価格.comプロダクトアワード2007

ホーム > 価格.comプロダクトアワード > 価格.comプロダクトアワード2007

価格.comプロダクトアワード2007 1200万ユーザーの声が選ぶ、本当に支持されているモノ

2007年プロダクト大賞受賞製品

パソコン関連プロダクト大賞

インテル Core2 Duo E6750 BOX

AV家電プロダクト大賞

PIONEER KURO PDP-5010HD (50)

生活家電プロダクト大賞

ナショナル MC-P700J

カメラ関連プロダクト大賞

オリンパス E-3 ボディ

  • オリンパス
  • E-3 ボディ
  • デジタル一眼レフカメラ

携帯電話プロダクト大賞

富士通 FOMA F905i (DoCoMo)


総評

株式会社カカクコム メディアクリエイティブ部部長 鎌田 剛

株式会社カカクコム
メディアクリエイティブ部部長
鎌田 剛

「価格.comプロダクトアワード」は、ユーザーの方々に日々書き込んでいただいているレビュー・クチコミの評価をベースに、「ユーザーにもっとも支持されている(満足度の高い)製品」を選出するという、他に例を見ないユニークな方法を採用したアワードである。いわゆる「売れ筋ランキング」や「評論家(オーソリティ)によるアワード」と異なり、売り上げ的にはさほど大きなヒット商品になっていなくとも、価格に対する性能(満足度)の高い製品が選出される傾向にあるのが特徴だ。そのため、いわゆる「隠れた逸品」的な製品が選出されることも往々にしてある。

今回で二回目となる2007年の価格.comプロダクトアワードだが、昨年の91カテゴリから対象カテゴリを6つ増やし、全部で97のカテゴリについて、アワード受賞製品を決定した。なお、ポイントのベースをレビューやクチコミの評価に置いていることもあり、レビューやクチコミの投稿数の少ないカテゴリは対象外としている。各カテゴリごとにポイントの高かった順に、金賞、銀賞、銅賞の3つの賞を設け表彰するとともに、各カテゴリが所属する5つの大きな分野ごとに、総合的なプロダクト大賞を1製品ずつ選出した。

まず、価格.comの多くのプロダクトの中でも製品数の多いパソコン関連部門では、今年はインテルのCPU「Core2 Duo E6750」が選出された。パソコン本体や周辺機器など、さまざまな製品が存在するパソコン関連部門で、PCパーツがこれだけ高く評価されるということ自体が驚きであるが、独自のデュアルコア設計による高パフォーマンスと省電力化をともに実現し、価格的にも3万円を下回るような入手しやすい価格で売り出されたこのプロセッサは、多くの自作PCユーザーの熱い支持を得た。2007年は、新OS「Windows Vista」が発売された年でもあったが、このWindows Vistaをストレスなく動作させられるパフォーマンスをいかんなく発揮した点も、高評価につながった要因であろう。

次に、AV家電部門だが、こちらはパイオニアのプラズマテレビ「KURO PDP-5010HD」が選出された。AV家電部門といえば、人気の液晶テレビやDVDレコーダーなど強豪製品がひしめく部門だが、その中でもっとも満足度の高かった製品が、徹底的に性能にこだわって作られた高級プラズマテレビだったという点が非常に興味深い。価格的にも決して安い製品ではなく、それゆえ期待値も十分に高い製品だったが、その期待を上回るほどの実力・性能を実現したことで、評価も非常に高いものとなった。

これとほぼ同様の現象が見られたのが、カメラ関連カテゴリの大賞に輝いたオリンパスのデジタル一眼レフ「E-3」である。2007年のデジタル一眼レフカメラ市場は、各メーカーから非常に完成度の高い自信作が数多く発売され、クチコミ掲示板などでも大いに話題となったが、それら強豪製品ひしめく中で見事大賞に選ばれたオリンパスの「E-3」は、同社が4年の歳月をかけて発売したデジタル一眼レフのフラッグシップ機である。非常に高い期待値を見事に上回る評価を得たという点で、パイオニアの「KURO PDP-5010HD」と似た評価といえるだろう。

このほか、生活家電部門では、ナショナルの掃除機「MC-P700J」が大賞に選出されている。「MC-P700J」は、今流行のサイクロン方式ではなく、従来の紙パック方式を採用したいわばオーソドックスな掃除機である。しかしながら、サイクロン方式では得られない強力な吸塵力と、目に見えない微細なハウスダストまでも感知する「ハウスダスト発見ランプ」の搭載によって、床をキレイに掃除できるだけでなく、ちゃんとキレイになったかどうかまで確認できるということで、「掃除が楽しくなった」という評価を多く受け、今回の受賞となった。オーソドックスな構造でも、製品本来の使命を忘れることなく追及してきたという点で、きちんとしたモノ作りが評価された形だ。

同様に、携帯電話部門で大賞に選出された富士通の「FOMA F905i」も、モノ作りという点においてはしっかりとした製品といえる。携帯電話としては最大級となる3.2型の大型液晶を搭載し、液晶を回転させても使える「ヨコモーション」を採用することで、「画面は見やすく、操作は片手で」という、携帯電話としての使いやすさを追求した製品だ。携帯電話の機能は年々進化しており、もはや機能面での差別化は難しくなっている現状だが、「FOMA F905i」は、地道ながらも堅実に使いやすさを追求してきた結果、見やすい文字フォント、押しやすいボタン、操作のレスポンスの速さなどの、基本性能のトータルバランスが非常に高い評価を受けた。変に流行に流されず、製品本来の使いやすさを追求してきた結果といえる。

このように、2007年の価格.comプロダクトアワードで高く評価された製品のプロフィールを見てみると、製品の高い・安いに関係なく、「いいものを妥協せずにしっかりと作ってきた」メーカーの「しっかりとした製品」が、各賞に選ばれていることがわかる。その中には、一見すると地味に思える製品もある。一般的には、それほど話題になった製品ではないこともある。しかし、それぞれの受賞製品のどのような点が評価されたのか、1つ1つのクチコミ評価を見ていくと、どの製品も「なるほど、確かに!」と思わず納得してしまうものばかり。よくできた製品というのは、ユーザーによってやはりきちんと評価されているのだということを、改めて認識した。


部門賞一覧


このページの先頭へ