投資アナリスト、優待ブロガーが選ぶおすすめ株主優待【2017年4〜6月】

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2017年3月29日掲載

株で儲ける投資法

投資アナリスト、優待ブロガーが選ぶおすすめ株主優待【2017年4〜6月】

株主優待は、企業からモノやサービスを受け取れる、とてもお得な制度です。レストランで割引券が使えたり、カタログギフトをもらえたりすることも多く、株主優待を目的に株をはじめる初心者も多いです。

とはいえ、2017年4〜6月に株主優待の権利付き最終売買日を迎える銘柄は157。740銘柄前後の3月やおよそ380銘柄の9月と比べると少ないですが、それでも株式投資の初心者が157銘柄から1社を選び出すのは、手間がかかる作業になるでしょう。

ここでは、株主優待にくわしい人気の投資アナリストと優待ブロガーに、2017年6月までに権利確定日を迎える銘柄から、初心者でも投資しやすいおすすめの優待銘柄を厳選して挙げてもらいました。株主優待をお得にもらえる投資方法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ネット証券の人気アナリストおすすめの株主優待10選

それでは、株式投資の初心者が優待銘柄を探す場合、どんな視点で選べばよいのでしょうか。カブドットコム証券で株主優待などの情報を発信している人気投資アナリスト藤井明代さんに、アナリストの立場から見ておすすめできる10銘柄を挙げてもらいました。ぜひ投資の参考にしてください。

カブドットコム証券株式会社 投資情報室 投資アナリスト 藤井明代(ふじい・あきよ)

大手ネット金融グループを経て、2013年10月よりカブドットコム証券。前職では証券会社からの異動をきっかけに株取引を開始し、株主優待に魅了される。株主優待銘柄やテーマ株などを追い、顧客向けにWEBサイトやSNS、メディアなどで情報発信を行う。

カブドットコム証券株式会社 投資情報室 投資アナリスト 藤井明代氏

藤井さんおすすめの優待銘柄一覧(2017年3月24日時点)

銘柄(証券コード) 権利確定月
(2017年)
最低投資金額
(100株)
主な株主優待品
(100株の場合)
大黒天物産(2791) 5月 50万100円 2,000円相当の産地直送の果物
クリエイトSDホールディングス(3148) 5月 27万4900円 ドラッグストア「クリエイトエス・ディー」などで利用できる1,500円分の買い物優待券か1,320円分のお米券
カゴメ(2811) 6月、12月 30万500円 食品やジュースなど1,000円相当の自社商品(6月、12月)
アルペン(3028) 6月、12月 19万7400円 グループ運営のスポーツ用品店やスキー場、ゴルフ場などで利用できる2,000円分の優待券(6月、12月)
リンクアンドモチベーション(2170) 6月、12月 61万1000円
(1,000株)
1年以上2年未満の継続保有株主を対象に1,500円分のギフトカード(6月、12月)
エイチ・アイ・エス(9603) 4月、10月 27万500円 旅行商品の購入で利用できる2,000円分の優待券と、「ハウステンボス」「ラグーナテンボス」の入場割引券1枚ずつ(4月、10月)
小林製薬(4967) 6月、12月 54万7000円 5,000円相当の自社商品詰め合わせセットと、自社ネット通販商品の10%割引(6月、12月)
ロイヤルホールディングス(8179) 6月、12月 22万6100円 「ロイヤルホスト」「天丼てんや」「リッチモンドホテル」などグループ店舗で利用できる500円分の優待券(6月、12月)
くらコーポレーション(2695) 4月 46万1000円 「くら寿司」全店で利用できる2,500円分の優待券
アース製薬(4985) 6月、12月 59万5000円 2,000円相当の自社製品詰め合わせ(6月、12月)

藤井さんは、銘柄選びの基準として「時価総額500億円以上」と「株主全体に占める個人投資家のシェアの高さ」を挙げています。企業規模を表す時価総額が小さすぎると、売買できる投資家が少なく、極端な値動きになるリスクがあるためです。

また、有価証券報告書などで確認できる個人投資家のシェアが高いほど、個人にとって魅力的で人気が高い銘柄であることの表れといえます。裏を返せば、大きなお金を動かす外国人投資家のシェアが低いことで、より一層、値動きが緩やかになるメリットもあります。

