3万円台前半(税込)※でもあなどれない! 高コスパ15.6型ノートPC 「HP 255 G7」の実力を検証

15.6型ノートPCは価格競争が激化しており、4万円を切るような低価格モデルも販売されている。ただし、こうしたモデルの中にはスペックに不安が感じられるものがあるのも事実。そんな15.6型ノートPC市場にあって、AMDのベーシックAPU(CPU)「AMD E2-9000e」、4GBメモリー、128GB SSDといった必要十分なスペックを備えつつ、3万円台前半(税込)を実現した「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)が登場した。本機は本当に使えるノートPCなのか、その実力を徹底検証する。

ニューモデル生まれ変わった!
抜群のコスパを備えた日本HPのエントリーノートPC

使い勝手がよく、必要十分なスペックが比較的低価格で手に入ることから、家庭のメインマシンとして選ばれることの多い15.6型ノートPC。近年、価格競争が激化しており、価格.com上には最安価格が4万円を切ったモデルが20機種以上も登録されている。こんな価格で新品のノートPCが買えるのだから、いい時代になったと言えるが、こうしたモデルはストレージが従来通りのHDDだったり、メモリーがひと世代前のDDR3だったりなど、現在のトレンドと比較した場合、スペック面でやや不安を覚えるものも少なくない。

※価格.com「ノートパソコン」カテゴリーのスペック検索において。2019年6月12日時点

そんな15.6型ノートPC市場にあって、必要十分なスペックと低価格を両立したモデルが登場した。それが、本記事で紹介する日本HPの「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)である。

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

今回取り上げる「HP 255 G7」は、高いコストパフォーマンスで人気の「HP」シリーズの最新モデル。CPUにAMDのAPUを採用することで、さらなるコストパフォーマンスが追求されている

「HP 255 G7」は、CPUにAMDのAPUを採用した日本HPのエントリー向け15.6型ノートPCという位置付け。前モデル「HP 255 G6」も、必要十分なスペックが手に入る高コストパフォーマンスモデルとして価格.com上で人気を集めたが、最新モデル「HP 255 G7」は、ボディデザインをさらに磨き上げたうえ、「Ryzen 5」搭載モデルをラインアップに加えるなど、より幅広いニーズに対応できるモデルへと進化を遂げている。

「HP 255 G7」の製品ラインアップ
ベーシックモデル ベーシックプラス スタンダードモデル
CPU(APU) AMD E2-9000e AMD Ryzen 5 2500U
メモリー 4GB(DDR4) 8GB(DDR4)
ストレージ 128GB SSD 256GB SSD
ディスプレイ 15.6型ワイドHD(1366×768) 15.6型フルHD(1920×1080)
価格(税込) 31,320円 36,720円 69,120円
※価格は2019年6月12日時点

上記は「HP 255 G7」にラインアップされたモデルの基本スペックだが、特に注目したいのは、すべてのモデルがストレージにHDDよりも高速なSSDを採用していることだ。最近は、エントリークラスのCPUでもWebサイトを閲覧したり、文書を編集したりするぐらいで、処理性能に不満を感じることは減ったが、ストレージのデータ転送速度はOSやアプリの起動時などの体感速度に大きく影響する。低価格モデルにおいても、SSDを採用している「HP 255 G7」は注目に値すると言えるだろう。

とはいえ、最も廉価な「ベーシックモデル」は3万円台前半(税込)の製品。本当に実用的に使えるのか、心配な方もいることだろう。そんな方の心配を払拭すべく、次章以降では、この高コストパフォーマンスモデルの実力を検証していく。

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

CPUに「AMD E2-9000e」を、ストレージに128GB SSDを、メモリーに4GB DDR4を採用した「HP 255 G7」の「ベーシックモデル」。こしたスペックを搭載しながら、3万円台前半(税込)で購入できるのだから魅力的だ。とはいえ、気になるのは、本機が本当に実用的であるかという点だろう

デザインひときわブラッシュアップされた使い勝手のよいボディ

まずは、「HP 255 G7」のボディからチェックしていく。ぱっと見の印象は前モデル「HP 255 G6」と変わらないが、本体サイズは376(幅)×246(奥行)×24.5(高さ)mmとなっており、前モデルに比べて幅が4mm、奥行きが7.8mmコンパクト化。重量は、前モデルよりも80g軽い約1.78kgとなっている。15.6型ノートPCを外出先に持ち出す人はそう多くないだろうが、ボディが小型・軽量になれば、その分、家の中での使い勝手もよくなる。この進化は素直にありがたい。

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル) 日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

