ハードディスク・HDD(2.5インチ)の選び方

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選び方ガイド 自分に最適な製品選びをサポート

「どんな機器で使われているの?」「購入するときにチェックすべき機能は何?」など、ハードディスク・HDD(2.5インチ)、(以下、2.5インチHDD)選びの際に浮かぶ疑問を解決できるのが選び方ガイドです。2.5インチHDD選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェックしましょう!

製品選びの前に

ノートパソコンやゲーム機の内蔵HDDとして使われる2.5インチHDD

2.5インチHDDは、ノートパソコンや据え置き型ゲーム機であるPS3、PS4の内蔵ストレージ(データ保存場所)として利用されており、これらを交換してデータ容量の向上・確保や読み込み速度のアップを図るために購入されるのが一般的です。容量については、2TB以上のモデルが登場するなど、大容量化が進んでいます。

HDDのサイズ・種類の選び方

デスクトップPCやNASなど向けは3.5インチHDDを

HDDには2.5インチのほかに、3.5インチの製品があります。主な用途はデスクトップPCの換装・増設やNASへの取り付けなどで、これらが目的であれば3.5インチ製品から探すようにしましょう。

「3.5インチHDD」を探す

主なサイズ・種類 主な用途
2.5インチ ・ノートPCのHDD換装
・据え置き型ゲーム機(PS3やPS4)のHDD換装
  など
3.5インチ ・デスクトップPCのHDD増設・換装
・NASへのHDD取り付け
  など

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選び方のポイント

自分の環境で使える「接続端子」と「厚さ」を選ぶ

2.5インチHDDは、接続端子や厚さに複数の種類があります。使用する条件にあったものを選ばないと接続や取り付けができないので、製品選びの大前提としてこの2項目を確認しておく必要があります。

接続端子

接続端子

接続端子には、Serial ATA(SATA)とIDEの2種類があります。それぞれに互換性はありませんので、使用するパソコンの端子にあった2.5インチHDDを購入しましょう。パソコンが搭載する端子の種類は、発売時期が2007年まではIDE、2008年以降ならSATAと考えてよいでしょう。

接続端子で探す

厚さ

厚さ

2.5インチHDDのサイズは、縦横の長さは全製品ほぼ同じですが、製品によって厚さが異なります。厚みは主に7mm、9.5mm、15mmの3種類があります。普段使用しているノートパソコンの説明書などで事前に厚さを調べる必要がありますが、どうしてもわからない場合は、7mmの2.5インチHDDを購入し、厚みを調節するスペーサーを利用するという手もあります。

厚さで探す

容量をチェック

さまざまな容量の製品が用意されていますが、製品数が多いのは500GBと1TBです。これらの容量差は2倍ありますが、価格差はもっとも安い製品で500GBが4,000円台、1TBが5,000円台とあまり開いていません。また、2TBでも1万円台で購入できるので、特別な制約がない限り、大容量の製品を選ぶとよいでしょう。
(価格はいずれも2017年3月時点の水準です)

容量で探す

データの書き込み速度をチェック

回転数

回転数

HDDの内部では、磁気ディスクが高速で回転しています。単位は1分間当たりの回転数(rpm:rotation per minute)を示します。主に採用されている回転数は5400rpmと7200rpmの2種類で、後者のほうが高速で読み書きできます。また、磁気ディスクは「プラッタ」と呼ばれ、通常は複数枚で構成されます。このプラッタの記録密度が高い(枚数が少ない)ほうが高速で静かです。

回転数で探す

キャッシュ

キャッシュとはHDDに搭載されているメモリーのことで、HDDデータの読み書きを効率化させる役割をもっています。データ読み書きの際、一時的に容量を記憶し、CPUとHDDの処理速度の差をフォローしてくれます。キャッシュ容量の大きさが必ずしも読み書きの速度に反映されるわけではありませんが、一度に転送するデータ量が大きい場合は、大容量キャッシュ製品のほうが速度も安定しやすいといえます。

キャッシュ容量で探す

ハイブリッドHDDならノートPCの動作が快適に

ハイブリッドHDDとは?

ハイブリッドHDDとは、HDDにフラッシュメモリーとコントローラーが内蔵されているもので、HDDの大容量と、SSDの高速アクセスの両方の利点をあわせ持っています。頻繁に使用するデータを高速なSSD部にキャッシュ保存することによって読み込み速度を向上できるのが特徴で、ノートPCに搭載すると起動速度やよく使うアプリケーションの立ち上げ速度向上が期待できます。内蔵されているフラッシュメモリーの記憶形式(SLCやMLCなど)や容量によって、書き込み速度や安定性に違いが出てきます。なお、接続端子はSerial ATAのみとなります。

ハイブリッドHDDを探す

ハイブリッドHDD

ハイブリッドHDDの仕様をチェック

SLC

SLC(Single Level Cell)はフラッシュメモリーの記憶形式の1つで、1つのセルに1bitのデータを保存します。高速書き込みが可能なうえ、データのエラーが起きにくいというメリットがあります。また、耐久性が高いという特徴がありますが、その分価格も高くなります。

