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金賞

FUJIFILM X-Pro2 ボディ

富士フイルム

FUJIFILM X-Pro2 ボディ

タイプ:ミラーレス 画素数:2430万画素(有効画素) 撮像素子:APS-C/23.6mm×15.6mm/CMOSIII 連写撮影:8コマ/秒 重量:445g

評価スコア
12,005pt
価格.com 最安価格
¥

レビューピックアップ

  • Shaughnessyさん

    満足度5

    XシリーズのカメラはX-E1とX-T1を使ってきました。 X-Pro2は予約して発売日に購入し、約6ヶ月間みっちり使いました。
    先週末にF1シンガポールGPにて撮影し、自分なりの評価が固まったのでレビューいたします。因みに去年と一昨年はX-T1で撮影しています。
    http://review.kakaku.com/review/K0000616779/ReviewCD=756830/#tab
    【デザイン】
    僕の場合、最初はあんまりカッコいいデザインではないなと思っていたのですが、毎日使っているうちにじわじわと好きになって行きました。
    ボディージャケットやストラップ、レリーズボタンなどを付けてカスタマイズすると色々な表情を見せてくれます。正面にロゴが無いのも良いですね。
    【画質】
    X-E1からX-T1に変えた時にちょっとわざとらしいようなビビットな色合いに違和感を感じたのですが、似たような感想をもったユーザーが多かったのでしょうかX-Pro2の色合いは凄く自然になりました。X-E1を使うと特に感じる立体感不足も改善されたと思います。
    よく言われる高画素化によるデメリットも特に感じる事は無いですし、個人的に非常に満足度の高い画質になったと思います。
    モータースポーツなどはどうしても撮影枚数が多くなってしまいますので、Jpegで自分のイメージどうりの発色が得られる事がこのカメラの大きな強みだと思います。
    【操作性】
    これは素晴らしいです。
    F1撮影にあたって、もしかしたらX-T1より撮りづらいかも?なんていう心配があって予備にX-T1も持っていったのですが、Pro-2での撮りやすさに感心することが多く、残念ながらX-T1の出番はありませんでした。何が良いのかと言うと、僕は左目利きなのですが、X-T1だと左目でファインダーを覗くと右手がかなり窮屈で各種ボタンも小さいですから、物凄く操作しずらいのですが、X-Pro2の場合、左目でファインダーを覗くとちょうど右目の前のスペースくらいにフォーカスセレクトレバーがくる感じになり、ファインダーを覗きながらのフォーカス移動も容易ですし、MFでフォーカス位置を拡大したりする操作や露出補正ダイアルなども親指で容易に操作出来ます。ボディーの大きさはある程度の大きさ重さのレンズを付けた時に真価が発揮されますね。今回はXF90mmをメインに撮影しましたが取り回しも楽でベストバランスでした。数日間ハードな撮影をこなしているうちにボディーの剛性感やカメラとの一体感が感じられてメーカーがこのサイズや操作系統にこだわった理由が分かったような気がしました。
    【バッテリー】
    はっきり言って持ちは悪いです。レフ機と比べるのが間違いで、高性能ミラーレスは電池は持たないのが当たり前で必ず予備を持ち歩くという風に
    個人がパラダイムシフトすれば幸せになれるのではないでしょうか。僕は一日中撮影するような時はバッテリーは5個持ち歩いています。
    F1撮影では約2時間の撮影でフル充電のバッテリー2個が空になりましたが、連写しているので3000枚以上撮れます。
    【携帯性】
    性能を考えると良好だと思います。ショルダーバッグにボディー2台レンズ4本持ち歩く事が多いですが、苦にならないですね。
    【機能性】
    やはりこのカメラの機能といえばハイブリットビューファインダーでしょう。
    X-T1のファインダーをとても気に入っていた僕は、最初OVFにはほとんど期待していなかったのですが、このファインダーは楽しめますね。
    まず素通しのファインダーがとてもクリアで見やすいですし、35mmから27mmにレンズを変えた時に一瞬でスクリーンも切り変わる凝ったギミックなんかは堪らないものがありますよ。
    パララックスがありピントがアバウトですが、そんなの気にせずにOVFでサクサクとスナップしているとなんだか大らかな気分になってとても気持ちいいです。
    正確なピントが必要ならば瞬時にEVFに変えられるのがこのファインダー最大のメリットだと思います。
    今回のF1撮影は全てEVFで行いましたが、一番感心したのがこのEVFで、タイムラグやブラックアウトもほとんど感じる事も無くとてもスムーズにF1を追う事が出来ました。
    X-T1での撮影では1時間以上集中してEVFを見ていると目の奥の方が痛くなってきたのですが、今回X-Pro2のEVFのみを使い3日間F1撮影しましたが、目が痛くなる事が全く無かったのです。
    X-T1のEVFが有機ELで鮮やかだからなのか、ファインダー像が大きいので目の動きが多くて疲れるからなのか頭が痛くなる理由はよく分かりませんが、この事がX-T1のファインダーの一番の問題だとずっと思ってきたので、X-Pro2ではその問題が無いのが分かったのは最大の収穫でした。
    【液晶】
    チルト機構を入れないで高解像度の液晶を選択したメーカーの判断を僕は支持します。
    この液晶は凄く精細で色合いも正確で綺麗です。EVFの色合いの方が少し青白く背面液晶との色合いが合っていません。
    僕の場合は表示設定でEVF明るさ−2鮮やかさ+3 LCD明るさ−3鮮やかさ0に設定したら、なんとか許容範囲に見えるようになりました。
    それでも色合いの調整機能が無いので、今後ファームウェアアップデートでぜひ出来るようにしてもらいたいですね。
    【ホールド感】
    デフォルト状態ではX-T1よりもホールド感は悪いですが、フジ純正のボディージャケットとレンズメイト社のサムレストを付けたら物凄くホールド感良くなりました。見た目もカッコよくなりますし、これはオススメですよ。
    【総評】
    F1も問題無く撮れました。ポートレートも撮りやすいです。孤高のスナップシューターみたいなイメージをメーカーは作りたいのかもしれませんが、X-Pro2は十二分にオールラウンドで活躍出来るカメラです。遊び心満載のファインダー、剛性感ある上質なボディー、極上のシャッターフィーリングなどカタログスペックに現れない所に時間とコストをかけて創られたカメラであるという事が使い込むほどに分かってきます。購入を検討されている方は出来れば実機をじっくりと試されてから決められるのが良いと思います。特に効き目左の人にオススメします。

