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ハードディスク・HDD(3.5インチ)の選び方

価格.com ユーザーが編集するハードディスク・HDD(3.5インチ)の選び方のガイドです。ハードディスク・HDD(3.5インチ)選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェック!

概要編集する

PCの電源を切断してもデータが消えない補助記憶装置である。

高速小容量の主記憶装置であるメモリーに対して低速大容量。作業台として機能するメモリーの、補助的な役割を果たす。例えば作業台(メモリー小容量)にたくさんの道具(ソフト)や資料(編集中のデータ)で散らかっている場合、作業効率を上げるために倉庫(ハードディスク)に保管する。もちろん道具屋完成した資料も保存可能(大容量)である。しかし物理的な円盤に記録・読み出しを行うため速度はメモリーに比較して圧倒的に遅い。高速CPUを搭載していても全体の処理速度があまり変わらない場合はHDDへのアクセスが原因である。(ボトルネックという)そのため近年ではSSDを一次補助記憶とする動きも見られる。

最終更新:にの2001 2010/07/15 11:52:20

選び方のポイント編集する

まずHDDを乗せるPCの接続コネクタが何なのかを把握しましょう。
旧型のPCの場合はP-ATA(パラレルエーティーエー、IDEなどと呼ばれる)、現行のPCはS-ATA(シリアルエーティーエー)と呼ばれるものが主流です。
コネクタが合えばほとんどの場合問題はありません。
回転速度・キャッシュに違いがある場合は、書き込み・読み込み速度に差が出ます。
それでも少しでも速いほうがいいというのでしたら、1プラッタ当たりのサイズが大きいもの・回転数が多いものを選んでください。
これが大きいほど記録密度が高くなるので読み書きが速くなります。
2011年11月現在入手できるもののなかでは1プラッタ1TBのものが最大です。

しかし本当に速度にこだわる必要があればハードディスクではなくSSD導入を検討しましょう。
シーケンシャル読み込み速度は4倍、ランダム読み込み速度は10倍以上
シーケンシャル書き込み速度は2倍、ランダム書き込み速度は20倍以上と高速です。

主なシリーズ

※専用の項があればいいのですが、ないのでここに書かせていただきます。
なお特記がなければSerial ATA 3Gbps接続。

Western Digital

Caviar Black
7200rpm、キャッシュ32MB〜64MB
2011年11月現在1プラッタ容量500GB
型番はWD*001*A*Sの形をとる。
Western Digital最高グレード。デュアルプロセッサでランダムが速いが、プラッタ密度が低いためシーケンシャルは新型のCaviar Blueに劣る。

Caviar Blue
7200rpm、キャッシュ16〜32MB
2011年11月現在の最新モデルでは1プラッタ容量は500GBとなっている。

型番は新型がWD*000AAKX、WD7500AALX、WD10EALX
1世代前がWD*000AAKS

WD5000AAKSで1プラッタ500GBなのは、枝番が

  • 00M9A0
  • 00V1A

のもの。

Caviar Green
5400rpm、キャッシュは16〜64MB
なおメーカー仕様では回転数は非公表。
プラッタ容量は667GBのものが主流
型番の末尾がAACSのものは16MBキャッシュ、EADSのものは32MB。EARSのものは64MB

VelociRaptor
10000rpm、キャッシュ16MB
エンタープライズレベルのHDD。高速。
本体は2.5インチサイズだが、発熱が大きいため専用のヒートシンク(IcePack)を装着することが推奨されている。
これを装着すると3.5インチサイズとなる。
なお、ヒートシンクの付属するモデルと付属していないモデルがある。

Seagate

Barracuda7200.11
7200rpm、キャッシュは16あるいは32MB
334GBプラッタ。

Barracuda 7200.12
7200rpm、16あるいは32MBキャッシュ
500GBプラッタ。

Barracuda LP
5900rpm、32MBキャッシュ
500GBプラッタ。

Barracuda XT
7200rpm、キャッシュ64MB
SATA 6Gbps対応。
500GBプラッタ。

日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)

DeskStar 7K1000.B
7200rpm、キャッシュ16MB

DeskStar 7K1000.C
7200rpm、キャッシュ16MB

DeskStar 7K2000
7200rpm、32MBキャッシュ

サポート体制や保証期間を重視する場合の選び方

上記のかたの選び方のポイントでは性能、規格、記憶容量の説明を中心にされていましたが、            もう一つのポイントとして「内蔵用HDDは、保証期間・サポート内容がメーカーや代理店毎にかなり違う」 ので、そちらの内容について記載させてもらいます。

※[保証形態の違いによりサポート・販売価格は違う・下記3種類の保証方法に区分される]

1.HDDに保証書や製品名の印刷された箱が付いてくるメーカー。 (ほとんどが1年保証・WEBに取付け可能PC機種一覧を掲載している事が多い。サポートのメールアドレスやフリーダイヤルが説明書に明示されている。)

