最新Ryzen 5&256GB SSD搭載で5万円台 コスパを極めた人気モバイルノートの最新モデル レノボ「Ideapad S540」の実力を探る

モバイルノートとしてのトータルバランスを追求しながら、5万円台という手ごろな価格を実現したことで、価格.com上でも人気を集めているレノボの14型モバイルノート「Ideapad 530S」。その登場から約1年を経て、待望の後継モデル「Ideapad S540」が登場した。価格はほぼ据え置きとしつつも、デザイン・スペック・機能性・操作性の全方位においてブラッシュアップを遂げており、こちらも大きな注目を集めそうだ。本特集では、そんな「Ideapad S540」の実力をじっくりと探っていく。

製品の注目点人気の高コスパ14型ノートPCが、
さらにスタイリッシュで高機能に進化!

外出先でも効率的な作業が行えるモバイルノートは、ノートパソコンの中でも底堅い需要がある製品群のひとつであり、メーカー各社から続々と新製品が発売されている。学生から社会人まで幅広いユーザーから引き合いがあり、今や高コストパフォーマンスなモデルも珍しくないが、今回検証するレノボの14型フルHD液晶搭載モバイルノート「Ideapad S540」(Ryzen 5搭載モデル)は、こうした中でもキラリと光る存在感を放つ、高コスパモデルの代表格と言える。そこでまずは、「Ideapad S540」のベースとなった前モデル「Ideapad 530S」がどう評価されているのかについて、価格.comの「Ideapad 530S」の製品ページに寄せられたユーザーレビューをチェックしてみた。

「Ideapad 530S」(Ryzen 5搭載モデル) ユーザーレビュー抜粋

シンプルで落ち着いた飽きのこないデザインで、アルマイト加工がシックです。エッジに施されたダイヤモンドカットなど、決して安っぽくなく、天板のLenovoのロゴも控えめで好感が持てます。
4コア/8スレッド動作のAPU(CPU)に256GB SSD、8GBメモリー搭載でこの価格はめちゃくちゃ安い!! 店頭で販売されている同等スペックのパソコンは10万円程度するのに、6万円で購入できるのには感動しました。
個人向けのラインアップですが、むしろビジネスユースで活躍しそうなバランスのいいマシンで、パソコンにあまりコストをかけたくない方にぴったり。これでこの価格はもはや反則の域です。
ゲーミングPCほどバリバリ動くというわけではありませんが、ゲームや動画編集といった、グラフィック処理性能が求められる作業もそこそここなせてしまう点が、非常に魅力的です。
主に自宅での事務処理用やYouTubeなどの動画鑑賞用として使っていますが、動作がすこぶる快適でメイン機として活躍しています。今やほかのパソコンがお蔵入りしてしまいそうなほどです。
ユーザーレビュー
※2019年7月18日時点、価格.com「Ideapad 530S」(Ryzen 5搭載モデル)製品ページに寄せられたユーザーレビューを抜粋・編集しています。

このように、ユーザーレビューを見ると、シンプルなデザインやコストパフォーマンスの高さ、グラフィック処理性能の高さに対するコメントが多く、トータルバランスにすぐれた製品であることがうかがえる。これを踏まえたうえで、今回注目した最新モデル「Ideapad S540」の実力に迫っていこう。

Ideapad S540

今回取り上げる「Ideapad S540」は、価格を前モデル「Ideapad 530S」からほぼ据え置きとしつつも、デザイン・スペック・機能性・操作性など、モバイルノート選びで重視されるポイントを全方位でブラッシュアップさせている。人気モデルの後継モデルだけに、その実力が気になるところだ

「Ideapad S540」でまず注目したいのは、スタイリッシュなボディデザインだ。落ち着いた「ミネラルグレー」のカラーをまとったアルミボディは、左右のベゼルが極限まで細く、見た目の軽やかさとともに、画面への没入感を高めている。またボディのエッジ周りには新たに面取り加工が施され、前モデルより質感が増した。

Ideapad S540
Ideapad S540

ベゼルの幅は、左右が約5mmと、14型モバイルノートとしてはかなり細い。ボディのエッジには新たに面取り加工が施され、前モデルでも好評だった質感の高さに、さらに磨きがかかっている