こうした条件で選び出した結果が、表にある10銘柄です。

中でもイチ押しの銘柄は、『カゴメ(2811)』です。30万円ほどの投資金額で、食品やジュースなど1,000円相当の自社商品を年2回受け取れます。2016年度に過去最高の売上高、利益を達成するなど業績も安定して伸びており、株価が値下がりして大きな含み損を抱えてしまうリスクは、相対的に乏しいといえます。

加えて、同社は個人投資家向けに工場見学や料理教室を開いたり、社長と意見交換する場を定期的に設けたりもしています。藤井さんは「個人投資家をとても大切にしている企業です。業績も堅調で、長期投資に向いている銘柄です」と話しています。実際、カゴメ株は個人投資家に人気で、株主全体の60%強が個人です。

業績がよく株主優待も楽しめる、長期投資に向く銘柄はほかにもたくさんあります。市販薬や衛生用品などを手掛ける『小林製薬(4967)』は、5,000円相当の自社製品詰め合わせが年2回もらえます。企業の最終的なもうけである純利益は過去最高となった16年度まで、19年連続で増え続けています。

それだけではありません。同社は、好業績などを理由に、16年度まで18年連続で配当金を上積みしてきました。「海外からの旅行客が小林製薬の商品をたくさん買い求めているようで、今後も好業績が期待できそうです。長期的には株主優待だけでなく、もらえる配当金が一段と増える可能性もあります」(藤井さん)とのことです。

5月にたくさんの銘柄が決算を迎えるドラッグストア業界も、株主優待制度がある好業績銘柄ぞろいで有名です。

神奈川県に本社がある『クリエイトSDホールディングス(3148)』は、上場した2004年以降、増収・増益が続いています。店舗で利用できる1,500円分の優待券かお米券1,320円分がもらえるほか、投資金額の1.1%分の配当金も受け取れます(3月24日時点)。

北海道が地盤の『ツルハホールディングス(3391)』は、買い物代金が5%オフになる優待カードのほか、北海道の農産物がもらえます。石川県の『クスリのアオキホールディングス(3549)』は優待カードか石川県の名産品を選べるなど、地方銘柄ならではのユニークな株主優待です。いずれも、ほぼ右肩上がりで業績は拡大基調です。

藤井さんは「人気の優待銘柄は、株価が大きく値下がりするリスクは比較的小さいといえますが、紹介した銘柄のように好業績という視点も加えることで、より安定した値動きが期待できます。配当金を受け取る楽しみも増えるでしょう。ぜひお気に入りの銘柄を見つけ、長期投資に挑戦してください」と話しています。

アナリストとしてたくさんの銘柄を紹介してきた藤井さんですが、女性ならではの視点で注目している銘柄もあるそうです。

その1つが、6月末に権利付き最終売買日を迎える美容系ポータルサイト運営の『アイスタイル(3660)』。投資金額は9万円強(2017年3月24日時点)ですが、サイトで使える計4,800円分の優待券と、実店舗「アットコスメストア」で利用できる割引券がもらえます。「株式投資に興味がある女性であれば、こうした身近で役に立つ銘柄からはじめてはいかがでしょうか」(藤井さん)とのことです。

人気ブロガー「かすみちゃん」のおすすめ株主優待10選

かすみちゃんは、2004年にブログ「かすみちゃんの株主優待日記」を開設し、ほぼ毎日、株主優待についての記事を投稿しています。ブログは「株主優待」カテゴリーの閲覧回数ランキングでトップを快走する人気ぶりです。2004年から株主優待を目的に投資を始め、多いときには年間300弱の銘柄を保有しています。

かすみちゃんおすすめ優待銘柄一覧(2017年3月24日時点)

銘柄(証券コード) 権利確定月
(2017年)
最低投資金額
(100株)
主な株主優待品
(100株の場合)
すかいらーく(3197) 6月、12月 17万4100円 「ガスト」や「バーミヤン」など、すかいらーくグループ店舗で使える3,000円分の優待食事券(6月、12月)
ベルグアース(1383) 4月 15万7400円 3,000円相当のメロンか1,000円分のクオカード
日本マクドナルドホールディングス(2702) 6月、12月 32万7000円 店舗で使える優待食事券1冊(6月、12月)
イデアインターナショナル(3140) 6月 9万500円 6,000円相当のRIZAPグループ商品
オオバ(9765) 5月 5万400円 1キロ分のお米券
テンポスバスターズ(2751) 4月 20万1100円 「ステーキのあさくま」「ファーマーズガーデン」などのグループ店舗や提携店舗で使える8,000円分の食事券
フジ・コーポレーション(7605) 4月 22万8000円 全国の百貨店やスーパーストア、ショッピングセンターなどで使える「三菱UFJニコスギフトカード」5,000円分
ハニーズホールディングス(2792) 5月 1万1600円
(10株)
自社店舗で使える500円分の商品引換券
東建コーポレーション(1766) 4月、10月 8万9300円
(10株)
通販サイト「ハートマークショップ」で使える3,000円分の割引券や自社ホテルの宿泊割引券など
クリエイトSDホールディングス(3148) 5月 27万4900円 自社ドラッグストアで使える1,500円分の優待券か1,320円分のお米券

