No.012 薄型テレビ対決! -あなたは液晶派?プラズマ派?-

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結果レポート

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薄型テレビ対決!-あなたは液晶派?プラズマ派?-

総評

今回は今人気の薄型テレビに関しての意識調査を行ったわけだが、フリーアンサーの内容なども踏まえて総じて感じるのは、液晶テレビやプラズマテレビを購入した人の多くが、その買い物に「満足している」と答えていることである。その理由としては「画面がキレイ」「設置場所を取らない」「消費電力が少ない」などいろいろだが、地上デジタル放送の普及に伴い、テレビをデジタル放送対応のものに切り替えたことで、美しい映像を自宅で楽しめるようになったことが、もっとも大きな満足度のポイントであるようだ。

最近では、32インチクラスの液晶テレビなら10万円台前半、37インチクラスでも16〜18万円くらいと低価格化が進んでおり、コストパフォーマンス的にいえば、どの製品を購入しても必ず満足できるレベルにある。各メーカー間での、本体デザインや機能的な面での差もほとんどなくなってきており、消費者の側は、それらの選択肢の中から、より画質クオリティが高く、よりコストパフォーマンスに優れた製品を探して購入しようという傾向にある。ある意味では、非常に贅沢な悩みを抱えながら、製品選びをしているということもできるだろう。

よく、「液晶」対「プラズマ」というような対決の構図で語られることの多い薄型テレビであるが、プラズマも液晶もかなり価格的には接近しており、特に37 インチ、42インチクラスの人気サイズでは、その価格もほぼ拮抗しているような状態だ。こうした価格バランスの取れた状態の中で、一時言われていた「液晶優位」というような傾向はある程度の割合で留まっており、今回の調査結果でも、液晶とプラズマの比率はほぼ5:1という割合で収まっている。後は、消費者の側が自分の視聴スタイルによって製品を選べばよく、全体としては消費電力が低く、取り扱いがしやすい液晶テレビの優位は揺るがないが、この所有比率は今後もそれほど変わらないであろう。

主流となる画面サイズの変遷も、ここ数年は液晶テレビで32インチから37インチ、40インチというように大型化の傾向にあるが、画面サイズの満足度から見て、主流サイズも今後50インチクラスまで大型化していくことが予想される。その一方で、20インチ以下の液晶テレビを、個室用のプライベートテレビとして買い増す傾向も強くなっており、薄型テレビは、40インチ以上のリビング用大型サイズのものと、20インチ以下の個室用小型サイズの2極化が今後進んでいくだろう。

約半数が薄型テレビを所有!

液晶やプラズマなどの薄型テレビを持っているか、という問いに対しては、約半数が「持っている」と回答した。内閣府経済社会総合研究所景気統計部が2007年3月に発表した消費動向調査によれば、液晶・プラズマを合わせた世帯普及率は29.4%であったので、それに比べると大幅に高い数値となっている。この1年で新たに薄型テレビを購入したという層もかなり多いように思われる。

なお、液晶とプラズマの所有比率は、この結果からは約5:1となっており、液晶テレビの優勢は間違いないが、プラズマも意外と検討しているというイメージだ。なお、両方とも所有しているというユーザーも5%近くに上っており、両方所有しているユーザーは、メインでプラズマテレビを使用しているという割合が高い。リビングには大型のプラズマテレビを置き、個室で小〜中型の液晶テレビを使用するというようなスタイルが定着しているものと思われる。

【図1.現在、薄型テレビ(プラズマテレビまたは液晶テレビ)を所有していますか?】

薄型テレビ所有率のグラフ

所有している画面サイズは、32〜42インチが全体の3分の2を占める

所有しているテレビのサイズは、3年前くらいから液晶テレビの主流となっている32インチがもっとも多く、次いで最近主流の座を奪いつつある37インチ、さらにプラズマテレビの主流である42インチという順番となっており、この3サイズだけで、実に全体の63%にものぼっている。全体の3分の2の方は32〜42インチのサイズを購入しているという計算だ。