Ideapad S540

ボディサイズは約323(幅)×227(奥行)×15.9(高さ)mmと、前モデルからほとんど変わらないが、一般的な14型モバイルノートと比べるとコンパクトで、A4タイプのカバンにもスッポリと収納できる。アルミボディには硬度や耐摩耗性を高めるアルマイト加工が施されており、満員電車での移動時なども安心感がある

Ideapad S540
Ideapad S540

14型ディスプレイはモバイルノートとしては大きめで、高い作業効率が期待できるが、ボディのサイズ自体はコンパクトに抑えられている。試しに一般的な15.6型のスタンダードノートと大きさを比較してみたが、画面を閉じた状態で重ねてみると、上に重ねた14型の本機のほうがふた回りほど小さくなっており、持ち運びもしやすい。また、キーボードに手を置くと、ホームポジションが中央にくるのでキーの位置を把握しやすく、作業効率のアップが期待できる。14型ディスプレイ搭載の本機は、大きすぎず小さすぎないバランスのいいサイズを実現したモデルと言えるだろう

スペック面では、「Ideapad 530S」に搭載されていた4コア/8スレッドAPU(CPU)「AMD Ryzen 5 2500U プロセッサー」(2.2GHz-3.6GHz)が、最新の「AMD Ryzen 5 3500U プロセッサー」(2.1GHz-3.7GHz)にアップグレード。ストレージについても、規格上は前モデルと同じNVMe接続の256GB SSDだが、よりデータ転送速度の速いモデルに変更されている。加えて、スペックアップしたハードウェアのパフォーマンスを最大限に発揮するべく、マザーボードの裏面に冷却ファン2基で構成されたデュアルファンを新たに搭載。これらにより、全体的な処理性能が大幅に向上した。

Ideapad S540
Ideapad S540

4コア/8スレッドAPU(CPU)の「AMD Ryzen 5 3500U プロセッサー」には、GPUとして「Radeon Vega 8グラフィックス」が統合されている。強力なGPU支援により、高いグラフィック性能を発揮するAPUとなっており、「Ideapad S540」ではこのパフォーマンスを最大限に引き出すべく、高い冷却性を発揮するデュアルファンを新搭載した

さらに、機動力が求められるモバイルノートとしては、こちらも重視したいのがバッテリー持ちだろう。「Ideapad 530S」で約5時間だったバッテリー駆動時間は、「Ideapad S540」で約10時間へと大幅にアップ。約1時間で80%まで充電できる急速充電に対応しており、USB Power Deliveryに対応したUSB 3.0ポートを活用すれば、モバイルバッテリーから充電することも可能になるなど、外出先での長時間の使用に配慮された設計となっている。

機能面でも、最新の機構を採用。ディスプレイ上部のHD(720p)Webカメラに、新たにプライバシーシャッターを装備し、キーボード右手前部分には新たに指紋センサーを搭載。外出先で使用することが多いモバイルノートだけに、こうしたセキュリティ機能の強化は頼もしい限りだ。また、音響面では、ステレオスピーカーの位置がボディの底面前方からキーボード面の両サイドに変更。サウンドシステムには、クリアな音質で定評があるDolby Audioスピーカーシステムを採用している。音楽を高音質で再生できるだけでなく、音が上方に向かって放出され、両耳にダイレクトに届けられるので、Web会議などでも使いやすくなった。

Ideapad S540

Webカメラ上部のつまみを右から左にスライドさせると、Webカメラを隠すプライバシーシャッターが有効になり、覗き見を防止できる

Ideapad S540
Ideapad S540

ステレオスピーカーをキーボードの両サイドに上向きに設置することで、クリアなサウンドを実現。ノイズが少なく人の声をはっきりと認識できるため、在宅ワークなどでのWeb会議でも重宝する

