寒冷地向けでお手ごろ価格の「暖ガンビーバーエアコン」

パワフルな冷暖房能力を発揮する高コストパフォーマンスなエアコンとして、価格.com上でも人気の高い三菱重工の「ビーバーエアコン」。ブランド設立50周年を来年に控えた2019年7月、待望の寒冷地向けモデル「暖ガンビーバーエアコン」がそのラインアップに加わった。「暖ガン」の名の通り、寒冷地でも“ガンガン”素早く部屋を暖められるパワフルな暖房能力を実現したモデルであり、価格は、同クラスの寒冷地エアコンと比べてお手ごろとなっている。早速、その魅力に迫っていこう。

製品の見どころ 大手電力会社認定! パワフルな寒冷地向けモデル
「暖ガンビーバーエアコン」登場

2019年は、5月下旬に真夏のような暑さが到来し、本格的な夏に先回りしてエアコンを買い求める人が急増した。それから約2か月が経ち、7月ももうすぐ終わろうというこの時期、残暑対策でエアコンを買うかどうかは悩ましいところだ。だが実は、寒冷地向けエアコンの需要は、これからピークを迎える。寒冷地向けエアコンは、エアコンメーカー各社が本格的に取り組み始めてから10年程度しか経っていない製品ジャンルだが、その進化は目覚ましい。最近では、温度の低い外気から熱を集める熱交換器や、冷媒を圧縮して高温にするコンプレッサーの性能の向上が著しく、格段に暖房能力が高まっている。

寒冷地における暖房というと、石油ストーブや石油ファンヒーターを思い浮かべる人が多いかもしれない。だが、こうした製品では灯油が燃料となるため、給油が必要になるし、燃焼によって室内の空気が汚れやすいといったデメリットがある。これに対してヒートポンプ技術を活用したエアコン暖房なら、燃料の交換は不要だし、空気も汚さない。また、エネルギー効率が高く、石油ストーブや石油ファンヒーターに比べてもランニングコストの面で有利だ。

暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

寒冷地では、石油ストーブや石油ファンヒーターを使わないと部屋が暖まらないと考える人も少なくないが、寒冷地エアコンはここ数年、格段に暖房能力が向上しており、十分に用途に耐えうるようになっている。

そんな寒冷地向けエアコンの中で今回注目したのが、来年にブランド設立50周年を迎える三菱重工「ビーバーエアコン」シリーズに加わった、寒冷地向けモデル「暖ガンビーバーエアコン SXKシリーズ」(以下、暖ガンビーバーエアコン)だ。

暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

パワフルな冷暖房能力と高い省エネ性能を備え、コストパフォーマンスの高さから価格.com上でも人気の三菱重工「ビーバーエアコン」に、寒冷地向けモデルとして加わった「暖ガンビーバーエアコン」。寒冷地の冬を快適に乗り切ることができるパワフルなモデルに仕上がっている

寒冷地向けエアコンとしては後発として登場した「暖ガンビーバーエアコン」だが、その分、基本性能は高い。日本で最も寒い地域のひとつである北海道の帯広市や、本州で最も寒い地域のひとつである岩手県の岩洞湖などで実施された、外気温-25℃下の厳しいフィールドテストでその暖房能力が実証されており、北海道電力推薦“あったかエアコン”認定※1に加え、東北電力推薦 “暖房エアコン”認定※2も受けている。さらに、数字が大きいほど省エネであることを表す「APF」(通年エネルギー消費効率)は6.2と、同クラスの寒冷地向けエアコンの中でも高い値となっている。

暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

外気温が氷点下にもなる寒冷地では、室外機内のファンが凍結して破損してしまうことも少なくない。そんな事態を未然に防ぐため、「暖ガンビーバーエアコン」では室外機の底部に「室外機凍結防止ヒーター」を搭載した