これらの主流サイズに比べてだいぶ開きはあるものの、さらに大型の50インチが7.7%となっており、大型サイズの需要も決して少なくはないが、それ以上のサイズとなるとめっきり少なくなる。価格的な問題もあるが、家庭における設置面積的にも50インチというサイズが1つの上限の目安ということができる。 また、小型サイズでは20インチ未満が6.8%、20インチと合わせると全体の10%にもなり、1つの層を形成しているのがわかる。こちらの小型サイズは、1人暮らしの単身者や、リビングとは別の個室用途のテレビとして人気があり、5〜7万円程度で買えるという価格の手ごろさもあって売れている。このパーソナル用途の流れも、液晶テレビでは見逃せないポイントといえる。

【図2-1.所有している薄型テレビに最も近い画面サイズをお選び下さい】

所有している薄型テレビの画面サイズのグラフ

液晶テレビは32インチ、プラズマテレビは42インチが主流

液晶テレビとプラズマテレビとに分けて、画面サイズの分布を見てみた。
この結果を見る限りでは、所有ベースでは液晶は32インチが主流であり、次いで37インチ、40インチ、42インチというあたりが昨今の低価格化もあってポイントを伸ばしてきているのが見て取れる。32インチ以下の20 インチ台はさほど人気がないが、20インチと20インチ未満の合計は、液晶全体の22.3%と、37インチのユーザーを超えている。

一方のプラズマテレビでは、大きさと価格のバランスがよい42インチが主流で、次点が1まわり小さい37インチ、1まわり大きい50インチとなっている。プラズマではこの3サイズでほぼ9割を占めており、それ以上のサイズはさほど普及はしてないことがわかる。

【図2-2.液晶テレビとプラズマテレビでの所有率の比較】

液晶テレビとプラズマテレビでの所有率のグラフ

部屋の大きさに対する画面サイズの目安
“6畳は32インチ” “8畳は37インチ” “10畳は42インチ” “12畳以上は50インチ”

薄型テレビを設置している部屋の大きさごとに、テレビのサイズに対する感じ方を答えてもらった。まずもっとも小さい6畳クラスの部屋に設置している人の場合だが、「ちょうどよい」と感じているゾーンがもっとも多いのは32インチで、それ以上になってくると「やや大きい」と感じる率が徐々に上がってくる。 42インチくらすの「ちょうどよい」の割合が高いのは、プラズマテレビでの回答が多いからと思われる。

次の8畳クラスの部屋では、「ちょうどよい」の割合が高いボリュームゾーンは、37インチへと移行する。プラズマテレビでは50インチも視野に入ってくる部屋のサイズだ。注目すべきは、6畳ではちょうどよかったと答えた割合が多い32インチサイズに対し「やや小さかった」と答えている割合が35%もいることだろう。32インチクラスの薄型テレビを設置するのであれば、8畳の部屋サイズが満足度の1つの分かれ目となってきそうだ。

部屋も10畳クラスになってくると、「ちょうどよい」のゾーンも、42インチ、50インチが高くなり、37インチでも4割の人が「やや小さかった」と感じていることがわかる。12畳以上のクラスでもこの傾向はほぼ同じだが、42インチクラスのサイズの「ちょうどよかった」率が7割近くにものぼっているのがやや意外といえば意外な結果である。
総じていえば、「6畳=32インチ」、「8畳=37インチ」、「10畳=42インチ」、「12畳以上=50インチ」というのが、部屋の大きさに対する満足度の1つの目安となってきそうだ。

【図3.部屋の広さに対するテレビの画面サイズの大きさはどのように感じていますか?】

6畳(平均視聴距離:約1.9m)

部屋の広さに対するテレビの画面サイズの感じ方の図 6畳(平均視聴距離:約1.9m)

8畳(平均視聴距離:約2.2m)

部屋の広さに対するテレビの画面サイズの感じ方の図 8畳(平均視聴距離:約2.2m)

10畳(平均視聴距離:約2.4m)

部屋の広さに対するテレビの画面サイズの感じ方の図 10畳(平均視聴距離:約2.4m)

12畳以上(平均視聴距離:約2.7m)

部屋の広さに対するテレビの画面サイズの感じ方の図 12畳以上(平均視聴距離:約2.7m)