6月までに株主優待の権利確定日を迎える銘柄で、かすみちゃんが1番おすすめしているのが『すかいらーく(3197)』です。6月の権利確定日に100株保有していると「ガスト」や「バーミヤン」、「しゃぶ葉」などたくさんのグループ店舗で使える3,000円分の優待食事券がもらえます。年2回もらえるため、1年で6,000円分になります。

「外食優待の本命銘柄です。1,000株だと1年で6万9000円分も受け取れるので、系列レストランをよく利用している方にはメリット大といえます。ガストの宅配サービスでも使えるので、便利ですよ」(かすみちゃん)とのことです。

野菜苗の生産、販売などを手掛ける『ベルグアース(1383)』も、チェックしてほしい銘柄の1つ、といいます。100株で3,000円相当のメロンか1,000円分のクオカードが受け取れます。2017年に株主優待制度を新設しており、今後は一段と注目度がアップするかもしれません。

フィットネスジムを展開する『RIZAP』のグループ会社で、インテリア雑貨やコスメなどを販売する『イデアインターナショナル(3140)』も、イチ押し銘柄に挙げています。9万円ほどの投資金額で、6,000円相当のグループ商品がもらえます。かすみちゃんは「美容製品や健康食品で有名な健康コーポレーションの商品も選べて便利です。優待利回りは7%近くになるので、大変お得です」と話しています。

株主優待がもらえるのは多くの銘柄で最低100株です。銘柄によっては投資にはまとまったお金が必要ですが、中には10株だけで株主優待がもらえる銘柄もあります。

若い女性向けのカジュアル衣料品を製造、販売する『ハニーズホールディングス(2792)』は10株で、店舗で利用できる500円分の優待券がもらえます。1万円ちょっとで投資できるため、投資初心者に向いた銘柄といえそうです。

カブドットコム証券の「プチ株」のように、1株単位で売買できる仕組みを利用することで、少ない株数から投資できます。ぜひ活用してみてください。

人気ブロガー「rikaさん」のおすすめ株主優待10選

rikaさんは、株主優待を目的に2002年から株式投資を始め、現在は、およそ350の優待銘柄を保有しています。運営するブログ「毎日優待三昧」で優待を使った感想やお得な優待情報などを日々発信しており、閲覧回数は1,000万近くにのぼる人気ぶりです。

rikaさんおすすめ優待銘柄一覧(2017年3月24日時点)

銘柄(証券コード) 権利確定月
(2017年)
最低投資金額
(100株)
主な株主優待品
(100株の場合)
スタジオアリス(2305) 6月 23万8100円 フレーム付四切写真、フレーム付デザインフォトなどから選べる写真撮影券1枚
テンポスバスターズ(2751) 4月 20万1100円 「ステーキのあさくま」「ファーマーズガーデン」などのグループ店舗や提携店舗で使える8,000円分の食事券
フジオフードシステム(2752) 6月、12月 27万5900円 「まいどおおきに食堂」「串家物語」などグループ店舗で使える優待食事券3,000円分か3,000円相当の自社製品(6月、12月)
サカタのタネ(1377) 5月 34万8000円 「オリジナル球根セット」や「マイクロ胡蝶蘭カプセル」などが選べるカタログギフト
大光(3160) 5月、11月 8万5300円 クオカード500円分か業務用食品スーパー「アミカ」で使える1,000円分の商品券(5月、11月)
ゴルフダイジェスト・オンライン(3319) 6月、12月 7万8500円 ゴルフグッズ通販サイトなどで使える2,000円分の商品購入クーポン券と運営するゴルフ場予約サイトで使える2,000円分のクーポン券
日本マクドナルドホールディングス(2702) 6月、12月 32万7000円 店舗で使える優待食事券1冊(6月、12月)
すかいらーく(3197) 6月、12月 17万4100円 「ガスト」や「バーミヤン」など、すかいらーくグループ店舗で使える3,000円分の優待食事券(6月、12月)
フジ・コーポレーション(7605) 4月 22万8000円 全国の百貨店やスーパーストア、ショッピングセンターなどで使える「三菱UFJニコスギフトカード」5,000円分
ベルグアース(1383) 4月 15万7400円 3,000円相当のメロンか1,000円分のクオカード

