パネルの着せ替えが楽しめる超小型オーディオプレーヤー
ソニー「ウォークマン E」シリーズの新モデル「NW-E020F」
スティック形状の小型・軽量ボディが特徴となる、ソニーの携帯オーディオプレーヤー「ウォークマン E」シリーズの新モデル「NW-E020F」が今年3月8日に登場しました。今回は、デザイン性と操作性の2点を中心に試用感をレポートします。
デザイン一新でボディの着せ替えが可能に
ソニー「ウォークマン E」シリーズは、小型・軽量なスティック形状のボディを採用し、首からぶら下げたり、ポケットの中に入れたりして手軽に持ち歩けるのが特徴のプレーヤー。USBコネクタをボディに搭載しているのも特徴で、パソコンやHDDコンポにダイレクトに接続して楽曲データの転送や充電が行える取り回しのよさも、このシリーズが人気を集めている理由である。
新モデル「NW-E020F」の大きな特徴は、「小型・軽量なスティック形状」「USBコネクタ搭載」というEシリーズの2大特徴を継承しつつ、ボディのデザインとカラーリングが大きく変更となったことだ。従来モデル「NW-E010」は、口紅をイメージした高級感のあるデザインだったが、新モデルは、ボディ周囲をマットなホワイトもしくはブラックで覆い、光沢をおさえたカラーリングを採用。ポップで明るい印象のデザインに仕上げられている。
83.7(幅)×22.3(高さ)×16.2(奥行)mmで重量約28gという小型・軽量ボディが特徴。4GBモデル「NW-E026F」、2GBモデル「NW-E025F」、1GBモデル「NW-E023F」がラインアップ
さらに、デザイン面で注目してほしいのは、パネルとUSBキャップの着せ替えが可能になったこと。あらかじめ装着されているパネル&USBキャップのほかに、着せ替え用のものが1組付属しており、好みに応じて使い分けることができるようになった。さらに、別売のオプションとして、さまざまな模様やカラーが施されたパネル&USBキャップが10組用意されているのも魅力。Eシリーズは、「持ち歩きやすい」のが最大の特徴のプレーヤーだが、新モデルは、「持ち歩くのが楽しくなる」ような工夫も施されているのだ。
小型ボディを生かしたボタンレイアウトと操作性を採用
小型プレーヤーの場合、携帯性を重視するあまりに小さなボタンを採用するため、どうしても窮屈なボタンレイアウトになってしまう。NW-E020Fも同様に、ボタン自体は小さいが、操作には大きな問題がない。曲の再生/停止、早送り/早戻しなど、決して操作しやすいというわけではないが、ストレスがたまるほどのレベルではない。従来モデルと比べると、再生/停止ボタンをボディ上部から前面に移動するなどして、ボタンレイアウトにゆとりを持たせているのも、操作性を高めている要因だろう。
NW-E020Fの操作性でポイントとなるのが、HOMEボタンだ。従来モデルも同様なのだが、このボタンには、アルバム/アーティストなどの単位で頭出しする「フォルダー操作モード」と、曲単位で頭出しをする「曲操作モード」の切り替えが割り当てられていて、楽曲操作・検索の際にはこまめに押す必要がある。たとえば、曲再生中に、AというアルバムのBという曲に移りたい場合は、HOMEボタンでフォルダー操作モードにして、目的のアルバムAに移動。ここで、再びHOMEボタンを押して、モードを曲操作モードに変え、アルバムA内の曲名Bを選択するという操作手順になる。複雑な操作性だと感じるかもしれないが、モニターにモードアイコンが表示されるので、慣れてしまえば簡単に操作できる。なお、曲の並び順は、アルバム名順のほか、アーティストごとのアルバム名順、アーティスト名順、ジャンル名順、曲の発売年順に変えることが可能で、フォルダー操作モードでの頭出しも設定した並び順で行われる。
ただ、メニュー表示を使ってのアーティスト別/アルバム別の楽曲検索については、さほど使いやすいとはいえない。というのも、検索後に曲を再生してしまうと、その前のメニューである曲一覧、さらにその前のアーティスト名/アルバム名一覧に戻ることができないからだ。再度、メニュー画面でアーティスト別/アルバム別検索を行うには、HOMEボタンを長押しして、ホームメニューに戻ってから検索しなおす必要がある。これがかなり面倒で、曲再生中に目当てのアルバムに移動したい場合は、フォルダー操作モードに変えて、早送り/早戻しボタンを連打してアルバムを順送りするという使い方になってしまう。要は、曲再生中に、ボタンひとつでアルバム内の楽曲一覧メニューやアルバム一覧メニューが表示されないのが不便なのだ。そもそも、このプレーヤーのコンセプト的に、メニュー表示での操作には重きを置いていないのかもしれないが、操作性の面では残念なところ。
独自のクリアオーディオ技術で高音質を実現