2.保護用のフィルム(銀色の袋)や簡易包装(プチプチの袋)のみで保証書、箱無し。(ただし、メーカー、代理店、パソコンショップで10ヶ月 〜 5年の保証は付けている。)

3.アウトレット品、または販売店での1ヶ月未満の保証しかない物。

※上記の1、2は保証期間がありますが3は初期不良のみ対応で保証無しとなります。

[1〜3の具体的、メーカー、代理店としては下記のブランドや企業があります。]

I IO-DATA、バッファロー、ロジテック、Lenovo、CFDなどHDD製造はしていないが製造メーカーから仕入れた製品を箱に入れて自社製品名をつけて販売するメーカー
II WesternDigital ・Seagate ・HGST ・SAMSUNGの4社が現在3.5インチHDDを製造しているメーカーで日本では代理店やパーツショップが輸入販売しています。
III 2の代理店やパーツショップが保証無しで販売している物、@の保証書を抜いて保証無しで販売しているものなどです。


使用者のスキルや会社資産でのPCなどでお奨めHDDは違う

では、個人の場合、自作・改造に慣れている人、PCの改造はほとんど初心者などの違いで選ぶメーカーをどのように判別すればよいのでしょうか?

A.初心者ももしくはPC改造経験無し。  1PCの外装を外してDVDドライブ、HDDの交換をしたことがない人なら1の保証書の付いた箱物を買いましょう。 保証書以外に「説明書、HDDの引越しソフト、固定用ねじ、サポートセンターの受付」など改造に慣れていない人用の おまけが付いている製品が多いです。 また、メーカーのWEBにPC機種毎の対応製品(HDD)の一覧が掲載されているので、規格の違う製品を間違えて買うリスクが減らせます。

B.自作、改造経験あり。  2の簡易包装のメーカー品が安くて得です。 ただし、メーカー、代理店、機種の違いなどで10ヶ月保証 〜 5年保証と保証期間に大幅な差があるので予算と用途に合わせて製品を選ぶ必要があります。 また、原則として対応PC機種は書いていないので、HDDの規格、スペック等で自分のPCに取付け可能か判断する必要があります。 規格を間違えて購入しても、交換、返品は受付けてくれません。   また、メリットとしては 製造メーカー、HDD機種を選択して買えるので、静音や低発熱タイプの機種を選んで購入できます。 (昔、性能のみでIO-DATAの外付けHDDを購入したら音が煩いので有名なHDDが内蔵されていてがっかりした事があります。 1の周辺機器メーカーではスペックが同じであればW社、SE社、H社、SA社の複数メーカーのHDDを混在して同じ製品として売るのでHDD製造メーカーを指定して購入するのは不可能です。)

C.会社資産のPCで故障時、すぐ代品のHDDをつけて修理したい。  原則として1の箱物がお奨めです。 ただ、・HGST ・SAMSUNGは販売店、代理店の対応が良いところでは保証交換は10日以内にしてくれるところもあるので2でもOKです。

Seagateは千葉県のサポート部門で10日〜3週間程度で交換してくれるのでこちらもサポート体制は良いです。ただし、代品は海外工場からの修理上がり品になるので運が悪いと代品も不良という口コミもあるようです。

Western Digitalは初期不良(2週間程度)を除いては、 原則として 代理店 → シンガポール・センターに送付 → 代品の送付 なので3週間ぐらいかかります。 代品は海外工場からの修理上がり品になるので運が悪いと代品も不良というのはSeagateと同様の条件になります。

最終更新:af320 2011/11/10 17:21:53

FAQ(よくある質問と回答集)編集する

動画エンコードに向いたHDDは?

最近のHDDは省電力モデルでも十分高速なので、どの製品を選んでも誤差程度にしか変わりません。
よく、「エンコードするなら高速なHDDが必要」とか「動画の読込先と出力先は別にした方が良い」などという意見を見かけますが、これらは動画エンコードの速度にはほとんど関係ありません。
動画エンコードの速度は大部分がCPU性能に依存するため、高速なHDDを買うくらいならワンランク上のCPUを選んだ方が時間短縮効果が大きいです。
ただし、パーテーションによる区分けなどにより同一HDDの別ドライブ同士扱いのコピーの場合は転送速度が落ちます。テレビパソコンとしての利用などで録画しながら別の作業(HDDからDVD-Rへの書き込みなど)を行う場合などでは別のHDDを用意しておいたほうがいいでしょう。

システム用、データ用の区別はあるのでしょうか

概ねOSなどをインストールするHDDには高速タイプを選択し、現在の主流は7200rpmです。大容量で安価なモデルは5400rpmが多く、データ保存に適しています。また、速度は回転数だけでなくプラッタ密度やキャッシュ容量・接続ケーブルの通信規格にも影響されます。このため、OS用でもプラッタ密度が高くキャッシュが多めのものであれば、5400rpmでも7200rpm以上の転送速度となり利用できる場合があります。このため市販のパソコンでは5400rpmのHDDをOS用として使用しているものも多いです。
また、近年はシステム用にSSDを採用するケースが多いため、10000rpmといった高速HDDの需要は減っています。

