SIMフリーの大本命がやってきた! 最新ハイエンドスマホ「HUAWEI P30」を徹底解剖

ファーウェイから2019年5月24日に発売される最新SIMフリースマートフォン「HUAWEI P30」。本機はハイエンドスマートフォンと呼ぶにふさわしい高いスペックに加え、進化したLeicaのトリプルカメラや、「インスクリーン指紋認証」を採用した約6.1インチのOLEDディスプレイなど、同社の最先端技術を結集した完成度の高いスマートフォンだ。本記事では、令和元年のSIMフリースマートフォン市場でも高い人気を集めそうな本機の実力を徹底解剖する。

超広角から望遠まで幅広いシチュエーションで活躍AIを活用したLeicaトリプルカメラを試す

ファーウェイのハイエンドスマートフォンシリーズがユーザーから高い評価を得ている理由のひとつは、高性能なカメラにある。AIによるさまざまな認識や設定で、まるで一眼レフで撮影したような写真が撮影できる、Leicaと共同開発のカメラが好評なのだが、「HUAWEI P30」は前モデル「HUAWEI P20」のデュアルカメラからトリプルカメラへとグレードアップし、さらなる性能の向上が図られている。

トリプルカメラは、焦点距離27mm相当(35mm換算)の広角カメラ(4000万画素/F1.8)、17mm相当の超広角カメラ(1600万画素/ F2.2)、80mm相当の望遠カメラ(800万画素/F2.4)、という構成だ。

HUAWEI P30

Leicaのトリプルカメラを搭載する「HUAWEI P30」のメインカメラ。左から広角カメラ、超広角カメラ、望遠カメラとなっている

AIを活用した「マスターAI」と「夜景モード」が強力

AIが被写体やシーンを認識し、最適な撮影モードと設定を自動で行うことで定評のあった「マスターAI」は「HUAWEI P30」にも搭載されており、カメラを向けるだけでオートでも簡単にキレイな写真が撮影可能だ。また、AIを活用した手ブレ補正機能「HUAWEI AIS(AIイメージスタビライゼーション)」が強力で、手持ちでもブレのない写真が撮れる「夜景モード」もさらに磨きがかかっている。

カメラを被写体に向けるだけで、「マスターAI」が花(望遠カメラ)、食べ物(広角カメラ)、草木(超広角カメラ)と認識し、それぞれに最適な撮影モードと設定を自動で選択。何も考えずにシャッターを押してもキレイな写真が撮れる

「夜景モード」は、AIが自動選択してくれるほか、自動選択してくれるほか、手動でも切り替えられる。「HUAWEI AIS」により手持ちでの撮影でも手ブレがなく、ノイズもほとんどないのは驚異的と言えるだろう

逆光でも被写体を黒つぶれすることなく撮れる「AI HDR+」

AIによるもうひとつの注目カメラ機能が、最適な露出、彩度を自動で調整してくれる「AI HDR+」だ。以下のポートレート写真は太陽が被写体の真後ろにある逆光下で撮影したのだが、一般的なHDRであれば暗くなってしまう顔も、「AI HDR+」なら明るく、肌色がしっかりと表現できている。

HUAWEI P30

「AI HDR+」により厳しい逆光下でも黒つぶれせず、明瞭度も高いポートレート写真(広角カメラ)が撮影できる

遠い被写体をダイナミックに撮れる望遠カメラ

望遠カメラは、光学3倍ズーム、光学とデジタルを組み合わせて劣化を少なくしたハイブリッド5倍ズーム、デジタル30倍ズームまで対応する。さすがにデジタルズームになると画質の劣化が若干生じるが、ハイブリッド5倍ズームまでは高精細でキレイな写真が撮れる。

望遠カメラは、運動会や動物園、コンサートといった被写体が遠い位置にあるシーンで非常に重宝する

望遠カメラは、遠くの被写体を撮る時だけでなく、近くと遠くの被写体に遠近感のない圧縮効果を狙った写真も撮ることができる。これがポケットに入るスマートフォンでもできてしまうのが、「HUAWEI P30」の面白いところだろう。

ズーム撮影の写真は、望遠カメラ独特の圧縮効果が出ている

風景からマクロ撮影まで対応する超広角カメラ

焦点距離17mmの超広角カメラは、広範囲を画角に収められるため、風景や狭い室内での撮影で活躍するし、パースのきいた迫力ある写真や、奥行きを深く見せる写真なども撮影できる。また、超広角カメラでは、最短2.5cmまで近づいて撮れる「スーパーマクロ」設定を使用した接写写真も楽しめる。

