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ビデオカードの選び方

価格.com ユーザーが編集するビデオカードの選び方のガイドです。ビデオカード選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェック!

概要編集する

液晶ディスプレイ等に画像を表示するためのカードのこと。別称として、VGA、GPU、グラフィックボード、グラフィックスボード、グラフィックカード、グラフィックスカードなどがある。 かつてはCPUにもマザーボード上のチップセットにも画面表示機能が無かったため必須の部品であったが、最新型のCPUを使う場合で別付けのカードを必要とするのはIntelのLGA2011に取り付けるCPU(Sandy Bridge-E)とAMDのSocket AM3+(FX)である。やや古いPCでは、CPUではなくチップセットに画面表示機能が付いているものもあるが、マザーボードのディスプレイ出力端子の有無でグラフィックカード購入の要否が分かる。

マザーボードとのインターフェースはPCIExpress x16のRevision 2.0または3.0が主流。 モニターへのインターフェースはDVI-I,DVI-D,D-sub 15ピン(VGA),HDMI,DisplayPortなど。 新しいものほどDirectX(ゲーム)の対応バージョンが上がり、動画再生支援(Flash再生、動画再生)機能なども充実する傾向が強い。
半導体を使った製品の例に漏れず、「古い最上位より、新しい下位の方が高性能かつ高機能」ということはよくある。

2012年現在において、AMD AシリーズやEシリーズ、Intel 第3世代Core i(Ivy Bridge)の内蔵グラフィック性能はビデオカードのローエンド程度はあるので、軽い3Dゲームができる程度に機能向上している。(逆に言えば豊富な出力端子が用意されているマザーボードにローエンドのビデオカードを挿す意味はほとんどないといえる)

最終更新:i-brown 2012/05/09 3:14:37

選び方のポイント編集する

購入前のビデオカード選択

ビデオカードが挿せるPCなのかを確認

 PCによってはビデオカードを挿す場所がないのものもありますので、事前にPCの仕様をよく調べておく必要があります。通常のカードは2つのスロットを占有します。1スロットやロープロファイルのカードにはローエンドのGPUしか搭載されていません。

ビデオカードの選択

 まずはもちろんですが、自分の用途にあったビデオカードのシリーズを選びます。
業務用途(ゲームではなくOpenGLに特化)で使うなら、NVIDIAのQuadroシリーズ、ATIのFireGLシリーズ、MatroxのMシリーズを選択します。
ゲーム用途(DirectX使用)はNVIDIAならGeforce[数字3桁][英字2〜3桁]、ATIならRADEON HD[数字4桁]になります。
どちらも型番の数字の一番上の桁が「チップの世代」で、それ以降の数値が「同一世代での大まかな性能レベル」を表しています。型番が1周して命名規則が変わることもあるので、極端に古い製品を買ってしまわないように注意しましょう。
ゲーム用に買いたい場合の選び方ですが、
自分のプレイしたいと思うゲームの公式サイト等で『推奨動作環境』を調べ、ビデオカードに関して記載されている項目(「ビデオカード」や「グラフィックカード(ボード)」、「GPU」など)を見ます。

『推奨動作環境』は大抵のゲームにおいて「十分なスペック」というわけではなく、「普通にプレイできるけどたまにカクカクするときがありますよ」というレベルである場合が多いため、推奨スペックより数ランク上のビデオカードを選ぶのがコツです。メジャーなゲームであれば、4Gamer.netなどゲームの批評を行うサイトなどで動作レポートされていることもあるので、参考にすると良いでしょう。

ビデオカード決定後のシステム構成見直し

次に、ビデオカードが決まったら、自分のPCのシステム構成を考えます。PCケースがスリムタイプである場合はミドルレンジ以上のGPUの搭載されたビデオカードは物理的にケースに入らない場合が多いため、ロープロファイルという小さめのカードしか選択肢がなくなります。ロープロファイルのビデオカードに載っているGPUは低性能のものが多いため、やりたいゲームによっては満足にプレイできない場合もあります。

電源ユニット容量

ケースが普通の幅のものでミドルタワー以上の場合は電源容量に着目します。カードメーカーのサイトでは、各ビデオカードの消費電力や必要最低限の電源容量が掲載されているため、そこで買おうとしているビデオカードに必要な電源ユニット(PSU)を選びます。電源ユニットは総容量だけでなく、ビデオカードへの供給に使用される+12Vの電圧の部分の電流(A)に着目します。

中学・高校の理科で習ったかと思いますが、消費電力W(ワット)は、電圧(V)、電流(A)としたとき、 (式)
W = V × A

となるため、ビデオカードの最大消費電力よりも+12Vの容量の大きい電源ユニットを選ぶようにします。電源ユニットの+12VでのAが少ないと、極端に負荷がかかった場合にフリーズしたり、電源がシャットダウンしてしまう原因となります。
ただし、上式の『W=V×A』は理論値の場合であり、実際にはいくらかロスがありますので、最低でも数Aの余裕をもって電源ユニットを選びます。
大容量の電源ユニットはほどグラフィックカード用補助電源端子が多くなるので、それもおよその目安になります。

再度ケースへ

電源ユニットも大丈夫な場合は、再度ケースに戻ります。ケースの幅が大丈夫だったとしても、奥行きによっては他のパーツやHDDベイに干渉して取り付けできない場合がありますので、メジャー等を使ってケース内部の奥行きを計測します。具体的にはPCI-Express x16の横にあるI/Oパネルの位置からHDDベイまでの距離を測ります。
また、補助電源端子を複数必要とするようなグラフィックカードは放熱も大きいので、ケースファンの配置など冷却にも十分な注意が必要です。