処理性能「Ryzen 5 3500U」&NVMe接続の
256GB SSD搭載で余裕たっぷりの処理性能

続いて、「Ideapad S540」の処理性能を検証していこう。まずは、CPUの定番ベンチマークソフト「CINEBENCH R20」を実施してみたが、一般的なミドルクラスCPUの水準を上回る「1435」という好スコアをマーク。パソコンの総合性能を計測するベンチマークソフト「PCMark 8」では、パソコンの快適性の目安となる「3000」を上回る「3354」のスコアを記録し、ミドルハイクラスに相当する処理性能であることが確認できた。さらに特筆すべきはSSDのデータ転送速度。ストレージのデータ転送速度を計測するベンチマークプログラム「CristalDiskMark」で計測してみたところ、シーケンシャルリード(Q32T1)で3529MB/sという速さを見せつけた。

Ideapad S540
Ideapad S540

「CPU-Z」でCPUの情報を確認すると、4コア8スレッドの「AMD Ryzen 5 3500Uプロセッサー」を搭載していることがわかる。「CINEBENCH R20」のCPUスコアは、同価格帯のものから頭ひとつ抜けた「1435」を記録した


Ideapad S540
Ideapad S540

「PCMark 8」のHome conventionalテストでは、写真や動画の編集など高負荷な処理にも対応できる「3354」をマーク。「CristalDiskMark」では、読み書き速度の基本となるシーケンシャルリード(Q32T1)で3529MB/s、シーケンシャルライト(Q32T1)で1428MB/sという速さを見せた


Ideapad S540

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」では、最高品質、フルHDの設定で、「8083」という好スコアをマークし、「とても快適」の評価を獲得。カジュアルな3Dゲームなら問題なく楽しめることが確認できた

続いて、動作レスポンスも検証してみた。まずOSの起動速度を計測してみたところ、7秒台という驚くべきタイムを記録。アプリの起動も高解像度な写真の表示も、まさに一瞬という印象だ。さらに、動画編集ソフト「Avidemux」をインストールしてフルHD(1080p)動画の編集をしてみたが、エフェクトを切り替えたりトリミング処理を施したりしても、いずれも一瞬で作業が完了し、ストレスを感じることはほとんどなかった。

Ideapad S540
Ideapad S540

電源を入れてからデスクトップ画面が表示されるまでの時間は7.87秒と、5万円台のパソコンとは思えない速さ。フルHDの動画編集もサクサク行うことができ、「Radeon Vega 8グラフィックス」を統合した「AMD Ryzen 5 3500U プロセッサー」の威力を実感した。クリエイティブ作業にも十分に使えそうだ

Ideapad S540

これだけパワフルだとパソコン内部の温度が気になるものだが、「PCMark 8」のベンチマークテストを実行しながらハードウェア情報表示ツール「HWMonitor」でCPUの温度を計測してみたところ、ベンチマークテストを実行しながらでも、62℃が最高だった。デュアルファンにより、パソコン内部がしっかりと冷却されているようだ

使い勝手フルサイズキーボードと必要十分な
外部インターフェイスで使い勝手も万全!

デザインや処理性能とともに、液晶ディスプレイの画質やキーボードの操作性、外部インターフェイスについても、決して手抜かりはない。搭載する14型フルHD(1920×1080)液晶ディスプレイは、広視野角なIPSパネルを採用しており、表示品質は十分。光沢のないノングレア仕様のため画面への映り込みが少なく、長時間眺めていても目が疲れにくかった。また、ディスプレイは約180°開けるため、会議や営業など複数人で画面を共有する場面で重宝する。

Ideapad S540

液晶ディスプレイには広視野角で高コントラストなIPSパネルを採用し、高い表示品質を実現。ノングレアのため、長時間の使用でも目が疲れにくい

Ideapad S540

低価格モデルでは珍しく、画面を約180°まで開くことが可能となっている

さらに、キーボードの操作性については、特筆すべきものがある。キーピッチは約19.5mmのフルサイズを確保しており、14型クラスのモバイルノートとしては十分に広い。高剛性なアルミボディのため、素早いタイピングも快適に行うことができた。また、タッチパッドはクリックボタン一体型で、手前を押し込むことで左右のクリック操作が可能。タッチパッドに物理ボタンがない分、広大な操作スペースを利用できるため、スムーズな使用感が得られた。

Ideapad S540
Ideapad S540

キーボードはJIS配列84キーのアイソレーションタイプを採用。キーピッチは約19.5mmとゆとりがあり、モバイルノートでありがちな打鍵時の窮屈感がない。キーストロークは実測約0.9mmと浅めだが、しっかりとしたクリック感があった

