キャニスター型から乗り換えても安心! 納得の吸引力、運転時間、軽量・コンパクトを実現した最新2モデル 「Dyson V11」「Dyson V7 Slim」レビュー

掃除機市場を牽引するダイソンからこの春、最新コードレススティッククリーナー「Dyson V11」「Dyson V7 Slim」の2モデルが同時発売された。「Dyson V11」の特徴は、コードレススティッククリーナーの「吸引力」や「運転時間」に対する不安を解消したこと。いっぽうの「Dyson V7 Slim」は、ダイソンならではのパワフルな吸引力はそのままに、より軽量・コンパクトなマシンに仕上がっているのが特徴だ。早速、個性の異なるこの2モデルをレビューしていこう。

2つの個性「吸引力」「運転時間」の課題を解決する「Dyson V11」、「軽さ」への要望に応えた「Dyson V7 Slim」

コードレススティッククリーナーの魅力はなんと言っても、サッと掃除できる手軽さ、そして取り回しのよさだろう。とはいえ、キャニスター型掃除機を使い慣れた人の中には、コードレススティッククリーナーの「吸引力」と「運転時間」に不安を感じる人がまだまだ多い。また、「軽さ」を重視してコードレススティッククリーナーを購入したものの、「吸引力」に不満を抱いている人も少なくない。

こうした課題を解消するべく発売されたのが、ダイソンの最新コードレススティッククリーナー、「Dyson V11」と「Dyson V7 Slim」だ。「Dyson V11」はダイソンの最新テクノロジーを搭載したモデルで、前モデル「Dyson Cyclone V10」に比べて吸引力が約25%※1アップしたうえ、本体後方に液晶ディスプレイを搭載し、残りの運転時間を確認しながら掃除が行える画期的な製品。いっぽうの「Dyson V7 Slim」は、ダイソンのコードレススティッククリーナーにおいて最軽量※2となる約2.2kgの軽さを実現しつつも、キャニスター型掃除機に劣らない集じん性能を備えた、実用的な製品だ。

  • ※1 IEC(国際電気標準会議)規格62885-2 5.8に準拠した、強モードを使用した場合の自社による吸引力試験。
  • ※2 ダイソンV7、V8、V10、V11、コードレスクリーナー比。
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コードレススティッククリーナーの「吸引力」と「運転時間」に対する不安を払しょくする「Dyson V11」と、コードレススティッククリーナーに「軽さ」を求める声にきっちり応えた「Dyson V7 Slim」。新たにラインアップされた2モデルの魅力を詳しくチェックしていこう。

Dyson V11圧倒的な集じん性能を誇る、液晶ディスプレイ搭載モデル

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ダイソンの最新テクノロジーを搭載したモデル「Dyson V11」。高い「吸引力」と十分な「運転時間」を両立しただけでなく、残りの運転時間などをリアルタイム表示する液晶ディスプレイを搭載した画期的な製品だ

さらにパワフルになった「吸引力」

取り回しがいいコードレススティッククリーナーは魅力的だし、この市場で先駆的なメーカーであるダイソンの製品は吸引力がパワフルなのも知っている。しかしそれでも、電源コードから絶えず電力が供給されるキャニスター型掃除機のほうが、しっかりとゴミを吸引するのではないかと思えてしまう。これがキャニスター型掃除機からの乗り換えをためらう人の、偽らざる本音だろう。

こうした不安を払しょくするのが、ダイソンの最新テクノロジーを搭載したモデル「Dyson V11」だ。吸引力の要となるモーターに、毎分最大125,000回という高速回転を実現した新開発の「ダイソン デジタルモーター V11」を採用。モーターが発生させる空気の流れを直線に整え、乱気流を低減する「3段階ディフューザー」との組み合わせにより、従来の最上位機種「Dyson Cyclone V10」と比べて吸引力を約25%※1向上させ、かつ約11%※3の静音化にも成功した。実際に運転音を確かめてみると、「キーン」という甲高い音がほとんどなくなったためか、数値以上に静かになった印象を受ける。

  • ※3 IEC(国際電気標準会議)規格60704-2-1に準拠して、フローリングで強モードを使用して測定。
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重なり合ったインペラーの羽根の表面積を広げたうえ、モーター前方に「3段階ディフューザー」を装備した「ダイソン デジタルモーター V11」。上部2つのディフューザーが空気の流れを整え、残るひとつのディフューザーが騒音を低減することで、「Dyson Cyclone V10」と比べて吸引力は約25%※1向上し、運転音は約11%※3静かになった

