続いて、「dynabook SS RX1」を実際に使用してみてのレポートをお届けします。モバイルノートPCとしては、クラス最高レベルの性能・機能を備えていますが、液晶モニタの視認性やキータッチの感触などの使い勝手も含めたトータルバランスを確認します!
まず、「dynabook SS RX1」Webオリジナルモデルのパソコンとしての基本性能からレポートしていこう。Part1でも紹介したように、「dynaboo kSS RX1」Webオリジナルモデルは、CPUに、1.33GHz駆動の「Core 2 Duo 超低電圧版 U7700」を採用したほか、2GBメモリや120GB HDDなどの充実した性能を搭載。モバイルノートPCとして、非常にハイスペックな仕様になっている。
今回、「dynabook SS RX1」の性能を測定すべく、Window Vistaに対応した最新のベンチマークテスト「PCMark Vantage」を実行してみた。以下に、このテストの結果に加え、Windows Vistaの性能評価ツール「Windowsエクスペリエンス インデックス」のスコアをまとめてみる。
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「PCMark Vantage」では、1364というスコアになった。結果のグラフでは、高い位置にランキングされていないが、高性能なデスクトップPCのテスト結果が多いため、あまり気にする必要はない。また、ベンチマークテストの中には、高いグラフィック能力を要求するものもあるため、グラフィックがチップセット(intel 945GMS Express)内蔵のモバイルノートPCにとっては、かなり厳しいテストである。参考程度に見ておくだけで十分であろう。また、「Windowsエクスペリエンス インデックス」では、グラフィック基本スコアは低いものの、CPU4.5、メモリ4.2、HDD4.8という非常に高いスコアとなっている。主な利用シーンがビジネスであることを考えると、十二分の結果といえよう。
上記のベンチマークテスト以外でも、ビジネスニーズでの実作業を想定して、Word/Excelなどのドキュメントデータの閲覧や保存などを実際に行ってみたが、モバイル端末として、かなり高いレベルの処理性能を実現しているという印象を受けた。2GBの大容量メモリを採用しており、Windows Vistaの起動・シャットダウンや、Officeアプリケーションの処理がキビキビしていて、一般的なモバイルノートPCを使っていての処理時間の待ちに対するストレスはあまり感じなかった。Windows Vista搭載マシンというと、「XPに比べて処理が遅い」と考えている方も多いと思うが、「dynabook SS RX1」Webオリジナルモデルについては、そういったネガティブな印象はない。特に、メモリ容量1GBのVista搭載ノートPCと比較すると、処理速度の速さを強く感じた。モバイル用途のサブマシンとしてだけでなく、デスク上でのメインマシンとしても十分に利用できるレベルである。
モバイルノートPCの購入を検討する際、処理性能以外にも、チェックしておきたいポイントがいくつかある。なかでも、ビジネス用途での利用を意識するならば、日中に持ち歩く機会が多くなることを考慮して、室外での液晶モニタの視認性も確認しておきたい。
今回、晴天下・曇天下ならびに室内の蛍光灯下で、「dynabook SS RX1」の液晶モニタの映り具合をチェックしてみたが、「半透過型液晶」を採用したことで、室外での視認性は非常に良好だった。明るいモニタにありがちな、画面の白飛びが少なく、文字も非常に見やすい。バックライトの明るさを8段階で調整できるので、極端に日差しが強い状況や、輝度差が激しい日陰など、さまざまな状況に対応できるのも高ポイントだ。
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| ただし、室内での使用に限っては、若干、画面が暗い印象を受けた。また、さすがに、視野角がそれほど広くないため、上下左右の角度からだと視認性が落ちる。ただ、半透過型液晶としては輝度が高く、ビジネスシーンで主に使われるドキュメントの表示については、まったく問題がない | |
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キーボード部右上に、バックライトのON/OFFをワンタッチで切り替えられるボタンが用意されている。なお、その左に配置されているボタンは、モニタの明るさや音量、ワイヤレスネットワークなどの設定を行うメニューを呼び出すボタンとなっている |
| (※写真は、RX1/W7Aです) |
また、ビジネスでモバイルノートPCを使用する場合、文字入力の機会が圧倒的に多くなるため、やはり、キーボードの使い勝手にもこだわりたい。その点、「dynabook SS RX1」は、コンパクトなボディながらも、キーピッチ19mm、キーストローク2mmの大きなキーレイアウトを採用しており、B5タイプのモバイルノートPCにありがちな、“キーボードの窮屈さ”はまったく感じない。A4ノートPCのキーボードのように、余裕のあるタイピングが可能である。さらに、ベースカバーをリブ構造にしていることもあり、キータッチが適度に重く、押し込み感がしっかりしているという印象を受けた。ただ、非常に薄いアルミ筐体であるため、力強くタイピングをすると、どうしても押し込みすぎてしまうようで、キータッチの抜けが悪いと感じる場合もあった。その点さえ気をつけておけば、好印象のキーボードといえる。
最後に、「dynabook SS RX1」のライバル機種となる他メーカー2モデルと基本的なスペックを比較してみよう。いずれもB5サイズのモバイルノートPCのWeb直販モデル。Office非搭載モデルとし、CPUやメモリなどのパーツを複数から選択できるものについては、できる限り「dynabook SS RX1」とスペックが同等になるような構成に設定してみた。
| モデル | dynabook SS RX1(W7E) | A社モデル | B社モデル |
|---|---|---|---|
| CPU | Core 2 Duo U7700(1.33GHz) | Core 2 Duo U7600(1.20GHz) | Core 2 Duo U7700(1.33GHz) |
| メモリ | 2GB | 2GB | 2GB |
| HDD | 120GB | 100GB | 160GB |
| グラフィックス | チップセット内蔵 | チップセット内蔵 | チップセット内蔵 |
