価格.comレポート

トレンドニュースのRSSを購読する

RSSの購読

トレンドニュースのTwitterをフォローする

Twitter

Hatena Bookmark del.icio.us livedoor clip yahoo clip

この記事をブックマークする

2009年末の液晶テレビ新製品は、「LEDバックライト」液晶に注目!東芝「REGZA」が一歩リード、シャープ「LED AQUOS」も好調スタート。

2009年11月19日

価格.comで圧倒的な人気を誇る、東芝「REGZA」がさらに進化「REGZA Z9000/ZX9000」

11月10日前後に、今年2009年の年末商戦で注目を集めそうな話題の液晶テレビ2製品が相次いで発売された。そのうちの1つが、価格.comの液晶テレビカテゴリでも高い人気を持ち続けている、東芝「REGZA」のフラッグシップモデル「Z9000/ZX9000」である。

東芝「REGZA」は、高い処理性能を行う映像エンジン(プロセッサ)を中心として作り出される「超高解像技術」と、パソコン用のUSB外付けHDDを接続するだけで番組録画が行えるという「USB HDD録画機能」とによって、人気を得てきたシリーズだ。その技術は毎年向上しており、価格.comの人気ランキングのトップを走ってきたが、そろそろ高画質化にも限界があるのでは?と思われた今年も、やはりREGZAは消費者の期待をいい意味で裏切る、さらなる高画質化を実現してきた。それが、「LEDバックライト」の搭載である。

「LEDバックライト」とは、従来の冷陰極管(CCFL)に比べて、光量の調整が行いやすい点が最大の特徴で、瞬間的にオン/オフを行うこともできるなど、今後の液晶技術を考えるうえでは、大きなトピックとなっているものだ。このLEDバックライトは、これまでソニーの上位モデルなどで搭載されていたものの、精度の高い制御が難しくコストがかかるため、一般的な普及モデルにはこれまで搭載されてこなかった。それが、今年のREGZAの最上位モデルである「ZX9000」シリーズには搭載されてきたのである(Z9000は従来の冷陰極管を採用)。このLEDバックライトの搭載により、REGZA ZX9000は、従来以上に暗い黒や、明るい白を再現できるようになり、コントラストが格段に向上している。また、いわゆる動画ボケにも、バックライト制御で対応できるようになり、原理的には4倍速の液晶駆動と同様の「速さ」をも実現したのである。従来からの録画機能などもさらに便利になり、もはや「非の打ちどころのない」製品として、満を持して登場したのである。なお、同時に登場する「Z9000」シリーズも、LEDバックライトの搭載以外は、ZX9000とほぼ同等のスペックを持っており、価格的にはZX9000より安いこともあって、実際にはこちらのほうがボリュームゾーンになってくると予想されていた。

【図1 「REGZA Z」のPV数推移】
【図1 「REGZA Z」のPV数推移】

【図2 「REGZA ZX」のPV数推移】
【図2 「REGZA ZX」のPV数推移】

11月11日(水)に発売となった、この注目の「Z9000/ZX9000」について、価格.com製品詳細ページへのアクセスを示したのが図1、図2である。いずれもかなり急激に注目度が上がっており、特に価格が比較的手ごろな、37V型の「37Z9000」や、42V型の「42Z9000」は、1日あたり16,000PVというようなアクセスを集めるに至っている。さすがにフラッグシップモデルの高級機である「ZX9000」のほうは、1日あたり2,000〜3,000PVと、大きく差をつけられているが、それでも同クラスの「Z9000」シリーズの製品と比べると、むしろこちらのほうが多くの注目を集めているといえそうだ。ちなみに、11月17日時点での、液晶テレビの注目ランキングを見ると、42V型の「42Z9000」が3位、37V型の「37Z9000」が4位、ZX9000シリーズでは、46V型の「46ZX9000」が27位につけている。発売直後としては、かなり高い注目度といえるだろう。

【図3 価格.com液晶テレビ注目ランキング(2009年11月17日時点)】
【図3 価格.com液晶テレビ注目ランキング(2009年11月17日時点)】

なお、これら「Z9000/ZX9000」の価格推移を示したのが、下の図4、図5である。人気の42V型の「42Z9000」がすでに19万円を切る価格で売られており、37V型の「37Z9000」にいたっては、すでに15万円台を切っているところもある。高級モデルのZX9000はさすがに、46V型の「46ZX9000」が35万円程度と、安いとは言えない価格で推移しているが、発売当初の価格が50万円程度であったことを考えると、すでに3割程度は価格が下落しており、購入するにはいいレンジに突入してきているといえそうだ。

