高コスパで“たっぷり使える”OPPO「AX7」レビュー

2018年に日本市場に参入して以来、矢継ぎ早に新端末を投入してきたスマートフォンメーカー、OPPO。急速にユーザー数を増やしている背景には、斬新な機能を搭載したハイエンドモデルから、コストパフォーマンスにすぐれたミドルレンジモデルまで、消費者のニーズに応じた多彩なラインアップを取り揃えたことがある。今回は、これらの中から、手ごろな価格ながら、普段使いに十分なスペックと実用的な機能を備えたミドルレンジモデル「AX7」(2018年12月発売)の魅力をレビューしよう。

高コスパ
大画面の「水滴型ノッチスクリーン」を
搭載した高品位ボディ

OPPO「AX7」

OPPOのSIMフリースマートフォン「AX7」の本体サイズは、約75.4(幅)×155.9(高さ)×8.1(厚さ)mmで、重量は約168g。6.2インチの大画面を採用しつつも、幅がスリムなボディで片手でも持ちやすい

「AX7」の魅力を語るうえでまず注目してほしいのが、6.2インチの「水滴型ノッチスクリーン」だ。画面上部にある「ノッチ」を、草木から流れ落ちる水滴のような形状にすることで、前面における画面占有率は約88.4%を達成。ほぼ全面が画面とも言えるデザインで、写真や動画、ゲームなどを没入感たっぷりに楽しめる。そのいっぽうで、本体の幅は約75.4mmとスリムなため、片手操作も容易に行えた。また、画面の表示品質が高く、斜めから見ても彩度やコントラストがほとんど低下しないのがうれしい。

OPPO「AX7」

「水滴型ノッチスクリーン」を採用することで、前面における画面占有率は約88.4%を達成。液晶ディスプレイの表面を、強化ガラスの「Corning Gorilla Glass」で覆うことで、強度が高められている

OPPO「AX7」

6.2インチの大画面を搭載しつつも、本体の幅は約75.4mmに抑えられており、片手でも無理なくホールドできた。液晶ディスプレイは視野角が広く、高輝度で鮮明な表示だ

「AX7」はデザイン性の点でも妥協が見られない。カラーバリエーションは落ち着いたトーンの「ゴールド」と「ブルー」の2色展開で、年齢や性別を問わず多くの人に好まれそうだ。背面には縦縞模様のテクスチャーが施され、見た目だけでなく手触りもいい。また、側面はフレームパーツで補強されており、耐久性の面でも不安が少ない。手ごろな価格のスマートフォンでは、ボディのデザインや耐久性が二の次にされることも多いが、「AX7」ではその点にもこだわりが感じられ、むしろ所有欲を満たすような仕上がりとなっている。

OPPO「AX7」

カラーバリエーションには、落ち着きのある「ゴールド」と「ブルー」の2色を用意。カメラや指紋センサーの周囲には金メッキパーツが施されるなど、質感が高い

OPPO「AX7」
OPPO「AX7」

背面には縦縞模様のテクスチャーを採用。光が当たる角度によってさまざまな表情を見せ、飽きがこないデザインだ

OPPO「AX7」

背面上部の中央には指紋センサーを搭載。本体を持ったときに自然に人差し指が触れる位置にある。生体認証機能としては、この指紋認証のほか、フロントカメラを利用した顔認証もサポートする

OPPO「AX7」

左側面にはmicroSDメモリーカード×1、SIMカード×2を挿入できるトリプルスロットを装備。SIMカードスロットは、2回線ともに4Gのデータ通信とVoLTEによる高音質通話が利用できる「DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)」に対応する※VoLTEはau/Y!mobileに対応、その他のキャリアに関しては動作保証が取れておりません。

高い実用性
たっぷり使える4,230mAhの大容量
バッテリー。ストレージも64GBを搭載

ディスプレイやカメラ、センサーなど、スマートフォンはその性能や機能を進化させてきたが、それにともない、バッテリー持ちに不安を感じる人が増えている。しかし、「AX7」はこうしたニーズにしっかりと応え、この価格帯のモデルでは破格と言える、4,230mAhの大容量バッテリーを搭載しているので安心だ。

