No.015 最新ビデオカメラアンケート! -あなたの選び方、楽しみ方-

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結果レポート

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最新ビデオカメラアンケート!-あなたの選び方、楽しみ方-

総評

好調なデジタルカメラ市場と異なり、ビデオカメラ市場はここのところ全体的に伸び悩んでいる。その大きな理由は「ビデオカメラをそれほど使わない」ことにある。おそらくは、ほとんどの家庭で、ビデオカメラを使う機会は1年に数回。子供の入学式や卒業式、運動会、旅行など、子供関連のイベントと、家族旅行などの家族イベントで、ときたま使うくらいであろう。動画・静止画の違いこそあれ、小型・軽量のデジタルカメラに比べ、ビデオカメラを使うことに対するハードルはかなり高いようだ。

今回の調査でも、その予想はある程度裏付けられた結果となった。ビデオカメラで撮影する映像は、「子供の成長記録」や「子供の行事関連」が圧倒的に多く、ビデオカメラの所有率も、子供のいる世帯とそうでない世帯では倍近くも異なる。ビデオカメラを購入する目的が子供の成長記録であることは明らかだ。その一方で、ビデオカメラを近々購入する予定のある人は全体の15%程度と非常に少なく、今後のビデオカメラに期待する機能も「特になし」という回答が目立つなど、ビデオカメラの新製品に対するニーズは相変わらず低調のようだ。

ただ、そんなビデオカメラにも変革の波が訪れている。テレビやレコーダー機器のデジタル化、高画質化に伴って、ビデオカメラもこれまでのDV形式の映像から、より高精細なハイビジョン映像が撮影できるものへとモデルチェンジしている。映像のハイビジョン化に伴って記録するデータ量も増え、従来のminiDVテープでは限界に来ているため、新たにDVD、HDD、メモリ、ブルーレイディスクなどの大容量メディアが登場し、市場を賑わせている。特に、ハイビジョン対応カメラに対するユーザーの反応はよく、これまでビデオカメラを買い替えなかったユーザーがビデオカメラを買い替えるきっかけともなっている。

しかし、このように各種のメディア、規格が乱立している現状は、消費者側に大きな混乱を与えているのも事実だ。ビデオカメラを購入するときに困ったこととして、「どのメディアを選んだらよいのかわからない」という意見が多かったことが、このことを裏付けている。miniDVのような統一された記録メディアが登場しない限り、ビデオカメラ市場の伸び悩みは今後も続きそうだ。

そんな中、次世代記録メディアとしては、比較的新しい規格である「HDD」と「メモリ」の利用率がすでに10%を超えてきている点に注目したい。ハイビジョン時代に大容量を記録できるHDDと、ビデオカメラ自体を小型・軽量化できるメモリは、今後のビデオカメラの主要記録メディアとして、それぞれの良さを生かしながら、別々の進化を遂げつつある。長時間録画ならHDD、機動性を生かし持ち歩くカメラとしてはメモリというように、ユーザーの利用シーンに合わせてビデオカメラを選ぶ時代がすでに来ている。

子供がいる家庭でのビデオカメラの所有率が約80%!

今回の調査における価格.comユーザーのビデオカメラ所有率は64.6%。ほかの調査結果では、せいぜい30〜40%台であることを考えると、かなり高い所有率といえる。ビデオカメラは、子供がいる家庭とそうでない家庭での普及率がまったく異なる製品であるが、今回の調査でもその傾向は明らかとなった。単身者や夫婦のみの家庭での所有率が30〜40%台なのに対し、子供のいる家庭での所有率はなんと80%前後にものぼる。子供の誕生をきっかけにビデオカメラを購入する方が多いことがうかがえる結果だ。

