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ユーザーにもっとも支持された製品、価格.comプロダクトアワード2016

価格.comプロダクトアワードとは4500万のユーザーの方々に日々書き込んでいただいているレビューの評価をベースに、その年にユーザーにもっとも支持された製品を選出するアワードです。”ユーザー満足度の高い製品”や、“隠れた逸品”が選出されやすいといった特徴があります。

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プロダクト大賞 発表

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総評

今年2016年も、恒例となった「価格.comプロダクトアワード」の各大賞製品16製品が選出された。各大賞製品の顔ぶれを見ていて感じるのは、これと言って傑出した製品がないことだ。どの製品も確かに非常にすぐれたコストパフォーマンスや機能・性能を持った製品ばかりだし、ユーザーから人気があったのも確かなのだが、それでも、今年2016年を代表するような「顔」としての製品がなかったのが残念である。昨年2015年のアワードでは「一点豪華主義的」なユニークな製品がいくつか顔を出しており、こうした傾向は今後も続くように思えたのだが、今年2016年は、逆に質実剛健、「実用的」な面の強い製品が多く選出されたように感じる。

完全にコモディティ化が進んでいるパソコン関連は言うに及ばず、ここ10年くらい話題の中心となってきたスマートフォンやタブレットにも、パソコンと同様コモディティ化の波が押し寄せている。すでに処理性能はほぼ頭打ちとなり、製造メーカー各社は、それ以外の付加価値、たとえばカメラ性能や、省エネ・バッテリー性能、デザイン性などで差別化を図るようになっている。また、逆に価格面での差別化を図ろうとする動きもあり、これが今年2016年、日本国内でも「SIMフリースマホ」として大きな人気を呼んだ。必要十分の処理性能と、少なくとも2〜3日は持続する実用性の高いバッテリー性能を持ったこれらの製品は、主に台湾や中国のメーカーを中心に製造され、日本国内でも高い人気を呼んでいるが、その代表格として今年大いに注目されたのが中国のHuaweiだった。昨年のアワードでも、スマートフォン部門で同社の「Ascend Mate7」が大賞に選出されたが、今年も「HUAWEI GR5」にて選出され、2年連続の受賞となった。部門こそ違うが、タブレット部門で選出された、台湾ASUSの「ASUS ZenPad 3 8.0 Z581KL-BK32S4」も、基本的には同じような理由により人気を得た製品であり、昨年のパソコン部門大賞に選出された「EeeBook X205TA」に続く2年連続の選出となっている。

このように、その製品ジャンルがコモディティ化してきた際に、人気を呼びやすいのが、上にあげたような高コストパフォーマンス製品だ。やや趣は異なるが、映像部門の東芝「REGZA 40V30」や、空調家電部門の日立「HEF-110R」なども、必要性能をできるだけ低コストで実現した、非常に手堅い製品であることは間違いない。また、決して安い価格帯ではないものの、すでにブランドとして確立した感のあるシリーズ製品、たとえば、調理家電のパナソニック「3つ星 ビストロ NE-BS1300」や、健康家電部門のパナソニック「ナノケア EH-NA98」なども、いかにも手堅い製品の選出となった。このほか、自動車部門の、ホンダ「オデッセイ ハイブリッド 2016年モデル」なども、久々の「ミニバン復権」という今年ならではの動きも後押ししたが、やはり非常に手堅い設計の製品という点では、似たものを感じる。生活家電部門のダイソン「Dyson V8 Fluffy」も、掃除機として決して安い製品ではないが、すでに日本国内でも浸透した感のある「ダイソン」ブランドの元で、しっかりと性能を進化させたことが、今回の受賞につながったものだろう。いずれも、非常に安定したブランドの、手堅い作りの製品であり、購入したユーザーの評価が高いのもうなずける結果だが、それだけに意外性は感じられなかった。日本の消費者もひと昔前より随分賢くなり、インターネットですでに高い評価が定まったものばかりを購入する傾向が強くなったということなのだろうか。消費者は製品選びにおいても、冒険することをやめてしまったのだろうか?

その疑問に「No!」を突きつけているのが、今年のアワードの大賞受賞製品の中ではほぼ唯一異彩を放っている、カメラ部門の富士フイルム「FUJIFILM X-Pro2」だ。デジタルカメラの世界も、スマートフォンの登場によってコモディティ化が高度に進み、今や本格派製品でなければ売れないというような状況が長く続いている。メーカーも、キヤノン、ニコンという2大メーカーが依然として大きな存在として市場をガッチリ押さえており、3位以降のメーカーが頭角を現すのは非常に難しくなっているわけだが、そんな中でも、富士フイルムのチャレンジ精神を体現したような本製品が、ユーザーの高い支持を得て、大賞に選出されたことは大きな意味があるだろう。フイルムメーカーであった同社ならではのビビッドな発色にこだわり、前モデル「FUJIFILM X-Pro1」では弱いと言われていたAF性能を大幅に改良。ボディは高級感のあるクラシカルスタイルで、カメラマニアの心をしっかりととらえるこだわりの逸品だ。正直、それほど台数が売れる製品ではないだろうが、このようなチャレンジの塊のような製品に対しても、しっかりと応えてくれるユーザーがまだ多くいるのだということを、本製品の大賞選出は教えてくれる。

なお、惜しくも大賞には選出されなかったものの、各カテゴリの金賞受賞製品などをつぶさに見ていくと、「FUJIFILM X-Pro2」のようにこだわり抜いた製品や、アイデアが秀逸なオンリーワン製品の姿もちらほら確認できる。今年2016年は、まださほど大きな動きとはなっていないが、こうしたチャレンジングな製品が増えてきているのが希望の光だ。来年にかけて、これらの製品がなるべく多くの消費者の目に触れ、高く評価されることを願ってやまない。

株式会社カカクコム
常務執行役員
鎌田 剛

部門、各賞について

価格.comの取扱製品「パソコン」「家電」「カメラ」「スマートフォン」「自動車」「ゲーム」を対象とし、全16部門、各部門から1製品の大賞を選出。

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