    投稿日:2016/9/24 11:08

  • シベパパさん

    満足度5

     富士フィルムのカメラは200万画素のコンデジ以来、S602なども使っていました。当時からフジの画質が好きでした。1眼はペンタックスを長く使っていましたが、XM1のコンパクトさにひかれて、システムを総入れ替えしました。その後日中の日向では全く見えない液晶にがっかりし、ファインダーで撮影したくて、XE1の中古に買い換えました。XE1は大好きなカメラで、スタイルも画質も十分に満足していましが、店頭で触ったXPro1の、ちょうど手の中にしっくりはまる感触が忘れられず、いつかはXPro1を手に入れたいと密かに思っていました。当時は高価で手が出ませんでした。XPro2が発売されるという情報が流れ始め、1年以上掛けて、欲しい物も我慢して、20万円ほどタンス貯金をしました。しがないサラリーマンの懐具合はそんなものです。待ちに待った発売でしたが、価格が20万強なのを見て購入をためらい始めました。XT1とレンズを買い増しした方がよいとも思いました。が、結局、もし今、XT1を購入したら、必ず後で後悔すると思い、19万弱でのXPro2購入に到りました。
     その結果は大満足でした。XE1は私の手には小さすぎましたが、XPro2は絶妙に両手の中に収まります。重量感もシャッターフィールも最高です。