【図1-1.ビデオカメラを所有していますか?】

【図1-1.ビデオカメラを所有していますか?】

【図1-2.家族構成別での比較】

【図1-2.家族構成別での比較】

全体の半数近くがminiDVDを利用。新メディアも普及しつつある。

所有しているビデオカメラの記録メディアについて聞いたところ、やはり「デジタルビデオカメラ」として登場した「miniDV」が圧倒的に多く、全体の半数近くを占めた。しかしながら、その他の新メディアの比率も高まってきており、フラッシュメモリを採用した「メモリタイプ」が11.5%、長時間の記録が可能な「HDD」が10.9%、8cmDVDメディアを利用した「DVD」が7.3%と、いずれも1割前後の利用率となってきている。まだ歴史の浅い「HDD」や「メモリ」を記録メディアに採用したビデオカメラが、すでに「DVD」を抜き、これほど高い所有率となっているのには驚かされる。

なお、「miniDV」以前の「C-VHS」「Hi-8」などの「ビデオテープ」を使用するビデオカメラの所有率も、18.0%と意外に高い。この結果から、子供の成長などに伴い、ビデオカメラ自体をすでにほとんど使わなくなったユーザーも相当数存在するものと思われる。

【図2-1.所有しているビデオカメラの動画記録メディアをお選び下さい。】

【図2-1.所有しているビデオカメラの動画記録メディアをお選び下さい。】

各記録メディアの満足度
1位は「HDD」、次いで「メモリタイプ」、「ブルーレイ」と並ぶ。

各記録メディアごとの満足度を聞いたところ、ほぼ、登場した時期が新しいほど満足度が高くなっていく傾向となった。

もっとも満足度が高いのが「HDD」で(90.1%)、次いで「メモリ」(83.5%)「ブルーレイ」(83.3)と続く。これらの製品はいずれもここ2〜3年の間に登場した製品が多く、メディア自体の記録容量の多さに加え、ビデオカメラとしての画質や性能(ハイビジョン対応など)も大きく関与しているものと思われる。

逆に、もっとも満足度が低かったのは、もっとも古いタイプの「ビデオテープ」(30.7%)であり、続いて「miniDV」(46.7%)となる。これらの製品は、記録メディアとして古くなったこともあるが、カメラとしての画質や性能が古びてきたことによる不満がより大きいと推測される。

【図2-2.図2で選択した記録メディアの満足度】

【図2-2.図2で選択した記録メディアの満足度】

ビデオカメラを購入するとき重視するポイント
1位が「価格」。ついで「画質のよさ」。

ビデオカメラを購入するとき重視するポイントは、1位が「価格」(60.8%)、次いで「画質のよさ」(60.3%)という結果だ。「画質のよさ」「使いやすさ」(38.5%)「重量サイズ」(35.5%)といった項目よりも、価格面が重視されている点は、同じような製品である「デジタルカメラ」と大きく異なる点だ(第5回リサーチ「デジタルカメラ最新比較-あなたの選ぶポイントは?」図9参照)。

このような結果になったのには、ビデオカメラは録画フォーマットが決まっており、メーカー間での画質の差があまり出ないことも影響しているものと思われる。同じくらいの画質であれば、コストパフォーマンスのよいものを、という消費者の行動パターンがイメージできる結果ともいえるだろう。もう1つ意外だったのは、「バッテリー時間」を重視する方が、20.3%と少なかったことだ。主に外に持ち出して使うビデオカメラは、「バッテリー性能が命」といっても過言ではない製品だが、各メーカーの技術革新によって、バッテリーの持続時間が全体的に底上げされた結果、どの製品を購入しても必要十分なレベルに達していると消費者は判断しているのかもしれない。

【図3.ビデオカメラを購入した際、重視した点を3つまでお選び下さい。】

【図3.ビデオカメラを購入した際、重視した点を3つまでお選び下さい。】

ビデオカメラで録画した映像は、半数以上が「そのまま保存」している。

ビデオカメラで録画した映像は半数以上の方が「そのまま保存」(53.9%)するのみという結果だったが、「パソコンに取り込む」(39.0%)「DVD レコーダーなどに取り込む」(26.3%)という意見も、意外に多かった。これには、最近のビデオカメラのメディアが、テープからメモリやHDD、DVD などに移行し、パソコンやレコーダーにデータを取り込みやすくなってきたことが関係していると推察される。

