CPUの選び方

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選び方ガイド 自分に最適な製品選びをサポート

「インテルとAMDの違いは?」「どのシリーズを選べばいいの?」など、CPU選びの際に浮かぶ疑問を解決できるのが選び方ガイドです。CPU選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェックしましょう!

CPU選びの前に

CPUの役割は何?

CPU(またはプロセッサー)とは、パソコンでもっとも重要なパーツで、演算処理を行う装置です。いわばパソコンにおける頭脳の役割を果たします。具体的には、パソコン内部における、メモリーに記憶されたプログラムの実行です。マウスやキーボードなどの入力装置や、ハードディスクやメモリーなどの記憶装置からデータを受け取り、演算・加工したうえで表示装置や周辺機器などに出力します。このため、CPU自体は小さいチップですが、パソコンの性能を大きく左右します。近年は、4Kなどの高解像度映像や3Dゲームといった高度な演算処理を必要とするソフトウェアが多く開発されたことにより、クロック周波数の向上だけでは対応できなくなってきたため、1つのボードに2つのCPUが乗った2コア(デュアルコア)、同じく4つの4コア(クワッドコア)などのマルチコアを採用する傾向にあります。

CPUの役割は何?

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選び方のポイント

CPU選びで一番重要なのは、PCの使用目的とCPUの性能が合っているかどうかをチェックすることです。用途がネットサーフィンやWord、Excelの使用にとどまるのなら、ハイスペックのCPUは不要です。一方で、高度な演算処理が必要な、動画・画像編集、4K動画の鑑賞、3Dゲームなどを楽しむ場合は、ハイスペックCPUを導入する必要があります。

2大メーカー インテルとAMD

インテル

インテル

初心者からプロまでフォローする、世界シェアNo.1メーカー

世界シェアNo.1の半導体メーカー。Windows、Mac関わらず、多くの製品にインテル製のCPUが搭載されています。家庭でネットを楽しむだけのライトユーザーから、グラフィッカーやプログラマーを満足させるスペックのCPUをブランドに分けて幅広く展開しています。いつの時代も安定した製品をリリースしており、迷ったときはインテル製品を選べば問題ありません。

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AMD

AMD

優秀なグラフィック性能とコストパフォーマンスが強み

シェアではインテルに劣るものの、グラフィック処理性能に高い評価を得ており、4Kなどの高解像度の映像や、3D映像をCPUに負荷をかけることなく滑らかに再生できます。また、価格が安いという特徴があり、コストパフォーマンスではAMDに軍配。そのため、コスパ重視の自作派やオーバークロックで運用する玄人たちに絶大な人気を誇っています。

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シリーズをチェック

インテル

XEON

インテル製CPUのうち、Core iシリーズが一般市場向け、XEONが業務用です。XEONはCore iシリーズと比較して、業務用の大容量処理にも耐えうる安定性が特徴で、サーバーなどでの使用を想定しています。


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Core i7

4コアのCore iシリーズ上位モデル。1つのコアで2つの作業が行える「ハイパースレッディング」を搭載することで、4×2=8つの同時処理(8スレッド処理)が可能に。高負荷の動画作成や、本格的にゲームを楽しむ人が満足できる機能を有しています。

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Core i5

4コアのCore iシリーズ中位モデルです。PCで画像、動画編集作業を行うミドルユーザーやライトユーザーに適したCPUです。



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Core i3

2コアですが、「ハイパースレッディング」機能により同時に4つの処理(4スレッド処理)が行えます。Core i5より価格がも安く、低価格パソコンによく搭載されています。

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Pentium

インテルの定番シリーズです。現在では、省電力PC向けの最上位シリーズとして、2コアや4コアの製品をラインアップしています。性能と価格のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。

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Celeron

息の長い廉価シリーズです。低価格デスクトップ向け、モバイル向け、組み込み用途と幅広く使用されています。機能面では見劣りしますが、省電力性とコストパフォーマンスの良さは抜群です。

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AMD

Ryzen

新アーキテクチャー「Zen」がベースで、8コア16スレッドの「Ryzen 7」、6コア12スレッドの「Ryzen 5」、4コア8 スレッドの「Ryzen 3」という3シリーズを展開。Core iシリーズ同等以上の性能ながら、価格を抑えています。

