Windows Vistaに乗り換える理由については、「常に最新のOSを使いたいから」という答えがもっとも多く、次いで「Vistaでしか使えない機能を使いたいから」という答えが続いている。「常に最新のOSを使いたいから」という答えの中には、Windows XPにおいて数多くのアップデートを繰り返してきた結果がフィードバックされていることによる「これまででもっとも安定したOSである」という意味も含まれている。今回の「Windows Vista」は、前バージョンのWindows XPが登場したときほど、機能的に大きく変化した部分は少ないといえるが、より安定したOSを求めるユーザーの声が大きいという結果だろう。
【図2. Windows Vistaに乗り換える理由】
※予約済み、購入する予定の回答者限定
Q3. Q2の選択肢以外で理由のある方はその理由を下記に記入ください。
Windows Vistaに乗り換える理由についてのその他の答えとしては、「最近購入したPCに、安くアップグレードできるクーポンがついているため」、「新しくPCを購入する予定があり、この機会に乗り換えを行う」といった意見が多く見られた。この年末にかけて発売されたWindows XP搭載PCには、低価格でVistaへアップグレードできる特典が付いていることが多く、こうしたユーザーがVistaへ乗り換えるのは想定内の自然な成り行きといえるだろう。クロス集計の結果でも、「この半年以内にPCを購入した」というユーザーの1ヶ月以内の乗り換え率は3割近くにのぼっており、結果を裏付けている。
また、PCの買い替え時期であるユーザー、あるいはPCを買い増そうと思っていたユーザーにとっては、この年末はいわゆる「Vista待ち」の状況であり、Vista搭載モデルが発売されたら購入しようという意欲は非常に高いものと思われる。
Windows Vistaの諸機能についてどれくらいの認知があるかを聞いてみた。結果を見る限りでは、意外に多くの機能がユーザーに一定の認知を得ていることがわかる。1年ほど前からβバージョンの公開テストを行ってきたこともあり、メディアで数多く報道されてきたことに加え、実際にβバージョンを使用してみたというユーザーが少なくないことも寄与しているものと思われる。
なかでも「知っている」と答えた割合が多かった機能が「Media Center」と「Windows Aero」で、4割近くのユーザーがその機能をきちんと理解しているようだ。次いで「Windows サイドバー」が3割以上の認知を得ている。Windows Vistaでのグラフィカルインターフェイスに関する部分は、かなり多くのユーザーがきちんと認識していることがうかがえる。
また、「Internet Explorer 7」や「Windows Media Player 11」については、これまでの機能のマイナーアップグレード程度という認識のためか、「名前を聞いたことがある」というユーザーが圧倒的に多く、その機能の詳細まではそれほど認識していないようであった。
逆に認識が低い機能としては、スパイウェアからPCを保護する「Windows Defender」、新たに搭載された美しい日本語フォント「メイリオ」、そして「Photo Gallery」が挙げられる。このあたりは、メディアでの取り上げられ方が少なかったのが大きな理由かと思われる。
【図9. このアンケートに回答する前に、
Windows Vistaについての情報を目にしたこと、聞いたことがありますか?】
Q10. Windows XPと比較して、Windows Vistaのデスクトップなどデザインが大きく変わりました。
それに対してのあなたの印象をお答えください。
Windows Vistaの目玉機能であるグラフィカルインターフェイスについての質問については、意見の分かれるところとなった。「かっこよくなった」と答えたユーザーが39.2%と3割以上にのぼったものの、「特になんとも思わない」と答えたユーザーも36.8%もおり、意見がまっぷたつに分かれた結果になっている。「かっこ悪くなった」と答えたユーザーは2.3%と少数であることからデザイン面での支持はされているものと思われるが、「インターフェイスがグラフィカルになったことと、OSの機能向上とは別物である」というようなシビアな意見が多く、それほどデザインについては重視していないユーザーも相当数いることがうかがえる結果となった。