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14個のサイクロンを同心円状に並べたダイソンの独自技術「Radial Root™ サイクロン」が、強力な気流と79,000Gもの遠心力を生み出し、吸い込んだ空気から微細なゴミを分離。排気に関しても、複数のフィルターと密閉性の高いボディ設計により、0.3μmもの微細な粒子を99.97%※4とらえ、清潔な空気のみを排出する ※4 ASTM F1977-04に基づく試験結果。試験は強モードで実施。

では、論より証拠ということで、吸引テストを実施してみることに。疑似ゴミとして微細な米粉と大きなシリアルを用意し、これらをフローリングに均一にまいてテストを行った。日常的な掃除と比べると、やや厳しい条件となるが、大きさの異なる疑似ゴミを、どれだけ吸い取れるのか。いざ、お手並み拝見といこう。

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ヘッドを前進させると、大きいゴミも小さいゴミも1度で吸引。さらに強力になった吸引力と、大小のゴミを同時に取り除く、ナイロンフェルト製の「ソフトローラークリーナーヘッド」の高い集じん力をしっかりと実感できた

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カーペットの毛足にからまった糸くずも、ワンストロークで吸引。糸くずはキャニスター型掃除機でも苦戦しそうなゴミだが、「Dyson V11」なら、ここまでキレイに取り除けるのだから頼もしい。また、一般的な掃除機とは異なり、ヘッドに糸くずがからまらないので、掃除の手を止めてヘッドにからみついた髪の毛やペットの毛を取り除く必要がなく、スムーズに掃除ができた

「運転時間」の不安を取り除くバッテリー残量表示

「Dyson V11」の運転時間は最長約60分※5。スペックからしても「運転時間」に不足はなさそうだが、「Dyson V11」ではバッテリー切れに対する不安を払しょくするため、運転時間の“見える化”という新発想を採用した。この“見える化”を実現したのが、本体背面に搭載された液晶ディスプレイである。ここに残りの運転時間が分/秒で表示されるので、どこをどれだけ掃除できるかの目安が立てやすい。

  • ※5 モーター駆動ではない付属ツールを、エコモードで使用した場合の最長運転時間(非モーター駆動ツール使用時)。
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液晶ディスプレイ下部の操作ボタンで吸引モード(エコ/中/強)を選択でき、選択中の吸引モードや残りの運転時間などが液晶ディスプレイに表示される。なお、各吸引モードの最長運転時間(非モーター駆動ツール使用時)は、「エコ」モードが約60分、「中」モードが約30分、「強」モードが約5分となる

驚いたのは、エコ/中/強の吸引モードだけでなく、掃除している床面の状況や、装着中のノズルに応じて、表示される残時間が変化すること。これは、搭載するマイクロプロセッサーがシステムを毎秒8,000回モニターし、本体の使用状況に合わせて適切にバッテリー残量を表示するためだ。なお、ダイソンによると、初めて使用する前、および毎回の使用後にフル充電することで、バッテリー残量表示の精度が向上していくという

液晶ディスプレイを確認しながら掃除してみて、残りの運転時間をリアルタイムで把握できるというのは予想以上に便利だった。残りの運転時間がわかることで、掃除していて「安心感」があるのはもちろん、より効率的な掃除が可能になる。家中の床掃除を終えた後、「エコ」モードから「中」モードに切り替えると、残りの運転時間がまだ15分以上あったので、寝室のふとんやクルマのシートの掃除もサッと行うことができた。バッテリー残量をフル活用できるので、結果的により広範囲な場所を掃除できたのだ。

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一般的な家の床掃除なら、「エコ」モードでもパワーは十分。細かいゴミやホコリが溜まりやすいふとんやクルマのシートも、「中」モードでスッキリと掃除ができた。さらに「強」モードにすると、ゴミや髪の毛などが毛足の中に入り込みやすいカーペットも、しっかりと掃除ができた

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異物の詰まりなどのエラー通知も液晶ディスプレイに表示され、その取り除き方もアニメーションで表示される。試しに「ポストモーターフィルター」をゆるめた状態で電源を入れてみたが、エラー通知と対応方法がしっかりと表示された。このほか、フィルターのメンテナンスが必要な時期を通知したり、フィルターの洗浄方法をアニメーションで表示したりもしてくれる。なお、英語や中国語など、日本語以外の表示言語を選ぶことも可能だ