【図4 「REGZA Z」の価格推移】
【図4 「REGZA Z」の価格推移】

【図5 「REGZA ZX」の価格推移】
【図5 「REGZA ZX」の価格推移】

新型液晶とLEDバックライト装備で生まれ変わった、次世代AQUOS「LED AQUOS LX1」

東芝REGZAの「Z9000/ZX9000」の発売から1日前の11月10日(火)に、シャープからも気になる存在の注目モデルが登場している。それが、新型AQUOS「LED AQUOS LX1」だ。「LED AQUOS」は、AQUOSの中での新シリーズとなる製品だが、名前からもわかるように、こちらも上述のLEDバックライトを採用している。しかし、東芝REGZAと方向性が異なるのは、自社で液晶パネルを開発しているシャープ独自の強みを生かし、液晶パネル自体もあわせてバージョンアップしてきたという点である。

実は「LED AQUOS」に採用されている液晶パネルは、これまでのAQUOSシリーズとは異なる生産方式で作られている。これまでもシャープの液晶は「ASV」という、非常にコントラストの高い高精細なものであったが、このコントラストをさらに高められる「UV2A」という生産方式で、新しい液晶パネルは作られている。このUV2A自体、この秋に発表されたばかりの新技術であり、シャープが大阪府堺市に建設した新工場で作られ始めたばかりの、まさに「できたてほやほや」の新液晶パネルなのだが、この最新の液晶パネルが、この11月に発売される「LED AQUOS」というシリーズに早くも搭載され、製品としてお目見えすることになったのだ。通常であれば、新型液晶の搭載だけでも大きなトピックなのだが、前述の通り、細かい輝度制御が可能なLEDバックライトを組み合わせたことで、同一画面上で表現されるダイナミックコントラストは「200万:1」を実現するに至っている。

このように、その技術だけでも大いに注目に値する、シャープの「LED AQUOS LX1」なのだが、REGZA「ZX9000」と方向性が異なるのは、シャープとしてはこのシリーズを高級機とは位置づけておらず、普及モデルとして販売することだ。LEDバックライトの細かい制御は難しいと上でも書いたが、シャープの場合は、これを独自の液晶技術と組み合わせることで、コストをかけずに高画質を実現しており、その分、製品の価格も安くできるというわけなのだ。

実際、「LED AQUOS LX1」の価格推移を見てみると(図6)、40V型の「LC-40LX1」ですでに18万円台、46V型の「LC-46LX1」でもすでに25万円を切る価格で売られ始めていることがわかる。これは東芝「REGZA」の「Z9000」シリーズにほぼ並ぶような価格であり、東芝のLEDバックライト搭載モデルの「ZX9000」と比べるとはるかに安い。LEDバックライトと、新型液晶パネルが生み出す高画質に、どれだけの価値を見いだせるかにもよるが、最新の技術を詰め込んだ注目製品が、ここまで安い価格で登場してきたということは一種の驚きでもある。

【図6 「LED AQUOS LX」の価格推移
【図6 「LED AQUOS LX」の価格推移

アクセス数自体は、まだまだ東芝REGZAには及ばないが(図7)、40V型の「LC-40LX1」を中心に1日あたり7,000PV近いアクセスを集めており、今後購入したユーザーの生の声などがユーザーレビューやクチコミ掲示板などに書き込まれることで、より一層の伸びを示すだろう。今から注目されるところだ。

【図7 「LED AQUOS LX」のPV数推移】
【図7 「LED AQUOS LX」のPV数推移】

総評:いまだ低価格モデル人気の液晶テレビ市場に一石を投じることができるか?

以上、今年の年末商戦における液晶テレビの注目モデル2製品について、その動向を見てみたが、価格.com上では、すでに人気が高い東芝REGZA「Z9000/ZX9000」が一歩リードしている形だ。しかし、シャープが久々に放った「最新技術の塊」ともいうべき「LED AQUOS」もいいスタートを切っており、今後の伸びや、クチコミなどでの意見交換が活発化することが予想される。いずれのモデルも、非常に高度な技術を詰め込んだ、妥協のない製品に仕上がっているので、テレビの機能や画質にこだわる方にはぜひチェックしてほしい商品だ。

ひるがえって、液晶テレビ市場全体を見てみると、いまだ不況の影が強く、価格.com上でも、安価(10万円以下)で購入できるような低価格モデルが人気という状態が続いている。確かに低価格モデルは、今では非常に安く手に入れることができるが、そもそもテレビというものは、今後何年もの間リビングの中心にあり続ける、まさに生活の中心にある家電製品だ。少しくらいぜいたくをしていいものを買ったほうが、後々後悔しないと考えることもできる。今回注目した2製品が、こうした市況の中で一石を投じる存在になることができるかどうか、大いに注目したいところだ。

この記事のグラフやデータをもっと詳しく見る

価格.comがログデータを公開!ビジネスに使えるマーケティングツール TrendSearch(トレンドサーチ)