購入する際に重視したポイント 1位は「価格」、次いで「画質のよさ」、「画面サイズ」

薄型テレビを購入する際に重視したポイントとしては、「価格」と「画質のよさ」が、ともに60%を超える高い値で1位、2位となり、次いで49.6%を獲得した「画面サイズ」が来る結果となった。画面サイズに関しては、設置する部屋の問題などもあるので当然考えなくてはいけないポイントであるが、画質のよさとコストパフォーマンスのよさをはかりにかけながら製品選びを行うというのが、一般的であることがうかがえる。

逆に「本体デザイン」や「ブランドイメージ」はさほど大きくはなく、「機能の充実性」に関しては、6.2%という低い値にとどまった。こうした傾向になった理由の1つには、薄型テレビを発売している各社とも、製品のデザインや機能性についてはある程度のレベルまで到達しており、もはやさほど製品選択の大きなポイントとなりづらくなっていることがあるだろう。ある程度の機能性とデザイン性を兼ね備えているのはもはや前提で、それらの製品の中から画質やコストパフォーマンスのよい製品を選ぶという傾向にあることがわかる結果だ。

【図4.薄型テレビを購入した際、重視した点を3つまでお選び下さい】

薄型テレビを購入した際、重視した点のグラフ

液晶テレビ人気は揺るがないものの、プラズマテレビにもおおむね満足

次回薄型テレビを購入するとしたら、液晶を選ぶか、プラズマを選ぶか、はたまた新技術の「有機EL」を選ぶか、各テレビの所有者別にその傾向を見比べてみた。

全体としては、「次回は液晶テレビを購入したい」と答えた人が約半数で、液晶人気は揺るぎないものとなっているが、現在の所有機ごとの分布図を見ると、現在プラズマテレビを持っている人は、「次回もプラズマ」という意識が高く半数を超えている。プラズマの所有者はプラズマのよさおおむね満足しており、液晶の所有者は液晶のよさにおおむね満足しているという結果といえるだろう。

なお、新技術の「有機EL」についても期待度は高く、全体の10%が購入してみたいと答えている。

【図5-1.次に薄型テレビを買い換え、または新規購入するとしたら、
購入したい画面タイプをお選びください】

購入したい画面タイプのグラフ

【図5-2.図1と図5-1のクロス集計】

図1と図5-1のクロス集計の図

より大きなサイズへシフト

現在所有しているテレビの画面サイズ別に、次回購入するとしたら、今よりも大きいほうがいいか、小さいほうがいいかを聞いた。

当然ながら、現在サイズの小さなテレビを持っている方の多くは、次回はさらに大きなものをと考える傾向が高く、画面サイズが大きくなればなるほど「今と同じサイズ」あるいは「もっと小さく」という意見が増える傾向にある。「今よりも大きいサイズがほしい」という要望は、50インチクラスのサイズでも半数を超えており、最初は「ちょっと大きいかな?」と思って導入してみても、見ているうちに慣れてきてしまい、「もっと大きな画面でもっと迫力ある映像を味わいたい」という欲求はどの画面サイズでも同じようにあるようだ。全体として見ると、50インチクラスまでいくと、「このくらいで十分」という感じる方が多くなってくるが、それ以下のサイズでは「今のサイズでは物足りない」と感じている方が多いという結果になっている。

なお、大画面サイズのテレビ所有者で、「今よりも小さい画面のテレビがほしい」という割合が高くなってきているが、これは買い替えというよりも、個室などで使うセカンドテレビとしての買い増し用途が高いためであろう。

【図6.現在所有している画面サイズから次回購入したい画面サイズの比較】

現在所有している画面サイズから次回購入したい画面サイズの比較のグラフ

2011年地上波アナログ放送の終了に合わせて、駆け込み需要有り!

次回の薄型テレビの購入時期を聞いてみた。来年2008年には、北京オリンピックが開かれるが、それまでに購入しようと考えているユーザーは12%と少なく、さらに2年後のサッカーワールドカップでも8.2%と少ない。むしろ多くのユーザーは、2011年の地上波アナログ放送の終了を1つの境目と考えており、それまでに購入しようという人が4割近くにのぼっている。Q1で、「薄型テレビを持っていない」と答えた人の割合が約半数いたことを考えると、そのユーザーの中の多くが、2011年までにゆっくり考えるというスタンスであるようだ。

【図7.購入するとすれば、今後購入する時期を目安でお選び下さい】

今後購入する時期のグラフ

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