【図4.録画した映像はどのように保存していますか?】

【図4.録画した映像はどのように保存していますか?】

ビデオカメラで撮影した映像の楽しみ方
「家族とTVで見る」が大多数。「動画共有サイトにアップする」はハードルが高い模様。

ビデオカメラで撮影した映像の楽しみ方としては、「家族とTVで見る」が83.1%と圧倒的に多かった。「編集・加工する」と答えた方も27.2%と意外に多い印象だ。最近流行の「YouTube」など「動画共有サイトにアップする」とした方は、わずか2.4%。映像をインターネットに公開するのは、まだハードルが高いようだ。

【図5.録画した映像をどのように楽しんでいますか?】

【図5.録画した映像をどのように楽しんでいますか?】

「小型化」、「省電力」などの高性能を求める一方で、現状ある機能で満足も。

今後のビデオカメラに求める機能をフリーアンサーで聞いた。

多かった回答としては、「小型化」「省電力(長時間バッテリー)」「静止画撮影の画質向上」「光学ズームの高倍率化(20倍くらいまで)」「ダビングのしやすさ」「防水機能」「データ転送機能(ワイヤレス含む)」などがあげられる。

ただ、これらの高性能化(ダウンサイジング化)を求める声がある一方で、「これ以上の機能は必要ない」と答えているユーザーも多く、ビデオカメラとしての機能的な面ではこれでほぼ満足、と感じているユーザーも少なくない。ビデオカメラ自体がすでに成熟した製品カテゴリになっていることを印象づける結果だ。

【図6.今後ビデオカメラに欲しい機能をご自由にお書き下さい。】

コメント 年齢 性別
さらなる軽量化です。デジカメとビデオカメラと三脚と充電器と・・・いろいろ持つと荷物になるなぁと思います。 30代 男性
静止画の画質とその使い勝手の向上
ビデオカメラ一台で、動画と静止画の両方を満足に撮れる製品
50代 男性
バッテリー時間の延長。記録した映像がより簡単にDVDなどに編集できる機能。 30代 男性
画像の美しさをもっと極めて欲しい。高感度も必要だけれど、例えば手振れも気になるし、夜の食事風景など食べ物が美味しく見えないし人も健康に写らない。ホワイトバランス及びフォーカス的なもので簡単に綺麗に写るようにして欲しい。
あとは何と言っても集音機能の充実。ビデオカメラはとにかく音が悪い。ガシャガシャ不必要な音が入って見づらい。
20代 女性
ワイヤレスでパソコンに映像を送れる機能。また映像を送るときに、等倍ではなく速い速度で送れる。それからバッテリーの自動充電機能のような物、明るいところや日光の下で撮影中に充電できる。(太陽電池のような物) 50代 女性

買い替えニーズはあるものの、近々購入予定のユーザーは少ない

今後ビデオカメラの購入・買い換えの予定があるかを聞いた。もっとも多かったのは「予定はあるが購入時期は未定」とした方で、実に6割近い58%にものぼった。また、「購入しない・必要ない」と答えた方も1/4以上の27%にのぼった一方、逆に「1年以内に購入する」という方は全部合わせてもわずか15%に過ぎず、ビデオカメラを近々購入予定のユーザーは少ないことがわかる。

1年のうち何度も使う機会のないビデオカメラは、それほどひんぱんに買い替える必要がないというのが正直なところだろう。

【図7.今後購入または買い換えの予定はありますか?】

【図7.今後購入または買い換えの予定はありますか?】

記録メディアは今後「大容量のHDD」と「機動性に優れたメモリ」の2つに大きくシフト

さまざまな記録メディアのうち、もっともすぐれていると思うものを聞いた。 1位は、大容量の「HDD」(28.8%)、ほぼ同率で「メモリ」(28.7%)という結果になった。まだ製品の少ない「ブルーレイディスク」も22.9%で3位につけた。逆にほかのメディアは軒並み支持率が低いようだ。

ビデオカメラの問題の1つに録画できる時間の限界があるが、大容量のHDDやブルーレイディスクは、これまでの1〜1.5時間という「miniDV」の限界を打ち破り、長時間録画を可能にした。また、高画質・大容量データのハイビジョン映像を録画するメディアとしても、この2つのメリットは大きいといえるだろう。

