ネット証券のプロおすすめの高配当利回り株10選

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2017年8月29日掲載

株で儲ける投資法

ネット証券のプロおすすめの高配当利回り株10選

株の魅力の1つが、企業からの配当金収入です。定期的に受け取れるため、お小遣いや生活費の足しになるとして、長期投資家から高い人気を集めています。とはいえ、配当金がもらえる銘柄は3,000前後もあり、配当金や株価の水準はさまざまです。これだけたくさんあると、どの株が一番お得なのか迷うことも多いでしょう。

そんなときに助けになるのが、お得な株がすぐに見つけられる「配当利回り」というモノサシです。ここでは、株式分析のプロに聞いたおすすめの高配当利回り銘柄や、探し方などを紹介します。

配当利回りとは

多くの企業は、年度ごとに1〜2回、稼いだもうけの一部を配当金として株主に支払います。たいてい「1株につき10円」などと決まっています。持っている株数が多いほど、受け取れる配当金も増えます。

ただし、株価は銘柄によって違います。同じ「1株あたり10円」がもらえる銘柄でも投資に必要な金額は異なり、「10万円分買った場合に、一番たくさん配当金がもらえる銘柄はどれか」がすぐにわかる基準がなければいけません。そのモノサシが「配当利回り」です。

配当利回りは、株を購入したときの株価で配当金を割って求めます。株価が1,000円で配当金が50円の場合、配当利回りは5%です。毎年、投資した金額の5%分の現金が企業から受け取れる、という意味になります。

それでは、株で期待できる配当利回りは、どのぐらいでしょうか。日本取引所グループによると、大企業がたくさん上場している東京証券取引所第1部(東証1部)の銘柄は、平均で1.88%です(2016年12月時点)。3%を超えたのは2000年以降で09年3月しかなく、3%あればじゅうぶん高配当利回りといえるでしょう。

東京証券取引所第1部銘柄の平均配当利回りの推移

図:東京証券取引所第1部銘柄の平均配当利回りの推移

プロおすすめの高配当利回り銘柄10選

証券会社などによると、2017年1月時点で、配当金がある銘柄(予定を含む)はおよそ3,000あります。そのうち2割弱が3%を超える高配当利回りです。

気を付けたいのは、業績の悪化など、何か問題があって株価が大きく下落している場合でも、高配当利回りとみなされてしまうことです。配当利回りが3%を超える銘柄の中には、前年の同じ時期と比べ、株価が半分になったものもあります。業績が悪くなれば、配当金がなくなる可能性もあります。

そうしたリスクを避けられるよう、プロは個人投資家にどうアドバイスしているのでしょうか。マネックス証券で投資家向けに情報を発信している益嶋裕さんに、株の初心者でも安心して投資できるおすすめの高配当利回り株を聞きました。ぜひ売買の参考にしてください。

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部マネジャー 益嶋裕(ますしま・ゆたか)

2008年4月マネックス証券入社、2013年7月より現職。米国経済のレポートや、個別銘柄に焦点を当てた「日本株銘柄フォーカス」などを執筆。各種ウェブコンテンツの作成に携わりながら、オンラインセミナーにも出演中。日本証券アナリスト協会検定会員。

ネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部マネジャー 益嶋裕氏

益嶋さんが選んだ高配当利回りの参考銘柄10選

銘柄名(証券コード) 配当利回り(年間) 最低投資金額
グランディハウス(8999) 3.9% 41,000円
NTTドコモ(9437) 3.9% 257,800円
学究社(9769) 3.8% 158,900円
ファーストコーポレーション(1430) 3.4% 111,300円
ジェイエイシーリクルートメント(2124) 3.1% 160,800円
りらいあコミュニケーションズ(4708) 3.1% 115,800円
FPG(7148) 3.1% 121,400円
アダストリア(2685) 3.1% 245,700円
KDDI(9433) 3.1% 295,000円
オリックス(8591) 3.0% 178,650円
  • (注)2017年8月17日時点の株価と予想配当利回りをもとに計算

