男の身だしなみシリーズ
男前を台無しにする鼻毛を防げ!
独ドボ社「ニュー鼻毛カッター」VS松下電器「鼻毛カッター ER430P」
かっこいい男たる者、伸びた鼻毛で周囲をやきもきさせない!
自分の目の前に鼻毛が伸びている人がいる。注意したくても、相手を傷つけるのではないかと心配で言えない――そんな経験がある人はないだろうか。鼻毛が伸びているのが自分だったら・・・と思うとこの上なく恥ずかしい。というわけで、タバコを一日一箱は吸うヘビースモーカーなツーペー、常日頃から鼻毛の手入れは欠かさない。ごくまれに、チェックを怠ってちょろっとでも鼻毛が姿を現してしまうときは、人知れず「ブチッ」と痛い思いをしながら抜くのだが、これが非常に危険なことだと最近知った。鼻毛を抜くことで炎症が起き、鼻がとんでもなく腫れ上がってしまうらしいのだ。これはよろしくないと思い、今回の「勝手に注目! 男の身だしなみシリーズ」第2弾は、ドイツ・ドボ社「ニュー鼻毛カッター」と松下電器産業「鼻毛カッター ER430P」を取り上げてみた。
今回対決する商品を紹介しよう。まずは、ドボ社「ニュー鼻毛カッター」。ドボ社とは刃物の生産で有名なドイツ・ゾーリンゲン地方にある創業120年の伝統あるメーカーだ。「ニュー鼻毛カッター」のパッケージには中年の渋い白人男性が真剣な表情で鼻毛を切っている写真が。そんな渋い表情で使えば、鼻毛を切ることすらかっこよく見えてしまう。カッターはステンレス製のスティック形状で、左右に回転させながら毛を切り落とすことができるタイプ。手動式で、速さを微調整できるのがポイントだ。
対する、松下電器産業の「鼻毛カッターER430P」は乾電池で駆動するタイプ。60度の内刃を採用することで、毛をカットする際に引っ張られるような刺激もなく使える。一番の特徴は、ボディに内蔵されたファンが毛くずを吸引すること。防水設計で本体を丸ごと水洗いできる。本体のほか、掃除用ブラシが付属する。
ドイツ・ゾーリンゲンが誇るドボ社「ニュー鼻毛カッター」で切ってみた!
まずは、ドボ社「ニュー鼻毛カッター」を使ってみた。パッケージの白人男性を真似て、何かを凝視しながら右側で使用した。透明なプラスチックのケースから取り出して、上の部分を左手で持ち、鼻の穴に差し込む。ある程度まで入れたら、下の部分を右手で持って、左右に素早く回転させながら下ろしていく。使い方はいたって簡単だ。シンプルなつくりなので、何度も鼻の中を上下させないと切れないと思っていたが、その通りになった。鼻の中を激しく回転させても、まったくといっていいほど切っている感覚がなく、「本当に切れているの?」と疑問がわいてくる。ちょっとは、「ジリジリ」とか音が出てもいいものなのに、まったく聞こえやしない。次第に疑問から不安に変わっていく。もっと奥まで突っ込んでようやくカット音を聞くことができた。
使う前にもう一つ予想していたことがある。それは切れた鼻毛で鼻の中がチクチクすることだったが、これも杞憂に終わった。そもそも、鼻毛なんてチクチクするような硬いものではない。こんな予想をしたのは、鼻毛を指で抜くときに感じる痛さによるものだと今になって思う。それだけ鼻の粘膜が弱いし、抜いてはいけないと改めて思った。全体を通して最後まで物足りなさを感じたわけだが、鼻をかむと毛が大量に付着していたので、しっかりカットしてくれたのを目で確認できた。黙ってコツコツと仕事をするドイツの職人気質を体現した鼻毛カッターといえるだろう。

ドボ社「ニュー鼻毛カッター」で切っている様子。鼻の中で1本1本丁寧に鼻毛を刈り取っていく感じ。手動式のため、カットする感触はあるとはいえないが、敏感な粘膜だから慎重に使いたいという人にはちょうどいいかもしれない吸引機能付きの松下電器産業「鼻毛カッター ER430P」を使ってみた!