     デザインは、そもそもこれが好きだったのですから文句なし。

     画質については、せいぜいA4かA3でプリントするだけなので、XE1から劇的に良くなったなどとは思えません。最新の高価なカメラなら、下手くそでも自然に、上手な良い写真が撮れるなんて、そんな虫のいい話があるわけはないのです。条件のよい場面で桜の花の接写をした場合、XE1とXPro2の画像を比較して、 「こちらの方が上」 などと判定を下すのは、私には不可能です。
     でも、画質にはともかく満足しています。ただ、北向きの窓辺に置かれた白い花を撮影したとき、AWBでは「白」ではなく「クリーム色」になってしまいました。「GRデジタル」では苦も無く「白」に映るのに、と当惑しましたが、R−2、B+9に微調整すると、満足のいく画像になりました。
     そういう意味では、結構気むずかしいカメラなのかもしれません。私のような未熟者には使いこなすのが難しいとも言えますし、使いこなす楽しみは何者にも代えがたいとも言えます。XE1のときよりも撮影する楽しみが、間違いなく増えました。使って楽しいカメラとはこのことです。
     操作性は十分に楽しめます。ジョイスティックで、焦点ポイントの移動を、ファインダーをのぞいたまま行うのはとても便利です。また、ボタン配置が、右手親指で全て行えるようになったXPro2の操作性はとてもよいと思います。あらゆる点で、従来のフジ機よりも、操作性が上がっているのではないでしょうか。日陰で、XF60がスパッと合焦します。ジーコジーコと迷ったりしません。文字通りサクサクと撮影を楽しめます。全ての操作へのレスポンスが向上しています。なお、注目のERFの小窓は、室内で静物を撮る場合などには役に立ちますが、明るい屋外のマクロ撮影などには不向きだと思いました。

     バッテリーは確かにすぐ無くなります。でも、3台目のフジなので、予備のバッテリーはたくさんあるので問題なし。ただ、ハイパフォーマンスモードはすぐにやめました。
     携帯性も問題なし。XE1を使っていたのと同じ、小ぶりのソフトケースを普通のショルダーバッグやリュックに入れて持ち運んでいます。
     機能性は、今のところ、まだXE1に対する絶対的に大きなアドバンテージは感じていません。アクロスで白黒写真を撮る楽しみを味わえるようになれば、きっと別物の楽しみが広がるであろうことは理解しています。 
     液晶は特に感想なし。満足です。
    ホールド性は最高です。レザーカバーを装着していますが、この絶妙な手触りと重量感が最高です。XPro2の購入をためらっている皆さんにお薦めします。「これはいいですよ。」この感覚を味わえば、身分不相応な痛い出費も後悔しないでしょう。価格がもう少し落ち着けばさらに多くの方々が購入に走るだろう事は間違いないでしょう。

    投稿日:2016/4/16 20:33

  • アリスタルコスさん

    満足度5

    【デザイン】レンジファインダー風のデザインに惹かれていたので、一も二もなく☆五つ。

    【画質】以前から富士フィルムのカメラは合焦面のピントは実にシャープ、そこから外れるにつれてソフトに溶けていく感じ(これはレンズによるもの)が好きで使ってきた。今メインで使っている60oマクロもシャープさとアウトフォーカスの自然なボケ味が秀逸で(これもレンズの評価になるが)、いろんなレンズを試してみたくなる。もちろんフジフィルムのXシリーズの色合いはとても好ましい。☆五つ。

    【操作性】富士フィルムのXシリーズはE20、E1、E2と使ってきたので、操作性の上で戸惑うことはなかった。☆五つ。ただ一つ注文をつけたいところがある。ファインダーをメインで用いる際に、設定画面だけは背面液晶になるように(というより背面液晶でのみ表示されるように)できないだろうか。ファインダーでEVFを見ながら設定するなどということは普通の人間はしない。

    【バッテリー】まあ、普通かな。びっくりするほど持ちがいいわけではない。背面液晶はデフォルトで見えないようにしてもいいのではないか。何かボタン一つで見えるようにしたり見えないようにしたり、それが簡単にできるように。☆四つ。

