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ライフプランニングを考えよう! Column
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老後/年金
定年後の生活資金計画について
  60歳まで生きた人の残りの人生(平均余命)は、男性で21.98年、女性で27.49年(厚生労働省 平成15年「簡易生命表」)、これは男性なら82歳、女性は87歳くらいまで生きるということ。定年を迎えたとはいえ、今の60歳はまだまだ元気。再就職はもちろんのこと、それまでの経験や趣味を生かして様々な社会活動に参加したり、留学することだって可能です。定年は仕事・子育てと大きな責任を果たした自分へのごほうびに、本来の自分の人生を楽しむことを真剣に考えるよいタイミングです。そしてそれを実現するために、どのくらいの資金が必要なのかを計算してみましょう。
自分の年金額を正確に知る
  まずは、自分が何歳からいくらの年金がもらえるかを把握しましょう。ただし、現在の状況で試算をしても、定年までの働き方は人それぞれなので、これから先の働き方が流動的な人ほどおおよその数字になります。

年金額を知るには、社会保険事務所や年金相談センターに出向くか、手軽なのは社会保険庁のホームページで年金見込額を簡易試算したり、年金加入記録照会の請求をする方法です。55歳以上であれば、年金見込額試算や年金見込額試算のもとになった年金加入記録を請求して、郵送で受け取ることができます。
http://www.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/index.htm)
老後資金を計算する
  次に、老後に必要な額を計算してみましょう。生命保険文化センターが実施した2004年度「生活保障に関する調査」によると、ゆとりのある1ヶ月の生活費は37万9000円、最低限の生活資金は24万2000円となっています。ただし、これはあくまでも目安の数字。実際は家庭の事情によりさまざまなので、これまでの生活ぶりから1ヶ月間に必要と思われる基本生活費を把握し、老後資金を算出するのが現実的です。

1ヶ月に必要な生活費がわかったら、それを12倍して1年の生活資金を出します。さらに生活費とは別枠でレジャーなどにかけるゆとり資金を加算しましょう。それに残存年数(寿命はわかりませんが、たとえば85歳までの年数など)をかけることで、定年後必要な資金が算出できます。平均余命からみても、一般的には女性の方が長生きするので、夫婦の年齢差を考慮することも大切です。

配偶者が亡くなった後の期間や、もともと単身の場合の生活費を見積もる場合は、夫婦の場合の70%程度で見積もるとよいでしょう。
老後資金から年金額などを差し引いた額が定年時に必要な金額
  老後に必要な額が算出できたら、今度は老後に得られる収入を算出します。公的年金や企業年金など各種年金や退職一時金、保険の満期金などの予想額を合計し、必要な老後資金から差し引けば、退職時点で用意すべき自己資金が把握できます。この金額を、定年までの年数で割れば、毎年どのくらいのペースで貯蓄すればいいのか、見えてきますね。

現在の貯蓄ペースでは間に合いそうにないときには、家計を見直して節約をする、専業主婦の妻がパートに出て貯蓄を増やす、定年後も何らかの職について収入を得る、あるいは株式や投資信託、個人年金保険などを活用した資産運用で、手持ちの資金を増やすなど、早い時期から具体的な対策を打つことが必要です。

<執筆者紹介>
住 敦子(すみ あつこ) 住 敦子(すみ あつこ)
ファイナンシャル・プランナー
ベンチャー企業にて新事業立上げの広報・マーケティング業務を経て現職。FP資格取得後、生活経済ジャーナリスト・和泉昭子主宰、オフィス・イズミにて、様々な生活シーンにおけるデータ分析やライフプランシミュレーションを担当。日常生活や相談業務を通して、人とお金の幸せなかかわり方を提案中。
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