店でS-ATA(あるいはIDE)で間違いないですねと聞かれましたが

インターフェースの規格であり、物理的にIDEとS-ATAは互換性がありません。S-ATA、S-ATA2、S-ATA3は転送速度が異なり、物理的には互換性があります。いずれもマザーボード(インターフェース)が対応していなければ、性能を発揮することはできません。 現状のHDDの読み込み速度ではSATA3(6Gbps)に関してはSSD用インターフェースと言っても過言では無く、通常のHDDであればSATA2で十分です。

AHCIって何でしょうか

Advanced Host Controller Interfaceの略で、Serial ATA2からさ採用された規格です。これを使用するためにはHDD、マザーのチップセット、OSのドライバが対応している必要があり、AHCIモードでなくてはNCQ技術も機能しません。

最終更新:af320 2012/05/29 13:57:09

用語集編集する

●ハードディスク(HDD)

 磁気ディスクを用いた、補助記憶装置の一種。磁性体を塗布した「プラッタ」と呼ばれる円盤を高速回転させ、その上で「磁気ヘッド」(磁気を読み書きする部品)を移動させることで、情報を読み書きする。人間で言う所の『大脳』に相当する。
 PC本体との接続には、主にSerialATA(S-ATA)やUltraATA(またはP-ATA)などが使用される。(2008年には、市場のほとんどがS-ATAに移行した。)
 プラッタが高速回転してる為、衝撃に弱く、寿命も短い。

  • 5400rpm / 7200rpm

 rpm (rotation per minute) とは、一分間に何回転するかを示す、回転速度の単位である。例えば、7200rpm は、7200回転/分(毎秒120回転)を意味する。  基本的に、回転数が早いほうが速度が速く、高速なアクセスが可能である(シーケンシャルにおいて顕著に現れる)。  なお、高速回転であるほど回転音が大きく、消費電力多く、熱を持つ。この為、ノートPCでは4200rpmまたは5400rpm、デスクトップPCでは7200rpmの製品が用いられる事が多い。(これらの例よりも、高速回転または低速回転する製品も存在する。)

  • プラッタ

 プラッタとは、ハードディスク内部にある、磁性体を塗布した円盤状の記録部品のことである。一般的に、この部品が高密度(大容量)なほど、高速なアクセスが可能である。  以前は160GB/1プラッタなどの製品が主流であったが、現在は500GB/1プラッタという高密度プラッタが存在する。

  • キャッシュ用量

 キャッシュとは、データを書き込む際の一時的な記憶媒体である。

  • サーチタイム

 サーチタイムは、ハードディスクの磁気ヘッドが、目的のシリンダ位置まで動くのに必要な最大の所要時間である。この時間が短いほど、ランダムアクセスの速度が向上する。

  • シークタイム

 シークタイムは、ハードディスクのプラッタ上にあるセクタ(≒目的のデータ)が、磁気ヘッドによって読み書き可能な位置に来るまでの、プラッタが回転するまでの所用時間である。この時間が短いほど、ランダムアクセスの速度が向上する。(OSの起動時間には、512KBランダムアクセスリードが大きく関わる。)

●SSD

SSD (Solid State Drive)とは、半導体記憶素子であるフラッシュメモリを使用した、補助記憶装置である。 半導体記憶素子を用いる為、高速回転するプラッタを使用する、ハードディスクの問題点の一つである、衝撃に弱いという問題が存在しない。 一般的に、フラッシュメモリは書き換え可能な回数が大まかに決まっており、寿命が存在する。この為、ハードディスク比較した場合、信頼性の面ではどちらも一長一短である。

SLCとMLC

SSDは、使用する記憶素子の特性によって、大きく「SLC」と「MLC」の二種類に分ける事ができる。

  • SLC

1記憶素子は、1ビットの情報を保持する。

  • MLC

1記憶素子は、2ビット以上の情報を保持する。

半導体記憶素子は、電位によって情報を保持する。 簡単に言うと、SLCでは1つの素子で「ON」と「OFF」を記憶するのに対して、MLCでは1つの素子で「ON/ON」,「ON/OFF」,「OFF/ON」,「OFF/OFF」のように、SLCで2素子以上必要になる情報を、1つの素子で記憶できる。この為、一般的にはMLCの方がコストが安く、入手しやすい。 但し、1記憶素子に複数の情報を記憶する事は、信頼性の面でやや不安が残る。また、MLCよりもSLCの方が一般的に高速であるとも言われている。

最終更新:naba 2009/12/27 6:36:34

ハードディスク・HDD(3.5インチ) トレンド

2012年04月のトレンド情報です
  • 価格帯
  • メーカー
  • スペック

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