4〜6月に権利確定日を迎える銘柄の中で、rikaさんが特におすすめしている銘柄は『スタジオアリス(2305)』です。全国各地で子ども専門の写真スタジオを展開しています。6月の権利確定日に100株保有していれば、フレーム付きの写真撮影券が1枚もらえます。

rikaさんは「家族での集合写真に加えて子どもの成人式や卒業式、孫のお宮参り、七五三など、写真で残したいイベントは誰にでもあるはず。スタジオアリスはレンタル衣装もたくさんあって楽しいので、毎年のようにお世話になっています」といいます。

中古厨房機器の販売など、飲食店の新規出店を支援している『テンポスバスターズ(2751)』は、「ステーキのあさくま」など、グループ店舗で使える8,000円分の食事券がもらえます。メール会員になるとお得な特典も受け取れるとのことで、rikaさんだけでなく、かすみちゃんも推奨銘柄の1つに挙げています。

「福島方木田食堂」や「平塚神田食堂」といった地名を冠した店舗名でレストランを展開する「まいどおおきに食堂」などを手掛ける『フジオフードシステム(2752)』も、グループ店舗で使える優待食事券がもらえます。100株で3,000円分の食事券か同額相当の自社商品が年2回受け取れます。「まいどおおきに食堂は、セルフ形式でいろいろなおかずが選べるため、好みが違う家族でもみんな満足できて役立っています」(rikaさん)。

ゴルフ好きにはぜひチェックしてほしいという銘柄が、ゴルフ関連のポータルサイトを運営する『ゴルフダイジェスト・オンライン(3319)』です。運営する「GDOゴルフショップ」と「GDOゴルフ場予約」でそれぞれ2,000円ずつ使えるクーポン券がもらえます。

自動車ユーザー以外はなじみが薄いカー用品専門店『フジ・コーポレーション(7605)』は、最近盛り上がった優待銘柄の1つ。前年まで100株で1,000円分だったギフトカードの贈呈を17年から5,000円に増額し、優待ブロガーの注目を集めるようになりました。

このほか、『サカタのタネ(1377)』は、チューリップの球根やマイクロ胡蝶蘭などが選べるカタログギフトがもらえます。園芸が趣味という方におすすめ、とのことです。

個人投資家に人気の株主優待は?

投資アナリスト、ブロガーの3人が挙げた以外にも、株主優待が人気の銘柄はたくさんあります。

コーヒーショップの「珈琲所 コメダ珈琲店」を展開する『コメダホールディングス(3543)』は、コメダで使える年間2,400円分の電子マネーがもらえます。店舗は愛知県を中心に展開し、大都市部の駅周辺だけでなく、自動車などで行くロードサイドにも多いです。

帰省先が遠かったり、海外旅行に出かけたりすることが多い時に便利なのが、航空会社の優待です。『日本航空(JAL、9201)』『ANAホールディングス(9202)』の株主になると、国内路線の運賃が半額になったり、割引価格でツアー旅行ができたりします。

1年で3,000万人が訪れる人気テーマパーク「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」を運営する『オリエンタルランド(4661)』は、入園料が無料になる「株主用パスポート」がもらえます。長期間保有する投資家向けに、開業から5年ごとの節目の年にパスポートを複数枚上乗せする優遇サービスもあります。

株主優待とは

株主優待とは、株主に対して企業がモノやサービスを提供する制度です。製品の詰め合わせや運営する飲食店の割引券などが多いです。この仕組みは企業と投資家の双方にメリットがあり、企業にとっては株主優待を通じて製品や企業名の認知度向上につながります。優待目的の長期投資家が多く、投資家にとっても株価が大きく値下がりするリスクを減らせます。

優待を受け取るためには、権利確定日に株式を持っている必要があります。多くの企業は事業年度の最終日など、決算を締めるタイミングを確定日としています。ただし、その日に買っても、優待は受け取れません。証券取引所の売買ルールに「お金の支払いと株式の受け渡しは売買成立日を含めて4営業日後」という約束があるためです。