    【携帯性】私的にはこれで十分。手が大きいので、X20などは少し窮屈な思いをする。一時パナのGM5を用いたことがあったが、指が余って持って行きようがなく困った。むしろこのサイズは好ましい。☆五つ。

    【機能性】ほしい機能はついている。その呼び出しも複雑とは思わない。☆五つ。

    【液晶】日中の直射日光下で構図を確認するのはつらい。しかしファインダーを使えばいいので、困らない。液晶が示す精緻な図柄は十分満足を与えてくれる。☆五つ。

    【ホールド感】ストラップを右手に巻き付けて把持するような癖があり、ストラップごとカメラを保持するに具合がよろしい。☆五つ。

    【総評】撮影が楽しくなる。久しく感じたことのなかった感覚だ。購入して一週間ほどたっただけだが、まるで若い時分に好きな女の子と初デートした時のように心が浮き立つ。たぶんこれが私の購入する高価なカメラとしては最後の製品になるのだろうけど、末永く楽しんでいきたい。X-E2のファームアップを見ると、この機種も長いこと使える機種に持って行ってくれるのではないだろうか。

    投稿日:2016/5/23 10:09

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銀賞

PENTAX K-1 ボディ

ペンタックス

PENTAX K-1 ボディ

タイプ:一眼レフ 画素数:3677万画素(総画素)/3640万画素(有効画素) 撮像素子:フルサイズ/35.9mm×24mm/CMOS 連写撮影:6.5コマ/秒 重量:925g

評価スコア
11,305pt
価格.com 最安価格
¥

レビューピックアップ

  • dottenさん

    満足度5

    使い込むにつれて、現役フルサイズ一眼レフで唯一のボディー内手ぶれ補正のありがたみを実感する日々です。
    5軸5段の補正と高感度耐性の高さ、それらを更に活かす耐久30万回の新シャッターユニットでのスローシャッター撮影。
    三脚使用なら、ダメでも36MPローパスレス、RRS使えればそれ以上。
    このカメラは、撮影の楽しみが広がります。

    超望遠HD150-450mmでの撮影時のファインダー像の安定は、使い込む程に増して来ました。これぐらいの焦点距離でヤワなことを言う必要なしと思います、最近。

    作例は、
    5枚目以外は撮って出しNRオート。
    レンズ 1枚目から3枚目 DFA15-30  4枚目と5枚目 DFA150-450


    フレキシブル液晶はとても便利なすぐれモノですが、K-1の解像度に追いついていないかなと思う場面もたまにあり、4にしました。


    以上


    --2ND レビュー --- モータースポーツ、その他。

    やっとまともな動き物の撮影に行けたので、そのあたりのレビューです。
    またまた、とりとめもなく。

    作例は、いずれもDFA HD150-450mmクロップなし AF-Cで撮影。(おまけのトンボのみDFA100マクロAF-S)。
    サーキット撮影は3度目くらいなの青葉マークなので、そこはさっぴいてご覧下さい。

    高画素で撮りたいのと、たくさん撮影しても後の選別が面倒なので、なるべくクロップなしの4.4コマ/秒でのんびりと撮影しています。かなりトリミングしても、満足いく解像感を得られています。とはいえ、トリミングも結構面倒なので、クロップで撮るのもありか?と思い始めていますが(笑)。結論としては、やっぱり被写体との距離や連写速度で使い分けなんでしょうかね〜?

    ハイライトが粘るので、露出マイナス補正が不要なケースがほとんど。

    シャッターボタン押下から合焦までのラグが短くなったのも良い。

    バッファは、35mmフルサイズで RAWだと17枚。場面によっては不足に思う時もたまにあり。(J-PEGは70枚)

    シャッター耐久が30万回なのは嬉しいところです。

    肝心のAF-Cは、K-3Uから更に進化していますが、大手に比べるとまだまだなんでしょう、私は知りませんが。もうちょっと歩合が上がると更に嬉しいかな、とは思っています。

