パナソニック、フルハイビジョン対応ビデオカメラ「HDC-TM30」。毎日気軽に持ち歩けるサイズで、たくさんの思い出づくり。
[ビデオカメラ] [トレンドウォッチ] 2010年2月3日
パナソニックは、デジタルハイビジョンビデオカメラの新製品「HDC-TM30」「HDC-TM350」を2009年6月より発売した。「TM30」は32GBのフラッシュメモリーを搭載し、約227gの超…

2010年2月24日
図1は、価格.comのビデオカメラカテゴリに登録されている全製品のPVを、重量レンジ別に分類したものである。これを見ると、ここ2年の間にもビデオカメラの軽量化は確実に進んでおり、今や重量500g以上の製品を探すほうが難しいくらいになっていることがわかる。PVシェアなので全体の製品数とは必ずしも一致しないが、ここ2年ほどでもっとも注目されているのは「重量301〜400g」の「300g台」の製品で、全体の半数近くがこのレンジに属していることになる。
【図1 重量別PV数推移】
図2は、同じく価格.comのビデオカメラカテゴリに登録されている全製品のPVを、ハイビジョン対応状況別に分類したものだ。PVシェアではハイビジョン対応製品が9割にものぼっており、今やハイビジョン撮影は当たり前の時代といえるだろう。なお、ハイビジョンの中にも「720p」「720i」などのハイビジョン解像度と、「1080p」のようなフルハイビジョン(フルHD)解像度があるが、話題の中心は完全にフルハイビジョン対応製品になっていることがわかる。
【図2 ハイビジョン対応別PV数推移】
さらに、この2つのグラフを掛け合わせてみると、より興味深い結果が見えてくる。図3はフルHDビデオカメラの、図4は一般のハイビジョン解像度のビデオカメラのPVを重量別に分類したものだ。まずフルHD対応のビデオカメラから見てみると、「351〜400g」という重量レンジがもっとも厚く、次いでその下のクラスである「301〜350g」のレンジが多いことがわかる。特に「301〜350g」というレンジの製品はここ1年くらいの間に急激にその注目度を増してきており、フルHD対応のビデオカメラといえどもすでに300g台前半という軽さを実現していることがわかる。
【図3 フルHD対応機の重量別PV数推移】
【図4 ハイビジョン対応機の重量別PV数推移】
また、一般のハイビジョンビデオカメラでは「151〜200g」という重量レンジがダントツで多い。具体的には、三洋電機の「Xacti」シリーズのように「ポケットムービー」と称されるような製品群で、片手で手軽に持てる縦型ボディのものが多い。こうしたポケットムービーは、本体を小型にするため、記録媒体にフラッシュメモリーを採用しているが、その内蔵メモリーにハイビジョン画質の映像を手軽に録画できることで、最近話題を集めている。ソニーの「bloggie」や、ビクターの「PICSIO」などもこの分野に属するが、いずれも軽さは100g台に収まっており、非常に軽い点が売りとなっている。
今度は、価格面からビデオカメラの傾向を見てみよう。図5〜図7は、2010年の最新モデルのうち、価格.comのビデオカメラカテゴリで人気のあるいくつかの製品の価格推移を示したものだ。
図5は、上記のハイビジョン対応のポケットムービーカメラ4製品の価格推移を示している。比較的最近発売された製品が多いため、比較的価格も変動していないが、比較的安いソニーの「bloggie」2モデルは2万円台前半から購入でき、フルハイビジョン対応の三洋電機「Xacti DMX-CS1」でも3万台前半で購入できる。なお、高画質機能などを備えた上位モデル「Xacti DMX-CG110」は唯一4万円台をキープしている製品だが、こちらも3万円台に突入するのは時間の問題と思われる。
【図5 ポケットムービーカメラ最新モデルの価格推移】
図6は、ビデオカメラ製品の中でも人気のソニー「ハンディカム」最新モデルの価格推移を示したもの。カメラのスペックによって数多くの製品がラインアップされる「ハンディカム」シリーズだが、今年2010年の春モデルは全製品がフルハイビジョンに対応しているのが特徴。人気シリーズだけあって、価格は比較的高値で安定しているが、それでも安いものなら5万円台から購入可能となっている。今やフルハイビジョン対応のビデオカメラでもかなり安く購入できることがわかるだろう。
【図6 ソニー「ハンディカム」最新モデルの価格推移】
これに対して、パナソニックとビクターのフルHD対応最新モデルの価格推移を示したのが図7だ。こちらを見ると、まだ発売からさほど時間が経っていない(一部未発売)にも関わらず、初出の状態から比べると、すでにかなりの価格下落を招いていることがわかる。価格レンジの中心は7万〜9万円台で、フルHD対応のビデオカメラとしてはすでにかなり買いやすい価格になってはいるが、さらに一層の下げもあるかもしれない。
【図7 パナソニック・ビクターフルHD対応最新モデルの価格推移】
以上見てきてわかるのは、ビデオカメラの世界ではすでに「フルハイビジョン」(フルHD)対応のビデオカメラが当たり前になってきているということである。これらのフルHD対応ビデオカメラも今や小型・軽量化が進み、重量的には300g台を実現している製品がほとんど。この小ささ・軽さなら、各メーカーがメインターゲットとしているママの手のひらにもすっぽり収まり、手軽に撮影することができる。価格的にも、安いものでは5万円台から購入可能となっており、十分に手の届く低価格帯に突入していると言えそうだ。
そのいっぽうで、さらなる小型化を実現したポケットムービーと呼ばれるような製品の数も増えている。以前は三洋電機「Xacti」シリーズの独壇場ともいえる市場だったこの分野に、ビクターやソニーといった大手メーカーが相次いで新製品を投入し、にわかに活気を帯びてきている。これらの製品は、ハイビジョン画質(製品によってはフルHD)で撮影可能な性能を持ちながら、重量はわずか100g台という軽さが特徴。さらに手軽に動画を撮影したいという人にとっては大きな魅力を備えた製品として、今人気を集めつつある。家庭向けのビデオカメラは、今後この2つのタイプに大きく収斂されていくであろう。
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