広範囲を1枚に収められる超広角カメラを活用すれば、風景を撮るのがより楽しくなるだろう

超広角カメラ
HUAWEI P30 HUAWEI P30

建物の高さや奥行きを強調する写真など、超広角カメラは使い勝手がいい

スーパーマクロHUAWEI P30

「スーパーマクロ」では最短2.5cmの超接写が可能だ

最大ISO204800の高感度撮影が可能な広角カメラ

4000万画素の広角カメラは、高精細な写真が撮れるだけでなく、独自の規格であるRYYBセンサーを採用したことで光を取り込める量がアップし、最大ISO204800の高感度撮影が可能になった。薄暗い場所はもちろんのこと、目では何も見えない真っ暗な環境でも被写体を認識できるほど明るく撮れるのだ。

HUAWEI P30 HUAWEI P30

目では何も見えない暗さでも、高感度撮影により被写体が浮かび上がる。ノイズも気にならず、スマートフォンで撮影したとは思えないクオリティだ

自然に盛れるだけでなく遊び心あふれるエフェクトが楽しいインカメラ

インカメラも3200万画素とアウトカメラ並に高精細な写真を撮影可能だ。ポートレートモードにも対応しているのだが、ボケを渦やハート状にできるエフェクトが使え、ユニークなセルフィーを楽しめる。

HUAWEI P30 HUAWEI P30

高精細で自然に盛れるうえに、エフェクトでボケ味に遊び心を加えられ、ワンランク上のセルフィーが撮れる

誰でも簡単にフォトジェニックな映像が撮れる動画撮影機能

「HUAWEI P30」は、その性能の高さから静止画撮影機能が注目されがちだが、実は動画撮影機能にも力が入れられている。AIがリアルタイムで処理を行うことで、人物のカラーだけを残し、背景を白黒にした映像を撮影できる「AIカラー」や、被写体を美しく浮かび上がらせる「背景ぼかし」など、難しい撮影技術や編集を必要とせず、クリエイティブな映像を簡単に撮れるのだ。

AIカラー
背景ぼかし
HUAWEI P30

このほかにも、広角と望遠という2つの構図で同時に撮影できる「デュアルビュービデオ」も面白い

しずく型ノッチ搭載のOLEDディスプレイとエレガントなボディデザイン

続いて、「HUAWEI P30」のボディデザインをチェックしよう。本体前面上部に、可能な限り小さくしたしずく型ノッチを採用したことで、フレームいっぱいまで約6.1インチのOLEDディスプレイが広がる。そのため本体前面は余計なものが何もないスッキリとした印象だ。

また、約6.1インチという大きなディスプレイを備えながらも、ベゼルレス設計により本体は片手でも操作できるサイズに収まっている。さらに、背面周囲に滑らかな曲線を描く3Dカーブ加工が施されていることで、手に自然になじむのもポイントが高い。

HUAWEI P30 HUAWEI P30

しずく型ノッチは通知領域を広くとれるというメリットをももたらす。非常に小さいため、写真閲覧時にも気にならない

「HUAWEI P30」の本体カラーには、「ブリージングクリスタル」と「オーロラ」の2色を用意。空と海をイメージしたというブリージングクリスタルは、背面上部から下部にかけて、水色→青→薄い紫色へと変化するグラデーションが美しい。表面が9つの層で構成されたナノオプティカルカラー仕上げにより、独特の光沢と質感を実現している。

オーロラは、水色と青のグラデーションに加え、見る角度によって色味や光沢が絶妙に変化する鏡面仕上げが施されており、見ているだけでも飽きない美しさだ。

HUAWEI P30

オーロラ(上)とブリージングクリスタル(下)

ハイエンドモデルらしい高いスペック使い勝手のいい機能も満載

「HUAWEI P30」の基本スペックは、CPUがファーウェイ独自開発のオクタコア「HUAWEI Kirin 980」(2.6GHz×2+1.92GHz×2+1.8GHz×4)、メモリーが6GB、ストレージ容量が128GB、バッテリー容量が3,650mAhだ。「HUAWEI Kirin 980」は、AI専用プロセッサー「NPU」を2基組み込んだCPUで、その性能は2018年11月30日に発売されたファーウェイのフラッグシップモデル「Mate 20 Pro」にも搭載されていることから折り紙付きだ。Webブラウジングや動画再生、さらには3Dグラフィックを多用するヘビーなゲームまでこなしてくれる。