月末時点で株主になるためには、権利確定日の3営業日前の取引終了時点で株式を保有している必要があります。この優待を受け取るための購入期限のことを、一般に「権利付最終売買日(けんりつきさいしゅうばいばいび)」と呼びます。

株主優待だけじゃない!配当利回りも含めた探し方

欲しい優待だけでなく、「ほかの銘柄と比べてたくさんお金がもらえる」という視点で選ぶ方法もあります。この場合は、株主優待をお金に換算し、配当金も含めて「実質利回り」を計算し、高利回り銘柄に投資します。

家電量販店業界で売り上げ1位、2位を競う『ヤマダ電機(9831)』『ビックカメラ(3048)』。100株投資した場合は、両社とも買い物優待券が3,000円分もらえます。生活家電は一定のサイクルで買い換えることが多く、「高額な家電を買う際の足しに」と、投資家に人気があります。

ただし、もらえるのは優待券だけでなく、ヤマダ電機は1株あたり年16円、ビックカメラでは年10円の配当金もあります(7月末時点の会社予想)。優待券と配当金を足し合わせ2016年7月末の株式の価格(株価)で計算すると、ヤマダ電機の実質利回りは9%近くに達します。

ヤマダ電機とビックカメラの株主優待+配当金の実質利回り
(100株保有した場合で算出、配当金は7月末時点の会社予想)

銘柄(証券コード) 最低投資金額 買い物優待券 配当金 実質利回り
ヤマダ電機(9831) 54,200円 3,000円 1,600円 8.5%
ビックカメラ(3048) 91,800円 3,000円 1,000円 4.4%

たばこや食料品などを手がける『日本たばこ産業・JT(2914)』は、100株で年間2,000円相当の自社製品がもらえます。2016年7月時点では100株買うのに40万円程度必要で、投資金額と比べてあまり魅力的とはいえません。

ですが、配当金を含めると景色は変わります。2016年度は1株あたり128円を予定し、株主優待と配当金を合わせると実質利回りは3.7%です。過去12年連続で配当金が前年を上回っているので、配当金が今後も増え続けるならば、利回りは毎年高くなります。

もし、欲しい株主優待が多く銘柄選びに迷った場合は、配当金も含めた「実質利回り」という考え方で本当にお得な投資先を選んでみてはいかがでしょうか。

配当金目当てなら『ネット証券のプロおすすめの高配当利回り株(銘柄)20選』でさまざまな銘柄を紹介しています。

優待情報が探しやすい証券会社

株主優待の選び方に迷ったら、証券会社の株主優待検索サービスを積極的に活用しましょう。

SBI証券

口座開設数350万超、NISA口座数80万超(2016/3/31現在)とネット証券では実績トップです。オリコン日本顧客満足度ランキングでは、「総合ネット証券」総合1位を獲得。

  • 優待株検索がわかりやすくてみやすい

    ネット証券大手で会員数も膨大ですが、僕のような株取引初心者にも敷居を低くしている印象で、とくに優待株検索がわかりやすくてみやすいのがよかったです。 満足度:4

カブドットコム証券

手数料では業界トップの安さで、信用取引が建玉残高に応じて0円から取引できます。トレーディングツール「kabuステーション」など取引ツールも豊富に用意されています。

  • 優待可能銘柄が豊富

    株主優待をメインに取引していますが、やはり取り扱い銘柄数が他社に比べてダントツです。株主優待のクロス取りをしたいなら、ここは外せません。手数料が割高であったり、無料プランがないのは痛いですが、それでもここでしか一般信用取引できない銘柄も多数あります。 満足度:5

株主優待タダ取り(クロス取引・つなぎ売り)のやり方と注意点

株主優待を受け取るには、権利付最終売買日の取引終了時点で株式を保有している必要があります。やや極端ですが、この日だけ株主でいれば優待をもらえます。そのため次の営業日には売る投資家が増え、株価が大きく値下がりし、優待の価値以上に損失を抱えるリスクもあります。

こうした事態を回避する手段が、現物株の買いと信用取引の売りを「同じ株価」で注文する「クロス取引(つなぎ売り)」です。クロス取引した銘柄の株価が2%値下がりした場合、現物株で2%の損になりますが、信用取引の売りでは2%の利益が得られ損益はゼロです。

