27型WQHD曲面ゲーミングディスプレイAOC「AG273QCX/11」誕生

AG273QCX/11

世界的なディスプレイメーカー、AOCのゲーミングブランド「AGON(エーゴン)」から、27型WQHD(2560×1440)曲面ゲーミングディスプレイ「AG273QCX/11」が発売された。本機は、ユーザーを覆うようにゆるやかにカーブした曲面ディスプレイの採用に加え、高コントラスト規格「DisplayHDR 400」に対応した高画質モデル。さらには、ゲーム環境を光で彩るイルミネーション機能「Light FX」も備え、ワンランク上の満足感が得られる製品に仕上げられている。本特集では、そんな「AG273QCX/11」の魅力を徹底チェックする。

画質&ゲーム演出
光を放つ「Light FX」がゲーム環境を
鮮やかに彩る

日本のみならず世界規模で熱い盛り上がりを見せているeスポーツ。2018年にはアジア競技大会のデモンストレーション競技に採用され、2022年から同大会の正式種目となることが決定するなど、今後、さらに盛り上がりが増すことは間違いないだろう。

そんな状況に呼応するかのように、ゲーミングディスプレイ市場も活況を呈している。ディスプレイはいわば“戦い”の道具のひとつとなるだけに、リフレッシュレートや応答速度などの高速性を基準に選ばれる傾向にあるが、選び方はそれだけではない。より楽しく快適にゲームをプレイするには、ゲームの雰囲気を盛り上げ、ゲームを有利にプレイできる機能があるかないか、というのも大切なポイントとなる。

そこで注目したいのが、世界115か国で液晶ディスプレイを販売している世界的なディスプレイメーカー、AOCの27型WQHD曲面ゲーミングディスプレイ「AG273QCX/11」だ。“曲面”とあることからもわかるように、本機は、目の前にいるユーザーを包み込むように画面がゆるやかにカーブしたモデルで、一般的な平面ディスプレイよりも高い没入感が味わえるのが大きなメリット。さらに、フルHD(1920×1080)を超える高精細なWQHD(2560×1440)解像度や、高コントラスト規格「DisplayHDR 400」にも対応し、より高画質でゲームを楽しむこともできる。また、高コントラストなVAパネル搭載モデルでありながら、オーバードライブ時最速1ms(MPRT)の高速な応答速度を実現したのも見どころだ。

※Moving Picture Response Time。人間が感じる映像のぼやけを定量的に表す指標

AG273QCX/11

2019年5月に発売された27型曲面WQHDゲーミングディスプレイ「AG273QCX/11」。WQHD解像度や高コントラスト規格「DisplayHDR 400」に対応した高画質モデルであるうえ、光の演出でゲームの高揚感を高めてくれる「Light FX」機能を備えた、ゲーマー注目の1台だ

AG273QCX/11 AG273QCX/11

画面の曲がり具合を表す曲率は1800R。一見ゆるやかなカーブだが、実際にゲームをプレイしてみると、ゲームの世界に入り込んだかのような没入感があった。また、曲面ディスプレイは、画面の中央から両端まで目と画面の距離がほぼ一定のため、ひんぱんな視線移動を行っても目が疲れにくいというメリットもある

AG273QCX/11 AG273QCX/11

液晶ディスプレイの高コントラスト規格「Display HDR 400」と「AMD Radeon FreeSync 2 HDRテクノロジー」に対応しているので、HDR対応のゲーム映像も遅延を抑えて美しく表示できる。色再現性については、Web標準のsRGBを122%カバー。赤、緑、黄、紫など、カラフルな果実の写真を画面に映し出してみたが、みずみずしくリアルな色味で再現された

光の演出を楽しめるイルミネーション機能「Light FX」

ゲームを楽しむディスプレイとして注目したい機能が、背面と下部のLEDライトを点灯させ、ゲームを盛り上げてくれるイルミネーション機能「Light FX」だ。最近では、このようなイルミネーション機能を備えたゲーミングデバイスが増えているが、本機もその最新トレンドをしっかりと取り入れている。

AG273QCX/11 AG273QCX/11

「Light FX」は、背面に円を描くように配置されたLEDライトと下部のLEDライトを光らせることで、ゲームの高揚感を高めてくれる。ゲーム中、プレイヤーは背面の演出を見ることはできないが、壁などをカラフルに照らしてくれるので、いやがおうにも興奮が高まる

「Light FX」の発光パターンをチェック

「Light FX」の発光パターンは13種類。この動画では「1ウェイフィリング」「2ウェイフィリング」「ズーム」「変色」の4パターンを紹介しているが、その日の気分や好みよってパターンを選ぶのも、ゲームジャンルによって変えるのも自由だ

「Light FX」設定

OSDメニュー
AG273QCX/11
AOC G-Menu
AG273QCX/11

「Light FX」の設定はディスプレイのOSDメニュー、もしくは付属のユーティリティソフト「AOC G-Menu」から行う。なお、発光カラーは約103万色(RGBそれぞれ0〜100)を選択でき、明るさは「低」「中」「強」の3段階で調節できる

ゲームプレイ支援
多彩な機能で1フレームの差を争う
戦場を生き抜け!

