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価格.comレポート

スマートフォン商戦2011年春!Android人気でシェアを伸ばすドコモとau、次期iPhone発売まで市場は3キャリアの三つ巴状態に

スマートフォン商戦2011年春!Android人気でシェアを伸ばすドコモとau、次期iPhone発売まで市場は3キャリアの三つ巴状態に

NTTドコモとauのスマートフォン新製品が牽引している携帯電話市場の今

図1は、価格.comの「携帯電話」カテゴリにおけるキャリア別アクセス数の推移を、「価格.comトレンドサーチ」のデータから示したものだ。これを見ると、携帯電話カテゴリ全体のアクセス数が、2010年11月から急激に増加しており、年明け以降も高い水準で推移していることがわかる。キャリア別に見ると、NTTドコモの増加率がかなり高く、次いでauが増加している。ソフトバンクは逆にやや減少気味だ。

【図1 携帯電話カテゴリのキャリア別アクセス数推移】
【図1 携帯電話カテゴリのキャリア別アクセス数推移】

図1からスマートフォンだけを取り出して見たのが図2だ。全体の傾向としては携帯電話全体のアクセス数を示した図1と同じであり、2011年に入ってからは、携帯電話カテゴリ全体のアクセスの約70%を占めている。 つまり、スマートフォンのアクセスが、ほぼ携帯電話全体のアクセスを左右しているという状況だ。キャリア別の傾向で見ても、図1とほぼ同じで、NTTドコモとauの伸び率が高く、ソフトバンクがやや減少気味となっていることがわかる。昨年の11月から現在に至るまで、NTTドコモとauのスマートフォン新製品が、携帯電話市場全体の人気をいかに牽引してきたかがわかる結果だろう。

【図2 スマートフォンのキャリア別アクセス数推移】
【図2 スマートフォンのキャリア別アクセス数推移】

ドコモは「Xperia arc」が、auは「IS05」がそれぞれ人気を牽引

図3は、NTTドコモにおける2011年春のスマートフォン新モデルの中で、3月24日に発売された「Xperia arc SO-01C」のアクセス推移を示したものだ。前モデルである「Xperia SO-01B」はちょうど1年ほど前の2010年4月1日に発売され、大きな反響を呼んだベストセラーモデルだ。ある意味では、今につながるAndroidスマートフォン人気のきっかけを作ったと言ってもいい記念すべきモデルだ。

【図3 「Xperia SO-01C」のアクセス数推移】
【図3 「Xperia SO-01C」のアクセス数推移】

もう1つ、NTTドコモからこの春登場した話題の製品が、NECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS N-04C」だ(図4)。こちらは、前述の「Xperia arc SO-01C」ほどの爆発的人気ではないものの、3月15日の発売日以降もコンスタントに約10万PV/日を記録しており、なかなかの人気となっている。本モデルの最大の特徴はその薄さ。最薄部でわずか7.7mmというスリムボディは世界最薄。重量もわずか105gしかなく、これまでのスマートフォンのイメージであった「大きい」「重い」という概念を覆すような製品になっている。そうでありながら、ワンセグやおサイフケータイといった日本独自の機能まで備えているという、かなり注目の内容となっている。ユーザー評価は3月30日時点で4.56とこちらもなかなか高い。ネックは、ボタンなどが小さいなどの操作性のようだが、これはボディの小ささとのトレードオフなので、致し方ないと考えているユーザーも多いようだ。

【図4 「MEDIAS N-04C」のアクセス数推移】
【図4 「MEDIAS N-04C」のアクセス数推移】

次にauのスマートフォンに目を向けると、こちらはシャープ製の新モデル「IS05」が人気となっている。とは言っても、NTTドコモの前出2機種に比べるといささかパンチ力が弱く、6万PV/日前後で推移を続けている。と言うのも、「IS05」に関しては、2010年11月に発売された兄弟モデルとも言うべき「IS03」の人気が非常に高かったため、このモデル単体での目玉となる機能がやや少なかったという事情がある。

【図5 「IS05」のアクセス数推移】
【図5 「IS05」のアクセス数推移】

「IS03」にしても「IS05」にしても、いわゆる日本市場向けを強く意識した製品で、ワンセグや赤外線通信、おサイフケータイといった日本独自の機能をほぼすべて盛り込んだ製品になっている。わずか3ヶ月ほど前に出た「IS03」があまりの話題になったため、「IS05」の影がやや薄くなってしまっている印象があるが、実は「IS05」の評判はすこぶるいい。3月30日現在のユーザー評価では4.77をつけており、「IS03」の4.01と比べると、相当評価が高いことがわかる。この人気の理由は、女性ユーザーを強く意識したデザインとやや小ぶりなボディデザイン、そして「IS03」で指摘されていたバッテリーの持ちがややよくなったことなどがある。また、OSも最新の「Android 2.2」を搭載しているなど、「IS03」でやや不満と思われていた部分が見事に解消されているのである。初めてのスマートフォンとして購入しているユーザーも多いようで、そうしたユーザーからの評価も高い。

なお、auに関しては、この「IS05」のほかにも、2月に発売された富士通東芝モバイルコミュニケーションズの「REGZA Phone IS04」や、4月に発売される予定の「htc EVO WiMAX ISW11HT」なども人気が高く、ラインアップが比較的豊富にそろっていることで、全体としての人気を押し上げてきている形だ。

いっぽう、この春、今ひとつ人気がさえないのがソフトバンクだ。ソフトバンクの場合、アップルの「iPhone 4」が主力モデルとなっており、Android機もあるにはあるのだが、今ひとつ人気とはなっていない。なかでも人気と言えるのが、2010年11月に発売された「HTC Desire HD SoftBank 001HT」であるが、この春モデルに関して言えば、シャープ製の「GALAPAGOS SoftBank 005SH」についても、1万PV/日程度のアクセスしかなく、他キャリアと比べるとやや寂しい感じはぬぐえない。iPhoneへの依存度が高いがゆえの欠点とも言えるが、iPhoneの新モデル登場が例年6月くらいであることを考えると、ユーザーとしても、今は買い控えという状況になってしまっているのだろう。

【図6 「GALAPAGOS SoftBank 005SH」のアクセス数推移】
【図6 「GALAPAGOS SoftBank 005SH」のアクセス数推移】

総論:Android人気でシェア続伸のドコモとau。スマートフォン市場は完全に三つ巴状況に

以上のように、この春の携帯電話市場を眺めてみると、従来型のいわゆる「ガラケー」からスマートフォンへの移行はもはや決定的となっており、そのスマートフォンではAndroiod機の人気が明らかなものになってきていることがわかる。特に、人気モデルの後継モデル「Xperia arc SO-01C」を擁するNTTドコモがひときわ人気となっているが、auも昨年末からのラインアップの大幅強化によって、シェアを伸ばし続けている。伸び率で言えば、NTTドコモを上回るほどだ。

これに対するソフトバンクは、Android機の人気は今ひとつのようで、どうしてもiPhone頼みになってしまうという点では以前と変わっていない。そのiPhoneの次期モデルが登場すると思われる6月までは、ソフトバンクのシェアは一時的に減少し続けると思われる。ただし、iPhone自体の人気は引き続き高いので、次期モデルの発売によって、この状況はまた変化するだろう。そうなった場合には、iPhoneを擁するソフトバンクと、Androiod機でシェアを伸ばしたNTTドコモおよびauのシェアが再び拮抗してくることが予想される。この夏に向け、スマートフォン市場は、完全なる三つ巴状態となっていくだろう。

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[携帯電話] [価格.comレポート] 2010年11月11日

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