音波式電動歯ブラシで歯周病・虫歯を撃退!
松下電器産業「ドルツ・音波振動ハブラシ スリム EW1163」
「歯周病はお年寄りがなるもの」と思っていたが、若い人にも増えていると言われる。親知らずを治療するために通っていた歯医者で診てもらったところ、「歯茎の色が悪いし、歯石も多い。こりゃ歯周病だね」と診断されてしまった。歯周病は知覚過敏の原因にもなるらしい。どおりでアイスクリームなど冷たいものを食べるとシミていたわけだ。何より、30代でも歯周病にかかることがショックだった。
かといって、落ち込んでいる場合ではない! 虫歯が発見されたこともあって、歯のみがき方を一から指導されたので、最近では丁寧な歯みがきを心がけている。しかし、これがじれったいのだ。通常のブラッシングに加え、みがきにくい部分もみがけるブラシや歯と歯の間を糸ブラシでやるため合わせて約10分くらいになるのだ。毎日忙しいのに、これだけ丁寧に歯をみがくのは根気がいる作業である。歯周病を治すため、また再発を予防するためにも必要なことだとわかってはいるが、なかなか習慣にするのは難しい。せめて、少しでも気楽にみがけるようにするため、電動歯ブラシを使うことに決めたのである。
電動歯ブラシは、単なる電動で動くというものから、超音波を発することで歯垢を落とすものまで幅広くある。今回購入するにあたって、1)価格は5,000円以内、2)歯周病予防に効果がある超音波・音波方式であること、3)歯並びが悪いので、通常のブラシでは届かないところもみがけるポイントブラシを備えていること、の3点の条件を挙げた。コンビニなどでも数百円で買える電動歯ブラシが売られているが、性能などで心もとない。かといって1万円を超える高価なものには抵抗があるため予算は5,000円以内とした。また、超音波・音波については、歯科医師会のサイトを見ると、歯周病に効果的と記載されているので外せない。さらに、歯並びが悪く、みがき残しで虫歯も起こしやすくなるのでポイントブラシも必要なのだ。これらの条件を満たす、電動歯ブラシはあるのだろうか?
それがあったんです! で、今回、購入したのは松下電器産業の「ドルツ・音波振動歯ブラシ スリム EW1163」。価格.comの最安価格で4,725円(2007年9月5日時点)と、5,000円を切る低価格ながら、音波方式を採用している。そのうえ、「ポイントみがきブラシ」までが付属している。EW1163以外にこれらの条件を満たすものはないので、早速、価格.com最安価格のショップで買い求めたのである。
EW1163は今年3月に発売されたモデルで、グリップ径が約17.5mmと細く、全体の重量が50gと軽いので持ちやすいのが特徴。ブラシは毎分約26,000ストロークという高速振動で歯をみがき上げる。手元の振動を抑える「新・音波振動方式」を採用しており、歯に軽く当てるだけで歯垢をかきだすことが可能だ。また、スイッチを入れてから約30秒ごとに1回、約2分ごとに2回、動作が一時的に停止して再び動きだす「みがき時間お知らせタイマー」機能を搭載している。さらにブラシはもちろん、本体も水洗いできるので、使用中に歯みがき粉まみれになってもきれいに使えるのだ。
スリムなボディで握りやすい! ペングリップで快適なブラッシング!
最安価格のショップで購入ボタンを押してから2日後、EW1163が家に届いた。12時間充電した後、早速使ってみた。通常のブラッシングで使うベーシックブラシを本体の取付軸に装着し、スイッチON! すると、「ブーン」という音ともに、ボディが小刻みに、しかも速く震え始めた。「毎分約26,000ストロークとはこれほどの速さなのか、これはしっかりみがけそうだ」と期待が高まる。歯ブラシの毛先を見ると、ものすごい速さで左右に振れているのがわかる。
ペンを握るようにボディを持って、「ノーマルモード」で歯に当ててみた。取り扱い説明書には「音波振動方式だから軽く当てるだけでみがけます」とあるので、歯に軽くつける感じで近づけたのだが、思った以上に“みがいている!”という手ごたえがある。たちまち、口の中が歯みがき粉の泡であふれてきた。手の動きではとうてい実現できない速さでみがいているのだから、泡まみれになるのも当然だろう。前歯から初め、左、右と順に奥歯へ進め、歯の裏側など一通り済ませた。所要時間は2分。歯医者で勧められた時間の半分以下だが、電動・音波の底力のおかげで、手でみがくよりも爽快に感じた。
次に「ソフトモード」でみがいた。「ソフトモード」とは、歯茎の状態が弱っているときや「ノーマル」では強いと感じるときに設定するモード。「ソフト」というだけあって「ノーマル」よりも振動が弱いが、個人的には大きな差は感じなかった。あくまで私自身の感じ方なので、歯周病が多少悪化している人などは「ソフトモード」でみがいた方がいいのかもしれない。
2種類のモードでみがいたが、ここで気をつけなければいけないのが、どれほど慎重にやっても、出血する可能性があることだ。たとえ、健康な歯茎でも、「これまでになかった刺激を受けることにより、出血が1〜2週間はある」と説明書に注意書きされているのだ。2週間経過しても出血が続くようであれば、使用を中止しよう。なお、今回私が使った限りでは、出血はまったくなかったことを付け加えておく。
ポイントブラシがすみずみまでかき出す!歯垢を徹底除去!
