ハードディスク・HDD(2.5インチ)の選び方
価格.com ユーザーが編集するハードディスク・HDD(2.5インチ)の選び方のガイドです。ハードディスク・HDD(2.5インチ)選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェック!
選び方のポイント
HDDの性能について言うと、以前は回転数5400rpmが主流であったが、7200rpmの製品も出てきたため、性能が上がってきています。回転数が上がれば上がるほど読み取り、書き込み両方の面で速度が上がります。同様にCPUの処理速度も向上する必要があります。Pentium4以上のCPUであれば、HDDの処理速度が7200rpmを備える必要があると言えます。近年登場したSSDのほうが処理速度が速いため、速度など不満な場合はSSDを選ぶとよいでしょう。ただし、SDDはメモリースティックを応用した製品であるだけに注意が必要です(一時記憶のメインメモリRAMのほかにHDDもメモリースティックの集合体のため、データの抜き取りに合いやすい)。やはり安定志向ならHDDを選ぶとベストです。あえて言うなら、SDDはMac派に、HDDはWindows派にお勧めです。主にリカバリーの観点から。MacはOS自体にSDDをゼロフォーマット(一切のデータを消去)する機能を備えているので、新たにOSを搭載する場合にリカバリーがしやすいのでSDDがお勧め。Windowsは不具合が生じた場合にハードディスクを取り出す必要があるため、別のコンピューターに接続しやすいようHDDを使ってリカバリーを加えるのが一般的です。なお、7200rpm以上に更なる速度を求める方にはArchModeというオプションがIDEタイプのHDDにつけられるのですが、あまり変わらないようです。ちなみにHDDには2種類タイプがあるので気をつけて購入しましょう。一つ目はIDEタイプ。もうひとつはSATAタイプです。IDEタイプはHDに最初から搭載されるドライバーが多いので、面倒な人は一般的にSATAがお勧めです。つまりコンピュータを選ぶ場合はSerialATA内蔵のコンピュータを購入すると比較的失敗が少ないようです。
ロング(4KiB)セクタモデルについて
最近500GB以上のHDDで4KiBセクタ採用モデルが増えており、Windows XP以前(含XP)フOSは4KiBセクタの HDDには対応していないので旧OS使用者は注意が必要。
HITACHI 5K750シリーズ(9.5mm厚)、TOSHIBA MK1059GSM(12.5mm厚)・MK6459GSX(9.5mm厚)、WD10TPVT (12.5mm厚)は4KiBセクタ採用モデル(これが全てではない)。これからも採用例が増えると思われる。
最終更新:junko_kageyama1975 2011/03/09 0:49:52
FAQ(よくある質問と回答集)
*以下「PC」は適宜「ノートパソコン」と置き換えて下さい。
Q:ハードディスク(以下HDD)交換に最低限必要な物は?
A:OSをインストールできる媒体(CD・DVD・バックアップデータ) とドライバー(工具)、基礎知識。
OSをインストールするには、HDDをエクスプローラで単純コピーした 物ではダメです。
リカバリディスクやバックアップを用いるなら不要ですが、製品版パッケージの
OS(Windows、Mac)を使うのなら各種ドライバ(ソフト)も必要。
Q:↑の基礎知識って?
A:分解方法や、搭載できるHDDの種類、容量、ジャンパ設定方法
OSのインストール方法など。
Q:分解時に注意することは?
A:まず、必ずアダプタを抜き、電池を外した状態で取りかかること。 体に帯電した静電気を取り除いた方がなお良いです。 ドライバーで基板をショートさせたり傷つけたりしないよう注意しましょう。
また、ドライバーを使う際ねじを潰さないようしっかりと押しつけて回す
ことを心がけてください。ドライバーの柄が細く力が入りにくい時は、
押しつけながら柄をペンチでつかんで回す方法も有効です。
Q:○○(機種名)ですが、分解方法を教えて下さい。
A:マイナーな機種以外は偉大な先人様方がHP等で解説してくれているので
それを参考に。型番はパームレスト(orキーボード)側か
液晶画面の上下、底側(裏面)にあります。
Q:自分のPCは○○ですが、このHDDに交換できますか?