    あ、最後に大事なこと。高画素機なのに高感度にも強いので、シャッタースピードを躊躇なく速くすることが出来る場面が増えました。

    ということで、K-1で動体撮影の私感でした。
    他人に勧めるか?と聞かれたらよくわかりません(笑) 風景もみっちり撮って、動体も撮りたいということであれば、満足度は高いと思います。

    おまけ) マイク端子カバーが外れやすい場所にあり、雨の日は注意しないといけないのはダメですね。テープで固定しようと思ってます。あと、フレキシブル液晶の固定は、もう少し固いほうが安心できるのになぁと。

    以上。



    - -1ST レビュー楽チンな高画素高感度フルサイズ機 ---

    一ヶ月半ほど使ってのレビューです。

    高画素フルサイズ機ですが、K-1の手ぶれ補正のおかげで楽に撮影できてます。

    リアレゾは、反則でしょう〜って凄い描写ですね。

    高感度にも強いので、夜のスナップ撮影が暗いズームレンズで手持ち撮影できるのは凄いですね。

    DFA150-450mmで動体撮影も楽しんでます。連写機よりも精細な描写が好みです。もちろんコマ速不足で撮れないシーンもありますが、私の場合はほとんどFFモードで事足りています。

    作例でレンズ名を書いてないのはDFA28-105mmです。

    使える防塵防滴、ミドル機では他には無いコンパクトさも、楽チンさに貢献しています。
    携帯性のマイナス1は1kg強の重量ですが、手ぶれ補正ユニットも入ってなのでまあ納得しています。

    メーカーもファームアップで息の長いモデルにするって言ってますし、大事に使っていこうと思ってます。

    と、とりとめも無く1stレビューでした。

    投稿日:2016/8/30 2:44

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銅賞

D500 ボディ

ニコン

D500 ボディ

タイプ : 一眼レフ 画素数:2151万画素(総画素)/2088万画素(有効画素) 撮像素子:APS-C/23.5mm×15.7mm/CMOS 連写撮影:10コマ/秒 重量:760g

評価スコア
10,064pt
価格.com 最安価格
¥

レビューピックアップ

  • デジタル一筋さん

    満足度5

    「フルサイズ?orAPS-C?」
    デジタル一眼レフ購入の際、多くの方が直面する問題であろうと推察いたします。
    私自身この問いに対する明確な回答はいまだ見出すことが出来ず、あえて答えるとするならば「両方を所有する」などという失笑を買いそうな結論にならざるを得ません。
    実際、DX・FXの併用による相互補完が望ましいとは思いつつも、「必要となる予算」「機材増大による運用上の困難」等を主な理由として、結局は採り得ない選択肢であるのは、何も私に限ったことではないでしょう。
    「自身の財政が許容する限りはフルサイズ機を」という機種選択の方針をしばらく私が採っていたのは、無論私がフルサイズ至上主義者だからではなく、フルサイズ機の高感度画質には、それ以外のデメリットを甘受するだけの価値があると判断したからに他なりません。
    もちろんその高感度性能には大いに満足しつつも、より小さいフォーマットサイズで画質面での必要を満たす日が来ないものかとは一度ならず考えたものでした。
    もはや出ることはないであろうと決めつけていたD300Sの後継、その発表に心躍ったのは、D300Sに特別な思い入れがあったからだけではなく、そうした素地もあったのだろうと思います。

    【デザイン】
     バランス的にはペンタ部分が小さくも見えますが、フォーマットサイズと内臓ストロボレスという関係上やむを得ないことでしょう。

    【画質】
     拡張感度から想像するほど異次元の高感度性能とはなりませんでしたし、高感度撮影時の画の遠近感などではいまだD750に一歩譲るとは評しつつも、APS-C機でこれを実現したことは大いに評価します。
    ファインダー性能を始めとするメカ部分の優秀さとの連携により、特に夜間においては結果的に中級フルサイズ機よりも画質面でもより良い結果が残せる可能性が高いのでは、と考えます。

