SSDの選び方

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SSDとは、パソコンのデータを保存するための装置で、役割としてはHDDとほぼ同じ。Windowsのシステムをはじめ、写真や音楽などのデータを保存するために利用します。SSDを新規購入する目的は、使用中のHDDと換装して、読み書き速度の向上を目指すこと。ここでは、そんなSSDの選び方について解説していきます。

SSD選びの前に

SSDのトレンドをチェック

HDDの代替として注目を浴びるSSD。年々、記憶容量が大きくなり、メインの記憶装置としても十分な256GBクラスのモデルもお手ごろ価格になりました。また、SSDの速度を生かすため、新型のインターフェイス(接続方式)である「M.2」も登場。SSDの大容量化と高速化はますます加速しています。

価格が1年間で15%値下がり、主流の256GBクラスが約21,000円台に

価格が1年間で15%値下がり、256GBクラスが約21,000円台に

大容量化と低価格化が進み、主流の256GBクラスの価格は15%ほど下がり、中には1万円を切る製品も登場。大量の写真や動画データにも対応できる容量なので、SSDを選ぶ人が増えつつあります。

256GB

HDDよりも読み書きが高速! 起動が速いのも人気のポイント

HDDよりも読み書きが高速! 起動が早いのも人気のポイント

SSDはHDDと比べて、3〜5倍速い読み書き速度を実現しています。また、HDDからSSDへ換装でパソコンの起動時間が半減することも。なお、インターフェイスでは、「Serial ATA 6Gb/s」が主流となっています。

Serial ATA 6Gb/s

転送速度が従来比1.6倍。SSDの性能を引き出す高速インターフェイス「M.2」も登場

転送速度が従来比1.6倍。SSDの性能を引き出す高速インターフェイス「M.2」も登場

SSDの速度をより高速化させるための接続規格「M.2」が2014年に登場しました。従来の「Serial ATA 3.0」よりも1.6倍も速くデータをやり取りすることが可能となっており、今後の普及が見込まれています。

M.2

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SSDの選び方のポイント

容量で選ぶ

現在、SSDの容量は128GB以下、256GB前後、それより大きいサイズに大別できます。容量と価格のバランスを考えると、256GB前後のモデルがおすすめ。価格は21,000円前後と値ごろ感も出てきて、Windowsなどのシステムや必要なソフトをインストールした後に、写真や動画などのファイルも十分に保存可能です。

128GB

価格は6,000円前後とリーズナブルです。しかし、収納しているファイルが不要になったらすぐに削除するなど、定期的なメンテナンスを行わないと、容量不足になる可能性が高くなります。

128GB

256GB

旅行や運動会など、イベントごとに撮影する写真や動画などのデータを、容量を気にせずに保存することが可能です。128GBクラスと比べて、価格は数千円しか変わらず、使い勝手とのバランスがとれています。

256GB

512GB以上

容量が増えるほど、残量を気にせずにファイルを保存可能になりますが、価格が高くなります。容量の大きい写真や動画データをたくさん保存するのでなければ、512GBだと大きすぎるかもしれません。

512GB以上

パフォーマンス(読み書き速度)について

一般的に、SSDは容量が増えるほど、読み書きの速度も高速化します。しかし、128GB以上のSSDなら、ほぼすべてのHDDに比べて高速に読み書きできるので、どの製品を選んでもパフォーマンスには満足できるでしょう。その上で、ハイビジョン動画などの大容量ファイルを扱う場合には、読み書きが高速なモデルを選択するとよいでしょう。

規格サイズで選ぶ

SSDを選ぶ際は、使用中のHDDと同じサイズのモデルを選びます。もし、サイズがわからなければ、パソコンの説明書やカタログなどで確認しましょう。デスクトップの場合は、2.5インチモデルがおすすめです。

1.8インチ

1.8インチ

モバイルノートパソコンを中心に採用されている規格です。しかし、モバイルノートパソコンの場合、製品の構造が複雑で、一般ユーザーの手によるSSD換装が難しいため、SSDの種類も豊富ではありません。

1.8インチ

2.5インチ

2.5インチ

一般的なノートパソコンで採用されている規格です。SSDの製品ラインアップも豊富に揃っています。デスクトップのパソコンの3.5インチベイに設置できるよう、専用マウンタが付属されている製品もあります。

2.5インチ

mSATA

mSATA

一般的なSSDを接続するSerial ATA規格の小型版で、モバイルノートパソコンなどに採用されています。mSATA採用のノートパソコンはユーザーによる換装が難しいことが多く、製品の種類は多くありません。

mSATA

M.2

M.2

2014年登場の接続規格。製品サイズだけでなく、インターフェイスについても定められ、Serial ATA 6Gb/sに比べ、およそ1.6倍の最大10Gbpsで通信できます。デスクトップ用マザーボードでも、「M.2」採用モデルが増えています。

M.2

インターフェイスで選ぶ

インターフェイスとは、SSDとパソコンを接続する規格のことです。インターフェイスを間違えると、せっかく買ったSSDがパソコンと接続できないので注意しましょう。現在の主流は、「Serial ATA 6Gb/s」です。

Serial ATA 6Gb/s

Serial ATA 6Gb/s

2011年前後から普及が始まった、最大6Gbpsでの通信が可能な規格です。現在販売されているSSDの中ではもっとも種類が豊富です。

Serial ATA 6Gb/s

Serial ATA

Serial ATA

最大3Gbpsでのやり取りが可能。「Serial ATA」と「Serial ATA 6Gb/s」は互換性があるで、迷ったら「Serial ATA 6Gb/s」のSSDを選択しましょう。