オーディオ通の方であればご存知のとおり、最近のウォークマンは、とにかく音質がよい。NW-E020Fも、小型プレーヤーであるものの、同社独自の高音質技術「クリアオーディオ」を採用したモデルで、ソニーらしく音質にはこだわった設計となっている。
音質を決定付けるヘッドホンには、ウォークマンの定番となった、13.5mm口径ドライバーユニット採用の高品位なカナル型ヘッドホンを採用。さらに、L/Rチャンネルの音の混在を抑え、臨場感のあるサウンドを実現する「クリアステレオ」や、音の歪みを抑制しながら力強い低域を実現する「クリアベース」といった高音質技術を採用しているのが特徴だ。
音質においては、ウォークマンらしく申し分のない出来に仕上がっており、まったく不満のないレベルである。細かい音質調整が可能なので、よく聴く楽曲ジャンルや使用するヘッドホンとの相性で、各バンドやクリアベースのレベルを変えてみるのもいいだろう。筆者の場合、普段、ロックやポップスを聴く機会が多く、あまり低音を強調しないヘッドホンを使用しているが、クリアステレオをオン、イコライジングをフラット、クリアベースをプラス1に設定した状態がもっともクリアでメリハリのあるサウンドを得られると感じた。
気軽に持ち歩いてプレイリスト再生やシャッフル再生を“高音質”に楽しむスタイルに最適
楽曲検索の操作性でやや難点を挙げたが、そもそもEシリーズは、「大量の楽曲を保存しておいて検索して聴く」というスタイルではなく、「気に入ったアルバムだけをヘビーに聴く」「プレイリストで好みの曲だけを聴く」といった、もっとライトに音楽を楽しむスタイルに向いているプレーヤーだ。
シャッフル再生機能が充実しているのも大きな特徴で、よく聴く100曲をシャッフル再生する「My Favorite Shuffle」、ランダムに選ばれたアーティストと近いジャンルの楽曲をシャッフル再生する「Artist Link Shuffle」、同じ発売年の楽曲をシャッフル再生する「Time Machine Shuffle」、時間を設定してシャッフル再生する「Sports Shuffle」という多彩な再生モードが用意されている。逆に言えば、プレイリスト再生やシャッフル再生が基本のコンパクトプレーヤーに、楽曲検索機能や音質調整機能などの機能性が付加していると、とらえてもいいだろう。ポイントは音質にすぐれているところで、単に「気軽に音楽を楽しめる」のではなく、「高音質に楽しめる」ところが、この製品を利用する醍醐味となるはずだ。ウォークマンの特徴ともいえる長時間駆動も魅力で、1時間のフル充電で最大約30時間の連続再生が可能。3分間の急速充電で約3時間の再生ができる点もポイントが高い。
さらに、本体価格が安いのも見逃せない。1GBモデルで8,000円台、2GBモデルで10,000円台、4GBモデルで13,000円程度で購入できる(2008年4月24日現在)。予算が許すなら、もっともコストパフォーマンスの高い4GBモデルを選択したいところだ。
| NW-E020Fシリーズの製品スペック | |||
|---|---|---|---|
| 容量(128kbpsでの最大収録曲数) | 4GB(約1000曲)/2GB(約515曲)/1GB(約255曲) | ||
| 音楽再生 | MP3、WMA、ATRAC、リニアPCM、AAC (※著作権保護されたWMA/AACには非対応) |
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| ディスプレイ | 3行カラー液晶 | ||
| 充電時間 | USB充電約1時間 (3分充電で3時間再生に対応) | ||
| 駆動時間 | 音楽再生時約30時間(ATRAC)、28時間(MP3) | ||
| 本体寸法(WxHxD)/重量 | 83.7×22.3×16.2mm/約28g | ||
■NW-E026F(4GBモデル)のラインアップ
| アーバンブラック&シャイニーシルバー | ピュアホワイト&プレシャスゴールド |
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価格.com最安価格 円
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| ブレイジングレッド&インディゴブルー | オーシャンブルー&フォレストグリーン |
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| ラグジュアリーピンク&ジュエルピンク |
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D3と5D後継機(未発表)の狭間でゆれながら、結局、現行の5Dを購入してしまいました。近いうちに、5D“最遅”レビュー記事を掲載する予定でいます。


