HUAWEI P30

普段使いから3Dゲームまで楽々こなすスペックは、ハイエンドモデルにふさわしい性能だ

このほか、「HUAWEI P30」には、同社の最新技術を駆使した使い勝手のいい機能が多数搭載されている。指紋認証センサーをディスプレイ直下に搭載した「インスクリーン認証」は、ディスプレイ下部に指を添えるだけで端末をアンロックすることが可能だ。

HUAWEI P30

指をディスプレイ下部に添えるだけでアンロックできる「インスクリーン認証」

さらに、急速充電「HUAWEI SuperCharge」に対応しており、同梱のアダプターを使うことで22.5Wの超急速充電を行える。DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)をサポートしているため、状況に応じて2枚のnanoSIMカードを使い分けられるのも便利だ。

また、microSDメモリーカードより約45%小さい「HUAWEI NMカード」(別売り)を用意すればストレージ容量を拡張することもできる。

※「HUAWEI NMカード」はnanoSIMカードスロット1基との排他利用になります。

HUAWEI P30 HUAWEI P30

SIMカードスロットはnanoSIMカードが2枚格納でき、DSDVを利用可能。22.5Wの超急速充電にも対応する

USB Type-Cポートとは別に、まだまだニーズの高い3.5mmオーディオジャックを搭載しているのもポイントだ。HUAWEI端末同士や、同一ネットワーク上のPCにワイヤレスでファイルを共有できる「HUAWEI Share 3.0」に対応しており、「Huawei Share One Hop」という機能を使えば、ファーウェイ製の対応PCにタッチ(NFC)するだけで「HUAWEI P30」からファイルを転送することができる。ほかにも、Dolby Atmos対応のサウンド性能や専用保護ケース(別売り)を使ったワイヤレス充電など、使い勝手を向上させる機能が満載だ。

超広角レンズ搭載AIトリプルカメラ高コスパモデル「HUAWEI P30 lite」

「HUAWEI P30」シリーズには、価格を抑えながらも妥協しないスペックとカメラ、機能を備える「HUAWEI P30 lite」も用意されている。「HUAWEI P30」と同じくしずく型ノッチを採用した、約6.15インチのディスプレイ(2312×1080、フルHD+)は画面占有率84.1%を実現。ボディには手にフィットする3D湾曲デザインを施し、背面は高級感のあるガラス製となっている。F1.8の明るい広角レンズ(約2400万画素)と焦点距離17mmの超広角レンズ(約800万画素/F2.4)に加え、被写界深度レンズ(約200万画素/F2.4)を搭載するトリプルカメラで、「HUAWEI P30」ほどではなくとも十分キレイな写真を撮影できる。基本スペックは、CPUがオクタコアの「HUAWEI Kirin 710」、メモリーが4GB、ストレージが64GB、バッテリー容量3340mAhという構成だ。こうしたスペックや高性能カメラを備えながらも、市場想定価格は32,880円(税別)となっており、コストパフォーマンスの高いスマートフォンだ。

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まとめ

以上、「HUAWEI P30」をレビューしてきたが、カメラ、デザイン、機能、スペックのどれをとってもハイエンドスマートフォンにふさわしく、完成度の高い製品であることがわかった。昨今のSIMフリースマートフォン市場では10万円を超えるモデルも珍しくないなか、市場想定価格77,880円(税別)という「HUAWEI P30」は、ハイエンドスマートフォンの中でも手の届きやすい価格に落ち着いており、高いコストパフォーマンスを実現している。SIMフリースマートフォンでも性能やカメラ、機能にこだわりたい人は、1度検討してみてはいかがだろうか。

Leicaのトリプルカメラ搭載! 最新SIMフリースマホHUAWEI P30
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ディスプレイ 約6.1インチ OLED Full HD+(2340×1080)
CPU HUAWEI Kirin 980
メモリー 6GB
ストレージ 128GB
外部ストレージ HUAWEI NMカード
OS Android 9/Emotion UI 9.1.0
SIMスロット nanoSIM×2
メインカメラ Leicaトリプルカメラ 広角 約4000万画素(F値1.8)+超広角 約1600万画素(F値2.2)+望遠 約800万画素(F値2.4)
フロントカメラ 約3200万画素
通信方式 FDD LTE:B1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28
TDD LTE:B34/38/39/40/41(2545〜2655MHz)
WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900MHz
キャリアアグリゲーション対応
サイズ 約71.36(幅)×約149.1(高さ)×約7.57(厚さ)mm
重量 約165g