No.029 ETC最新事情! -どのくらい利用している?-

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結果レポート

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ETC最新事情!-どのくらい利用している?-

総評

>2009年3月4日に成立した「平成20年度第2次補正予算」に含まれる「高速道路料金の大幅引き下げ」により、一気に注目を集めた「ETC車載器」。
ETC車載器搭載の自動車限定で、都市部を除く地方部の高速道路(普通車のみ)が、土日祝日に限り上限1,000円の乗り放題になるとあって、これまでETCに対してあまり必要性を感じていなかった層が、ETC車載器の導入に殺到したため、全国的にETC車載器が品薄になるなど、ちょっとした「ETC特需」なるものまで生まれたほどの盛り上がりを見せた。

そんな中、価格.comのユーザーを対象にETCに対する調査を行ったが、「ETC」自体が旬な話題だったこともあり、回答者数も1週間で1万人を軽く超えるなど、改めて現在のETC人気を感じる結果となった。ETCの導入率は全体で6割を超えているが、このうち今年2009年に入ってからETCを導入したという割合が13.3%にも上った。わずか3か月程度で、昨年の半年分に当たるETC車載器が導入されたことになり、「ETC特需」の存在が裏付けられた結果となった。なお、「ETCを取り付けていない」と答えた人の多くが、「ETCの取り付けを検討しているが、ETC車載器の在庫がないため取り付けられない」という状況にあることもわかった。

その一方でETC自体の利用頻度をうかがうと、実は頻繁にETCを利用している人はそれほど多くなく、ほとんどの人は週末のドライブや、月に1度行くか行かないかのドライブ旅行程度にしか利用していない現状も見えた。「ETC車載器の導入を行わない」と答えた人の最大の理由も、「高速道路をほとんど使わないから」というものだった。ただ、3月より実施されている「高速1,000円乗り放題」のETC割引を利用して、旅行などに出かけるかとの問いに対しては、多くの人が「行く予定がある」あるいは「利用してみたい」と答えており、ETC割引によるレジャー・観光などへの景気刺激は一定の効果がありそうだ。ドライブ先として人気なのは比較的近場の観光地で、東京近辺なら伊豆や軽井沢、那須といった避暑地、関西方面であれば、京都、神戸、和歌山、淡路島などが人気。また東京ディズニーリゾートは地域問わず人気がある。やや遠方になると、東北方面、長野方面、四国・九州といったあたりに人気が集まっている。

このゴールデンウィークは、これらの人気地域に多くのドライバーが訪れることが予想される。高速道路が1,000円で乗り放題なのはありがたいが、道路渋滞のほうもかなりのものが予想されるので、その点はかなり覚悟してから出かけたほうがいいだろう。

回答者のETC普及率は60.6%!

まずは、ETC車載器の普及状況をうかがった。全体で見た場合のETC車載器設置率は60.6%。この数字は、今回の調査に回答いただいた方が所有する自動車の「全台数」に対する「ETC設置数」の割合である。国土交通省が発表している全自動車の登録数とETCのセットアップ台数の割合で見ると、全国平均はおよそ40%程度となる(※1)。これに比べると、価格.comユーザーのETC普及率は60.6%と、かなり高い普及率になっている。
なお、世帯単位での自動車の所有台数別に、ETC車載器の所有台数を見たのが下のグラフだ。これを見ると、自動車を1台のみ所有している世帯のETC搭載率は74.7%で、すでに3/4の人がETC車載器を導入していることになる。ちなみにこの数値は、財団法人道路システム高度化推進機構が発表している、「高速道路でのETC利用率」(※2)79.0%とほぼ一致する。ふだんよく高速道路を利用する自動車に関しては、すでに75%程度ETC導入が進んでいると見てよいだろう。 自動車を複数台所有している世帯の場合、所有する車のうち、1台あるいは2台程度のETCを導入するケースが多いが、これは、高速道路をあまり使わない自動車に対するETC導入度の低さと見たほうがよさそうだ。

(※1) 2009年2月現在:財団法人 道路システム高度化推進機構発表のETC車載器セットアップ件数、2008年12月末現在:財団法人 自動車検査登録情報協会発表資料による
(※2)2009年4月9日現在:財団法人道路システム高度化推進機構発表資料(PDF)による

【図1-1、所有する自動車へのETC車載機の設置状況(全体集計)】

所有する自動車へのETC車載機の設置状況(全体集計)のグラフ

【図1-2、所有する自動車へのETC車載機の設置状況(自動車の所有台数別集計)】

所有する自動車へのETC車載機の設置状況(自動車の所有台数別集計)のグラフ

補正予算可決後の3月に回答者の7.1%の方がETC車載器を設置

すでにETC車載器を取り付けている方にその購入時期をうかがった。もっとも多かったのは「2007年12月以前」で、6割を超える63.8%の方が、2007年末までにETC車載器を取り付けていたことがわかる。また、昨年2008年の1年間に取り付けたという方も22.8%おり、いわゆる「高速道路1,000円」の施策が盛り込まれた2008年度第二次補正予算が話題となる以前に、86.6%の方がETC車載器をすでに取り付け済みだったことになる。
2009年に入ってからの取り付け割合は補正予算案が可決される以前の1、2月では1〜2%台と低い割合だが、補正予算可決後の3月には急激に伸び、7.1%の方が3月にETC車載器を取り付けている。本調査が行われていた4月半ばまでの期間で見てみると、この3か月程度で、昨年の半年分以上の取り付け実績が上がっていることになり、「高速道路1,000円」の政策の影響が大きく現れている。