いっぽうメモリタイプのビデオカメラは、メディアを駆動するパーツがなく、本体を小型化できる点と、バッテリーの長時間駆動が可能な点が評価されている。パソコンとのデータのやり取りが簡単に行える点も評価が高い。

今後の記録メディアは、「大容量のHDD」と「機動性に優れたメモリ」の2つに大きくシフトしていくと思われるが、それを裏付けるようなユーザーの意見と見ることができる。

【図8.次の記録メディアのうち、あなたが最も優れていると思うものはどれですか?】

【図8.次の記録メディアのうち、あなたが最も優れていると思うものはどれですか?】

ビデオカメラの購入予算
「5万以上〜10万未満」が約60%!

ビデオカメラを購入するのにどれくらいの予算をかけるかを聞いた。

もっとも多かったのは、「5万〜10万円」のゾーンで、半数以上の58.5%の方がこの価格帯をイメージしている。次いで多かったのが「10万〜15万円」のゾーン(22.5%)。最近のビデオカメラはかなり低価格化が進んでおり、10万円以下で最新のハイビジョン対応ビデオカメラが購入できる例も出ているが、そのことを如実に反映した結果といえる。

【図9.ビデオカメラ購入の金額はどの程度まで考えていますか?】

【図9.ビデオカメラ購入の金額はどの程度まで考えていますか?】

ビデオカメラを購入したきっかけ
1位は「趣味」、ついで「子供の成長を記録するため」、「家族旅行を記録するため」

ビデオカメラを購入したきっかけは、旅行や風景撮影などの「趣味」が52.4%ともっとも多く、次いで「子供の成長を記録するため」(44.4%)、家族良好を記録するため(35.7%)、「子供の行事を記録するため」(29.0%)という結果になった。なお、フリーアンサーで、ふだん撮影している映像の種類を聞いたところ、やはり「子供の成長記録・イベント」という回答が圧倒的に多かった。

このように「子供の成長記録」をきっかけにビデオカメラを購入するケースは非常に多いが、「趣味で活用したい」という意見がそれを上回っているのは正直意外だ。最初のビデオカメラは子供の誕生をきっかけに購入することが多いものの、今後製品を買い替えるとしたら、デジタルカメラと同様に、趣味の世界で映像を撮影しようと考えるユーザーが増えていることをうかがわせる。ビデオカメラが徐々に高画質化、小型化するに伴い、デジタルカメラとの境があまりなくなってきたことも影響しているのかもしれない。

【図10.ビデオカメラを購入したいと思うきっかけをお選びください。】

【図10.ビデオカメラを購入したいと思うきっかけをお選びください。】

様々なメディアや規格が乱立するビデオカメラ市場が、消費者を混乱に陥れている

ビデオカメラを選ぶに当たって困ることの第一位は「どの記録方式がきれいに撮れるかわからない」(41.8%)というものだった。また「記録メディア」「記録フォーマット」で、どれがいいのかわからないといった意見も多く、さまざまなメディアや規格が乱立するビデオカメラ市場の現状が、消費者を混乱に陥れている様子がうかがえる。

フリーアンサーの答えでも、購入時に悩んだ点として多かったのは「記録フォーマット」に関しての悩みだった。ハイビジョン録画ができるビデオカメラとして、大容量のHDDタイプを考えていたが、パソコンに取り込んで編集することを考えると、あまり大容量でも困る。手軽と言う点ではDVDも捨てがたいし、メモリも気になる。しかも、メーカーによって、記録方式が微妙に異なっているが、それがどのような差になっているのかわかりづらい。そんな意見が多く見られた。 逆にいえば、かつての「miniDV」のような統一フォーマットが登場することで、ビデオカメラの販売が好調する可能性があるともいえるだろう。

【図11.ビデオカメラを選ぶにあたって、お困りになることはありますか?】

【図11.ビデオカメラを選ぶにあたって、お困りになることはありますか?】

◎アンケート期間:
2008年2月14日〜2008年2月20日
◎アンケート回答者数:
4,468人
◎男女比率:
男86.5%:女13.5%

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