高性能&低コストCPU「AMD Ryzen 7」搭載! この春注目の高コスパ・スタンダードノート「Ideapad 330」実力診断!

幅広い用途で使いやすい15.6型スタンダードノートは、自宅用のメインパソコンとして重宝する。春からの新生活に合わせて購入を検討している人も多いはずだが、長く使うことを考えるなら、予算内でなるべくスペックの高いモデルを選びたいところ。そこで注目したいのが、レノボの「Ideapad 330」(Ryzen 7 2700U・8GBメモリ・SSD256GB・非光沢フルHD液晶搭載モデル)だ。高いグラフィック処理能力も兼ね備えるCPU「AMD Ryzen 7 2700U」などのハイスペックパーツを搭載しつつも、79,800円(価格.com最安価格、2019年2月25日時点)という手ごろな価格を実現している。早速、その実力を全方位から診断していこう。

スペック&コスパ「AMD Ryzen 7」と高性能パーツがもたらす
快適なパフォーマンス

自宅用のメインパソコンとして使用するスタンダードノートの購入を検討しているのなら、Web閲覧や文書作成、データの作成といった日常的な作業はもちろん、エンターテインメントやクリエイティブ作業でも十分なパフォーマンスが得られるモデルを選択肢に入れるとよいだろう。しかし、7〜8万円台くらいの予算で買えるモデルとなると、CPU内蔵グラフィックしか使えないので、グラフィック処理の能力に物足りなさを覚えるのもまた事実。そんな人に注目してもらいたいのが、レノボの「Ideapad 330」シリーズに新たに追加された「Ideapad 330 Ryzen 7 2700U・8GBメモリ・SSD256GB・非光沢フルHD液晶搭載モデル」(以下、Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル)だ。CPU(APU)にグラフィック処理能力に定評のある「Radeon」ブランドのGPUを内蔵した「AMD Ryzen 7 2700U」を搭載するので、グラフィック処理能力においても高い満足度が得られそうな、この春注目の1台だ。

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

レノボの15.6型スタンダードノート「Ideapad 330」シリーズに追加された、「Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル」。低コストで高い処理性能を発揮するCPU(APU)「AMD Ryzen 7 2700U」を採用したのが最大のトピックとなる

本機のスペックにおいて最大の特徴となるのは、CPU(APU)に、4コア/8スレッドで動作する「AMD Ryzen 7 2700U」(2.20GHz、最大3.80GHz)を搭載していること。演算処理を担当するCPUと、グラフィック処理を担当するGPUを統合したプロセッサーで、搭載されたGPU「AMD Radeon RX Vega10」が強力なGPU支援を行うため、高いグラフィック処理能力が得られる。しかも、CPU(APU)自体のコストが低いため、「Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル」では、79,800円(価格.com最安価格、2019年2月22日時点)という手ごろな価格ながら、8GB DDR4メモリーや256GB SSDといったハイスペックパーツを贅沢に採用する余裕すらあるのだ。

では早速、各種ベンチマークプログラムや実作業におけるテストを通じて、「Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル」の処理性能のほどを検証していこう。

CINEBENCH R15

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

まずは、CPUの処理性能を測定するベンチマークプログラム「CINEBENCH R15」でテストしたところ、結果は「385」だった。このテストでは「AMD Radeon RX Vega10」のGPU支援が得られないため、同価格帯のモデルとほぼ同等の結果となった

PCMark 10

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

パソコンの総合的な性能を測るベンチマークプログラム「PCMark 10」では、快適な動作の目安とされる「3000」に迫る「2939」のスコアとなった。この価格帯のモデルとしては及第点だ

3DMark Sky Diver

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

グラフィック性能を測定するベンチマークプログラム「3DMark」の「Sky Diver」テストを実施したところ、「4896」という結果に。「AMD Radeon RX Vega10」によるGPU支援もあり、同価格帯のスタンダードノートでは得られないような高いスコアを記録した