続いて、ブラシを替えて、ポイントみがきをやってみた。通常のブラシでも十分みがけた気になってしまうが、それは歯並びがいい人に限った話。歯並びが悪い人はここでも念入りにやっておきたい。直径約4mmのブラシを歯と歯の間にあてていると、ぐんぐんかき出していった。このブラシを使う場合、通常のブラシよりももっと弱く、毛先が軽く触れる程度に当てる。かなり慎重に当ててたせいか、痛いというよりはくすぐったい感じだ。隙間を一つ一つ丁寧にみがき上げたので、電動はブラシを使った割には時間がかかる。しかし、手でみがくのに比べたら長くないし、慣れればもっと早くできると思う。
ベーシック歯ブラシでみがくと、歯に弱く当てているのに泡が出てくる。ポイントみがきブラシは、歯並びが悪く、みがきにくいところにもピッタリ届く
使用後、歯ブラシ2種類を外して水洗い。EW1163はボディを丸洗いできるのが特徴だが、40度以上のお湯では洗わないように気をつけるべし。また、洗い終わった後はタオルで水分をきちんと拭き取っておこう。十分拭いておかないと、充電台に差し込んだ際に故障する恐れがある。
最後に、クチコミ掲示板で話題になっていた「ブラシ交換がやりにくいこと」について触れておこう。掲示板では、ブラシを外そうにも硬くて回しにくいという声が上がっていた。今回、2種類のブラシを付け替えて使ったのだが、硬くて回せないということは一切なかった。個体差もあるのだろうが、発売から半年近く経っているため、改善されているのかもしれない。
歯周病をきっかけに、電動歯ブラシを使うようになったが、もっと早くから使っておけばよかったと思っている。手でみがくよりも効率的にみがくことができ、すっきりするからだ。高速振動を聞いていると、「汚れをかき出しているんだ」と楽しくなる。電動歯ブラシの替えブラシは、300〜400円と市販のものより高い。しかも、メーカーは3か月に一度は交換するように推奨しているため、コストはかかるかもしれない。しかし、1本で3,000円もする他メーカーの上級モデルの替えブラシに比べれば安いし、歯周病や虫歯になって歯医者に通う手間や治療費を考慮すれば、決して高くはないはずだ。そういう意味で、EW1163はコストパフォーマンスが高いと言えるのではないだろうか。
| 松下電器産業「ドルツ・音波振動ハブラシ スリム EW1163」の製品スペック | |||
|---|---|---|---|
| 電源電圧 | AC100-120V | みがき時間お知らせタイマー | ○ |
| 振動 | 新・音波振動方式 | 水洗い | ○ |
| 振動数 | 前後約0.5mmの範囲で約26,000回/分の振動運動 | 使用可能時間 | 約12時間フル充電で約30分間使用可能 |
| ブラッシングモード | ノーマル/ソフト | 本体寸法(WxHxD)/重量 | 44×235×80mm/50g |
| ポイントみがきブラシ | ○ | 付属品 | ベーシックブラシ2本、ポイントみがきブラシ1本、ブラシスタンド(充電器と一体型) |
猛暑日続きが一転して涼しくなりました。残暑が続くと思って、紛失したエアコンのリモコンを急いで作ったのに…。とはいえ、あんな熱帯夜だったのにエアコンなしでよく過ごせたなと、我ながら感心しています。