掃除の快適さを高める進化した使い勝手

「Dyson V11」は使い勝手の面でも進化を遂げている。ひとつの例が、付属ツールをパイプ部分に取り付けたまま掃除ができる「ツールクリップ」だ。よく使う付属ツール「隙間ノズル」と「コンビネーションノズル」の2種類を装着しておけるので、付属ツールをいちいち収納場所に取りに行く手間がない。その場でサッとヘッドを交換し、棚の上や狭い隙間をスムーズに掃除できるのは、想像以上に便利で快適だった。

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新たに採用された「ツールクリップ」を使えば、よく使う付属ツール2種類をパイプ部分に取り付けたまま掃除ができる。ちょっとしたアイデアだが、掃除の効率や快適さをグンと高めてくれる

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掃除の幅を広げてくれる多彩な付属ツールも魅力だ。今回試したのは、壁と棚の間など狭い隙間の奥にもヘッドが届きやすい「隙間ノズル」と、ベッドやふとん、ソファなどの掃除に便利な「ミニモーターヘッド」。このほか、「Dyson V11」には、先端にブラシが付いた「コンビネーションノズル」と、ブラインド表面のホコリなどをやさしく掃除できる「ミニ ソフトブラシ」も付属する

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ゴミ捨ては、本体下部の赤いレバーを下にスライドさせるだけのワンアクションで完了。ゴミが舞い上がることもなく、衛生的にゴミ捨てが行える

なお、「Dyson V11」のラインアップは、上位モデルから順に「Dyson V11 Absolute」「Dyson V11 Fluffy+」「Dyson V11 Fluffy」の3つで、上位2モデルである「Absolute」「Fluffy+」には、自立式の「Dyson V11™ コードレスクリーナー専用充電ドック」が付属する。この専用充電ドックは、全モデルに同梱される「収納用ブラケット」と異なり、設置のために壁の穴開けをする必要がない。また、上述した「ツールクリップ」をパイプから外して支柱に取り付けられるほか、ドック上部にも付属ツールを取り付けておけるなど、付属ツールの保管場所としての機能も果たしてくれる。

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賃貸住宅などで壁の穴をあけられない、あるいは、あけたくない場合には、迷わず専用充電ドックが付属した上位モデルをチョイスするといいだろう。豊富な付属ツールをスッキリと保管しておけるので便利だ

Dyson V7 Slimパワフルな吸引力と、軽量・コンパクトを両立したモデル

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ダイソン製コードレススティッククリーナーで最軽量※2となる「Dyson V7 Slim」は、掃除機の「軽さ」が特に重視されるようになった昨今のトレンドに応える、従来モデル「Dyson V7」をより軽く、コンパクトにしたモデルだ

日本の住宅事情に配慮した小型・軽量マシン

海外、特に欧米諸国と比べると、日本の住宅は床面積が小さく、限られたスペースに、ソファ、テーブル、イス、キャビネット、棚などのさまざまな家具が配置されているケースが多い。これを受け、従来モデル「Dyson V7」をベースに日本の住宅事情に配慮して再設計されたのが、「Dyson V7 Slim」だ。ダイソンの吸引力を犠牲にすることなく、同社のコードレススティッククリーナーにおいて最軽量※2となる約2.2kgという軽さを実現している。

早速使ってみたが、「Dyson V7 Slim」の「モーターヘッド」は、「Dyson V7/V8」などに付属している「ソフトローラークリーナーヘッド」と比べてヘッドの幅が約4cm短く、パイプの長さも約6cm短く設計されているため、取り回しがよく、狭いすき間や家具の下にもスムーズにヘッドが入り込んだ。身長155cmの女性スタッフいわく、「パイプの長さがちょうどいいです。平均的な日本の女性の体格でも扱いやすいよう、よく考えられていますね」とのこと。本体を持ち上げる時の感覚も軽く、床面はもちろん、高いところの掃除や、部屋間の移動も苦にならなかった。

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「Dyson V7/8」に付属する「ソフトローラークリーナーヘッド」と比べてヘッドの幅が約4cm短い「モーターヘッド」を採用。2019年式ダイソンV7、V8と比較し、パイプの長さを約6cm短く設計することとで、小型化と軽量化を図った。なお、本体の隣に並んだ価格.comスタッフの身長は、女性が約155cm、男性が約172cmだ

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コンパクトなヘッド、そしてより短く設計された※6パイプは極めて実用的。実際に「Dyson V7 Slim」で掃除すると、想像以上に小回りがきき、狭い隙間や家具の下も自在に掃除できた

