Wi-Fi機能搭載で撮った映像を簡単にスマホへ「論よりスマホ」で“もしも”に備えるJVCの最新ドラレコ「Everio GC-DR20」登場!

ドライブレコーダーが記録した危険運転の映像をニュース番組などで目にする機会が増えたことからもわかるとおり、今、同市場は大きな伸張を見せている。製品選びにおいて、カメラの明るさや画角、解像度などに注目する人は多いと思うが、その映像の確認方法についてはあまり意識していないのではないだろうか。そんな人に注目してほしいのがWi-Fi機能だ。ドライブレコーダーにWi-Fi機能が搭載されていれば、万一、事故に遭ってしまった場合でも、スマートフォンと連携させて、その場でスマートフォンの画面を見ながら状況の説明や確認が簡単にできる。「論より証拠」ならぬ、「論よりスマホ」というわけだ。ここでは、そんなWi-Fi機能を搭載したJVCの最新モデル「Everio GC-DR20」にフォーカス。Wi-Fi機能のメリットを中心に、画質や使い勝手などを含め、その実力を多角的に解き明かしてみたい。

Wi-Fi機能万が一の際の状況説明はスマートフォンにおまかせ

今や社会問題となりつつある、あおり運転などの危険運転行為や高速道路での逆走による事故。「自分は安全運転だから大丈夫」と思っていても、不測の事態に巻き込まれる危険性はゼロではない。度重なる報道に「明日は我が身に降りかかるかも」と考えるようになったドライバーも少なくはないだろう。こうしたドライバーの安心・安全意識の高まりを背景に、年々注目度が高まっているのがドライブレコーダーだ。

ドライブレコーダー選びのはじめの一歩はカメラの基本スペックをしっかりとチェックすること。曇りや雨の日、また夕方や夜間でも鮮明な映像を記録するための「レンズの明るさ」をはじめ、広範囲の状況を記録する「画角の広さ」、映像の鮮明さの決め手となる「解像度」、明暗差の激しい状況での白飛びや黒つぶれを軽減する「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」や「HDR(ハイダイナミックレンジ)」への対応などはしっかり押えておきたい。それと同時に、見落としがちだが実はとても大事なポイントとなるのが、「Wi-Fi機能」だ。

JVC「Everio GC-DR20」 JVC「Everio GC-DR20」

Wi-Fi機能搭載Everio GC-DR202019年7月上旬に発売されたJVCの最新ドライブレコーダー「Everio GC-DR20」。最大の特徴はWi-Fi機能の搭載だ。本機で撮影した映像を、その場でスマートフォンで確認したり、転送して保存したり、SNSへアップしたりすることも簡単に行える

2019年7月上旬に発売されたJVCの最新モデル「Everio GC-DR20」は、Wi-Fi機能を搭載した注目のドライブレコーダーだ。本機と専用アプリ「JVC Dashcam」をインストールしたスマートフォンをWi-Fi接続すれば、ドライブレコーダーの各種設定をスマートフォン上で行えるのはもちろん、万が一の事故の際も、録画した映像をスマートフォンに転送して具体的に状況の確認や説明ができる。

また、警察や保険会社へ映像ファイルを提出する際も、そのままスマートフォンからメールに添付して送信できる。わざわざドライブレコーダーからSDメモリーカードを抜き、パソコンにデータを取り込んでから送信するよりも、はるかにスピーディーかつ手軽だ。さらに、ドライブ中に気持ちよく走る映像を、スマートフォンからSNSにアップするといった使い方もできる。スマートフォンとWi-Fi接続できることによって、ドライブレコーダーの使い勝手はグンと向上するのである。

JVC「Everio GC-DR20」 JVC「Everio GC-DR20」 JVC「Everio GC-DR20」

映像の確認は、専用アプリ「JVC Dashcam」をインストールしたスマートフォンとWi-Fi接続するだけと簡単。録画中の映像をスマートフォン上でライブビューで確認したり、2分ごとに分割保存された映像を選択してストリーミング再生したりすることができる。映像確認のための操作はとてもシンプルだ

JVC「Everio GC-DR20」 JVC「Everio GC-DR20」 JVC「Everio GC-DR20」

ストリーミング再生画面に表示される「動画の転送」ボタンにタッチすれば、映像をスマートフォン内に保存することもできる。試しに2分間の動画ファイルをスマートフォンに転送してみたが、1分6秒で転送完了。万が一の事故の際も、「論よりスマホ」のスピーディーな対応が可能となる

JVC「Everio GC-DR20」 JVC「Everio GC-DR20」

ドライブレコーダーの各種設定もアプリ上で行える。ドライブレコーダーの本体は、車内では操作しづらいルームミラーの背後などに設置されるうえ、本体の画面も小さいため、スマートフォンの画面上で設定が行えるのは実に便利だ