Serial ATA

IDE

IDE

「Serial ATA」登場前のインターフェイスで、2007年までに製造されたパソコンで採用されています。使用中のパソコンが古い場合、このタイプを選びましょう。

IDE

USB

USB

パソコンに外付けで利用するための規格。大容量ファイルを持ち運び、友人や取引先などと高速でやり取りしたい場合には、このタイプがおすすめです。

USB

設置タイプで選ぶ

SSDをパソコンに内蔵して利用したいのか、持ち運んで使いたいのか、使用スタイルによって選択しましょう。内蔵すれば、OSの起動やファイルのコピーなどが高速化し、快適にパソコンを利用できます。外付けタイプでは、HDDに比べて軽量かつ耐久性が高いというSSDのメリットを最大限に生かすことができます。

内蔵

「Serial ATA 6Gb/s」や「Serial ATA」、「IDE」などのインターフェイスを利用して、パソコンの内部に設置するタイプのSSDです。

内蔵

外付け

USBやThenerbolt(Macで採用されている規格)を利用して、外付けで利用するタイプ。HDDと比べて軽量なので、データの持ち運び頻度が高い人に最適。

外付け

記録素子タイプで選ぶ

SSDには、1つの記録素子に、1ビットのデータを書き込む「SLC」、2ビット以上のデータを書き込む「MLC」、3ビットのデータを書き込む「TLC」の3種類があります。1素子あたりのビット数が少ないほど、耐久性と速度が向上しますが、価格は高価に。現在、もっとも一般的なタイプは、「MLC」です。

MLC SLC TLC
・SLCに比べて、価格が安い
・速度や耐久性がSLCに比べて低い
・価格が非常に高い
・SSDのタイプの中で、速度や耐久性にもっとも優れている
・すべてのSSDのタイプのなかで価格がもっとも安い
・ほかのタイプに比べて、信頼性や速度が劣る

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SSDの主なメーカー

SANDISK

SANDISK

フラッシュメモリのディングカンパニー

SDカードをはじめとしたフラッシュメモリで有名なメーカーです。実績に裏打ちされた信頼感と価格の安さを両立した「SSDプラス」シリーズが人気です。

SANDISK

トランセンド

トランセンド

幅広いラインアップでユーザーの支持を獲得

32GBから1TBまで、容量を豊富に用意しています。「SSD370」シリーズには3.5インチマウントが付属し、デスクトップユーザーにも最適です。

トランセンド

インテル

インテル

CPUのトップメーカーがSSDでも存在感を発揮

CPUのナンバーワンメーカーとして有名なインテルは、SSDのメーカーとしてもユーザーから高い評価を受けています。「535」シリーズは、書き込み速度が490MB/s(240GB)と高速です。

インテル

ADATA

ADATA

コストパフォーマンスの高さで大人気

抜群のコストパフォーマンスで人気を誇るメーカーです。「Premier SP550」はTLCを採用し、240GBの容量で9,000円台前半とお手ごろ価格で、初心者にもうってつけです。

ADATA

キングストン

キングストン

ハイパフォーマンスモデルを多数ラインアップ

メモリメーカーとして実績のあり、自作PCユーザーからも厚い信頼を集めています。「Savage」シリーズは、最大読み込み速度560MB/sのハイパフォーマンスで、上級者に人気です。

キングストン

サムスン

サムスン

スマホでも有名な世界的半導体メーカー

スマホで有名なサムスンは、SSDでも世界を牽引。独自技術の「3D V-NAND」によって、大容量化と高速化を両立します。付属のユーティリティソフトも充実しています。

サムスン

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FAQ(よくある質問と回答集)

QノートパソコンのHDDをSSDに交換する手順を教えてください。
ASSDにOSをクリーンインストール(まっさらな状態のSSDにOSをインストールする)か、現在使っているソフトや設定などの環境をSSDに移行(クローン)するかによって手順が違います。
なお、後者の方法の場合、SSDの容量が、現在使用しているHDDの容量よりも大きい必要があります。

■SSDにOSをクリーンインストールする場合
1.必要なデータを外付けHDDやUSBメモリーなどを利用してバックアップする。
2.現在利用しているHDDとSSDを交換する
(デスクトップパソコンでベイに余裕があれば追加も可能)
3.交換したSSDにOSをインストールする
4.その他の必要なソフトやドライバなどをインストールし、バックアップしたデータを復元する

■SSDに現在の環境をクローンして利用する場合
1.現在利用しているHDDとSSDを交換する
(デスクトップパソコンでベイに余裕があれば追加も可能)
2.取り外したHDDのデータを、HDDケースなどを利用してSSDにコピーする。
※データのコピーには、フリーや市販のバックアップソフトや、SSDまたはHDDケースに付属している環境移行ソフトを利用する。
3.コピーが完了すれば、すぐに以前と同じ環境でパソコンを利用できる
Q「プチフリ」とは何ですか?
A動作が一瞬停止する「プチフリーズ」のことで、SSDの登場初期はその大きな欠点であると言われていました。
しかし、コントローラの改良やキャッシュの搭載によって、プチフリ問題はほぼ解消されています。

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用語集

Serial ATA
パソコンと、SSDやHDD、DVDドライブなどを接続する規格のこと。「SATA」と表記されることもある。「Serial ATA」が策定されたのが2000年で理論上の最高速度は1.5Gbp/s。2004年には転送速度3Gbp/sの「Serial ATA2.0」、2009年に6Gbp/sの「Serial ATA3.0」が策定された。
クローン
HDDやSSDに保存した内容を、そっくりそのまま別のHDDやSSDにコピーすること。単純にデータをコピーするのではなく、パーティションなどのディスクの構成もすべて含めた状態でデータを移行する。ノートパソコンなどで、HDDをSSDに換装する場合に利用する。

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