益嶋さんは、高配当利回り銘柄を選ぶポイントとして、予想される配当利回りが3%を超えていることと、増収・増益が続いていることを挙げています。たとえ現時点での配当利回りが高くても、業績が厳しい企業の場合は配当金が減るリスクがあるためです。具体的には直近の2事業年度で売上高、純利益がともに前の年度を上回り、かつ今年度も増収・増益見通しで「きちんと成長している銘柄」を選ぶ基準としています。

こうした条件をクリアした銘柄の中で、最も注目しているのが大手通信会社です。携帯キャリア国内最大手の『NTTドコモ(証券コード:9437)』は、格安SIMの台頭で顧客流出や通信料金の値下げ合戦への懸念がある中でも増収・増益が続いており、ブランド力の強さによって急速な業況悪化は避けられる、とみています。配当金も今年度予想ベースで4年連続の増額が見込まれており「長期で運用したい投資家にとって魅力的な銘柄」としています。

『KDDI(9433)』は携帯キャリア国内シェア2位ですが、買収などで積極的に携帯事業以外に進出しており、いまや売上高はNTTドコモを上回っています。配当金は前年度まで15年連続で増えており、配当金の原資となる純利益も6年連続で前の年を上回りました。「収益の多角化で成長が続き、大幅な減配は見込みにくい。NTTドコモと同様、景気に左右されにくい事業が中心なのも、安定配当を目的とした投資家に向いている」といいます。

総合リースサービスで国内首位の『オリックス(8591)』は、自動車リース、銀行、生命保険、不動産関連サービスなど、さまざまな事業を展開しています。2008年秋のリーマン・ショック後でも黒字を確保した数少ない銘柄の1つで、2017年度は9年連続で増益を確保する見通しです。増配が続いているうえ、魅力的な株主優待も個人投資家を引き付けているようで、株価は長期的にみて底堅く推移しています。

益嶋さんは、このほか、英国やアジアなど積極的に海外進出している人材紹介業の『ジェイエイシーリクルートメント(2124)』にも注目しています。企業規模は小さいですが、好調な労働市場を追い風に売上高、純利益とも2ケタ成長が続いており、それに合わせて配当金も増え続けています。「長期的にみて株価の上昇トレンドが続いているほか、投資金額が10万円台と手ごろなのも投資初心者向き」とのことです。

こうした銘柄を見つけるには、どうすればよいでしょうか。益嶋さんによると、チェックする手段として最も使いやすいのは「決算短信」や「有価証券報告書」といった書類です。すべて公表が義務づけられており、企業のホームページなどで確認できます。

たとえば、有価証券報告書には、最初のページに、直近5年分の売上高や利益などの推移が記載されています。ホームページには、有価証券報告書のような公表資料のほか、過去の配当金支払い実績などを掲載していることも多いです。決算短信や有価証券報告書などの決算書については、『決算書、決算短信の簡単な見方を解説』の記事で詳しく解説しています。

益嶋さんは「業績のぶれが大きいと、配当金が減ったり、なくなったりするリスクがあります。頻繁に赤字になる企業でないか、できれば過去10年分ぐらいの業績をきちんと確認しましょう」とアドバイスしています。

加えて、過去に支払った配当金の実績などにも目を通しておけば、業績が悪くなっても株主にきっちり配当金を支払う株主重視の企業なのか、配当金がなくなってしまう可能性があるのかなど、株主に対する還元姿勢も確認できるとのことです。

高配当利回り銘柄のメリット・デメリット

配当利回りが高い銘柄に投資するメリットは、投資金額と比べて高額の配当金です。世界的に低金利の環境が続き、銀行預金や個人向け国債だけでは満足いく収益を得ることは難しいです。日銀によると銀行の普通預金の金利は2016年8月時点で年0.002%です。いまの金利環境が続くと仮定し、300万円を普通預金として30年間預け続けた場合、もらえる利息は2000円に届きません。

