価格もサイズもスペックも似ているミニノートのラインアップですが、じっくりチェックするとそれぞれ個性があり、メリット・デメリットも異なります。ここでは、現在、ラインアップされているモデルから話題の7機種をピックアップ。使い勝手やパフォーマンスなど、購入前にチェックしておきたいポイントを徹底レビューしました!
2008年1月の発売と同時に、日本でも予想をはるかに上回るヒット商品となり、今の「低価格ミニノートPCブーム」の火付け役となったのがASUSTeK Computerの「Eee PC 4G-X」だ。品切れ続出の話題製品を価格.comマガジン編集員もいち早く入手し、詳細レポートをおこなっている。そんな一大旋風を巻き起こした製品の後継機となるのが本モデル「Eee PC 901-X」だ。前モデルとの大きな違いは、CPUにインテルの省電力CPU「Atom N270(1.6GHz)」を採用したこと、SSD容量が4GBから12GBに増量されたこと、そして、512MBだったメモリー容量も1GBへアップされている。そのほか、液晶モニターのサイズや解像度のアップなど、前モデルでの不満点がほぼ解消された仕様変更となっているのだ。間違いなくパフォーマンスの向上が期待できる本製品を、前モデルとの変更点を意識しつつチェックしていこう。
| CPU | Atom N270 | 液晶モニター | 8.9型ワイド(1024×600ドット) |
|---|---|---|---|
| メモリー | 1GB | 無線LAN | IEEE802.11b/g/n、Bluetooth |
| OS | Windows XP Home | 本体サイズ(W×D×H) | 225×17.5×22.7〜39mm |
| ハードディスク | SSD 12GB(4GB+8GB) | 重量 | 約1.1Kg |
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PC本体にばかり目が行きがちだが、旅行や出張などに携帯することを考えるとACアダプターのサイズもチェックしたい。本製品のACアダプターは非常にコンパクトで、今回チェックした7モデル中でも、大きさが86×34×26mm、重さが約215gと、工人舎「SC SC3KP06GA」と並び最軽量だった |
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| ●キーピッチ :15.5mm(横) 「半角/全角」キーが左上にある以外は、基本的なキー配列は標準的なもので入力しやすい。ただ、キートップ幅が案外小さく、8.9型ワイド液晶搭載の中では最小でアルファベットキーのキートップ幅は16mmとなっている。そのため、手の大きな男性などは、入力時には若干窮屈に感じるだろうが、配列に無理がないので慣れてしまえば問題ないレベル |
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やや横長のタッチパッドは、大きめでおおむね使いやすいが、反応がよすぎるのか意図しない時に反応して誤操作してしまうこともあった。パッド下部にあるクリックボタンはかなり硬め。タッチパッドをタップするほうが断然操作しやすい |
約 236分01秒
測定には「BBench」(フリーソフト)を使用。10秒ごとに「0123456789」のキーストローク、60秒に1回のウェブ巡回を自動で行うように設定し、MP3ファイルを再生しながら満充電の状態から休止状態になるまでの時間を計測した(通信モジュールはイー・モバイル「D02HW」を利用)。液晶画面の輝度は最大に設定
測定には、ハードディスク・CPU・メモリーの速度・画面描画を測るベンチマークソフト「HDBENCH」(フリーソフト)を使用。
「Eee PC 901-X」は、前モデル「Eee PC 4G-X」の不満点が多数改善され、本当の意味で“使えるPCになった”という印象。スペックや機能は今あるミニノートPCのラインアップの中でもハイクラスといっていいだろう。なかでも、バッテリー駆動時間が8.3時間(カタログ値)と、群を抜いて長時間であることは大きい。負荷をかけての実測でも4時間近い。モバイル用途して、これだけでも大きなアドバンテージとなるはずだ。
とはいえ、やはり気になるのはSSD容量。増量されたといっても12GBと少なく、写真や動画のストレージとして活用できないだけでなく、ソフトのインストールも厳しい。他のミニノートPCでは60〜120GBのHDDを搭載しており、容量の差は明確。この対処作として、メーカーでは20GBのウェブストレージ「YoStorage(Eee Storage)」が無料で利用できるサービスを提供しているが、やはり、今後の対応を期待したい。
そのほか、ミニノートPCにはソフトウエアがほとんど付属しないのだが、Eee PC 901-Xには、マイクロソフトのオフィスと高い互換性を持つソフサン・マイクロシステムズのオフィスソフト「StarSuite 8」がプリインストールされている。さらに、液晶パネルに輝点があった場合、2年以内ならパネルを交換してくれるという「ZBDサービス」が日本向けのEee PC 901-Xのみのサービスとして付与されているなど、細かい気配りも見逃せない。
店頭での、いわゆる“セット販売”による特別な価格設定を除き、基本的には、実売価格は6万円を切っている。Eee PC発売当初に比べ、「HP 2133 Mini-Note PC」など同価格帯のミニノートPCが複数登場している現在では、価格に対する強力なアドバンテージはなくなってはいるものの、モバイル機として、機能面、サービス面から見ても非常にコストパフォーマンスの高い、バランスの取れたモデルといってよいだろう。
- 大容量バッテリーとSSDの採用で長時間駆動を実現
- IEEE802.11b/g/n、Bluetoothも内蔵の充実のワイヤレス機能









