【図2、ETC車載機の購入時期】

ETC車載機の購入時期のグラフ

ETC導入助成制度が広く利用され、3月、4月の購入者の利用率が50%を越える。

ETC車載器取り付けの際に、何らかの助成制度を利用したかどうかを聞いた。ETC車載器の導入助成制度は、以前から高速道路法人などによって継続的に行われてきたが、今年3月の第二次補正予算の可決後にも、緊急的に導入助成制度が用意され、本調査の結果からも、それを利用したユーザーの数が急増した様子が見て取れる。全体で平均すると、助成制度の利用率は32%であるが、2009年の3〜4月に関してみる限り、両月とも50%を軽く超える利用率となっており、この3月、4月にETC導入助成制度が広く利用されたことを示している。

【図3-1、ETC車載器新規導入助成制度の利用率(最も新しいETC車載機の購入時)】

ETC車載器新規導入助成制度の利用率のグラフ

【図3-2、ETC車載器新規導入助成制度の利用率(購入時期別集計)】

ETC車載器新規導入助成制度の利用率(購入時期別集計)

ETC車載機の購入先:「自動車メーカーのディーラー・販売店」が34.3%
次いで「カー用品専門店」28.2%、「インターネット通販」17.1%

ETC車載器をどこで購入あるいは取り付けかたをうかがった。
もっとも多かったのは、「自動車メーカーのディーラー・販売店」で、約1/3の人がいつもお世話になっているディーラーなどで取り付けてもらっている様子がうかがえる。続いて多いのが「カー用品専門店」で、28.2%。製品自体が安く売られているほか、取り付け工賃が無料になるようなケースが多く、工賃込みでも10,000円程度というような安値をつけている店もあり、人気を呼んでいるようだ。
その一方で、「インターネット通販」という回答も17.1%と比較的多い結果となった。ETC車載器を取り付けるには、お店による「セットアップ」という作業と、実際の取り付け作業の2つが必要となるため、通販でのETC車載器購入はややハードルが高いのだが、一定数のユーザーが通販を利用してETC車載器を購入している実態が明らかになった。

【図4、ETC車載機の購入先】

ETC車載機の購入先のグラフ

取り付け費用をかけず、「自分で設置した」という割合が全体の16.4%

ETCの取り付けにかかった費用(本体価格を除く)を聞いたところ、意外なことに「10,000円以上」という回答がもっとも多い結果になった。一般のカー用品店などでかかる取り付け料金は、セットアップ料込みでも8,000円程度が上限と思われるため、この結果は、ETC車載器本体とのセット価格という意味で回答してしまった人が一部混ざってしまっている可能性が高い。そう考えると、車載器自体の価格が10,000円前後で、取り付け工賃が5,000〜8,000円程度となり、その合計額は15,000〜18,000円程度。総額で10,000円以上というレンジがもっとも多いのもうなずける結果となる。
ただ、この3月・4月のグラフを見ると、比較的高い料金レンジの割合が増えているのがわかる。これは、急激に増加したETC需要のため、ETC車載器が品薄となり、それまでの価格よりも割高で販売されていたことが影響しているものと思われる。
なお、取り付け費用をかけず、「自分で設置した」という割合も全体の16.4%いる。この結果を、図4の結果と合わせてみると、インターネット通販でETC車載器を購入した人(17.1%)のほとんどが実際に自分で設置しているということになる。お金をなるべくかけずに取り付けるDIY派も比較的多いということが明らかになった形だ。

【図5-1、ETC車載機本体の取り付け費用】

ETC車載機本体の取り付け費用のグラフ

【図5-2、ETC車載機本体の取り付け費用(購入時期別)】

ETC車載機本体の取り付け費用(購入時期別)のグラフ

ETCの利用頻度:もっと多かったのは「月に2〜3回」
日常的にETCを使っているユーザーはさほど多くない

ETCサービス自体の利用頻度をうかがった。
もっとも多かったのは、「月に2〜3回」(25.8%)。それに続いて、「月に1回程度」(21.3%)、「2〜3ヶ月に1回程度」と続く。多くの人が、週末ドライブあるいは月に1度あるかないか程度のドライブのみにETCを利用していることがわかる。「週に1回以上」と答えたユーザーは合計で18.7%にとどまり、仕事など日常的にETCを使っているユーザーはさほど多くないことがわかった。「半年に1回程度」というようなユーザーも9.3%おり、それ以下の利用も合わせると13.4%にものぼることを考えると、ETC車載器は付けたもののほとんど利用していないという人もかなりの数に上る。