最後に

電源ユニットOK、ケースもOKだった場合は目的のビデオカードを購入して装着してください。装着の際には端子部分に手を触れないように注意、特に最近のミドルレンジ以上のものには複数のグラフィックカードを並列動作させるための端子があるので、装着の際には静電気防止の手袋をして作業するとよいかもしれません。

最終更新:i-brown 2012/05/09 3:12:29

FAQ(よくある質問と回答集)編集する

補助電源とはなんですか

PCIe外部電源、6ピン補助電源コネクタ などと呼ばれているものです。 おおむね最大消費電力80W程度のモデルから必要になります。 このコネクタを持つビデオカードは、電源ユニットからでている「6ピンPCI Expressケーブル」を補助電源コネクタに供給しないと動作しません。 古い電源はこのケーブルが無いことがあるので、4pin-6pin変換コネクタなどを使います。 これは既存のDVDドライブなどに使用していた4pin電源コネクタを6pin補助コネクタに変換するものです。 ビデオカード購入時に変換コネクタが付属していることもありますが、400円程度も購入可能です。 ただし、補助電源が必要なビデオカードは単体で100W以上消費するモデルが多いので、6ピンPCI Expressケーブルが無い電源はあくまで「間に合わせ」程度に考えた方がよいでしょう。

さらにハイエンドなビデオカードでは6ピン補助コネクタが2個や8ピン補助コネクタが必要になるモデルも存在します。 (ただし8ピン補助コネクタは標準化されておらず、ベンダーの独自仕様状態です)

最終更新:にの2001 2010/12/15 8:41:18

用語集編集する

GPU

Graphics Processing Unitの略語。グラフィックボードに搭載されているグラフィック専用の演算装置のことを指す。 現在は主にNVIDIAとAMDの2社が製造している。

NVIDIA

米国の半導体メーカー。 DirectXに最適化されたゲーム用GPUをGeForce, OpenGLに最適化されたワークステーション・3D CAD向けのGPUをQuadro というブランドで発売している。

SLI

ScalableLinkInterface の略。 ビデオカードを複数使用して画面表示を高速化する方法の1つで、nVIDIA系製品で用いられている技術。 ビデオカード、マザーボード、および電源を対応製品で揃え、SLIブリッジケーブルでビデオカード同士を接続する必要がある。 Windows XP 環境の場合、SLI時にデュアルモニタ動作は出来ない。Windows Vista では可能。 Windows XP の場合、2waySLIまでしか対応されず、3waySLIはVistaからの対応となる。 以前はNVIDIAのチップセットでしかSLI動作は不可能だったが、Intel X58・P55チップセット搭載のマザーボードでは、多くの製品がSLIをサポートしている。

AMD(旧 ATi)

米国の半導体メーカー。GPUのほかにAthlonやPhenomブランドのCPUを製造販売している。 ATiはグラフィックボードのブランドの一つ。 DirectXに最適化されたゲーム用GPUはRADEON, OpenGLに最適化されたワークステーション・3D CAD向けのGPUをFirePro というブランドで発売している。

CrossFire(CrossFireX)

ビデオカードを複数使用して画面表示を高速化する方法の1つで、AMD(旧ATI)系製品で用いられている技術。 3枚/4枚の使用が可能になった頃からは「CrossFireX」と呼ばれているもよう。 最近ではマザーボード上の機能と合わせて使用する「Hybrid CrossFireX」と呼ばれる方式もある。 ビデオカード、マザーボード、および電源を対応製品で揃え、CrossFireブリッジケーブルでビデオカード同士を接続する必要がある。 Windows XP 環境の場合でも、CrossFire時のデュアルモニタ動作が可能で、CrossFire動作の切り替えがスムーズ。

VRAM

Video Random Access Memoryの略語。ビデオメモリ。 GPUが描画処理を行うための一時的な作業領域。

解像度と画面数によってだいたいの必要量が決まっており、必要以上にあっても快適にはならない。

(時間がなくなってきたので次の方への引継ぎ)

シェーダーとシェーダー数

簡単に言えばどれだけの数のオブジェクトを表示できるかを表す。性能を見極めるならクロック数を見るよりこちらを見た方が比較しやすい。

コアクロック

グラフィックボードに搭載されるGPUの処理能力を表す。ただし、CPUのクロック数とは違い、これだけがそのグラフィックボードの性能を決めるわけではない。

メモリクロック

簡単に言えばVRAMのスピードの事。しかし、これが必要以上に早くなったからと言って快適になるわけではない。

シェーダークロック

1秒間のオブジェクトの書き換え能力を表している。 (クロック関連は詳しい方に引き継ぎます)

オーバークロック

コアやメモリのクロックを定格より引き上げること。ユーザーがユーティリティで変更したり、カードメーカーが出荷時点でクロックを変更したりする。後者の場合は「オーバークロックモデル」となる。オーバークロックモデルには高クロック化 = 消費電力増大 = 発熱増大に合わせて、リファレンスとは異なるデザインのクーラーが付いていることが多い。

GPUコンピューティング(GPGPU)

グラフィックボードをCPUの代わりに働かせるというもの。物理演算など科学技術方面で使われることが多い。 一般の人向けの用途としてはビデオをエンコードするぐらいである。

最終更新:i-brown 2012/06/04 0:15:06

ビデオカード トレンド

2012年04月のトレンド情報です
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