クリエイター向け14型ノートPC マウス「DAIV-NG4300」シリーズの真価

写真や動画の編集、イラストの作成といったクリエイティブ作業ををスムーズにこなせる、マウスのクリエイター向けPCブランド「DAIV(Dynamic Approach Imagery of Visual)」。その14型ノートPCが「DAIV-NG4300」シリーズとして生まれ変わった。進化のポイントは、狭額ベゼルとマグネシウム合金ボディによって小型・軽量化したことに加え、「インテル Core i7-8565U プロセッサー」や「NVIDIA GeForce MX250」といった高性能パーツを搭載し、クリエイティブ用途に適した構成に仕上げたこと。外出先でも手軽にハイパフォーマンスが使えるモバイルノートへとパワーアップした本機をレビューする。

携帯性
カメラバッグに収納して手軽に持ち運べる小型・軽量ボディ

写真や動画の編集、イラストの作成など、パソコンに大きな負荷をかけるクリエイティブ作業をスムーズにこなせるハイパフォーマンスを備えた、マウスのクリエイター向けPCブランド「DAIV」。「クリエイターによる、クリエイターのためのパソコン」というコンセプトを掲げるだけあって、アマチュアはもちろん、業界の第1線で活躍するプロのクリエイターたちからも高い支持を集めている。

そんな「DAIV」の14型ノートPCが2019年6月、「DAIV-NG4300」シリーズとして生まれ変わった。狭額ベゼルのマグネシウム合金ボディを採用することで、従来の「DAIV-NG4500」シリーズに比べて大幅な小型・軽量化を実現。そのうえ、4コア/8スレッドで動作する高性能CPU「インテル Core i7-8565U プロセッサー」や、外付けGPU「NVIDIA GeForce MX250」などの高性能パーツを搭載し、撮影した写真をその場でレタッチすることなどができるハイパフォーマンスなモバイルノートに仕上がっている。

マウス DAIV-NG4300

マウス「DAIV」ブランドの最新14型ノートPC「DAIV-NG4300」シリーズは、軽量・コンパクトなボディに高性能CPUと外付けGPUを搭載。「撮影現場でも写真のレタッチを行いたい」というクリエイターにぴったりなモデルだ。今回のレビューでは、16GBメモリーと512GB NVMe SSDを搭載した「DAIV-NG4300S1-M2S5-KK」(価格.com限定モデル)を使って真価を検証していく

「DAIV-NG4300」シリーズの手軽さやハイパフォーマンスを実感するため、早速、カメラを趣味としているスタッフが「DAIV-NG4300S1-M2S5-KK」(価格.com限定モデル)を撮影に持ち出して使ってみることにした。

出かける前に、まずはボディをチェック。撮影の持ち物は、デジタル一眼カメラやレンズに加え、カメラのバッテリーやレンズのゴミを飛ばすブロアーなど思いのほか多い。これらにプラスしてノートPCを持ち歩くことになるのだから、一番に気になるがその大きさと重さだ。

その点「DAIV-NG4300」シリーズは、剛性の高い軽量なマグネシウム合金ボディをまとっており、500mlペットボトル2本ちょっとという約1.13kgを実現。さらに、ディスプレイの上辺と左右辺はベゼルの幅が狭いため、13.3型モバイルノートよりも大きな14型ディスプレイを搭載しながら、一般的な13.3型モバイルノートとほぼ同等のボディサイズとなっている。そのうえ、最大約14.7時間(JEITA2.0)の長時間バッテリー駆動が可能なので、ACアダプターを一緒に持ち歩く必要はなさそうだ。

マウス DAIV-NG4300
マウス DAIV-NG4300

ボディカラーはシックな「ブラック」で統一され、天板には「DAIV」のロゴがプリントされている。表面はサラサラとした手触りで触り心地がいい

従来モデル「DAIV-NG4500」シリーズとのサイズ比較

マウス DAIV-NG4300
マウス DAIV-NG4300

「DAIV-NG4300」シリーズは320.2(幅)×214.5(奥行)×17.5(厚さ)mmと、持ち運びに適したコンパクトサイズ。同じ14型の従来モデル「DAIV-NG4500」シリーズと比べて、こんなに小さい。左右辺実測約4mmの狭額ベゼルと軽量なマグネシウム合金ボディの採用により、従来モデル比で約20%小さく、約31%薄く、約46%軽いボディに仕上がった

マウス DAIV-NG4300

カメラやレンズなど、撮影に必要な機材と一緒にカメラバッグにスッキリと収納できた。マグネシウム合金ボディは剛性が高いため、さまざまな機材が詰まったカメラバックの隙間に収納してもキズが付きにくい

マウス DAIV-NG4300
マウス DAIV-NG4300

外部インターフェイスは左側面にギガビット対応の有線LANポート、USB2.0ポート、USB3.0ポート、ヘッドホンジャックを、右側面にUSB3.0 Type-Cポート、USB3.0ポート、HDMI出力ポートを装備。さまざまな周辺機器を接続できる

使い勝手
タブレット端末や13.3型ノートPCよりも大きく、写真も見やすい14型の画面

「DAIV-NG4300」シリーズを収納したカメラバッグを肩にかけ、電車を乗り継いで緑豊かな公園に到着。普段はデスクの前で黙々と仕事をしているため、自然に触れられ、開放感にひたれる時間は最高に贅沢だ。早速、カメラを片手に公園内を散策。公園内を流れる川や生い茂る木々を気のおもむくままに撮影した。

マウス DAIV-NG4300

ひと通り撮影を終えたところで、公園内のベンチに座り、撮ったばかりの写真の簡単なレタッチなどを行うことに。今までは、カメラ背面の液晶モニターやスマートフォン、タブレット端末などに表示して撮った写真の確認を行っていたが、「DAIV-NG4300」シリーズならそれらよりも大きな画面で細部まで確認できるのがうれしい。しかも、ディスプレイは14型フルHD(1920×1080)なので、撮った写真を拡大することなく細部まで確認できる。

