるようになっている。

洗浄コースは「eco」「normal」「intensive」「fast clean」の4種類。各洗浄にかかる時間は、最長でも43分と、シェーバーの全自動洗浄機能としてはさほど長くはないのだが、それでも、その時間が確保できないこともあるだろう。そんな時に便利なのが、25秒で洗浄してくれる「fast clean」モード。このコースでは「乾燥」が行われず、洗浄完了後の刃部分は洗浄液で濡れたままなので、タオルなどで洗浄液を拭かなければならないが、とりあえず洗って持って行きたい時や、出張に出る朝など、時間のない時には非常に重宝しそうだ。
<各コースの所要時間>
洗浄コース 所要時間
「eco」 約30分
「normal」 約35分
「intensive」 約42分
「fast clean」 約25秒
本体を「洗浄システム」にセット 本体を「洗浄システム」にセット
本体を「洗浄システム」にセットすると、汚れ具合を自動で判断し洗浄コースが設定される。洗浄音はやや大きめで、家族が寝静まった夜に稼動させるのは躊躇するかもしれない。洗浄システム正面左側には、洗浄液の残量を知らせるLEDランプがあり、便利。目安として、「high」で約30回、「low」で約7回の洗浄が可能で、「empty」でカートリッジの交換が必要となっている
電池残量と汚れ具合
本体グリップ部下部には、電池残量と汚れ具合を6段階で視覚的に表示する液晶モニターが搭載されている。

なお、専用洗浄カートリッジの価格は、2個セットで実売1,500円前後。カートリッジ1個で約30回の洗浄が可能となっているので、毎日1回洗浄すると想定すると、洗浄液の経費は1か月でおおよそ750円、1日25円程度となる。

全体的にみて、「BS9595」は“ワイルドでスピーディー”といった印象。 剃り味も、剃っているというより力強く“刈っている”という感覚で、濃い髭の人には独特の爽快感を与えてくれるだろう。また、本製品の魅力は、剃り味だけでなくメンテナンス面もあげられる。洗浄に手間がかからず、急速洗浄に対応しているほか、刃の交換も外刃と内刃が1つになったカートリッジを差し替えるだけ。なるべく時間や手間は省きたいという忙しいビジネスマンにうってつけのモデルといえるだろう。

<ブラウン プロソニック BS9595 製品仕様>
刃の枚数 外刃・内刃カセット(3枚刃)
電源 AC100V〜240V(本体側12V)
使用電池 リチウムイオン電池
消費電力 7W
充電時間 約1時間
本体サイズ 64(幅)×39.5(奥行き)×162.5(高さ)mm
本体質量 約217g
付属品 洗浄充電器、シェーバー用保護ケース、専用コード、専用洗浄液カートリッジ1個、ブラシ、オイル