細かな織物調のテクスチャーが施された「ダークアッシュシルバー」のボディをまとった「HP 255 G7」は、落ち着きのあるしっとりとしたたたずまい。この織物調のテクスチャーは、指紋汚れが付きにくいのもメリットだ

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

376(幅)×246(奥行)×24.5(高さ)mmのボディは、こうしてラクに小脇に抱えられるサイズ。重量も約1.78kgと15.6型ノートPCとしては軽量な部類だ。書斎からリビングルームに移動させるなど、家の中での持ち運びが負担なく行える

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

ボディはコンパクト化が図られると同時に、スピーカー位置も見直されている。前モデルでは底面にあったスピーカーがキーボード奥へと移動したことで、サウンドがダイレクトに耳に届くようになった。音楽や動画などのエンターテインメントコンテンツを楽しむ際の頼もしさが向上している

「HP 255 G7」はキーボードも使いやすい。キーピッチは約18.7mmで窮屈感がなくゆったりとしている。キーストロークは約1.5mmと浅めだが、しっかりとしたクリック感があるので、手応えを感じながらタイピングできた。また、右側にはテンキーも備えるので、表計算ソフトなどへの数字入力もお手のものだ。

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

キーボードは、よく使う「Enter」キーや「Backspace」キーが大きく取られた、ゆったりとした日本語JIS配列で好印象。これまたよく使う方向キーは逆T字型に配置され、手探りでもポジションがわかるようになっている

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル) 日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

キーストロークは約1.5mmと浅めだが、ほどよいクリック感があり、しっかりとした打鍵感が得られる。キーピッチは約18.7mmあるので、フルサイズキーボードに慣れている人でも違和感なく使えるだろう

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル) 日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

細かな織物調のテクスチャーはパームレストにも施されており、長時間手を置いていてもサラリとしていて気持ちがいい。また、キーボード手前のタッチパッドはトラディショナルな2つボタン式で、写真の拡大/縮小など複数の指を使ったマルチジェスチャーにも対応している

「HP 255 G7」の「ベーシックモデル」が搭載する15.6型ワイドHD(1366×768)液晶ディスプレイは、映り込みの少ないノングレア仕様の実用的なもの。視野角はやや狭めだが、正面から見た際の視認性と発色は申し分なく、1人でパソコンを使っている分には不満を感じることはなかった。また、外部インターフェイスは、左右の両側面にUSBポートが配置されており、使い勝手がよい。フルサイズのカードに対応したSDメモリーカードリーダーや、ケーブル1本で映像と音声を出力できるHDMI出力ポートを備えているので、デジタルカメラで撮影した写真の取り込みや大型テレビなどへの映像出力も手軽だ。さらに、ギガビット対応の有線LANポートも備えているので、無線LANよりも高速なネットワーク利用が行える。

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

「ベーシックモデル」が搭載する液晶ディスプレイは、15.6型ワイドHD(1366×768)。視野角は広いとは言えないが、明るさと鮮やかさは十分。動画などを表示させたときの残像感もほとんど感じなかった

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル) 日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

外部インターフェイスは、左側面に、電源ポート、有線LANポート、HDMI出力ポート、USB 3.1 Gen 1ポート×2、ステレオヘッドフォン/マイクコンボジャックを、右側面に、SDメモリーカードリーダー(SD/SDHC/SDXC対応)とUSB 2.0ポートを備えている。「ベーシックモデル」は、最近の15.6型ノートPCらしく、使用頻度の低い光学ドライブが省略されている

パフォーマンス好レスポンスなSSD搭載で十分なパフォーマンスを発揮

最後に、気になる処理能力をチェックしていこう。「HP 255 G7」の「ベーシックモデル」のスペックを再確認しておくと、CPU(APU)は「AMD E2-9000e」(1.5GHz-最大2.0GHz)、メモリーは4GBのDDR4、ストレージは128GB SSD(SATA 3.0接続)だ。

「AMD E2-9000e」はAMDのベーシックラインのAPUだが、2つのCPUコアを搭載するうえ、グラフィック機能として「Radeon R2 グラフィックス」を内蔵。日常的な用途で必要十分な処理性能を発揮することができるCUPだ。また、メモリー容量も4GBと控えめではあるが、従来のDDR3の最大2倍のデータ転送速度を誇るDDR4を採用しているのが頼もしい。

本機の処理性能を実際の用途で確かめるべく、まずはインターネットのWebサイトを見たり、文書を作成したりなどしてみたが、これくらいの用途で処理性能に不満を感じることはなかった。そこで、少し負荷のかかる動画視聴を試してみた。ディスプレイの解像度に合わせて「YouTube」のHD(720p)動画や、パソコンに保存したHD(720p)動画を再生してみたところ、やや映像が粗く見える場面があった。ただ、そこまで画質にこだわらないのであれば、再生が停止してしまうわけではないので許容範囲と言ったところだろう。

