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ライフプランニングを考えよう! Column
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キャッシュフロー表を作ってみよう!

ライフイベント表ができたら次にキャッシュフロー(CF)表を作ってみましょう。CF表はライフイベント表に家計の収支計算を合わせたようなもので、ライフプランに基づいたお金の流れを把握するための便利なツールです。エクセル等の表計算シートで作成すると、計算や項目の追加削除などの操作を簡単にすることができます。
データの収集−家計の現状を把握する
  先ずはCF表作成に必要なデータを集めます。必要なのは家計の収支と貯蓄額です。家計簿をつけていないと面倒かもしれませんが、計算の元になる数字なのでできるだけ正確に把握しましょう。家計の収支内容を洗い出したらそれらを項目ごとに整理します。CF表に決った形はありませんが主な項目として上げられるのは、収入(手取額)として夫や妻の「給与収入」「年金収入」「事業収入」、保険の返戻金や満期金などの「一時収入」など。支出としては「基本生活費」(食費・光熱費・通信費・小遣いなど基本的な家計全般)、「住居費」(家賃・住宅ローン・固定資産税など)「教育費」、「保険料」、「一時的な支出」(家族旅行や車の買い替え費用など)など。どれにも属さない支出をまとめる項目として「その他」も作っておくと便利でしょう。
表を作成する
  縦に項目、横に年号を並べて各項目欄に収集したデータを記入し、そこから将来の収支と貯蓄残高の見積りを立てます。この時少しでも手堅い結果が得られるように経済の変化を見越して、項目ごとに物価の変動率を反映させた数値を入れていきます。「給与・事業収入」はいつまで働きどの程度の伸びが見込めるのか、「基本生活費」は物価と連動してどう変化するのか、「教育費」は子どもの教育コースをどう選択していくか、など先々の見通しを立てながら、必要な資金に変動率を掛けて未来の数値を算出します。CF表を作成するにあたり、使用する主な計算式は次の通りです。

・将来の金額=現在の金額×( 1 + 変動率)経過年数
・年間収支=収入−支出
・貯蓄残高=前年の貯蓄残高×(1+運用率)経過年数 ± 当年の年間収支
結果から問題点を見つける
  予定した時期に、夢の実現やライフイベントを実行するための十分な資金は準備されているでしょうか?注意すべきは、予測する先が長くなるほど基本となる項目の数値や変動率の設定によって、未来の貯蓄残高は大きく異なり、プラスがマイナスにも変わってしまいます。金利の変動など経済状況の予測は専門家でも難しいもの。物価変動率や項目ごとの見通しの違いで想定されるいくつかのパターンでCF表を作成し、結果を総合的にみた上で問題点を探り、対策を考えましょう。また家族や社会の変化に応じて、定期的な見直しを行っていくことも大切です。

<キャッシュフロー表の例>
項目・
物価
上昇率
経過年数 現在 1年後 2年後 3年後 4年後 5年後 6年後 7年後 8年後 9年後 10年後 11年後 12年後
平成(年) 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
西暦(年) 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
イベ
ント
裕介 年齢(歳) 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47
                           
浩子 年齢(歳) 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45
                パート開始          
翔太 年齢(歳) 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
  小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 大1 大2
美香 年齢(歳) 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
  幼稚園 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3
家族のイベント       住宅取得     車買換え           車買換え
収入
(万円)
夫の給与収入 1.0% 530 535 541 546 552 557 563 568 574 580 585 591 597
妻の給与収入 0.0%               100 100 100 100 100 100
その他の収入                          
Total 530 535 541 546 552 557 563 668 674 680 685 691 697
支出
(万円)
基本生活費 1.0% 216 218 220 223 225 227 229 232 234 236 239 241 243
住宅費
(賃料)
0.0% 180 180 180 175 175 175 175 175 175 175 175 175 175
保険料 0.0% 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36
教育費 1.0% 81 58 58 58 58 73 73 88 97 97 106 201 151
その他の支出 0.5% 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 11 11 11
一時的な支出       800     120           120
Total 523 502 504 1,302 504 521 644 541 552 555 566 664 736
年間収支 7 33 36 -756 48 36 -81 127 122 125 119 28 -39
貯蓄残高 0.1% 907 941 978 223 271 307 227 354 476 602 721 750 712

<執筆者紹介>
住 敦子(すみ あつこ)
ファイナンシャル・プランナー
ベンチャー企業にて新事業立上げの広報・マーケティング業務を経て現職。FP資格取得後、生活経済ジャーナリスト・和泉昭子主宰、オフィス・イズミにて、様々な生活シーンにおけるデータ分析やライフプランシミュレーションを担当。日常生活や相談業務を通して、人とお金の幸せなかかわり方を提案中。
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