    【操作性】
     大いに満足。
    ニコンは色々とお膳立てしてくれているようですが(サブセレクターやタッチパネル等々)その一部だけでもこの使いやすさ。

    【バッテリー】
     私自身は1日で1000枚以上を撮ることはまずありませんので弱点とは思いませんが、このカメラの想定ユーザーであるスポーツカメラマンからは不足・不満という意見が出ることは容易に想像できます。
    思い切って新規採用の大容量バッテリーとしても良かったのでは?とは思いつつも、私が思いつく程度のことは当然ニコンでも検討済みでしょうし、旧機種との互換性をなくせばそれもまた非難を浴びるでしょうから難しい所でしょうね。

    【携帯性】
     ボディ単体では軽量とは言い難いですが、DXレンズとの組み合わせではその真価を発揮します。
    基本的に着駅から徒歩移動となる鉄道撮影において、目に見えて「行軍速度」の低下を招き、肩に食い込むバッグの中身を内心ののしりつつ撮影地に向かっていたフルサイズ機に比べれば、移動時の負担は大きく減少しました。

    【機能性】
     撮影を成功に導くための数多くの工夫がちりばめられたボディの中で私が最も評価するのはファインダーです。
    「フルサイズのファインダーを覗いたことがことがないのか」と思われる方もお見えでしょうが、動体を連写で追う、それも夜間などの厳しい環境で使い比べれば、これに比肩しうるのは一桁機ぐらいであろうと誰もが気付くはずです。
    それにフルサイズ機のファインダー像の大きさは確かに魅力ではありますが、私のような眼鏡愛用者にとっては「必ずしも歓迎しかねる広さ」とも言えます。
    その点このカメラは大きさの面でも丁度良いと感じます。

    【液晶】
     ティルト機構は個人的には重要ではありませんが、あれば便利なシーンは少なくないでしょう。

    【ホールド感】
     ニコンが力説する「薄型化により実現した深いグリップ」に関しては、「やりたかったことは理解できるが全面的な賛同はしかねる」というのが私の評価です。
    もっとも好みや指の長さがまちまちの、我々ユーザーすべての要求を満たすグリップなど作れるはずもありませんが^^;

    【総評】
     D300Sは数々の節目となるシーンの記録を手伝ってくれたカメラとあって、とても思い入れのある機種です。
    また単なる性能のみならず言うなれば「五感に訴える」カメラであったことも、私の中で特別視している理由であろうと思います。
    その後継たる本機、正直物としての手触り、作りこみの魅力という点ではやや後退した感も否めず、D300Sのような色気はやや薄れたように思われます。
    しかしながら、カメラとしての総合力は特にデジタル部では圧倒的であり、メカ部分ですら完成度を上げてきたと実感できるものです。
    殊にミラーレス機が隆盛を誇る現在において、光学ファインダーの更なる発展を信じ、磨き上げたものを本機に実装したニコンには心より敬意を表したいと思います。
    一方デジタル部分については、未だフルサイズ機の高感度性能は「越えがたい壁」として屹立するものの、個人的にはこの辺りで十分と納得させ得る出来栄えであり、そうであればフルサイズ機のあの重さや財布への負担に対する説得力は薄弱となったと感じました。
    もしフルサイズ機の画質とD500に匹敵する動体撮影能力の両立を求めるなら、それを満たすのはD5のみということになり、私も含めた多くの方には現実的な選択とはなり得なくなるでしょう。
    フォーマットサイズのハンディに果敢に立ち向かい、むしろその利点を大いに活かせるカメラを登場させたことは、APS-C機で最も高額な値段も不当に高いわけではないと納得させるに十分なものです。

    多くの方が抱くであろう「D300の血は受け継がれたのか?」という疑問。実は私も未だ明快な答えは出せないでいます。
    そしてまた、その必要もないのだとも感じています。
    カメラをバッグに収め、ファスナーを閉めながら「次はどこへ連れて行こうか?」そんな気分にさせてくれるカメラ。
    それだけで私にとっては充分以上です。

    投稿日:2016/8/30 14:19

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