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キッチン用品

シェフKAMADAの男子厨房に入りびたり!
シンプルなのにおいしい水が!ヨーロッパスタイルのポット型浄水器
リクエリクール / BRITA

2007年8月7日掲載

ペットボトル入りの水をやめようと思った理由

リクエリクールセット内容 BRITA「リクエリクール」のセット内容。ポット型浄水器本体と、浄水カートリッジ「マクストラ」が1つ付いていて、これで3,000円程度で購入できる

夏は、水を多く消費する季節である。一般の飲料水に麦茶にカルピス、氷の使用も多いし、とかく水にはお世話になりっぱなしの季節である。しかし今、日本の、特に都会で、水道水をそのまま飲んでいるという家庭がどれだけあるだろうか? かなり多くの家庭で、水道水の水はそのまま飲んだりせず、一般に売られているペットボトル入りのミネラルウォーターなどを代用しているのではないだろうか。日本は水の豊富なおいしい国だといわれてきたが、その伝説ももう限界に来ている気がしてならない。

かくいう私も、少し前までは水道水の水は飲まず、ペットボトルのミネラルウォーターを飲料水として使っていた。さすがに、氷やお茶、コーヒー、料理などに使う水は水道水を使っていたが、飲料水として飲む分はすべてミネラルウォーターという状態だった。その理由は、やはり水道水特有の「臭み」である。私の住んでいる埼玉県南部はそれほど水道水の質が悪いとは思わないが、それでもやはり臭いはある。それがどうにも気になってしまい、もう10年くらいミネラルウォーターのお世話になってきた。

そんなミネラルウォーターに頼る生活をしていた私だが、ある日ふと、これでいいんだろうかと思い始めた。毎週週末にガソリンを消費して自動車で買いに行き、飲み終わった後はゴミになるペットボトル。水にかける費用もバカにならないが、それよりも何よりも買いに行くのは実際面倒だし、最近叫ばれているエコの問題にしてもやはり疑問が残る。あるテレビ番組で言っていたが、ペットボトルの水を運搬するだけでも相当な燃料が使われており、そのリサイクルにも相当な費用がかかっている。しかも、リサイクルされるとは言っても、そのリサイクル率というのは実はそれほど高くない。要は化石燃料の無駄遣いである。

私は自分で言うのはなんだが、結構エコな人間だ。夏の暑い間でも極力エアコンは使わない。お買い物袋はだいぶ前から使っている。無駄に大きな家電や車を買わない。近所に出かけるなら自転車を使う。その私が、いつまでもペットボトル入りの水を飲んでいていいわけがない! というわけで、環境問題が大きく叫ばれる中、エコロジストを自認する私も、ペットボトル生活からの脱却を試みることになったのだ。

BRITAポット型浄水器の仕組みとは?

そんな私の目に止まったアイテムが、今回紹介するBRITAの浄水器だ。テレビCMなどでも流れているので、「BRITA」の名前を聞いたことがある人は多いと思う。なにやら怪しいポットに水を注ぐと浄水されるというアレである。あんなものくらいで水がおいしくなるんだろうか?と疑問に思われた方も少なくないだろう。かくいう私も、その効用に関しては半信半疑であった。

マクストラカートリッジカートリッジセット図 写真左が最新の「マクストラ」カートリッジ。これ1つで2か月間の利用が可能となっている。カートリッジは3個入りパックが4,200円程度。これをポットの水受け部の底にはめ込んで使用する(写真右)

BRITAのポット型浄水器の仕組みはごく単純である。透明なプラスチック製のポットの上部に、フィルターのついた水受けがついているというだけのシンプルなものだ。水受け部に注がれた水は、その下部にセットされた浄水カートリッジを通って、下に落ちていくわけだが、このカートリッジに秘密がある。今回私が購入した「リクエリクール」に採用されているカートリッジは、最新の「マクストラ」というカートリッジなのだが、このカートリッジは以下の4種類のろ過を通じて、水を浄化する。