高画質JVCがビデオカメラで培った高画質性能をチェック

では早速、「Everio GC-DR20」をクルマに装着してその画質をチェックしていこう。まず、初心者にとって高いハードルとなりがちな取り付けだが、本機は、結束バンドやケーブルクリップ、USB電源アダプターなどの配線処理パーツが同梱されているため、オプション品などを別途購入することなく、すぐに取り付けることができる。

とはいえ、取り付けたはいいが、走行時の振動ですぐに外れたり、配線がだらしなく伸びて見栄えが悪かったりでは意味がない。その点でも、JVCのWebサイトには取り付け手順や注意点をまとめた「取り付けガイド」が用意されているので心配はいらない。実際、ドライブレコーダーの取り付けは初めてだというスタッフに挑戦してもらったが、とまどうことなく、20分ほどで取り付けることができた。ひとつ注意点があるとすれば、同梱される粘着テープは非常に強力なため、簡単には貼り直せないこと。ブラケットの取り付けは、位置を決めたら慎重に、ていねいに作業するように心がけたい。

JVC「Everio GC-DR20」

本体とともに同梱されるのは、高耐久microSDメモリーカード(8GB)、取り付けブラケット、約3.5mの電源コード、USB電源アダプター(シガープラグ)、ケーブルクリップ(5個)、フェライトコア、結束バンド。取り付けに必要なものはすべて含まれているので、追加で何を購入すればいいのかと頭を悩ませる必要はない

取り付け(1)ブラケットをフロントウィンドウへ設置
JVC「Everio GC-DR20」

「取り付けガイド」を参照して設置場所を決めたら、ガラス面の汚れを拭き取り、ブラケット裏面の粘着テープでブラケットをフロントウィンドウに取り付ける。接地面に気泡が残らないよう、しっかりと押し付けるのがポイント

取り付け(2)本体をブラケットに装着
JVC「Everio GC-DR20」

ブラケットを取り付けたら、本体をブラケットにスライドさせるようにして装着。奥までグッと押し込んで、しっかり固定させる

取り付け(3)配線
JVC「Everio GC-DR20」

同梱される電源ケーブルは約3.5mで、十分なゆとりがある。ピラーカバーの裏に押し込むなどして配線すると、ケーブルが目立たず、すっきりした仕上がりになる

取り付け(4)電源コードを接続
JVC「Everio GC-DR20」

コンソールパネルの下など、ケーブルを隠せないところは、ケーブルクリップを使ってなるべく目立たないように配線する。電源は、クルマにUSBポートがあれば、そのまま挿し込むだけでOK。USBポートがない場合は、シガープラグを取り付けて、シガーソケットに挿す。あとはエンジンを始動させればドライブレコーダーが起動し、録画が開始される

ドライブレコーダーの映像は万が一の事故の際の証拠になるもの。クルマを運転する状況は、晴れた日があれば雨の日もあるうえ、時間帯も日中、夕方、夜間とさまざまであることを考えると、時間帯や状況を問わず、周囲の状況やクルマのナンバープレートを鮮明に録画できる、高画質なモデルを選びたい。

その点、「Everio GC-DR20」には、ビデオカメラ開発で培ったJVCならではの高画質技術が注ぎ込まれているのが心強い。本機は、フルHD(1920×1080)解像度の高画質録画が可能なうえ、絞り値F2.0の明るいレンズは水平114°/垂直60°/対角145°と広視野角。実際に録画映像をチェックすると、道路標識やナンバープレートをはっきりと確認できるのはもちろん、明暗差が激しいトンネルの出入り口でも白飛びや黒つぶれが抑えられた映像が記録できていた。光量の変化や状態を問わずきちんと撮影できるところに、高画質技術を持つJVCの強みが感じられた。

JVC「Everio GC-DR20」

カメラには絞り値F2.0という明るいレンズを採用。水平114°/垂直60°/対角145°と画角が広く、日中はもちろん夕方や夜間でも、明るくて鮮明な映像が記録できる

画質をチェック

撮影当日は曇り空。太陽の光が十分という状況ではなかったものの、記録された映像は十分に明るく、道路標識の文字もしっかりと確認できた。また対角145°の広視野角なため、複数車線の道路でも周囲の状況をしっかり記録できた

WDRをチェック

WDRに対応しているため、逆光時やトンネルの出入り口などでも、白飛びや黒つぶれは最小限に抑えられている印象。トンネル出口直後の標識の文字もしっかりと確認できた。走行中に周囲の明暗差が変化する場面は想像以上に多いが、これなら安心だ

LED信号機への対応をチェック

LED信号機はその点滅周期と、ドライブレコーダーの撮影周期が重なりやすく、録画した映像を見ると信号の色がまったく認識できないことがある。それを防ぐため、「Everio GC-DR20」はフレームレートを信号機の点滅周期と異なる27fpsに設定。赤信号から青信号に変わる状況も含めてしっかりと記録できるため、万が一の際の証拠としても心強い