そこで、実際にどのぐらいバッテリーが持つのかを確かめるため、フル充電の状態で午前9時から午後5時まで使い込んでみた。この間、Web閲覧やSNSのチェックを約1時間、ゲームを約30分、「YouTube」の高解像度動画の視聴を約2時間行ったが、午後5時時点のバッテリー残量は約70%もあった。これなら、1回の充電で丸1日は余裕で使用できそうだ。メールや「LINE」、Web閲覧が中心というライトユーザーなら、1回の充電で丸2日は使えるだろう。

OPPO「AX7」

4,230mAhの大容量バッテリーを搭載。使用していないアプリを自動的に停止させることで消費電力を抑える、AIによるバッテリー管理システムが搭載されており、これも長時間駆動に寄与している

また、この価格帯のモデルでは珍しく、ストレージが64GBと大容量なのも見逃せない。OSのシステム占有領域を除いたデータ保存領域は約51GBもあるので、多くの写真や動画、音楽ファイルを内蔵ストレージに保存できる。また、最大256GBまで対応するmicroSDメモリーカードスロットも備えており、ストレージ容量を拡張することも可能だ。

OPPO「AX7」

出荷時の初期状態でストレージ容量を確認したところ、OSのシステム占有領域のほかに、約51GBの空きがあった。この価格帯に多い32GBストレージのモデルだと、システム占有領域を除いた空き容量は約20GBほどになることを考えると、64GBストレージを内蔵した本機のアドバンテージは大きい

カメラも十分なスペックだ。メインカメラは、色情報を受け持つ約1300万画素カメラと、奥行き情報を測定する約200万画素カメラのデュアルカメラ仕様。画質もこのクラスのモデルとしては秀逸で、メインカメラとフロントカメラともに、ダイナミックレンジの広い「HDR」モードに対応している。

また、フロントカメラは約1600万画素と高画素で、手軽にセルフィー(自撮り)が楽しめる。AIが肌を自動的に補正する「スマート美顔」にも対応しており、美しいセルフィーを簡単に撮影することも可能だ。さらに、動物の耳やアニメのキャラクターなどで装飾できる「ARステッカー」も利用可能。家族や友人みんなと楽しめる、遊び心あふれる機能も用意されているのだ。

OPPO「AX7」

背面のメインカメラには、約1300万画素+約200万画素のデュアルカメラを搭載。背景を美しくぼかして人物を際立たせる「ポートレート」モードなど、多彩な撮影機能を備えている

OPPO「AX7」OPPO「AX7」

メインカメラは、人物の背景をやわらかくぼかせる「ポートレート」モードに対応。ぼけ具合は撮影後に調整することも可能だ。また、フロントカメラによるセルフィーでは、AIが自動で肌を美しく補正する「スマート美顔」を利用でき、満足度が高い

直感的操作
ジェスチャー操作が快適!
使いやすいインターフェイス

「AX7」はAndroid 8.1をベースにカスタマイズされたOS「ColorOS 5.2」を採用しているのも特徴だ。Androidベースなので、「Google Play ストア」のアプリがそのまま使用できるのはもちろん、電源ボタンを0.5秒長押しして「Googleアシスタント」が起動できるように改善されるなど、日常的な操作をより快適にするためのさまざまな工夫が凝らされているの。その中でも特に便利なのが、お気に入りのアプリを素早く起動できる「スマートサイドバー」だ。この機能では、右側面部を内側にスワイプするとメニューが開き、よく使うアプリを素早く呼び出せるので、使用しているアプリを閉じることなく、別のアプリに切り替えることができる。

OPPO「AX7」

お気に入りのアプリをスマートに起動できる「スマートサイドバー」。右側面を内側にスワイプすると、よく使うアプリを素早く呼び出せるメニューが開く

また、3本指で画面を下にスワイプしてスクリーンショットを撮影できる機能も搭載。スクリーンショットは、電源ボタンと音量の下ボタンの同時押しで撮影することもできるが、この3本指のスワイプ操作を覚えると、非常に便利だ。特に、「AX7」のスクリーンショット機能では、スクロールが必要な長いWebページも1枚の画像として保存できる「縦長スクリーンショット」が便利。電車の乗り換え情報など、WebページのURLをコピー&ペーストで保存しておかなくても、素早く簡単に残しておける。