1:前ろ過:目の細かいメッシュフィルターを通じて、ゴミなどを取り除く
2:イオン交換ろ過:余分なミネラル分や一部の重金属(鉛や銅)を取り除く
3:活性炭ろ過:塩素や有機不純物など、臭いや味に影響する物質や、トリハロメタンなどを取り除く
4:最終ろ過:目の細かい特殊メッシュフィルターで、微細粒子の流出を防ぐ

ざっとこんな感じである。このあたりの構造はBRITAのサイトに詳しいので、そちらを参照いただきたいが、実に単純な構造であることは理解できるだろう。簡単にいえば、「炭を水に入れておくと、水がおいしくなる」というのとほぼ同じで、原理的には誰でも(中学生くらいの化学の知識さえあれば)理解できる話だろう。そもそも浄水器というのは、BRITAの製品に限らず、基本的にはこのような単純な構造のものなのである。

BRITAはドイツに本社を置く浄水器メーカーで、その浄水器は世界中で愛用されている。創業はかなり古く、1966年の創業。その4年後の1970年にはすでにポット型浄水器を発売していた。日本と違い、水道水にミネラル分が多く含まれるヨーロッパでは、水道水をきちんと飲めるようなレベルにまでろ過してくれるBRITAの浄水器が早くから幅広く受けいられたのだろう。日本と違って蛇口取り付けタイプが主流でないのは、ヨーロッパにおいては、蛇口の種類がかなりバラバラであることが大きな理由だ。それと、ミネラル分の多い水にそもそも慣れているヨーロッパ人は、日本人ほどミネラル分を含んだ水について拒否感がない。飲料水だけ臭みを除いてくれればいい。そんな非常にエコ的な(ある意味ではケチな)考え方も、本製品が長く支持されてきた理由の根底にあるのだろう。

そんな、世界で愛されているBRITAのポット型浄水器であるが、お得意のポット型浄水器のラインアップはその用途や容量によって多種多彩である。その中で、日本国内向けに設計されたモデルが、今回紹介する「リクエリクール」である。BRITAの製品はそのほとんどが曲線を用いたラウンドデザインとなっているが、リクエリクールは、日本の冷蔵庫のドアポケットにもスッキリ収納できるよう、スリムなスクエアボディを採用している。実際のところ、水を冷やして飲むことの多い日本では、BRITAのほかのポット型浄水器は、冷蔵庫にそのまま入れて冷やすにはいささか大きすぎるのだ。その点、このリクエリクールは、非常にスリムで場所も取らない。これなら、ウチの大きくない冷蔵庫でもイケる!ということで、購入に至ったわけだ。ちなみに購入価格は3,000円程度。まあ手を出しやすい価格といえるだろう。

リクエリクール・ポット一式リクエリクール・ポットポット型浄水器は、ポット本体(容量2.2L)と、水受け部(容量1.1L)、それにフタから成り立っている。フタにはカートリッジの有効期限を示す液晶パネルが付いており、ボタンを押してから2か月後にかけて徐々にメモリが減ってくる仕様だ

BRITAの浄水効果を実験! その結果やいかに...?

リクエリクールの使い方はいたって簡単。同梱されている「マクストラ」カートリッジを水受け部の底面に設けられたくぼみにセットし、後は水を注ぐだけだ。後は重力に従って、水がフィルターを通ってろ過され、ポットに落ちるという仕組みである。なお、リクエリクールの全容量は2.2Lだが、そのうち約半分は水受け部が占めているため、実際に使える容量は1.1Lとなる。さほど多いわけではないが、基本的な設計思想としては、飲む分だけろ過するということなので、まあ問題ないだろう。

さて、実際にろ過された水にどれくらいの違いがあるのかをテストしよう。 まずは通常の水道水(東京都文京区のオフィスでの水)と飲み比べてみた。すると、これが明らかに違うのがわかるのである。何というか、通常の水道水に比べて雑味がない。水道水には幾分かのミネラル分(ナトリウム、カルシウムなど)と、金属(鉛、銅など)が含まれているものだが、そういった雑味の成分がほとんど感じられない。もちろん、いわゆる「カルキ臭」の元になっている塩素の臭いもない。きれいサッパリと雑味がなくなり、水本来の持っている甘みまで感じることができたのだ。実際に数名の社員に飲ませてみたが、その違いは瞭然だった。これなら、毎日でも、この水を飲んでみたい。そう思わせる内容だった。