A:調べずにいきなり聞く"教えてくん"はマナー違反です。 …と言うだけでは解決しませんので交換可能かご自身で調べてみましょう。
あなたのPCのHDDの大きさと種類を調べましょう。
取り外すか、装着したまま「CrystalDiskInfo」等のソフトでHDDの型番が分かるので調べます。 ここ5年くらい(2010現在)のPCならほとんどが2.5inchで厚さ9.5mm ですが、稀に厚さ12.5mmのものもあります。 厚さ12.5mmなら9.5mmで代用できますが、うまく固定できずグラつく場合 もあるので気をつけましょう。2.5inchのサイズは約70x100x9.5(mm)です。
種類はIDE(UltraATA)かSATA(SerialATA)の2種類どちらかがHDD本体シールに明記されています。
「CrystalDiskInfo」を用いた場合「インターフェース」の項目欄に出ます。
まだHDD外してないし、ソフトはちょっと…って人はPCの型番からメーカーHPの仕様
をチェックして下さい。必ず記載されています。ちなみに、「〜ATA」直後の
2、3桁の数字は転送モードの種類で、それと同じか、それより大きな数字の物を
買えば下位互換で動くので問題ありません。
呉々も、IDEとSATAには互換性がないので購入間違いに注意して下さい。 買い間違えた場合、変換ケーブルを自作出来ますが本体に内蔵するのが困難です。
IDE接続の場合(SATAの例もある?)
「容量の壁」なるものがあります。 壁は他にもあるのですが、元々搭載されているHDDの仕様上限が32GB 以上ならば137GB(128GiB←ギビバイト)の壁だけ気にすれば良いです。 (WindowsXP以前のOS使用者は2TBが上限。ただし64bit版はGPT形式で対応可)
Windows2000SP3・XPSP2以降ならば、単純に1つのパーティションサイズを137GB以下 にすれば解決するようですが、マザーの仕様・BIOSの対応状況により 認識した137GB以外の領域にファイルを置くと起動しなくなる といったこともあるので下調べは慎重に。
NEC VersaPro(Lavieも同様?)がまさにそれで、2004年のVersaProで同事象が発生する ので他にも対応していないPCがあると思われます。 同年製の富士通FMV830NU/L,830NA/Lでは問題がないようです。 「137GBの壁」以外に「ビッグドライブ認識」などで検索すると良いでしょう。
特殊な例
「Let'sノート」の旧機種(*5以前?)では、ジャンパ設定の変更が必要なものなどがあります。
これは過去の偉大な方々が説明されているので
「レッツノート HDD交換」や、「レッツノート HDD ジャンパ」等で
検索して下さい。
Q:ディスクの枚数(プラッタ数)って何か性能に関係するの?
A:同じ容量同士なら枚数の少ない方がデータ密度が高く、 高速に読み書き出来るとされています。 他にも少ない方がディスクの重さが軽い分低消費電力であるとか、 モーターへの負荷が軽く寿命においても有利とか、内部での空気抵抗や 乱流が少ない分低発熱であるとかいわれています。
「速度については場合によって違う」ので何とも言えません。
例えば
- @1枚で250GB(線記録密度が250GB/ptでトラック密度が最大=両面で250GB)
- A1枚で250GB(線記録密度が500GB/ptでトラック密度が半分=両面で250GB)
- B1枚で250GB(線記録密度が500GB/ptでトラック密度が最大=片面で250GB)
- C2枚で250GB(線記録密度が250GB/ptでトラック密度が半分=両面で125GBx2枚)
- D2枚で250GB(線記録密度が250GB/ptでトラック密度が最大=片面で125GBx2枚)
- E2枚で250GB(線記録密度が500GB/ptでトラック密度が半分のモデルの外周250GBだけにパーティション割り当てしたもの=両面250GBx2枚)
のHDDがあるとすれば大体E>B≒A>@≒D≒Cの順になりますが上記の通り、 プラッタ容量(1枚当たりの容量)が同じだからといって線記録密度(←速度に影響)が 同じとは言えません。
ただし、線記録密度が同じならディスク全体を通しての平均アクセス速度は ほぼ等しくなります。
基本的に、同じ容量同士のHDDなら枚数の少ない物を買うことでOKですが、
Hitachi等はトラック密度で容量を調整するようなので必ずしも1枚にこだわる必要
はありません。
WD社などは型番(容量・シリーズ)が同じでも、枝番違いで線記録密度が違うので
1枚かどうかは有効ですが。
Q:低発熱で静かなものを探しているのですが?