権利付最終売買日を過ぎれば株式を持つ必要がなく、信用取引で売った分を買って返済し、現物株も手放せば、株価の値下がりによる損失なく優待が受け取れます。「株主優待タダ取りの方法」として、証券会社でも推奨しています。ただし、クロス取引は現物株や信用取引の売買手数料、株の借り先の証券会社に支払う「貸株料(かしかぶりょう)」などのコストが発生します。

信用取引には「一般信用」と「制度信用」の2種類あります。いずれも取引方法は同じですが、借りる銘柄や期限、取引コストなどが違います。制度信用で借りた投資家は、レンタル料として「逆日歩(ぎゃくひぶ)」という追加コストを支払います。金額によっては、優待でもらえる価値以上に損を抱える可能性があり、クロス取引をする投資家は一般信用が中心です。

信用取引については、『株の信用取引とは?レバレッジ・空売りの仕組み・メリットなど』で詳しく解説していますので、参考にしてください。

優待タダ取りがしやすいネット証券会社

「優待タダ取り」をするには現物株の買いと、一般信用取引での売りを組み合わせなければいけません。
一般信用取引の売りができる銘柄数が圧倒的に多いのが、カブドットコム証券です。次いで多いのが松井証券で、約800銘柄を扱っています。(2016年8月時点)

カブドットコム証券

手数料では業界トップの安さで、信用取引が建玉残高に応じて0円から取引できます。トレーディングツール「kabuステーション」など取引ツールも豊富に用意されています。

  • 優待可能銘柄が豊富

    株主優待をメインに取引していますが、やはり取り扱い銘柄数が他社に比べてダントツです。株主優待のクロス取りをしたいなら、ここは外せません。手数料が割高であったり、無料プランがないのは痛いですが、それでもここでしか一般信用取引できない銘柄も多数あります。 満足度:5

松井証券

1日の約定代金が10万円以下なら手数料が無料。少額から始めたい方には最適です。株価のリアルタイム更新や企業分析・株主優待の検索機能など、様々な情報ツールが無料で利用できます。

  • 情報ツール重宝してます

    優待と利回りを確認しながら、現物買いをしています。買う際には、無料のリサーチツールを活用して情報をゲットしています。個人的にはこのリサーチツールが銘柄の最新情報、レポートなどある程度必要な最新情報がまとまっているためお気に入りです。新規の優待情報も随時更新をされているため、あちこちサイトを確認する手間がなくて便利だと思います。 満足度:4

手数料が安い証券会社

さらに、株式の売買には手数料が必要になります。株の取引回数が多いほど手数料がかさみ、手元に残るお金は少なくなります。証券口座を開設する際には手数料が安い証券会社を選ぶのが鉄則です。

ライブスター証券

2015年度オリコン顧客満足ランキング(ネット証券部門)において、『手数料の満足』第1位(2年連続)を獲得。 業界最低水準の手数料の安さと、高機能取引ツールが無料で利用でき、投資情報が充実していて人気となっています。

  • 現物取引の手数料は安い

    現物取引しかしないので、そのほかは、わからないが、私が取引している証券会社5社の中で一番、手数料が安いです。このサイトから、入会したのですが、問題なく、入会のプレゼントももらえ、2か月手数料が無料であったのも、嬉しかったです。 満足度:5

GMOクリック証券

GMOクリックグループ内で運営し、大幅にコスト削減しているため、業界最安値水準の手数料を実現しています。各金融商品の取引をひとつのID・パスワードで一元管理でき、利便性が高いのも特徴です。

  • 手数料が安い

    GMOクリック証券は、なんといっても信用取引の手数料が安いです。スマホを使った取引もかんたんです。情報量は、イマイチ少ない気がしますが、それは他でカバーをして取引をするのに手数料を考えたらベストです。また、NISAの口座では手数料が無料というのも魅力が大きいです。 満足度:5

まとめ

株主優待は、企業からモノやサービスが受け取れる、とてもお得な制度です。カタログギフトや飲食代金にあてられるクーポン券などが、毎年決まった時期にもらえます。生活に役立つ品物ばかりで、個人投資家に大変人気があります。

ただし、株主優待を実施している企業は、1,000社以上あります。欲しい株主優待が探しきれない場合は、優待に詳しいブロガーなどの意見を参考にしましょう。投資先に迷ったときは、もらえる株主優待を金額換算し、配当金を含めた実質利回りで銘柄同士を比べる方法もありますので、挑戦してみてください。

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