  • ※6 2019年式ダイソンV7、V8、V10、V11コードレスクリーナー比。
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軽量なのに加え、手元に重心があるバランスの取れた設計のため、高いところの掃除はもちろん、部屋の移動やヘッドを付け替える動作も苦にならない。軽やかなので、家中をスムーズに掃除することができた

より軽くなったマシンからは想像もできない吸引力

ダイソンのコードレススティッククリーナーにおいて最軽量※2ということばかりが注目されそうな「Dyson V7 Slim」だが、その本当の価値は、軽量ながら、キャニスター型掃除機に劣ることのないパワフルな吸引力と、さまざまな床からゴミを除去する高い集じん性能を備えた点にある。どれだけ軽くて取り回しがよくても、肝心の吸引力がいまひとつでは、消費者の満足度は高まらない。そう考えたダイソンは、軽量化しながらも吸引力には一切妥協せず、軽さと吸引力を両立した、ベストバランスな1台を完成させたというわけだ。

吸引テストを実施してみたところ、疑似ゴミの米粉をいともたやすく、ぐんぐんと吸い込んでみせた。もちろん、フローリングだけでなく、カーペットからもしっかり疑似ゴミを取り除けたのは、ナイロン素材のブラシとカーボンファイバーブラシを組み合わせた「モーターヘッド」によるところも大きい。強力な吸引力と、適度な密閉性を保ちながら、さまざまな床からゴミを取り除く「モーターヘッド」。これらがひとつになることで、不安を感じさせない高い集じん性能が実現されているのである。

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毎分最大107,000回の高速回転を誇る「ダイソン デジタルモーター V7」を搭載した「Dyson V7 Slim」。その吸引力の強さは一目瞭然で、フローリングの上にまいた米粉をキレイに吸引してみせた

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カーペットにまいた米粉もご覧の通り、ワンストロークですっかりキレイに。「Dyson V7 Slim」の運転時間は最長約30分※7だが、強力な風量と遠心力によって微細なゴミを空気から分離するためフィルターが目詰まりしにくく、掃除開始から最後まで、この高い吸引力が維持される。また「Dyson V11」と同様、0.3μmの微細な粒子を99.97%とらえるので、排出される空気は部屋の空気よりも清潔だという。

  • ※7 モーター駆動ではない付属ツールを、通常モードで使用した場合の最長運転時間。
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ゴミ捨ても本体後方のレバーを引っ張るだけのワンアクションでOK。クリアビンの中のゴミをスッポリと捨てられるので、気持ちよくゴミ捨てができる

まとめ選べる2モデルがコードレススティッククリーナーの課題を解決

圧倒的な吸引力と最長60分※5という余裕の運転時間、さらに運転時間などをリアルタイムで確認できる液晶ディスプレイにより、コードレススティッククリーナーの「吸引力」「運転時間」に対する不安をしっかりと解消してくれる「Dyson V11」。そして、約2.2kgという軽さを実現しながら、吸引力にも不安を感じることがない「Dyson V7 Slim」。ダイソンはこれら2つのモデルを同時にラインアップに加えることで、コードレススティッククリーナーが抱える課題を見事に解決してみせた。キャニスター型掃除機からの乗り換えをためらってきた人は「Dyson V11」を、軽量コードレススティッククリーナーの買い替えを検討している人は「Dyson V7 Slim」をぜひ手に取ってみてほしい。きっとこれまで抱いてきた「不安」が「安心」に変わり、どうしても拭えなかった「不満」が「納得」に変わるはずだ。

Dyson V11 Fluffy
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「吸引力」も「運転時間」も頼もしい最新テクノロジーモデル
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クリーナーヘッド ソフトローラークリーナーヘッド
最長運転時間 「エコ」モード約60分/「中」モード約30分/強モード約5分*
充電時間 約3.5時間
スティック時の製品サイズ 約250(幅)×1,242(高さ)×246(奥行)mm
本体重量 約2.72kg
Dyson V7 Slim
Dyson V7 Slim
「軽さ」と「吸引力」を兼ね備えた実用的なコンパクトモデル
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クリーナーヘッド モーターヘッド
最長運転時間 「通常モード」約30分/「強」モード約5分*
充電時間 約3.5時間
スティック時の製品サイズ 約211(幅)×1,140(高さ)×206(奥行)mm
本体重量 約2.2kg
*モーター駆動ではない付属ツールを使用した場合の最長運転時間。

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