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価格.comレポート

「プリウス」VS「インサイト」〜本命登場で拍車がかかるハイブリッド車市場!〜

「プリウス」VS「インサイト」〜本命登場で拍車がかかるハイブリッド車市場!〜

1月末の「新型インサイト」発表によって口火が切られた09年のハイブリッド対決

ここ最近「ハイブリッド車」の動きが激しい。2009年に入り、最初に動いたのはホンダの「インサイト」だった。2月6日に発売された新型(2代目)インサイトの価格は、なんと驚きの189万円!(ベースモデルの「Gタイプ」) これまで「高い」というイメージのあったハイブリッド車が、200万円を下回る低価格で発売されたことは、多くの消費者に驚きをもって迎えられた。
このことは、価格.comのアクセス状況にも如実に現れており、新型インサイト発表後の2009年1月26日以降、インサイトのカタログページへのアクセスが急増。それまで月間で1万を超えることのなかったPVも一気に17万PVを超え、ライバルであるトヨタ「プリウス」を大幅に上回る人気となった。(図1)

【図1 プリウスとインサイトのPV数比較(2008年9月〜2009年2月)】
【図1 プリウスとインサイトのPV数比較(2008年9月〜2009年2月)】

プリウスと比較検討されるインサイト

おもしろいのは、インサイトの発表以降、プリウスのカタログページのアクセスもつられる形で急増していることだ。実際、インサイトのクチコミ掲示板でもっとも多く登場するワードは「プリウス」であり、インサイトの購入を検討しているユーザーの多くが、プリウスにも関心を持っていたことがわかる。(図2、3)

【図2 インサイトのクチコミ掲示板におけるワードランキング】
【図2 インサイトのクチコミ掲示板におけるワードランキング】
※ 新型インサイト発表後4週間に書き込まれたクチコミ685件から集計

【図3 インサイトのクチコミ掲示板における「プリウス」関連の書込み例】
【図3 インサイトのクチコミ掲示板における「プリウス」関連の書込み例】

なお、3代目となる新型プリウス自体は、1月に行われたデトロイトモーターショーで発表されており、プリウスのカタログページのアクセス増は、必ずしもインサイトの発売だけがきっかけになったわけではない。しかし、ライバルとなるインサイトが衝撃的な低価格で発売されたことは、プリウス・インサイト両車を含むハイブリッドカー全体の注目度を大きく上げることになり、その結果として、2月に発売された新型インサイトを筆頭に、発売が目前に迫った新型プリウスのアクセスをも押し上げた格好となる。

ただし、2月の発売が一段落した後、インサイトのカタログページへのアクセスは減少を始める。発売前と発売直後は、購入者のインプレッションなどを求めるユーザーが多くアクセスしたものの、その話題も一段落し、ある程度の情報が出尽くしたところで、月間のPVも10万前後まで減少。その後は安定したアクセス推移となっている。

5月、期待の「新型プリウス」発表。話題性でインサイトを一気に突き放す

こうしてインサイトの話題が一段落した雰囲気を見せる中、逆にぐんぐんと注目を集め出したのがプリウスである。プリウスについては、1月のデトロイトモーターショーで概要自体は発表されてはいたものの、実際にどのようなスペックと価格で発売されるのかはいまだ不明だった。しかし、先行して発売された新型インサイトの人気が一段落したタイミングで、新型プリウスに対する関心が徐々に高まっていき、3月次点でアクセス数はすでに10万に迫る勢いとなり、4月にはインサイトを抜いて人気1位の座を奪還した。(図4)