曲面による没入感とともに、光の演出による高揚感も得られる「AG273QCX/11」。ゲームプレイに集中しやすく、プレイが楽しくなることはわかったが、ゲーミングディスプレイとしてユーザーが最高のゲームパフォーマンスを発揮できなければ、これらの機能も本末転倒になりかねない。

その点でも「AG273QCX/11」は十分な性能を発揮してくれた。本機は、液晶パネルにコントラスト表現に長けたVAパネルを搭載しながら、オーバードライブ時最速1ms(MPRT)という高い応答速度を実現。さらに1秒間の画面書き換え回数であるリフレッシュレートも最大144Hzと高速なので、動きの速いゲームも、残像感の少ないなめらかな映像でプレイできる。わずか数フレームの差が勝敗を分ける格闘ゲームやFPSなどにおいて、本機の高速性は大きなアドバンテージになるだろう。

AG273QCX/11

「AG273QCX/11」のリフレッシュレートは、一般的なディスプレイ(60Hz)の倍以上となる最大144Hz。高性能GPUが出力する高速な映像フレームもしっかりと表示し、なめらかな映像を再生できる。さらに、「AMD Radeon FreeSync テクノロジー」に対応したグラフィックボードと組み合わせれば、リフレッシュレートとGPUの出力フレーム数のズレを防止し、ティアリングやスタッタリングといった現象の発生を抑制してくれる

AG273QCX/11 AG273QCX/11

「AG273QCX/11」の高速性を確かめるため、動きの速いゲームをいくつか試してしてみたが、その表示はなめらか。FPSでは、ターゲットを探しながら銃を左右に素早く動かしても残像感が抑えられていたうえ、サッカーゲームでは、ボールキープからダッシュに移ったときの動きもなめらかに感じられた

また、「AG273QCX/11」には、ゲームプレイにおける支援機能も多数搭載されている。なかでも注目したいのが、映像の入力遅延を軽減する「Low Input Lag」だ。この機能は、映像信号が入力されてからディスプレイに描画されるまでの処理を一部スキップすることで、マウスやキーボード操作とのズレを抑制。よりレスポンスよくゲームをプレイできるようにしてくれるものだ。

このほか、FPSで重宝する照準補助機能「ダイアルポイント」や、明暗差の大きなシーンを見やすくする「シャドウコントロール」、ゲームジャンルに合わせてあらかじめ設定された画質に調節してくれる「ゲームモード」も搭載。これらの機能を活用することで、より有利にゲームを進めことができるのだ。

ダイアルポイント

AG273QCX/11

画面中央に照準を表示してくれる「ダイアルポイント」。フィールドをめまぐるしく動いていると、画面中央をとらえるのが難しくなるFPSだが、そんなときでもこの「ダイアルポイント」があれば、素早く正確に敵を狙うことできる。FPS入門者にありがたい機能だ

シャドウコントロール

50(標準)
AG273QCX/11
80
AG273QCX/11

明部と暗部の差が大きいシーンでは、目の前に潜んでいる敵が見えづらくなることも。そんなときに活用したいのが「シャドウコントロール」だ。0〜100(10刻み、標準は50)の11段階でコントラスト調節が行えるので、標準設定では暗くて見えづらかった場所もしっかりと視認することが可能になる

ゲームモード

標準
AG273QCX/11
FPS
AG273QCX/11
RTS
AG273QCX/11
レース
AG273QCX/11

「ゲームモード」は、「FPS」「RTS」「レース」の3種類。標準の状態と比べて「FPS」ではコントラストが高まり映像がクッキリと表示され、「RTS」では明るくシーン全体が把握しやすくなる。そして「レース」では、「FPS」と「RTS」のほぼ中間の色合いに切り替わる。同時に、オーバードライブ設定も切り替わり、「FPS」が弱、「RTS」がオフ、「レース」が中となる

