NISA(ニーサ)で活用したいETF

ホーム > 投資・資産運用 > NISA(ニーサ) > NISA活用ガイド > NISA(ニーサ)で活用したいETF

運用方法NISA(ニーサ)で活用したいETF

NISA(少額投資非課税制度)をきっかけに株式投資を始めようと思っている人も多いのではないでしょうか。株式投資には、株価が上昇して得られる利益(キャピタルゲイン)のほかに、保有しているときに得られる利益(インカムゲイン)もあり、NISAではどちらも非課税です。今回は、NISAでの株式投資の仕方をご紹介します。

投資対象はさまざま

NETFは「上場投資信託(Exchange Traded Fund)」の略。名前の通り、証券取引所に上場している投資信託です。投資家から資金を集めて作ったファンドを株や債券などで運用する点は投資信託で、上場している点は株と同じなので、株と投資信託の両方の性格を持っているといえます。

株と同じように、証券会社を通して売買しているため、NISAでETFを利用したい場合は、ETFを扱っている証券会社にNISA口座を開設する必要があります。

株・ETF・投資信託の比較

  ETF 投資信託
売買価格 証券取引所の取引時間中はリアルタイムで変動
指し値・成り行き注文が可媒
1日1回算出される基準価額価額の指定はできない
購入単位 100株あるいは1,000株単位 1口、10口、100口単位のいずれか 口数指定あるいは金額指定
売買手数料 買うときと売るときにかかる
金額・料率は証券会社によって異なる
NISAでは無料になる場合も
買うときにかかる。かからないものもある
ファンドによって異なる
同じファンドでも販売会社によって異なる場合も
信託報酬
(管理費用)
なし 0.08〜1%程度 0.5〜2.0%程度

※売買手数料と信託報酬には消費税がかかる

日本の証券取引所には現在、約160のETFが上場しています。ETFの投資対象は日本と海外の株、債券のほか、不動産、金や原油などの商品(コモディティ)などさまざまですが、いずれも株価指数など、投資対象の指数と値動きが同じになるように運用されます。

例えば日本の株価指数であるTOPIX(トピックス、東証株価指数)に連動するETFの場合、TOPIXが1%値上がりすればETFも1%値上がりし、TOPIXが1%値下がりすればETFも1%値下がりするといった具合です。

株・ETF・投資信託の比較

日本株 市場別、規模別、業種別、テーマ別のさまざまな指標に連動するタイプがある
外国株 韓国、中国、ブラジル、インド、タイ、マレーシア、南アフリカ、ロシア、米国、先進国、新興国
外国債券 世界の主要国、アジア、新興国
REIT(不動産投資信託) 日本、オーストラリア、米国
商品 金、プラチナ、白金、パラジウム、原油

どんなETFがあるかは、価格.com 投資信託などで検索することができます。

インデックスファンドより低コスト

銀行や証券会社で販売されている一般の上場していない投資信託にも、指数と連動するインデックスファンドと呼ばれるものがあります。ETFもインデックスファンドも、運用のコストが信託報酬としてファンドの資産から差し引かれますが、ETFの信託報酬には販売会社に対するコストが含まれないことなどから、ETFのほうが安くなっています。
例えば、TOPIXに連動するインデックスファンドの信託報酬は、低いもので0.42%程度ですが、ETFは高いものでも0.11%です。

幅広く分散投資できる

ETFは幅広く分散投資できる

ETFは指数に連動するので、その指数に組み入れられた株や債券に幅広く投資することになります。例えば、TOPIXに連動するETFを買えば、東京証券取引所第一部に上場する約1,700社の株に投資することになります。

分散投資することで、個々の株の値動きが打ち消され合うので、ETFの価格の変動は小さくなります。

また、「日本株に投資したいけれど、どの銘柄を買っていいかわからない」という人は、TOPIXや日経平均株価に連動するETF買ってみてもよいでしょう。「この業種は将来性がある」と思う業種があったら、その業種の株価指数に連動するETFを買ってみることも考えられます。

個人投資家のKさんは、「NISAでは『上場インデックスファンド海外先進国株式』を買うつもり」と話します。これは日本を除く先進国株式の株価指数であるMSCI−KOKUSAIインデックスに連動するETFで、これ1つで先進国の株に幅広く投資することができます。KさんがNISAでETFを利用するのは「信託報酬が安く、NISAだと売買手数料が無料の証券会社もあるから」。コストを考えてETFを選ぶ投資家はほかにも多いとみられます。

MSCIコクサイインデックスを構成する国と地域;
米国、カナダ、英国、アイルランド、オーストリア、イタリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、シンガポール、香港、オーストラリア、ニュージーランド

日本の株価指数に連動するETFに、「上場インデックスファンド海外先進国株式」を組み合わせれば、日本と世界の先進国に分散投資できます。それに、海外債券に投資するETF、日本あるいは海外のREITに投資するETFを組み合わせれば、NISAの中で世界中に幅広く分散投資することも可能です。

ライター:馬養雅子

NISAでETFの始め方を理解したら、NISAを扱っている金融機関を見てみよう!

このページの先頭へ