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AMD FX

世界初のネイティブ8コアモデルや、商用では初となる最大5GHz動作モデルなどで話題を集めてきたシリーズです。8コアのFX-8xxxシリーズ、6コアのFX-6xxxシリーズ、4コアのFX-4xxxシリーズがあります。

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AMD A-Series

GPUの性能に定評があるAMDならではの製品で、3D処理性能と低消費電力のバランスに優れています。そのため、PlayStation 4やXbox Oneといったゲーム機にも採用されています。


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性能をチェック

コア数

演算処理を行う中核部分で、2コアの場合には1コアCPUの2つ分の処理を並行して行えます。4コアCPUであれば、同時に4つの処理をまとめてこなすことができます。コアの数が多いほど、「大事な処理が複数あるとき」に手分けしてすばやく行うことができるというわけです。

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クロック周波数

回路が処理の歩調を合わせるために使う信号が、1秒間に何回発生するか示すもので、「秒単位でどれほどの計算が可能か」を示す数値です。単位はGHz(ギガヘルツ)で、同一のCPUでコア数が同じであれば、動作周波数の値が大きいほど処理速度は高速になり、TDP(最大発熱量)も大きくなります。

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TDP

熱設計消費電力とも訳され、CPUの設計上想定される最大発熱量を表します。CPUクーラーを選ぶ際の目安となる数値であり、TDPが高いCPUは、大型CPUクーラーや大容量電源を用意しないと動作が安定しません。逆に、TDPが小さければ小さいほど、低消費電力CPUであるといえます。

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2次/3次キャッシュ

CPU内部に設けられた高速な記憶装置のことで、メインメモリーへのアクセスを減らし、処理を高速化することができます。CPUが最初にデータを読みに行くのが1次キャッシュ(高速・小容量)で、この1次キャッシュにデータがない場合は2次キャッシュ(中速・中容量)、続いて3次キャッシュ(低速・大容量)へアクセスする仕組みとなっています。

2次キャッシュをチェック
3次キャッシュをチェック

システムバス

CPUとチップセットをつなぐ伝送回路のことで、データをやり取りできる速度をMHz単位で表します。つまり、システムバス値が高いほど、CPUとチップセットやメインメモリー間のデータ転送速度が上がります。ただし、いくらCPU側のシステムバス値が高くても、周辺パーツ側のシステムバス値が低いと全体の速度は上がりません。

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ソケット形状

CPUはマザーボード上にあるソケットに装着しますが、ソケットはCPUのメーカーやシリーズにより形状が異なります。そのため、CPUを選ぶ際は対応するマザーボード側のソケットタイプに注意が必要です。現行型ではインテルのLGA1151やAMDのSocket AM4が主流です。


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FAQ(よくある質問と回答集)

QPCオーディオに使います。どれが良いでしょう?
A消費電力(TDP)の少ない現行型を選びましょう。
低消費電力CPUを採用することで、電源の容量、冷却ファンの個数、冷却ファンの回転数を下げられるので、リスニング中に風切り音が聞こえにくくなります。音楽の処理はCPUにとって「軽い処理」です。
Qプログラミングをします。どれが良いでしょう?
A現行型で対応する拡張命令が多いものにしましょう。
拡張命令を使うようなプログラムや、CPUのグラフィックチップを使ったプログラムを作るのであれば、拡張命令への対応は調べておきましょう。旧型は最新仕様の拡張命令に対応していないことがあるので注意が必要です。性能は、重い処理をするのであれば上位機種が必要ですが、動くプログラムを作るだけであれば下位機種を頻繁に買い替えたほうが良いでしょう。
Q3Dゲームをします。どれが良いでしょう?
A物理コアが4コア以上のものが良いでしょう。
Direct 3D 11以降、「複数のコアを使って描画する」ことができるようになったので、コアは多いほうが良いです。また、CPUだけでなく、グラフィックボードにも予算を分配しましょう。ゲームメーカーも「普通の人が買える値段のPC」で遊べるように開発していますので、こだわりがなければハイエンド構成にする必要はありません。
Q動画編集や一眼レフデジカメの画像編集をします。どれが良いでしょう?
A4コア8スレッドかそれ以上のものが良いでしょう。
同時実行スレッド数が多いとエンコード(変換)時間が短くなります。メモリーも多いほうが快適です。