使い勝手
存在感を発揮しながらも使いやすい
ボディ設計

最後に「AG273QCX/11」のボディを確認していこう。本機は、赤い「AGON」ロゴが映えるブラックを基調とした本体に、サンドブラスト加工が施されたメタルスタンドを装備。左右にグンと前脚を伸ばしたスタンドデザインが、ディスプレイの曲面と相まって、一般的なディスプレイとは趣の異なる未来的で重厚な様相を演出している。また、人間工学に基づいて設計されたというスタンドは、チルトや高さ調節、スイーベルに対応。使いやすい位置に画面を調節できて便利だ。

AG273QCX/11

左右に前脚を伸ばした細身のメタルスタンドが、ディスプレイをしっかりと支えてくれる。なお、曲面ディスプレイでありながら、本体サイズは約693(幅)×520(高さ)×281(奥行)mmと、奥行きが短いので机の上にも設置しやすい

チルト
AG273QCX/11
高さ調節
AG273QCX/11

縦方向の画面角度を調節できるチルトは前方5°〜後方23°、高さ調節は110mmの範囲で行える

スイーベル
AG273QCX/11

画面の向きを横方向に調節できるスイーベルは、左右それぞれ30°まで対応する

AG273QCX/11

背面下部の右側にまとめられた映像入力端子は、HDMIポート(HDMI1.4/HDMI2.0)×2、DisplayPort1.4×2に加え、アナログRGBポート×1の5系統。DisplayPortとHDMIポートはHDR映像信号の入力に対応している。また、左端に見えるmicroUSBポートは、この後に紹介する「クイックスイッチキーパッド」を接続するためのものだ

AG273QCX/11

背面下部の左側には、主にUSBハブ機能を搭載。一番左のUSB Type-BポートとパソコンをUSB接続することで、右のUSB3.1ポート×4がハブとして利用可能になる。マウスなどのデバイスをここに接続すれば、デスク上もスッキリする

AG273QCX/11

ディスプレイ下部中央には、電源兼OSD操作用のボタンが搭載されている。このボタンを長押しすると電源のオン/オフ、短く押すとOSDメニューの表示が行える。また、このボタンはスティック状になっており、手前に倒すと「ダイアルポイント」、左に倒すと「ゲームモード」、右に倒すと「Light FX」の設定画面を呼び出せる。なお、奥に倒すと映像入力切り替えが行える

AG273QCX/11

ディスプレイ下部のボタンに手を伸ばすことなく、ディスプレイの設定を変更できる「クイックスイッチキーパッド」も付属。このパッドを手元に置いておけば、ゲームプレイ中でも手元でパパッと素早くディスプレイの設定を切り替えられるのだ

AG273QCX/11

より迫力のある映像を求めるなら、31.5型AG322QC4/11

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曲面ディスプレイの醍醐味は、平面ディスプレイでは味わえない没入感の高さにある。これをより大きな画面で体感したい人は、同日発売の兄弟機「AG322QC4/11」をチェックしてほしい。

本機は、「AG273QCX/11」よりもひと回り大きい31.5型WQHD液晶を搭載。「Display HDR 400」に対応する高画質モデルであるだけでなく、最大144Hzのリフレッシュレートに対応するなど、ゲーミングディスプレイとしての実力も十分。また、「ダイアルポイント」や「ゲームモード」など、ゲームを有利に進められる機能もしっかりと搭載している。より大画面でゲームをプレイしたい人にぴったりのモデルと言えるだろう。

まとめ
ゲームパフォーマンスだけでなく、
興奮も高めてくれるモデル

eスポーツの盛り上がりに比例するように、多様なモデルが続々と登場しているゲーミングディスプレイ。ゲーミングディスプレイと呼ばれるからには、ゲームを快適にプレイすることができる機能を備えていることが必須要件だが、今回紹介したAOCの「AG273QCX/11」はこれをしっかりと満たした製品となっていた。

ゆるやかにカーブした曲面ディスプレイはゲームへの没入感が高いうえ、激しく視線を動かしても目が疲れにくい。そして、最速1ms(MPRT)の応答速度と最大144Hzの高リフレッシュレートで、動きの速いゲームも残像感が少なく、なめらかに表示することができる。このほか、映像の入力遅延を軽減する「Low Input Lag」や、照準補助機能「ダイアルポイント」、明暗差の大きなシーンを見やすくする「シャドウコントロール」なども搭載。さらには、最新トレンドをリードするイルミネーション機能「Light FX」を備えており、普段よりも高揚感の高いゲーム環境を演出することもできる。

今ゲーミングディスプレイを探している人は、この「AG273QCX/11」に注目してほしい。

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