一方で、配当利回りが4%ある銘柄に同じ金額を投資した場合、1年で得られる配当金収入は12万円です。お金が増えるスピードは段違いです。投資期間が長くなればなるほど、差はどんどん開きます。

高い配当金を支払う企業は「株主に報いよう」という姿勢が強いといえ、株価が大きく値下がりしにくいです。株主を意識した経営をする企業は、いま以上の配当金がもらえる可能性が高くなるほか、すでに発行した株式を買い取ることで株価を上げる「自社株買い」といった施策も見込め、買いたい投資家が多いためです。

高配当利回り投資で失敗するデメリットもあります。配当利回りは株価と配当金から計算します。高い利回りになるパターンは2つで、「配当金を積極的に増やした」か「配当金は増やさないが株価が大きく下落した」のいずれかです。後者に投資すると、思わぬ損失につながる可能性もあります。

もらえる配当金が1株あたり100円で株価が1,000円の場合、配当利回りは10%です。配当金が200円に増えると、配当利回りは20%になります。ただし、配当金が100円のままでも株価が500円に値下がりした時も、20%の配当利回りです。

同じ配当利回りでも、中身が違う!

図:高配当利回り銘柄のメリット・デメリット

株価が下落する最も大きな要因は、業績不振です。投資家への配当金は、一般的にその事業年度で稼いだ純利益の範囲内で支払います。業績が悪くなり利益が少なくなれば配当金は減り、株価も下がります。収入より支出が多い赤字決算になれば、配当金がゼロになる可能性もあります。前年度と比べ配当金が減ることを「減配(げんぱい)」、ゼロになることを「無配(むはい)」といいます。

ただし、過去にたくさん利益を稼いできた大企業などでは、赤字決算になっても配当金を支払うことがあります。純利益のうち配当金を支払わなかった分の一部が積み上がっており、配当金として支払えるためです。武田薬品工業は、1,400億円強の赤字を計上した2014年度に赤字額とほぼ同じ金額を配当金として支払いました。

大企業とはいえ、毎年度赤字決算が続けばいずれ過去の蓄積はなくなり、配当金を支払うことはできなくなります。長期にわたって配当金を受け取るならば、業績が安定している銘柄を選ぶことが大切です。

高配当利回り株(銘柄)の探し方

配当金がたくさんもらえ、長く保有を続けられそうな株(銘柄)は、どう探せばよいのでしょうか。重要なポイントは「連続増配しているかどうか」です。

前年度と比べて配当金が増えることを「増配(ぞうはい)」といいます。連続増配とは、毎年必ず前年を上回る配当金がもらえるという意味です。前年を上回る配当金を支払える企業は、業績が好調なあかしでもあります。

日本で増配記録が最も長いのは、化粧品や日用品を手がける『花王(4452)』です。2016年度の増配が実現すれば、27年連続です。アジアでおむつなどの売り上げが伸び、業績は拡大が続いています。

花王の配当利回りは、2016年8月時点でおよそ年1.7%です。東証1部の平均を下回る理由は、好業績などによる株価の値上がりです。株価が値上がりする前の2010年に投資し、保有を続けていれば、いまは4.6%の利回りになる計算です。

中古自動車のオークション事業などを手がける『ユー・エス・エス(4732)』は、2016年度で17年連続の増配になる見込みです。2016年7月末に投資した場合の配当利回りは2.6%です。株価の値上がりが続き現時点で高利回りとはいえませんが、5年前の2011年7月に投資していれば、いまの利回りは7.6%に達します。

増配する企業は、業績好調の場合が多いです。連続増配が期待できる銘柄を探すには、業績をしっかりと確認しましょう。証券取引所で売買できる銘柄は、3か月ごとに業績の進み具合を「決算短信」などの形で公表します。東京証券取引所が運営するインターネットサイトの「TDnet」や、企業のホームページで確認できます。