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

「YouTube」上のHD動画やパソコンに保存したHD動画を再生してみたが、場面によっては画質が粗くなることがあったものの、動画が止まってしまうことはなかった。「YouTube」の再生は無線LAN経由で行ったが、5GHz帯も活用できるIEEE802.11a/b/g/n/acに対応しているため、通信は安定していた

続いて、「HP 255 G7」のスペック面での目玉となるSSDのデータ転送速度もチェックしていこう。ストレージのデータ転送速度は、OSやアプリの起動時などに違いを実感しやすいが、体感的にも「ベーシックモデル」の動作は速く、サクサクとしている。実際に、パソコンの電源を入れてからデスクトップ画面が表示されるまでの時間を計測してみたところ、約12秒と短時間。さらに、1枚約5MBの高画質な画像データも待たされることなく素早く表示できた。SSDはこうしたレスポンス面でのメリットが大きいのだ。

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

「HP 255 G7」が搭載するSSDはSATA 3.0接続。ベンチマークプログラム「CristalDiskMark」で計測してみたところ、読み書き速度の基本となるシーケンシャルリード(Q32T1)が531MB/s、シーケンシャルライト(Q32T1)が499MB/sを記録。SATA 3.0の規格上の上限は600MB/s(6Gbps)なので、なかなか優秀なデータ転送速度と言えるだろう

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

SSDのわかりやすい恩恵のひとつがOSの起動の速さ。電源を入れてからデスクトップ画面が表示されるまでの時間を計ったら、約12秒だった。SSDを搭載していてもOSの起動に20秒以上かかるパソコンもあることを考えると、素晴らしい結果だ

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

本機はバッテリー持ちもいい。バッテリー容量が前モデルの31WHrから41WHrへと大幅にアップしており、バッテリー駆動時間は最大約14.5時間。しかも、日本HPの上位モデルに搭載されるものと同じ、1,000回の充放電に耐えられる高耐久バッテリーを内蔵しているという

最長5年保証&日本国内での
電話サポートで安心!

日本HP「HP 255 G7」(価格.com限定モデル)

日本HPの製品には1年間のメーカー保証が付属するが、「HP 255 G7」においては最長5年の延長保証が受けられる有償サービス「HP Care Packハードウェアサービス」も利用可能。また、サポート窓口は日本国内にあるので、購入の相談から万が一の不具合時のサポートまで、対応がスムーズ。仮に修理が必要になったとしても国内420以上の保守拠点から、スピーディーな対応をしてくれる。初心者が安心して購入できるのも、「HP 255 G7」のメリットのひとつだ。

まとめ必要十分な基本性能を備えた高コスパノートPC

以上、3万円台前半(税込)で購入できる「ベーシックモデル」を使って「HP 255 G7」の実力を検証してきたが、実際に使用してみて驚いたのは、本機は、ボディのデザインや使い勝手の点で一般的な低価格モデルから頭ひとつ抜けているうえ、しっかりとした基本スペックに支えられ、日常用途ではほぼ不足感のない処理性能を得られることだ。もちろん、高価格帯のハイスペックなノートPCとは比ぶべくもないが、低価格で使い勝手のよい15.6型ノートPCを探している人にとって非常に魅力的なモデルとなるだろう。

SSD搭載の高コスパ15.6型ノートPCHP 255 G7価格.com限定モデル

型番 ベーシックモデル ベーシックプラス スタンダードモデル
カラー ダークアッシュシルバー
CPU AMD E2-9000e(1.5GHz-最大2.0GHz) AMD Ryzen 5 2500U
(2.0GHz-最大3.6GHz)
OS Windows 10 Home 64ビット Windows 10 Pro 64ビット
メモリー 4GB(DDR4) 8GB(DDR4)
ストレージ 128GB SSD(SATA 3.0) 256GB SSD(SATA 3.0)
光学ドライブ なし DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 15.6型ワイドHD(1366×768)/非光沢 15.6型フルHD
(1920×1080)/非光沢
無線通信 無線LAN(IEEE802.11ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.2
外部インターフェイス USB 3.1(Gen 1)ポート×2、USB 2.0ポート、HDMI出力ポート、有線LANポート、
ステレオヘッドフォン/マイクコンボジャック、
SDメモリーカードリーダー(SD/SDHC/SDXC対応)
ボディサイズ 376(幅)×246(奥行)×24.5(高さ)mm
重量 約1.78kg 約1.90kg