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用語集

Cool'n'Quiet (CnQ)
AMDのCPUに搭載されている省電力機構で、CPUの動作状況に応じて自動的に動作周波数と電圧、ファンの回転数を制御し、消費電力と発熱を抑えます。
DMI (Direct Media Interface)
マザーボード上でノースブリッジとサウスブリッジを接続するための、インテル独自のインターフェイス。最大転送速度は、DMI 2.0が500MB/s、DMI 3.0が984.6MB/sといわれています。
EIST (Enhanced Intel Speedstep Technology)
インテルのノートパソコン向けCPUに搭載されている電力管理システムで、従来使われていた省電力機能「Speedstep」の拡張規格。高パフォーマンスモードと、省電力モードの2段階のモードのほか、CPUの負荷に応じて自動的に切り替える「Automatic Mode」を搭載しています。負荷に応じて動作クロックと動作電圧が自動的に切り替えられるため、CPUの消費電力を下げられ、省電力化につながります。
HyperTransport
AMDが提唱したCPUとノースブリッジの接続規格で、システム内でさまざまなバス幅が混在可能など柔軟に転送速度を選択できる点と低遅延が特徴。ビット幅は2〜32bitの間で調整できます。略称はHT。
QPI (Quick Path Interconnect)
CPUとチップをつなぐ、インテルの接続規格。最大転送速度は双方向で毎秒25.6GB。CPU同士の接続も可能で、チップセットを経由せずにデータを直接やりとりできます。
同時マルチスレッディング(SMT;Simultaneous Multi-Threading)
1つのCPUで複数の演算を同時に処理する機能。単一スレッドでは完全には使われないCPU内部資源を複数のスレッドに分配することで、CPUが本来持つ並列性を最大限に引き出してシステム全体のパフォーマンスを向上させるのが目的です。インテルでは「Hyper-Threading(ハイパースレッディング)」と呼んでいます。
メモリーコントローラー
メモリーのデータを読み書きする際にメモリーを制御する装置・機能のこと。メモリーコントローラーは、以前チップセットに搭載されていましたが、最近ではCPUに内蔵されるようになっています。メモリーコントローラーによって対応メモリーの速度が決まります。
プロセスルール
半導体回路の配線の幅のこと。プロセスルールが小さくなるほど、1つのチップに搭載するトランジスタの数が多くなり、性能が高くなります。第4世代の「Coreプロセッサー・ファミリー」では22nm、第5世代で14nmとなっています。
プロセッサナンバー
インテルが採用している、製品ごとの機能や性能を表す数字で、コア数やキャッシュ容量などによって変わります。基本的に、数字が大きいほど、新しい製品で高性能です。末尾には、K(クロック倍率変更可能)、S(低電圧版)、T(超低電圧版)、X(最上級モデル)、M(モバイル用)などの識別記号がついている場合もあります。
コードネーム
「Core i」「AMD FX」などのブランド名とは別に、「Ivy Bridge」「Bulldozer」のように、プロセスルールやアーキテクチャーごとにCPUにつけられる名前のこと。メーカーがそれぞれの製品を識別するために開発中に用いる名称・愛称を、ユーザー側も使っています。
拡張命令
複数のデータに対して同じ演算をまとめて行う命令で、パフォーマンスを向上させるものです。主に動画や音楽のエンコードやデコードなどが代表的です。拡張命令は特定の処理に特化しているため、アプリケーションが対応している必要があります。また、CPUメーカーが独自に追加していることもあり、インテル製CPUではサポートしている拡張命令をAMD製CPUではサポートしていないということもあります。
AES-NI
データの暗号化処理を高速化する命令セット。暗号化処理を従来のソフトウェアベースではなくハードウェア命令で行うことで、高速化と機能性向上を実現しています。

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