OPPO「AX7」

3本指で下方向にスワイプするとスクリーンショットを撮影できる。電源ボタンと音量の下ボタンの同時押しよりも簡単なので重宝することだろう

さらに、3本指で画面を上にスワイプすると、広い画面を有効に活用できる「分割画面モード」に切り替わる。これは、画面が上下に2分割され、上下で異なるアプリを同時に利用できるようにした機能だ。「YouTube」で動画を視聴しながら、「LINE」のメッセージを送ったり、Webブラウザーで調べものをしながらメールを打ったりなど、パソコンのような感覚で使用できる。

OPPO「AX7」
OPPO「AX7」

「画面分割モード」を起動するには、3本指で画面を上方向にスワイプする。すると、下の画面にアプリメニューが表示されるので、もうひとつ任意のアプリの画面を表示することができる。写真のように、画面上半分でWebページを、画面下でメールアプリ「Gmail」を表示させるような使い方も可能だ

SNSを複数のアカウントで利用している人にとっては、「Clone Apps」が便利だ。通常、1台のスマートフォンで同じアプリはひとつしか利用できないが、「Clone Apps」でアプリのクローンを作成しておけば、それぞれのアプリにアカウントをひも付けておけるので、1台のスマートフォンで同じアプリを2つ利用できるようになる。このクローンを作成しておけば、メインのプライベート用アカウントにログインしたあと、一度ログアウトしてから仕事用のアカウントにログインする必要もない。

OPPO「AX7」OPPO「AX7」

「Clone Apps」を利用するには、まず「設定」を開いて、「マルチ起動アプリ」を選択。「アプリのクローン化」画面にクローンを作成できるアプリが表示されるので、ここからクローンを作りたいアプリを選択する。アプリのクローンを作成すると、ホーム画面上に同一のアプリアイコンが2つ並ぶ。ここでは「Facebook」と「LINE」のアプリクローンを作成した

また、「AX7」には、「データ移行」という専用アプリが用意されており、搭載OSを問わず、他社製のスマートフォンからの乗り換えが簡単に行える。データ移行の作業が面倒なために、新しいスマートフォンへの乗り換えをためらっている人の背中を押してくれる便利アプリと言えるだろう。

OPPO「AX7」OPPO「AX7」

「データ移行」アプリがあらかじめインストールされているので、「AX7」は、それまで使用していたスマートフォンからのデータ移行が簡単。操作は画面の案内に従って選択していくだけだ

OPPO「AX7」

電源ボタンを0.5秒長押して「Google アシスタント」を起動できるように改善されたのも「ColorOS 5.2」のポイントだ

OPPO「AX7」
OPPO「AX7」

付属品が充実しているのもうれしい。同梱される付属品は、ACアダプター、USBケーブル、安全ガイド、クイックガイド、SIMカードスロット用ピン、クリアな保護ケース。本体の液晶ディスプレイには、出荷時点で保護フィルムが貼付されているので、購入してすぐに使える手軽さがある

まとめ
年齢・性別を問わず、あらゆる人の
ニーズに対応できる高コスパ端末

「AX7」は、手ごろな価格ながらも、際立った個性を放っていた。画面占有率が高い6.2インチの「水滴型ノッチスクリーン」や、ほかのモデルとは一線を画す高品位なデザインで、所有するよろこびすら実感できる。また、大容量の4,230mAhバッテリーや64GBストレージを内蔵し、実用性は文句なし。「ColorOS」による便利な使い方ができるのも、OPPOのスマートフォンならではだ。高コスパで満足度の高いSIMフリースマートフォンを探している人なら、まず購入の選択肢に入れたい製品と言えるだろう。

OPPO「AX7」

主なスペック

モデル AX7
カラー ゴールド/ブルー
ディスプレイ 6.2インチ(1520×720)
CPU Qualcomm Snapdragon 450
メモリー(RAM) 4GB
ストレージ(ROM) 64GB
SIMスロット トリプルスロットデュアルナノSIM
外部ストレージ microSDメモリーカード(最大256GB)
外部インターフェイス microUSBポート、3.5mmステレオヘッドホン/マイク端子
OS ColorOS 5.2(Android 8.1ベース)
メインカメラ 約1300万画素+約200万画素
インカメラ 約1600万画素
バッテリー 4,230mAh
通信方式 GSM: 850/900/1800/1900MHz
WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19
FDD-LTE: Bands 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28
TD-LTE: Bands 38/39/40/41
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約75.4(幅)×155.9(高さ)×8.1(厚さ)mm
重量 約168g
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