ドラゴンクエスト X ベンチマークソフト

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

人気のゲームタイトルでも、グラフィック処理性能の高さが確認できた。「ドラゴンクエスト X ベンチマークソフト」を実施してみたところ、「最高品質」「フルHD(1920×1080)」で「5776」のスコアを記録し、評価は「快適」となった。この価格帯のスタンダードノートでは、まず得られないパフォーマンスだ

RAW現像

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

クリエイティブな作業でも試してみた。RAW現像ソフト「Capture One Pro」を使って、約2500万画素のRAWファイル50枚をJPEGに変換したところ、約2分29秒ですべての変換が完了。試しに、筆者が2018年に25万円程度で購入した「第7世代インテル Core i7-8550U プロセッサー」(1.80GHz、最大4.00GHz)搭載の私物のノートPCで同じ作業を行ってみたが、変換が完了するまでに約2分56秒かかった。比較したノートPCのCPUが1世代前のものとはいえ、「AMD Ryzen 7 2700U」の処理性能の高さを感じた

動画エンコード

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

動画のエンコード時間も計測してみた。定番のフリーソフト「HandBrake」を使用し、プロユースのデジタル映像や音声に扱われるMFXフォーマットのデータ約1.54GB分をMP4形式に変換してみたところ、「Ideapad 330」が8分47秒、筆者の私物ノートPCが8分01秒という結果に。筆者の私物ノートPCのほうが9%程度速かったが、パソコン本体の価格差が3倍以上もあることを考えると、「AMD Ryzen 7 2700U」の価格性能比の高さが際立つ結果と言える

マルチタスク

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

フルHD動画をストリーミング再生しながら、複数のWebサイトを表示し、画像編集アプリを操作しても、映像がコマ落ちするようなことはなかった。GPU支援の効果もあってか、CPU使用率は5〜20%前後で推移しており、処理能力にはまだまだ余力があった

CrystalDiskMark 6.0.2

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

ストレージの速さを測るベンチマークプログラム「CrystalDiskMark 6.0.2」で、搭載するSSDのデータ転送速度を計測したところ、シーケンシャル(Q32T1)リードが496.8B/s、ライトが395.1B/sとなった。これだけの速度が出れば、OSの起動や大容量データの読み書きでストレスを感じることは少なそうだ

エンタメ性能エンターテインメントでも大活躍!
フルHD液晶+Dolby Audio対応スピーカーを搭載

写真の閲覧や動画鑑賞、ゲームといったエンターテインメントコンテンツをリッチに楽しむのなら、APUだけでなく、高画質なディスプレイと、高音質なスピーカーも欠かせない。その点、「Ideapad 330」は15.6型フルHD(1920×1080)液晶ディスプレイを搭載し、写真や動画を高精細に楽しめる。また、「Dolby Audio」認証取得のオーディオシステムを搭載しているため、本体底面のステレオスピーカーから広がるサウンドは迫力たっぷりだった。なお、本体右側面にDVDスーパーマルチドライブを装備しており、DVDタイトルをすぐに楽しめるのも便利だ。

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

「Ideapad 330」のディスプレイにデジタル一眼カメラで撮影した高解像度な写真を表示してみたが、ディテールまで緻密に描写されているうえ、高輝度部分でも彩度が低下せず、コントラストも申し分なかった

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

「Dolby Audio」認証取得のステレオスピーカーを本体底面の左右前方に搭載。サウンドも納得のクオリティで、SFやアクション映画などを見ていると、まるでコンテンツの世界に引き込まれるような臨場感が味わえた

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

本体右側面にはDVDスーパーマルチドライブを搭載。最近は光学ドライブを省いたスタンダードノートも増えているが、DVDコンテンツを鑑賞したり、DVD-Rディスクにデータを書き込めたりするのは何かと便利だ