ろ過中写真浄水器の上から水を注ぐと、重力に従って、浄水カートリッジをくぐった水が下に落ちてくる。小学生でも理解できる単純な仕組みである。しかし、この短い間に、臭いの元になる成分や有害物質は確実に取り除かれているのだ

次に、このろ過した水で麦茶を作り、普通の水道水で作った麦茶と比べてみた。まず、麦茶の色を見比べてみたが、これはほとんど差がわからないレベルだった。ただ、よく見ると、水道水で作った麦茶は若干濁っているのに対し、BRITAで浄水した水で作った麦茶はクリアな感じだった。BRITAのパッケージには、お茶の色がかなり違ってくるような説明写真が掲載されているが、これは若干オーバーかもしれない。ただ、ヨーロッパの水は日本の水よりもミネラル分が高いので、あり得ない話ではないのだが。

さらに、この2種類の麦茶を数名の社員に飲ませ、どちらがBRITAで作った麦茶かを当ててもらうテストを行った。見た目はどちらかわからないので好都合であったが、10名中8名は、「BRITAのほうが明らかにおいしい」と回答した。人間の味覚・嗅覚には個人差があるので、全員というわけにはいかなかったが、「臭いからして違う」「麦茶の味が濃い感じがする」「田舎で飲んでいた麦茶の味がする」など、かなり好評な意見を得た。実際のところ、BRITAで作った麦茶は、水自体に雑味がないため、水道水に含まれる若干の酸味のようなものがなく、麦茶が持っている(麦が持っている)本来のうまさがストレートに伝わってくる。これだけの効果が実感できるなら、購入したのも正解だったといえる。

麦茶比較1麦茶比較2 写真向かって左が普通の水道水で作った麦茶。右側が、BRITA「リクエリクール」の浄水で作った麦茶。写真ではほとんど違いがわからないが、よくよく見ると、左側の麦茶がやや濁っている。見た目にはわかりづらいが、臭いや味はほとんどすぐ区別できるほどに違っていた

なお、本製品で使用する「マクストラ」カートリッジだが、効果が持続する期限は約2か月となっている。市場価格で3個入りパックが約4,200円程度なので、コストパフォーマンスとしては1か月あたり700円程度(1日あたり23円)となっている。水道代はまあタダみたいなものなので、2Lのペットボトルのミネラルウォーターが1本100円とすると、ペットボトル7本分(14L分)のコストで、おいしい水が好きなだけ飲めることになる。水を多く摂取する人にとっては、うれしいことだ。

ちなみに、某社の蛇口取り付け型浄水器のフィルターは、2か月ごとに交換で1つの値段が市場価格で2,500円程度。コストパフォーマンスは1か月あたり1,250円となる。性能も違うので一概には言えないが、BRITAの「マクストラ」カートリッジのコストパフォーマンスはなかなかのものだということができるだろう。

というわけで、我が家にやってきたBRITA「リクエリクール」は、すでに夏の必需品としてバリバリ使われている。水を注いで、そのまま冷蔵庫へポンと入れておけば、いつでもおいしい水が飲める。しかも飲みたい放題だ。麦茶やコーヒーを作るのも、このポットから水を注げばいいし、氷だってこれですぐに作れる。だったら、蛇口型浄水器でもいいじゃないかと思うかもしれないが、昼間家にいない私にとってはこれくらいがベストソリューションなのだ。コストパフォーマンスもいいし、何よりペットボトルを買わなくなって、エコロジーにも少し貢献している感じがいい。浄水器の導入を考えているのであれば、まずは手軽なこのBRITAで始めてみるのもいいと思うが、いかがだろうか。

*価格.com最安価格は、2007年8月7日時点のものとなります
価格.comマガジン編集部/シェフKAMADA
価格.comマガジン編集部/シェフKAMADA
パソコンやら家電製品やらに関してめっぽう詳しい一方、自他共に認めるグルメ野郎でもある。
食べるのも飲むのも好きだが、料理も好きで、毎日自炊を欠かさない。得意料理はイタリアン。