Ideapad S540
Ideapad S540

キーボードにはバックライトを内蔵しており、暗い場所での入力作業にも対応できる。タッチパッドはクリックボタン一体型のため広々としており、表面が滑らかなので、スムーズな操作ができた

また、モバイルノートでは外部インターフェイスが絞り込まれるものも少なくないが、「Ideapad S540」は必要十分な外部インターフェイスをしっかりと装備。USB Type-C(USB 3.0)ポートを含む3つのUSBポートや、HDMIポート、SDメモリーカードリーダーなどを備えており、大型ディスプレイとの接続や、デジタルカメラで撮影した写真の取り込みなどもスムーズに行える。

Ideapad S540
Ideapad S540

外部インターフェイスは、左側面に、HDMIポート、USB Type-C(USB 3.0)ポート、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャックを、右側面に、SDメモリーカードリーダー、USB 3.0ポート×2 を装備。なお、右側面奥のUSB 3.0ポートは、新たにUSB Power Deliveryに対応した

まとめ全方位で進化を遂げた
こだわりの高コスパモバイルノート

ideapad S540

「Ideapad S540」は、13.3型ディスプレイよりひと回り大きな14型ディスプレイを搭載したアルミボディに、最新の「Ryzen 5 3500U プロセッサー」や高速なNVMe接続の256GB SSDを搭載し、さらに最大10時間駆動するバッテリーを内蔵するなど、基本スペックだけ見ても、5万円台で買えるモバイルノートとしては群を抜くコストパフォーマンスの高さとなっており、これだけでも購入検討の有力な選択肢として浮上してくることだろう。

それに加えて、今回の検証で印象的だったのは、モバイルノートとしての実用性を高める、微に入り細にわたる工夫の数々だ。キーピッチ約19.5mmのゆとりあるキーボードは作業効率を高めてくれるし、キーボード両サイドに搭載されたステレオスピーカーは、Web会議などさまざまなシーンで重宝する。また、セキュリティを高めるプライバシーシャッターも、ビジネスでの使用時に安心感を与えてくれそうだ。今や低価格モデルも珍しくなくなったモバイルノートの中でも、ライバル製品を一歩リードする実力がしっかりと確認できた。前モデル「Ideapad 530S」に続き、最新モデル「Ideapad S540」も、大きな注目を集めることは間違いないだろう。

なお、レノボ・ショッピングでは現在、ジャックス48回払いまで分割手数料が無料になるキャンペーンを実施しているので、月々の支払いを安く抑えて購入することもできる(2019年10月10日17時まで)。

Ideapad S540

2019年7月30日まで、家電量販店内のレノボカスタムショップ(一部店舗を除く)でレノボのノートパソコンまたはデスクトップパソコンを購入の場合、通常販売価格からさらに安く購入できるキャンペーンを実施中! 実機を触ったり、不明な点があれば専任のスタッフに相談することもできます。

詳細はクーポンページをチェック

Ideapad S540
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Ideapad S540
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さらに進化した高コスパ14型モバイルノート
Ideapad S540(Ryzen 5搭載モデル)
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製品名・型番 Ideapad S540 AMD Ryzen 5・8GBメモリー・256GB SSD・14型フルHD液晶搭載
81NH002PJP
CPU AMD Ryzen 5 3500Uプロセッサー(2.1GHz-3.7GHz)
グラフィック Radeon Vega 8グラフィックス
OS Windows 10 Home 64bit
メモリー 8GB DDR4
ストレージ 256GB SSD(NVMe接続)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14.0型フルHD(1920×1080)IPS液晶ディスプレイ
無線通信 無線LAN(IEEE802.11 ac/a/b/g/n)、Bluetooth v4.2
バッテリー駆動時間 最大約10時間(JEITA2.0)
外部インターフェイス USB Type-C(USB 3.0)ポート、USB 3.0ポート×2、HDMI出力ポート、SDメモリーカードリーダー、マイク/ヘッドホン・コンボ・ジャック
本体サイズ 約323(幅)x227(奥行)x15.9(高さ)mm
重量 約1.5kg
OS Windows 10 Home 64bit