決算短信には、「前年の同じ時期と比べ売り上げがどう伸びたか」「会社が予想している利益はいくらか」といった情報が細かく記載されています。連続増配が見込める企業の多くは、会社が年度初めにたてた計画以上のペースで業績が伸びています。また、投資家に支払う配当金の目安を「配当性向」という比率で発表する企業もあります。配当性向が50%であれば純利益の半分を支払いにあてます。配当性向を定める企業の業績が拡大していれば、その分増配も期待できます。

ただし、配当性向を決めている企業の純利益が減れば、配当金として支払うお金も減ります。景気次第で売り上げが大きく変動する企業の場合は配当金が安定しません。連続増配が続く企業の多くは、多くが国内で事業を展開していたり、景気に左右されない商品を手がけたりしています。

高配当銘柄探しに役立つ!「スクリーニング機能」が優れている証券会社

ただし、配当性向を決めている企業の純利益が減れば、配当金として支払うお金も減ります。景気次第で売り上げが大きく変動する企業の場合は配当金が安定しません。連続増配が続く企業の多くは、多くが国内で事業を展開していたり、景気に左右されない商品を手がけたりしています。

初心者にとっては、数字だらけの決算短信を見たり、配当利回りを計算したりするのは手間でしょう。証券会社が提供するツールを活用するのも手です。さまざまな条件を指定して銘柄を選べるよう、スクリーニング機能を充実させている証券会社も多いです。

楽天証券の「スーパースクリーナー」は、企業規模や購入できる証券取引所といった基本情報はもちろん、「配当利回りが過去と比べどう変化しているか」「過去と比べ株価は低すぎないか」といった詳細な情報からも絞り込めます。「条件変更のたびにリアルタイムで結果が表示されるため便利です。各銘柄の配当利回りの分布をグラフで確認できたり、グラフから利回りの範囲を指定したりすることもできます」(楽天証券)といい、個人投資家の人気は高いようです。

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株式取引手数料は格安で、さらに取扱商品も豊富です。FXは米ドル/円スプレッドは0.3銭〜(原則固定・例外あり)。投資信託2000本以上。1,000円から投資ができる「純金積立」や「投信ミニ積立」は、投資初心者に大好評です。

SBI証券は、「金融工学」という高度な技術を駆使して銘柄を分析する「クォンツ・リサーチ社」の分析データを活用できます。一般的な情報に加え、「割安で優良」「成長している」といったやや抽象的な選び方もできます。「企業規模の大きさ」や「財務体質の健全さ」、「割安さ」などの項目をそれぞれ10点満点で評価した「クォンツスコア」も確認できます。

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口座開設数350万超、NISA口座数80万超(2016/3/31現在)とネット証券では実績トップです。オリコン日本顧客満足度ランキングでは、「総合ネット証券」総合1位を獲得。

マネックス証券ではPERやPBR、投資金額など一般的な項目で絞り込んだ銘柄を、さらに、業績の伸び率、需給に影響する信用取引の状況、証券会社のアナリスト評価など様々な視点で見比べられます。成長性、割安度、財務の健全性などを直感的に把握できるスコア情報も確認でき、株の初心者でもよい銘柄を探しやすくなっています。

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まとめ

企業から受け取る配当金を株価で割った値が、配当利回りです。高ければ高いほど、投資金額と比べてもらえる配当金が多いことを表します。上場企業の平均配当利回りは2%前後なので、3%を超える銘柄であれば、じゅうぶん高配当利回りといえます。

ただし、見た目の配当利回りの高さだけで選んでしまうと、失敗するリスクがあります。悪いニュースがあって株価が下がり、配当金がもらえなくなる可能性がある銘柄であっても、高配当利回りとみなされるためです。

そのため、確実に高い配当金を受け取れる高配当利回り株を見つけるには、過去の実績などをみて、きちんと安定的に配当金を支払い続けていたり、増やしたりしている銘柄を選びましょう。

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