暖房機能「ビーバーエアコン」ならではの、
「ノンストップ暖房」で暖ったか快適

寒冷地向けの「暖ガンビーバーエアコン」には、寒さの厳しい冬を快適に過ごすための機能も数多く搭載されている。その中でもまず押さえておきたいのが「ノンストップ暖房」だ。通常のエアコンでは、暖房運転中に室外機から冷気を吹き出すため熱交換器が冷えて霜がつきやすい。定期的に室内機の暖房運転を停止し、室外機に熱を送る「霜取り運転」を行う必要があるが、その仕組み上、この間は部屋の暖房が行えない。ただでさえ寒さの厳しい地域では、この霜取り運転中に室温が4〜5℃下がってしまうこともある。

そこで「暖ガンビーバーエアコン」では、室内機側に流れている高温のガスを室外機側に流し、霜取りに活用する「ホットガスバイパス方式」を採用した。これにより、暖房運転と並行して霜取り運転を行う「ノンストップ暖房」を実現。霜取り運転中の室温低下を1℃以下に抑えることに成功したという。寒冷地で快適な暖かさをキープするために、欠かせない機能のひとつと言えるだろう。

一般的な霜取り運転とホットガスバイパス方式の違い

従来方式

運転中

暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

デスフロスト(霜取り)中

暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

ホットガス
バイパス方式

運転中

暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

デスフロスト(霜取り)中

暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

通常のエアコンは、霜取り運転中に暖房を行なえないため、室温は大きく低下しやすい。これに対して、室内機に流れている高温のガスを霜取りに活用する「ホットガスバイパス方式」なら、暖房運転と並行して霜取り運転を行うことが可能。室温の低下を最小限に抑えることができる

寒冷地向けの機能としてもうひとつ注目したいのが、「お部屋番10℃暖房」である。これは、起床時や外出中に部屋が冷えすぎないようにするため、室温を10℃に保つ低温暖房運転を行う機能。このほかにも、外気温が低いときに、コンプレッサーに微弱な電流を流して予熱することで、暖房運転の立ち上がり時間を早める「ホットスタンバイ機能」など、寒冷地向けモデルならではの数々の技術が搭載されている。

お部屋番10℃暖房
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

「お部屋番10℃暖房」があれば、夜間でも室温を10℃に保っておけるので、室内の冷えすぎを抑えられる

「暖ガンビーバーエアコン」は「ビーバーエアコン」の寒冷地向けモデルだが、上で紹介した寒冷地向けの機能以外の部分は基本的に共通。「ビーバーエアコン」で定評のある便利な機能の数々を活用することができ、使い勝手がいい。特に、帰宅後に素早く室内を暖めたいときなどに重宝するのが「ワープ運転」で、外気温が-5℃でも室内機から約55℃※3の熱風を吹き出すことができ、暖気の上昇を抑えながら、足元から暖めてくれる。寒冷地においても、かなり重宝する機能だろう。

ワープ運転
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

起床時や帰宅直後など、「とにかく早く部屋を暖めたい」という時に活用したいのが「ワープ運転」。室内機から約55℃の高温風をパワフルに吹き出し、約2℃の冷え切った室内をわずか約10分で20℃※4まで暖めてくれる。もちろん、適正温度になると自動で通常運転に切り替わるので、暖め過ぎの心配もない

JET運転
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

「JET運転」も「ビーバーエアコン」で定評のある機能。これは、航空機のジェットエンジンの翼形状設計に用いる解析技術を応用し、フラップの形状や取り付け角度をミリ単位で最適化した「JET BODY」が、冷房運転時には最長約14m※5先の広範囲に気流を届けるというもの。暖房時にはこの機能を応用することで、温風の舞い上がりを防ぎながら足元を暖めてくれる

さらに、指定したエリアへピンポイントで風を届けられる「エリア空調」も便利だ。上下方向の気流を制御する「JETフラップ」と左右方向の気流を制御する「ラダールーバー」の組み合わせにより、室内を6つのエリアに分け、16パターンの吹き分けを行うことができる。「寒い」と感じている人にのみ暖気を当てることもできるので、電力消費を抑えた省エネ運転も可能だ。

JETフラップ
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2
ラダールーバー
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