【図4 プリウスとインサイトのPV数比較(2009年3月〜5月)】
【図4 プリウスとインサイトのPV数比較(2009年3月〜5月)】

そして5月18日、ついに3代目となる新型プリウスが正式発表される。この発表で、消費者が何より驚いたのは、その価格設定だったろう。もっともベーシックな「L」の価格が205万円! これまでのプリウスの価格に比べても20万円ほど安く、価格で話題を呼んだ新型インサイトとほとんど変わらない価格で発売されたことで、新型プリウスは一気に消費者の話題を集めることになる。
この次期のアクセス状況を見ると、そのプリウスの人気のほどが見て取れる。4月までの段階でもすでに13.8万のアクセスがあったが、5月のアクセスはその倍に迫る22万となっており、インサイトの倍以上のアクセス数を集めているのだ。

【図5 プリウスとインサイトのPV数比較(2008年9月〜2009年5月まとめ)】
【図5 プリウスとインサイトのPV数比較(2008年9月〜2009年5月まとめ)】

実際、発表から1週間程度で新型プリウスは11万台を超える受注を集め、クチコミの頻出キーワードでも「試乗」「購入」「納車」と、購入を示唆するような内容が多く、インサイトのクチコミ掲示板におけるこれらのキーワードの出現回数と比較してもプリウスが勝っていた。(図6、7、8)ハイブリッドカーの購入を検討していた消費者の多くにとって、新型プリウスの出現は、まさに「本命」の登場となった感がある。

【図6 プリウスのクチコミ掲示板におけるワードランキング】
【図6 プリウスのクチコミ掲示板におけるワードランキング】
※ 新型プリウス発表後2週間に書き込まれたクチコミ1,770件から集計

【図7 インサイトのクチコミ掲示板におけるワードランキング】
【図7 インサイトのクチコミ掲示板におけるワードランキング】
※ 新型インサイト発表後4週間に書き込まれたクチコミ685件から集計

【図8 プリウスのクチコミ掲示板における、「購入」関連の書込み例】
【図8 プリウスのクチコミ掲示板における、「購入」関連の書込み例】

プリウスでは指名買い傾向が強い!?

おもしろいのは、インサイトの発売当初はインサイトとプリウスを比較するユーザーが多かったのに対し、プリウス発表直後のクチコミでは、「インサイト」や「ホンダ」というワードの出現度合いが比較的低かったこと。インサイトのクチコミ掲示板では「プリウス」や「トヨタ」などのワードが上位であった(図2)のに対し、プリウスの掲示板では「インサイト」や「ホンダ」よりも「燃費」などのワードが勝っている(図9)。このことからも、プリウスの購入検討者層は、インサイトの購入検討者層ほど、ライバル車と比較検討する割合は低く、「プリウス指名買い」の割合が多いといえそうだ。

【図9 プリウスのクチコミ掲示板におけるワードランキング】
【図9 プリウスのクチコミ掲示板におけるワードランキング】
※ 新型プリウス発表後2週間に書き込まれたクチコミ1,770件から集計

いずれにしても、200万円程度から購入可能な「インサイト」と「プリウス」の二大ハイブリッドカーの登場で、2009年の自動車市場は大きく動き出した感がある。すでに大きな知名度を得て、ハイブリッドカーの代名詞ともなった「プリウス」に対し、初代の登場からやや間が空いたため、知名度的にはやや劣る「インサイト」という構図にはなっているが、そのほかの自動車と比べてみれば、2台ともが突出した注目の高さであることに違いはない。この2台を中心に、今年2009年はハイブリッド車人気がますます高まっていくことだろう。

※クチコミ掲示板ワードランキングは、下記条件のクチコミから集計。
[インサイト]
2代目新型インサイト正式発表後の4週間(2009/1/26〜2009/2/22)に、価格.com「ホンダ インサイト」クチコミ掲示板(http://bbs.kakaku.com/bbs/70100210075/)に書き込まれたクチコミ685件。

[プリウス]
3代目新型プリウス正式発表後の2週間(2009/5/18〜2009/5/31)に、価格.com「トヨタ プリウス」のクチコミ掲示板(http://bbs.kakaku.com/bbs/70100110054/)に書き込まれたクチコミ1,770件。

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