使い勝手余裕のあるキーボードと、
豊富な外部インターフェイスを装備

ボディのデザインもチェックしておこう。最近のスタンダードノートは、カラーリングやテクスチャで個性を演出しているものも多いが、「Ideapad 330」のデザインはあえてシンプルに徹している。それでいて、天板に施されたパール調の仕上げは質感が高く、飽きのこないデザインだ。なお、カラーバリエーションは、本記事で使用している「ブリザードホワイト」に加え、シックな「オニキスブラック」と、落ち着きのある「プラチナグレー」の3色が用意されている。

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

ボディは徹底してムダをそぎ落としたシンプルなデザインだが、天板にパール調の仕上げを施すことで、上質さも演出している。手触りがなめらかで、指紋が付きにくいのもうれしい

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

ディスプレイは約180°まで開くので、家族で向き合ってディスプレイを見る際にも便利だ

キーボードの操作性はどうだろうか。キーボードはアイソレーションキーボードで、全般的にオーソドックスなキー形状。キーピッチは約19mmのフルサイズで、キーストロークは約1.3mmとやや浅めだが、カチッというしっかりとしたクリック感があるので安心してタイピングできる。また、パームレストが広めに設計されているため、長時間の入力作業も快適に行えた。

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

JIS配列84キーのアイソレーションキーボードを搭載。変則的な形状のキーもほとんど見られず、タイピングはしやすかった。広いパームレストにゆったりと両手を置けるのは、ボディサイズに余裕があるスタンダードノートならでは

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

キーピッチはフルサイズの約19mmで、キーストロークは約1.3mm。キーストロークがやや浅いものの、適度なクリック感があり、打鍵感は良好だ。キーボードの剛性も高く、素早くタイピングしても、ガタツキは一切感じられなかった

スタンダードノートらしく、外部インターフェイスも充実している。USB Type-Cポートを含む3基のUSB ポートをはじめ、HDMI出力ポート、有線LANポート、4-in-1メディアカードスロット(SD/SDHC/SDXC/MMC対応)といった使用頻度の高いものをしっかりと装備。外部機器との接続やデータの受け渡しはスムーズに行える。

Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル

外部インターフェイスは、ボディ左側面にまとめられており、写真奥から有線LANポート、HDMI出力ポート、USB 3.0ポート×2、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャック、USB Type-C(USB 3.0)ポート、4-in-1メディアカードリーダーを装備する

まとめ手ごろな価格ながらも長く使える実力機

以上見てきたように、「Ideapad 330 Ryzen 7搭載モデル」は、8万円以下の手ごろな価格で購入できるスタンダードノートでありながらも、十二分な処理性能を持った製品であることが確認できた。強力なGPU支援が得られる「Ryzen 7 2700U」をはじめ、実用に十分な容量の8GBメモリーや、高速な256GB SSDを搭載しており、画像編集などのクリエイティブ作業や、動画鑑賞、ゲームプレイといったエンターテインメント用途でもバリバリ使うことができた。メインパソコンとして幅広い用途で長く使いたい人にとっても、本機は十分に活用できるスペックを備えていると言えるだろう。

レノボ Ideapad 330 「AMD Ryzen 7」搭載モデル

ボディカラー ブリザードホワイト/オニキスブラック/プラチナグレー
CPU AMD Ryzen 7 2700U(2.20GHz、最大3.80GHz)
OS Windows 10 Home 64ビット
メモリー 8GB DDR4
ストレージ 約256GB SSD(SATA 3.0)
ディスプレイ 15.6型フルHD(1920×1080)液晶
バッテリー駆動時間(JEITA2.0) 約4.8時間
充電時間 約2.2時間
外部インターフェイス USB Type-C(USB 3.1)ポート、USB 3.0ポート×2、4-in-1メディアカードリーダー (SD/SDHC/SDXC/MMC)、HDMI出力ポート、有線LANポート、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャック
ボディサイズ 約378(幅)×260(奥行)×22.9(高さ)mm
重量 約2.2kg