【図6、ETCの利用頻度】

ETCの利用頻度のグラフ

「ETC割引」は、家族旅行などドライブの促進には一定の効果を及ぼしている。

3月末より開始された「ETC割引」を利用して、今後ドライブ旅行などをするかどうかという問いに対しては、半数近くの45.4%が「予定がある」と回答している。国内の高速道路が基本的には1,000円で乗り放題になるというETC割引を利用しそれほど遠くまで旅行するという人は少なく、近隣の県や同じ地域の観光地などに行く人が多い。 といえそうだ。また、「予定はないが割引制度を利用したい」というユーザーも44.5%おり、直近のゴールデンウィークなどでの旅行の予定はないものの、割引が予定されている2年間のうちに、どこか遠くへドライブ旅行に行きたいと考えている人は多いようだ。

【図7、今後ETC割引を利用した自動車での旅行の予定時期】
(世帯で自動車を所有し、ETC車載機を設置している方への質問)

今後ETC割引を利用した自動車での旅行の予定時期のグラフ

ETC割引を利用し遠くまで旅行するという人はそれほど多くなく、
近隣の県や同じ地域の観光地などに行く人が多い。

ETC割引を使ってどこへ行くかをフリーアンサーで聞いた。
全体としては、遠くまで旅行するという人はそれほど多くなく、近隣の県や同じ地域の観光地などに行く人が多いようだ。具体的には1泊旅行くらいのイメージでのドライブ旅行を考えているケースが多く、たとえば東京なら伊豆、軽井沢、那須などの観光地、大阪なら京都、和歌山、神戸、淡路島といった近隣の県や名所にドライブするというパターンが多く見られた。もう少し遠い場所だと、東京近郊なら「東北地方」、関西方面なら「四国」「九州」といった回答もあり、安くなった高速道路料金をフルに生かして、1泊以上の遠出を考えている人も一定数はいるが、それほど多くはない。
このほか、地域に関係なく人気のスポットとしては、やはり「東京ディズニーリゾート」を挙げる人が多かった。このゴールデンウィークは地方から東京方面に向かう人の数も多くなりそうだ。

【図8、図7で「予定がある」と選択した人の目的地】

所在地 目的地 予定時期 性別 年齢
愛知県 東京ディズニーランド 2009年5月 男性 40代
東京都 名古屋 2009年5月 女性 40代
京都府 四国、山陽方面、九州 2009年10月以降 男性 60歳以上
大阪府 四国 2009年5月 男性 50代
東京都 軽井沢 2009年8月 女性 40代

TC車載機を設置していない理由
「導入検討中」:「今申し込んでいるが、機械自体がない」「注文待ち」
「設置していない」:「ほとんど高速に乗らないから」

ETC車載器を現在設置していない人に、その理由を聞いた。
まず、「導入検討中」と回答した人の回答で多かったのは、「今申し込んでいるが、機械自体がない」「注文待ち」というようなもの。やはり、この3月に可決された「高速1,000円」のETC割引を受け、ETC取り付けに走ったものの、あまりの急激な需要増加にETC車載器の在庫がなくなり、「付けたくても付けられない」という待ちの状態にいる人がかなりの数に上るようだ。これまでETC車載器を付けなかった理由として、「ほとんど高速に乗らないから」という人が多いのも特徴的だが、さすがに1,000円という割引額を見て、この機会にETCを導入しようと腰を上げた人が多いようだ。
また、「設置していない」と回答した人の理由は、そのほとんどが「ほとんど高速に乗らないから」というもの。1年に1回程度しか高速道路を利用しないのに、取り付け込みで1万円以上かかるETC車載器を導入する気にはなれない、というのが大きな理由となっている。

【図9、ETC車載機を設置していない理由】

ETC状況 コメント 性別 年齢
取り付けを検討している 在庫切れで入荷待ち状態。 男性 30代
取り付けを検討している そろそろ購入しようかな、と思っていたら、助成金が開始されて、欲しいと思っていた車載器の在庫がなくなくなった&価格が急騰した為。
元々、年に1〜2回程度しか高速に乗らないのに、今の金額は高すぎてメリットが全くない。助成金が終了して、車載器の在庫が潤沢になって、価格が下がった頃に、改めて購入しようと思っている。
男性 30代
取り付けを検討している 今まであまり必要を感じていなかったから。でも割引制度が始まったので付けようと思っている。帰省するときにかなり交通費が安くなるので、できるだけ早く設置したい。 女性 30代
設置していない 高速道路を利用する機会がない。 女性 30代
設置していない 高速道路の利用率が極めて低いためと、遠出するときは、新幹線を利用するため。ETCの設置は今のところ見送っています。 男性 30代
調査エリア:
全国
調査対象:
価格.comID 登録ユーザー
調査方法:
価格.comサイトでのWebアンケート調査
回答者数:
11,532人
男女比率:
男89.6%:女10.4%
調査期間:
2009年4月9日〜2009年4月15日
調査実施機関:
株式会社カカクコム

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