左右が独立して動作する「JETフラップ」は上下方向の、同じく左右独立して動く「ラダールーバー」は左右方向の風をコントロール。異なる2か所に向けて暖気をピンポイントで届けられる

エリア空調
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

「JETフラップ」と「ラダールーバー」により可能となるのが、全16パターンの「エリア空調」。リモコンで風を送りたいエリアのボタンを押すだけで使いこなせるのもありがたい

人感センサー
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

室内機右側に内蔵された人感センサーが人の不在を検知すると、約15分後に自動でパワーを控えめにし、人が戻ったら通常運転に戻るため、運転のむだも省ける※6。また、リモコンのエコボタンを押すと、人の動きを見張って、冷やしすぎ・暖めすぎを自動でセーブ※7してくれる

おまかせセンサー気流
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

人の動く量を人感センサーで見張って、風向きと温度を自動調整する「おまかせセンサー気流」も利用できる。自動で状況に応じた気流に切り替えてくれるため、暖めすぎたり、冷やしすぎたりすることなく、快適な空間を作り出してくれる

清潔機能豊富なクリーン機能で室内の空気もしっかりキレイに

お部屋の空気をキレイに保つクリーン機能は、最近のエアコンのトレンドも言えるが、「暖ガンビーバーエアコン」はこのあたりもしっかりと押さえている。なかでもまず注目したいのが、「バイオクリア運転」だ。これは、空気中の花粉などのアレル物質を室内機内のバイオクリアフィルターに吸着させ、酵素と尿素の力で抑制※8してくれるというもの。また、空気中のニオイの分子をキャッチして脱臭してくれる「水洗いサンフィルター」も搭載しており、快適に過ごすことができる。

暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

空気中のアレル物質をキャッチしてくれる「バイオクリア運転」は、約1時間半かけて空気中のアレル物質をゆっくりと取り除いてくれる運転モード。電気代はわずか約0.7〜約2.2円※9

水洗いサンフィルター
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2
暖ガンビーバーエアコン SRK40SXK2

室内機内部には部屋に浮遊するニオイの分子をキャッチして取り除く「水洗いサンフィルター」を装備。このフィルターは水洗いが可能で常に清潔に保てるだけでなく、脱臭能力が落ちてきたら天日干しすれば元に戻るという

フィルター自動清掃の様子

今やミドルクラス以上のエアコンでは当たり前の機能となった「フィルター自動清掃」もしっかり搭載。上の動画は、「フィルター自動清掃」運転中の様子を撮影したものだが、約6分間かけてフィルターがゆっくりと回転し、室内機内部にあるブラシでフィルターをこすり、ホコリを下の緑色のダストボックスに落としていく。電気代は1回の運転でわずか約0.02円※10。さらに、動作音は約38dBと低騒音なため、夜間でも問題なく利用できる

ラインアップ寒冷地以外でも導入しやすい
「ビーバーエアコン」の豊富なラインアップ

ここでは、寒冷地向けモデルの「暖ガンビーバーエアコン」を紹介してきたが、寒冷地以外にお住いの方は、通常の「ビーバーエアコン」に注目していただきたい。「ビーバーエアコン」には、3シリーズのラインアップがあり、ハイエンドモデルの「SXシリーズ」は、「エリア空調」や「人感センサー」などの機能を搭載し、効率的な冷暖房が行えるのが魅力だ。また、ミドルエンドモデル「RXシリーズ」とスタンダードモデル「TXシリーズ」は、室内機の高さが250mmとコンパクトなため、ハイサッシの上の狭いスペースや、下がり天井の部屋にも設置しやすい。なお、「RXシリーズ」と「TXシリーズ」のおもな違いは、「フィルター自動清掃機能」を搭載するかしないかとなる。「暖ガンビーバーエアコン」と「SXシリーズ」「RXシリーズ」については、別売りの三菱重工のハイブリッド式加湿器「roomist(ルーミスト)」と連動運転させることも可能だ。