A:シーク音や高周波数の音が気になるかもしれませんが、環境や個体差、個人差が あるので明確な違いは複数所持しないと分かりません。温度表示についても、 メーカーごとに測る場所が異なるようで、あくまで目安程度。 とは言うものの、温度はプラッタ数(ディスク枚数)・データシートの消費電力に 関係のでデータシートをチェックすることをお勧めします。
その他、今は流体軸受けが主流なので流体かどうかは気にしなくて良いです。 ただし、最新情報は常に変わるのでその都度質問する方が良いと思います。
手持ちの流体軸受けのHDD数台を触れて比較(Hitachiを基準とした)してみると、
SAMSUNGは静かですが平常時はやや高め、デフラグ時は高め[温度表示自体は 随分低く出る(気温より低いときもある)]。 WesternDigitalはシーク音が少し気になる程度で温度が高め。 FUJITSUは温度やや高めです。音は静か。
でした。Hitachiはたまにやや大きめのシーク音が出ました。しかしながら、ベア
リング時代と比べ、全体的に低発熱で非常に静かになっていると思います。
Q:内蔵ディスクのアクセスがとても遅い(シーケンシャルで3MB/sくらい)のですが?
A:メモリーが極端に少ない(XP:256MB,Vista:640MB,7:512MB以下)場合やHDDが壊れかけ(異音あり)の場合もありますが、 これらに該当しない場合、それはPIO病です。 再発もあるので原因究明は重要ですが、応急処置としてデバイスマネージャからIDEの ドライバを削除し、再起動で直ります。SATAでも内部的にIDEを使用しているとなるとか…。
最終更新:トニー・ゴンザレス 2010/10/06 19:19:12
用語集
OS
キーボードや画面、音を始め、メモリの使い方など、コンピュータのシステム全体の管理をするソフト。これがないと何もできません。代表的なのはMicrosoft社のWindowsやApple社のMac、Linuxなど。
基本的にエクスプローラなどの単純コピーでは移行できず、インストール(導入)するための媒体(リカバリメディア等)やライセンス(ソフト使用権利)が必要となります。
リカバリメディア/インストールメディア
リカバリディスクまたはAcronisTrueImage等のバックアップソフトで
作成したバックアップメディア(CD、DVD、USBメモリー、外付けHDD)/
Windows(やMac、Linux等)のCD(DVD)等を言います。
容量の壁
「137GBの壁」というのは、137GB以上のHDDを搭載しても137GB以上 認識されず、あとの容量が使えないという問題%%%で、2002年に境があると されています(Wikipedia)。
詳しくはWikipediaの「Advanced Technology Attachment(日本語ページです)」を参照。
PIO病
何らかの原因でHDDのアクセス速度を下げてそのまま固定されてしまった場合に起こります。症状は、OS起動やソフト起動に数分単位で時間がかかり、全体的に動作が遅くなります。
ドライバを削除しても再発するなら、HDDの物理損傷やHDDケーブル・その他ハードの損傷もあるので自己責任ですが、レジストリをいじる手もあります。
プラッタ容量
2.5inchのHDDの内部にはディスクがあります。そのディスク構造には1枚と2枚の物があり、その1枚あたりの容量をプラッタ容量といい、線記録密度とトラック記録密度の積で表されます。 最大プラッタ容量が大きい物ほど高速に読み書きできる傾向があります。
ただし、プラッタ容量が小さいからといって必ずしも線記録密度が小さい(読み書きが遅い)とは言えないことも事実です。これは、メーカーによっては線記録密度を高いままトラック密度を小さくして容量を調整している場合があることに関係します。
線記録密度
回転(読み取り)方向のビット密度
トラック記録密度
回転軸に垂直な方向におけるトラックのつまり具合(トラック間隔)
最終更新:トニー・ゴンザレス 2010/07/31 22:36:09
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