| モニタ | 12.1型WXGA | 12.1型XGA | 12.1型XGA |
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | DVDスーパーマルチ | DVDスーパーマルチ |
| インターフェイス | USB×3、PCカードスロット×1、SDカードスロットBluetooth、指紋センサーなど | USB×2、メモリースティックスロット×1、SDカードスロット×1、PCカードスロット×1、Bluetooth、指紋センサー、Felicaポートなど | USB×3、SDカードスロット×1、PCカードスロット×1など |
| 無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n | IEEE802.11a/b/g/n | IEEE802.11a/b/g |
| OS | Windows Vista Business | Windows Vista Business | Windows Vista Business |
| 駆動時間 | 11時間 | 11.5時間 | 9.5時間 |
| サイズ(W×H×D) | 283×215.8×25.5(最薄部19.5)mm | 277×215×25.5(最薄部23.5)mm | 272 ×214.3 ×45.3(最薄部24.9)mm |
| 重量 | 1095g | 1143g | 1255g |
| 3年保証 | ○ | ○ | ○ |
| 価格 | 277,600円 | 285,800円 | 298,950円 |
スペック面をそろえたということもあり、価格面ではほぼ互角の内容となっている。ただ、やはり、ボディサイズと重量をチェックすると、「dynabook SS RX1」のバランスの良さが際立つ。持ち運びやすさという点では、現在、もっとも機動性にすぐれるモバイルノートPCであると断言できる。また、WXGA(1280×800ドット)表示対応12.1型のワイド液晶を採用しているのも、他製品にはないメリットである。
以上、「dynabook SS RX1」は、東芝が、自社のノウハウをつぎ込み、「軽量」「薄型」「堅牢」という点で、かなり高い完成度を実現したモバイルノートPCだということがおわかりいただけただろう。モバイルノートは、ビジネス、ホビーといった用途別に、求められるスペックが異なってくるが、「dynabook SS RX1」は、こうしたさまざまなニーズにこたえることができる懐の深さを備えている製品だ。特に、外に持ち出す機会が多いビジネス用途では、持ち運びやすい軽量ボディと基本スペックの高さから、絶大な力を発揮するはずだ。
なお、「東芝ダイレクトPC by Shop1048」では、「dynabook SS RX1」Webオリジナルモデルを購入した方を対象に、「本革製モバイルスーツ」を応募者全員にプレゼントするアンケートキャンペーンを随時、実施している。1万円相当の非売品で、かなりしっかりと作られたスーツであるため、Webオリジナルモデル購入の際には、ぜひ、後送のアンケートに答えて手にいれてほしい。
ちなみに、Webオリジナルモデルでは、最新モデル「dynabook SS RX1/W7E」のほかにも、DVDスーパーマルチ搭載の「dynabook SS RX1/W7A」と、光学ドライブ非搭載の「dynabook SS RX1/W5A」といった従来モデルも用意されている。それぞれに、「Microsoft Office Personal with Microsoft Office PowerPoint」がバンドルされる機種も選択可能だ。なお、最新機種「RX1/W7E」には、Windows XP Professionalへのダウングレードキットが同梱されるが、従来機種「RX1/W7A」「RX1/W5A」については、期間内(2008年3月31日23:55まで)に特設サイトで申し込むことでダウングレードキットが無償提供される形となる。
| モデル | CPU | DVDスーパーマルチ | Office Personal with PowerPoint | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| RX1/W7E(PARX1W7ELD10W3) | Core 2 Duo U7700(1.33GHz) | 搭載 | 搭載 | 302,600円 |
| RX1/W7E(PARX1W7ELA10W3) | Core 2 Duo U7700(1.33GHz) | 搭載 | 非搭載 | 277,600円 |
| RX1/W7A(PARX1W7ALD20W3) | Core 2 Duo U7600(1.20GHz) | 搭載 | 搭載 | 294,600円 |
| RX1/W7A(PARX1W7ALA20W3) | Core 2 Duo U7600(1.20GHz) | 搭載 | 非搭載 | 269,600円 |
| RX1/W5A(PARX1W5AND20W3) | Core 2 Duo U7600(1.20GHz) | 非搭載 | 搭載 | 272,700円 |
| RX1/W5A(PARX1W5ANA20W3) | Core 2 Duo U7600(1.20GHz) | 非搭載 | 非搭載 | 247,700円 |
Webオリジナルモデルの機能面で興味深いのは、Bluetooth通信機能を搭載している点だ。ただ、ヘビーなモバイルユーザーの方であれば、Bluetooth対応マウスやヘッドセットなどを使用している方もいるだろうが、正直なところ、Bluetoothは、対応機器が少ないということもあり、一般のパソコンユーザーの間では、あまり浸透していないのも事実である。
しかし、「dynabook SS RX1」WebオリジナルモデルでBluetoothを利用することには大きなメリットがある。特に、「dynabook SS RX1」をモバイルマシンとしてだけでなく、デスク上でメインマシンとしても利用したいのなら、マウスやヘッドセットだけでなく、プリンタ、さらにはPCスピーカーなどにもBluetooth機器を導入してみてほしい。無線LANと組み合わせて利用すれば、デスク上のレイアウトをコードレスにすることができるので、外に持ち出す際にも、「dynabook SS RX1」本体だけを机の上からピックアップするだけでよくなるのだ。ぜひ、「dynabook SS RX1」Webオリジナルモデルを導入するのであれば、Blutooth機能を積極的に活用して、利便性と機動性をさらに高めてほしい。
| (※写真は、RX1/W7Aです) |


