続いて、左側を松下電器産業「鼻毛カッター ER430P」でカット。「鼻毛カッター ER430P」は「ニュー鼻毛カッター」と異なり、ボディも大きいため握っていて存在感がある。スイッチをオンにすると、「キュイーン」と音を立てながら内刃がものすごい速さで回転しており、撮影担当者も「おぉっ」と声を上げている。期待が高まる中、鼻の穴に差し込むと、鼻の内側がかなりむずがゆくなってきた。あまりにもくすぐったいのでカットを何度も中断、しまいには左目から涙が出てきた。こんな経験は生まれて初めてだ。刃先は粘膜に触れてはいないが、振動やファンの風圧などが原因だと思われる。そんなこんなで、むずがゆさと苦闘した末にようやく慣れ、一気に奥へ突っ込む。すると、ニュー鼻毛カッターとは異なり、ジョリジョリっとカットする音が響く。伸びた鼻毛を切っているんだと実感できる。
使っていくと切れていることが感じられる半面、「チクッ」とした痛さも感じる。痛さは「あ」と気づく程度で、かなり鈍感な人だったら気づかないかも。これは突っ込みすぎという警告でもある。あまり奥まで入れない方がいいだろう。やっぱり、鼻の穴は繊細なのだ。
本製品のもう一つの特徴である吸引機能は、期待したほどではなかった。使用後、ティッシュを鼻に入れると、それなりにカットした毛が付着している。吸引機能がないニュー鼻毛カッターよりは少なかったものの、もっと少なくていいんじゃないのと思ってしまった。メリットとしては、吸引機能があることで、刃の先端周辺に毛くずがたまらないということか。

「鼻毛カッター ER430P」を使っている様子。「ニュー鼻毛カッター」が手のひらに余裕で隠れてしまうのに比べたら、存在感がある。写真ではわからないが、外刃の振動がかなり粘膜を刺激する意外と簡単! ニュー鼻毛カッターを分解してみた!
使った後には手入れをしよう。「ニュー鼻毛カッター」は、普段はティッシュで刃先の毛を取り除いて、付着した水分をぬぐうくらいでいい。そして、年に1〜2回はネジを外して分解してアルコールで拭く。回転部にミシン油を一滴たらしてから再度差し込んでネジを締める。ミシン油は通販などで手軽に手に入るし、年に1〜2回やればいいのだから、手入れはさほど面倒ではないだろう。
ここで気をつけたいのは絶対に水洗いしてはいけないこと。手動式なら平気なように思えるが、油を差して使うものだから錆びやすくなってしまうと思う。また、ネジはかなり小さいので、なくさないようにペーパータオルなど目立つところにおいて手入れをしておきたい。エアコンや扇風機の前に置くのは、吹き飛ばされる恐れがあるので避けた方がいい。工具箱に小さいネジの予備を持っている人は限られているはずだ。なくすと使えなくなるから、気をつけたい。
鼻毛カッターが泡立つ! ER430Pを水洗いしてみた!
次に「鼻毛カッター ER430P」だ。「鼻毛カッター ER430P」の場合、普段の手入れは刃と毛くずボックスをブラシで掃除し、少なくとも月に1回は水洗いすることを推奨している。水洗いはただ水で流すだけでなく、別売のクリーニング液か市販のハンドソープをつけて洗う。殺菌効果のある薬用ハンドソープを使うとより衛生的に使える。電器店などで純正クリーニング液を買うまでもなく、コンビニでも売っているハンドソープで十分だろう。
外刃にハンドソープをつけてスイッチをオンにして水をかけると、ブルブルと泡立つ。電気を使うものでも、こんなことしてもいいのかと思うと、何だかワクワクしてくる。数秒泡立てた後にスイッチを切り、毛くずボックスを取り外す。外刃、内刃、毛くずボックス、本体をそれぞれ水で洗い流す。ハンドソープの液が残っていると錆びやすくなるので、念入りに流しておこう。十分流した後は、タオルなどで水滴を拭き取った後に乾燥させて完了だ。
両方使ってみるとどちらにも一長一短がある。ニュー鼻毛カッターは指で動かす点で「鼻毛カッター ER430P」に比べてアナログな感じがするが、しっかり切ってくれる。電動式の「鼻毛カッター ER430P」はスイッチを入れれば勝手に鼻毛が切れるが、むずがゆさなど想定外なことが起こった。冒頭、「対決」と銘打ってみたが、正直なところ甲乙つけがたい結果となった。どちらを選んでも、鼻毛は確実に切ってくれるし、男前をキープするのに役立つはずだ。なお、鼻毛カッターは女性の購入も多いと言われている。女性にとってもどちらも十分に使える商品だろう。
| ドボ社「ニュー鼻毛カッター」 製品スペック | |||
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 手動 | サイズ(HxD) | 11x66mm |
| 手入れ | 年に1〜2回分解 | 重量 | 40g |
| 水洗い | × | 付属品 | ケース |
| 松下電器産業「鼻毛カッター ER430P」 製品スペック | |||
|---|---|---|---|
| 電源 | 単三アルカリ乾電池1個 | サイズ(WxHxD) | 30x140x48mm |
| 内刃 | 60度 鋭角 | 重量 | 125g |
| 水洗い | ○ | 付属品 | 掃除用ブラシ |
| 使用可能時間 | 週1回90秒で約半年間 | 発売日 | 2005年8月15日 |
すぐにテンパる小心者の30歳。麦焼酎のウーロン茶割りを毎晩飲んでいる酒好き。