まとめ寒冷地向けでハイパワー・省電力ながら、お手ごろ価格が魅力

外気温が氷点下にもなる北海道・東北地方の冬は厳しい。室内にいても震えるほどの寒さになるため、エアコンの暖房能力では力不足と思ってきた人も少なくないはずだ。しかし、寒冷地向けエアコンの性能向上により、こうした状況は変わりつつある。

今回特集した三菱重工の寒冷地向けエアコン「暖ガンビーバーエアコン」は、外気温-25℃下の環境における過酷なフィールドテストをクリアし、APF6.2というすぐれたエネルギー効率を達成。北海道電力や東北電力によって認定されている暖房機器でもある。もちろん、航空機の翼の設計技術を応用した「ビーバーエアコン」ならではのパワフルな気流や、数々の便利な運転モードによって、冬場も夏場も快適に過ごせることだろう。

※1 外気温-25℃条件下での暖房運転の保証。

※2 外気温-15℃での運転が可能であり、かつ東北電力株式会社が定める基準のCOP、暖房期間エネルギー消費効率をクリアしていること。その他快適な暖房ができる機能が搭載されていること。

※3 SRK40SXK2で測定。三菱重工サーマルシステムズ(以下、MTH)環境試験室 洋室16畳、室内温度20℃、室外温度-5℃、設定温度30℃でワープ運転(風量「自動」)を開始。ワープ運転終了直前の吹き出し温度。定格時に対する風量低下率36.8%。ワープ運転は約15分で通常運転に戻ります。使用条件に運転により、到達温度は異なります。(28クラスは53℃)

※4 SRK40SXK2で測定。室内温度:暖房時2℃からスタートし、室内20℃に達するまでを確認。MTH環境試験室:洋室16畳、測定ポイント:部屋中央床上10cm。リモコン設定:ワープ運転(風量「自動」)、設定温度:28℃。実使用時の立上時間は条件により異なります。

※5 SRK40SXK2で測定。リモコン設定:冷房運転(風量「JET」)、設定温度18℃でエアコンから最大14m床上50cmの地点に風が到達することを確認(風速0.3m/s)。実使用時の到達距離は条件により異なります。(MTH調べ)

※6 SRK40SX2で測定。MTH環境試験室 洋室16畳。【暖房運転時】外気温7℃、風量「自動」において室温安定時1時間あたりの積算消費電力量の比較[人感センサー「入」時]355Wh[通常運転時]445Wh。【冷房運転時】外気温35℃風量「自動」、室温安定時1時間あたりの積算消費電力量の比較[人感センサー「入」時]221Wh[通常運転時]473Wh。

※7 SRK40SX2で測定。MTH環境試験室 洋室16畳【冷房運転時】 外気温35℃、風量「自動」において、室温安定時1時間あたりの積算消費電力量を比較 [エコ運転時]活動量小1メッツ相当の場合195Wh[通常運転時]設定温度28℃ 303Wh【暖房運転時】外気温7℃、風量「自動」において、室温安定時1時間あたりの積算消費電力量を比較[エコ運転時]活動量大2メッツ相当の場合181Wh、 [通常運転時] 設定温度20℃ 357Wh。使用状況、温度・湿度により効果は異なります。

※8 【試験機関】MTH調べ。【試験方法】スギ花粉を付着させたバイオフィルターをユニットに搭載し、バイオクリア運転を90分間実施したフィルターから抽出した抗原をELISA法で測定。【環境条件】MTH環境試験室(約12畳相当)。室内温度35℃、湿度80%【試験結果】スギ花粉99.3%抑制。

※9 【試験条件】JEM1467:2015に準じ23m3 の空間にて、たばこ5本を燃焼させ、30分後の除去率を測定。【試験結果】67%低減【試験番号】試170100856【試験方法】JEM1467:2015「 家庭用空気清浄機」付属書B脱臭性能試験に準じ23㎥空間に臭気物質を入れ、120分後の濃度を測定【試験対象】アンモニア【試験結果】67%低減。

※10 SRK40SX2で測定。新電力料金目安単価は、1kWh=27円(税込)で試算。