また、記録メディアとなるmicroSDメモリーカードの容量が少なければ、せっかく録画した映像がすぐに上書きされて消えてしまう心配があるが、「Everio GC-DR20」は8GB〜32GBまでのmicroSDHCメモリーカードに対応しているため、高画質な映像を長時間録画できる。同梱される8GBのmicroSDメモリーカードなら、フルHD解像度で約1時間10分の録画が可能だ。さらに、「Everio GC-DR20」は、一般的に広く採用される「TLC方式」に比べて約10倍の書き込みが可能な、耐久性の高い「MLC方式」のmicroSDメモリーカードを同梱している。ドライブレコーダーの映像に頼るのは事故やトラブルの時が多いはず。その際に肝心の録画データが破損していたのでは意味がない。microSDメモリーカードの消耗によるトラブルを避ける意味でも「Everio GC-DR20」は安心感が高いのだ。

JVC「Everio GC-DR20」

同梱される8GBのmicroSDメモリーカードは、耐久性の高い「MLC方式」。繰り返しの上書きに強く、安心感が高い

デザイン個性的な本体カラー&コンパクトなデザインに納得

最後に、「Everio GC-DR20」の基本スペックをチェックしておこう。本機のボディサイズは、約63(幅)×51(高さ)×28(奥行)mm、重量は約61gと、一般的な名刺サイズよりもコンパクトなボディを実現。車体の小さい軽自動車やコンパクトカーにドライブレコーダーを装着すると、存在感が大きく、悪目立ちしがちだが、このサイズならその心配はないし、運転中に視界の妨げになることもなかった。

カラーバリエーションはレビュー機の「ブルー」を含め、「ブラウン」「ブラック」の3色展開。ドライブレコーダーの定番色と言えばブラックで、ブルーやブラウンは目新しい。近ごろは、軽自動車やコンパクトカーを中心にポップなボディカラーが増えているので、こうしたクルマに合わせて選べるポップなカラーバリエーションが用意されているのはうれしい。クルマのボディカラーや、インテリアのカラーに合わせてチョイスできるため、ドライブレコーダー選びがより楽しくなることだろう。

JVC「Everio GC-DR20」

ドライブレコーダー本体のボディが大きいと運転中に気になることもあるが、「Everio GC-DR20」は写真の通りコンパクト。運転手の目線からはルームミラーの裏にすっぽり隠れるため、運転中、視界の妨げになることはなかった

JVC「Everio GC-DR20」

レビュー機の「ブルー」を、ナチュラル系のグリーンのクルマに装着してみたが、カラーコーディネートしたようにぴったり。また小さくても外から見るとその存在がはっきりわかるため、防犯対策としても有効だろう

JVC「Everio GC-DR20」

映像確認のしやすさはWi-Fi接続したスマートフォンに分があるが、スマートフォンを使えない場合でも心配はいらない。2.0インチフルカラーTFT液晶モニターを搭載するため、本体上でも録画した映像確認や各種設定が行える

まとめ事故やトラブルの際に本当に使える
Wi-Fi機能搭載ドライブレコーダー

需要の高まりとともに、さまざまなスペックの製品が市場に並ぶドライブレコーダー。製品選びにおいては、しっかりとした基準を持っていないと選ぶのに迷ってしまうが、万が一の際の使い勝手や実用性を考えると、本特集で強調してきた「Wi-Fi機能」はぜひとも欲しい機能のひとつと言える。実際、JVCの最新ドライブレコーダー「Everio GC-DR20」をレビューしてみて、事故やトラブルの際の映像をその場でスマートフォンに転送でき、画面の大きなスマートフォン上で映像を確認したり、客観的な証拠として提示したりできるWi-Fi機能は極めて実用性が高いと感じた。また、明暗差の激しい状況でも高精細な映像を記録できる高画質技術や、車種を問わず設置できるコンパクトボディといった点でも完成度が高い。万が一の際に力を発揮するドライブレコーダーをお探しなら、ぜひチェックしてほしいモデルである。

Wi-Fi機能搭載で撮った映像を簡単にスマホへ

“論よりスマホ”Everio GC-DR20

ボディカラー ブルー/ブラウン/ブラック
撮像素子 1/2.7型 211万画素CMOS
記録画素 フルHD(1920×1080)
WDR/HDR WDR
最大撮影画角 水平114°/垂直60°/対角145°
絞り値 F2.0
Wi-Fi 対応
記録媒体 microSDHCメモリーカード(8GB〜32GB)
常時録画 対応
イベント録画 対応(衝撃検知の前10秒/後50秒)
衝撃検知 対応
本体サイズ 63(幅)×51(高さ)×28(奥行)mm
モニター 2.0インチ