SLCの製品を探す

MLC

MLC(Multi Level Cell)はフラッシュメモリーの記憶形式の1つで、1つのセルに2bit以上のデータを記録できます。安価で容量を大きくしやすいというメリットがありますが、処理速度はSLCと比較すると劣り、エラーも起こりやすい傾向にあります。

MLCの製品を探す

フラッシュメモリー容量

ハイブリッドHDDはキャッシュにフラッシュメモリーを使用することで、SSDのような高速データ転送が可能となっています。フラッシュメモリー容量は8GBが主流で、中には32GBや120GBといった大容量のものもあります。

フラッシュメモリー容量をチェック

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主なメーカー

SEAGATE(シーゲイト)

SEAGATE(シーゲイト)

性能と価格のバランスを両立
HDD業界の代表的メーカー

エントリーモデルから本格派モデルまで手広く展開するストレージ製品メーカー。回転数7200rpmのシリーズでも比較的低価格で購入できるので、コスパの高さも人気です。また、サポートが充実している点も初心者にはとくに安心できるポイントです。

SEAGATE製品を探す

東芝(TOSHIBA)

東芝(TOSHIBA)

国内メーカーの技術を生かす
低価格でも高性能が強み

現在は生産拠点を海外に移していますが、日本メーカーということもあり、技術を生かした製品には定評があります。製品は比較的リーズナブルながら、高い性能が強みで、コアなファン層にも一定の評価を得ているメーカーです。

東芝製品を探す

WESTERN DIGITAL(ウェスタンデジタル)

WESTERN DIGITAL(ウェスタンデジタル)

用途や性能に合わせて選べる「WDシリーズ」が人気

長い歴史をほこるHDDのトップメーカー。製品の性能、用途別に色分けされている「WDシリーズ」が有名です。たとえば「WD Blue」は初心者にも使用できるスタンダードモデル、「WD Black」はハイスペックを求めるユーザー向けのモデル、「WD Red」はNAS専用といった具合に、選びやすくなっています。

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HGST

HGST

日立時代の堅実さを継承
高い耐久性が人気のメーカー

かつて日立製作所のグループ企業でしたが、2011年にWESTERN DIGITALの傘下に入りました。日立時代の堅実さは引き継がれており、他メーカーと比較しても高い耐久性が自作PCユーザーにも人気です。やや高価ではありますが、故障しにくいのが魅力です。

HGST製品を探す

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FAQ(よくある質問と回答集)

Qノートパソコンに2.5インチHDDを取り付けるのは難しいですか?
A薄型ノートパソコンの一部を除いて、比較的簡単に交換できます。
現在のノートパソコンは、簡単にケースを開いて2.5インチHDDを交換することができます。ただし、薄型ノートパソコンの中には、2.5インチHDDの換装ができないものもあるので注意しましょう。また、換装を行うとメーカー保証対象外となる場合がほとんどです。
QHDDを換装する場合、データはどうなりますか?
Aデータの移行には、2パターンあります。
パターン1:元のHDDのデータをすべて流用する
元のHDDデータを丸ごとコピーする「クローン」を行えば、設定やファイルを含めた現在の環境をすべて新しいHDDにコピーすることができます。その場合には、「クローン」に対応した機器(HDDケースなど)を利用します。この場合、新しいHDDの容量が元のHDD以上でなければいけません。

パターン2:新しいHDDにOSをインストールする
まずは、元のHDDにある必要なデータを、DVDやUSBメモリーなどにバックアップしてからHDDを換装します。次にパソコンに付属していたWindowsのインストールディスクからOSをインストール、完了後にデータを戻します。あるいは、「HDDケース」を利用して元の内蔵HDDを外付けHDDとして利用すれば、データを移行する必要はありません。
Qバルク品、リテール品とは何ですか?
Aバルク品はメーカーなど業者向け、リテール品は一般ユーザー向けの商品です。
内蔵用HDDは販売形態によって、バルク品とリテール品に分かれ、同じ性能なら一般的にバルク品のほうが安価です。パッケージや保証の面で下記の違いがありますが、基本的にバルク品を選んでも問題ありません。不安に感じる人はリテール品を選択してもよいでしょう。

パッケージ
バルク品:ビニール袋1枚など簡易な包装
リテール品:ボックスに入ったしっかりした包装

保証
バルク品:購入したショップによる保証。製品によってはメーカー保証を受けられることもある
リテール品:メーカー保証を受けられる
Qノートパソコンの動作を高速にする方法は?
A2.5インチHDDの代わりに、2.5インチSSDを導入を検討してもよいでしょう。
SSDは磁気ディスクの代わりに、フラッシュメモリーを採用した記録媒体で、HDDと同じように利用します。特徴は高速なこと。読み書きするデータによってはHDDの数十倍の速度を発揮し、OSの起動時間は半分くらいになることもあります。ただし、HDDに比べると価格が高くなります。なお、2.5インチSSDを導入する場合、2.5インチHDDと同様に接続端子や厚みを事前に確認しておきましょう。

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用語集

クローン
HDDやSSDに保存した内容を、そっくりそのまま別のHDDやSSDにコピーすること。単純にデータをコピーするのではなく、パーティションなどのディスクの構成もすべて含めた状態でデータを移行します。バックアップ目的のほか、換装するときに行います。

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