マウス DAIV-NG4300

搭載する14型フルHD液晶ディスプレイは非光沢仕様。光が当たっても反射が少なく、屋外でも見やすい。撮影時は天気がよく明るい状況だったが、木陰などでなら、十分にレタッチ作業が行えるレベルの輝度があった。視野角は左右160°と広く、カメラ仲間と一緒に撮った写真を確認し合うといった使い方もできる

「DAIV-NG4300」シリーズはキーボードも使いやすい。コンパクトなボディにもかかわらず、キーピッチ約18mmのアイソレーションキーボードを搭載しており、ゆったりとしたタイピングが可能だ。また屋外で使用していて便利に感じたのが、タッチパッド。指の滑りがよいのはもちろんなのだが、面積が大きいため、マウスが使用できない屋外でも画像編集ソフトの細かい操作や範囲選択などが行いやすい。

マウス DAIV-NG4300
マウス DAIV-NG4300

キーボードは、日本語82キーのアイソレーションタイプ。キーピッチは約18mmあり、窮屈さを感じることなくタイピングできた。キーストロークは約1.4mmと浅めだが、ほどよい反発感があるので打鍵した感覚がしっかりとつかめる

マウス DAIV-NG4300

LEDキーボードバックライトを搭載しているので、夜景や夕焼けの撮影などで外が暗くなったときや、薄暗いカフェでの操作もしやすいだろう

マウス DAIV-NG4300
マウス DAIV-NG4300

キーボード手前のタッチパッドは大きめで、指の滑りがいい。マウスが使えない場面でその使い勝手のよさがよく実感できた。パッドの左上を2回タップすると簡単にオン/オフできるので、使用しないときはオフにすれば誤ってタッチパッドに触れても誤操作を防ぐことができる

マウス DAIV-NG4300

ノートPCを屋外に持ち出すとなるとセキュリティ面も気になるところだが、「DAIV-NG4300」シリーズなら安心。液晶ディスプレイ上部には生体認証機能「Windows Hello」に対応した顔認証用Webカメラを搭載しているので、カメラに顔を向けるだけでセキュアかつスピーディーなサインインができる

パフォーマンス
モバイルノートなのに写真編集も余裕でこなす処理性能

写真や動画の編集などに使用するクリエイター向けをうたうパソコンには、言うまでもなく高いパフォーマンスが要求される。近ごろは、特にデジタル一眼カメラの高画素化が著しくなっており、編集作業を行うパソコンへの負担は高まるいっぽうだ。その点、「DAIV-NG4300」シリーズはどうだろう? 16GBメモリー/512GB NVMe SSDを搭載した価格.com限定モデル「DAIV-NG4300S1-M2S5-KK」でチェックしてみよう。

まず「DAIV-NG4300S1-M2S5-KK」が搭載するCPU「インテル Core i7-8565U プロセッサー」(1.80GHz-最大4.60GHz)は、モバイルノート向けの低消費電力版CPUだが、4コア/8スレッドで動作し、ターボ・ブースト時の最大クロックは4.60GHzに達する高性能を誇る。マルチタスク処理も高負荷な処理も得意なCPUだ。さらに、大きな特徴となるのが、グラフィック機能に外付けGPU「NVIDIA GeForce MX250」を搭載していること。ノートPC向けのGPUではあるものの、GPU支援を受けられる画像編集アプリなどで大きな恩恵が得られるはずだ。

また、ストレージには高速なPCIe接続の512GB NVMe SSDを搭載しており、データの大きな写真や動画も高速に転送可能。メモリーも16GBと大容量なので、複数枚の写真を同時に展開しても余裕がある。実際、写真・動画の編集やRAW現像などを行ってみたが、処理のもたつきなどがないどころか、コンパクトのノートPCでここまで快適に作業できるのかと、そのパフォーマンスに驚いた。

マウス DAIV-NG4300

帰りがけのカフェで写真をレタッチ。デジタル一眼カメラで撮った高解像度の写真を扱うため、処理性能が気になったが、フィルターを何枚もかけたり、写真を拡大縮小したりしても動作は実にスムーズで、ストレスを感じることなく、作業を終えられた

マウス DAIV-NG4300

写真を趣味にする人の多くは、撮った写真を選別し、RAW現像して仕上げていくことが多いが、RAW現像はパソコン作業の中でもトップクラスに負荷がかかる作業。一般にモバイルノートでは荷が重いが、本機ではどうだろう? デジタル一眼カメラで撮影した約2100万画素のRAW写真50枚(約1.31GB)を画像編集アプリ「Capture One Pro」で現像(デフォルト設定、JPEG最高品質、GPU支援あり)したところ、作業は約1分23秒で完了。予想以上の速さに驚いた

PCMark 10

マウス DAIV-NG4300

パソコンの総合的な性能を測るベンチマークプログラム「PCMark 10」のトータルスコアは、「4358」とモバイルノートとしては非常に高い数値。また、パソコンの基本性能を示す「Essentials」のスコアは「8083」と、快適さの目安である「5000」を大きく上回っている。クリエイティブ作業以外でもすぐれたパフォーマンスを発揮してくれるだろう

CrystalDiskMark

マウス DAIV-NG4300

高速なNVMe対応のSSDを搭載しているのもうれしいところ。ベンチマークプログラム「CrystalDiskMark」でデータ転送速度をチェックしてみたが、シーケンシャルリードが約1734.9MB/s、シーケンシャルライトが約1455.4MB/sと高速。OSやアプリの起動はもちろん、ファイルのコピーもスムーズに行えた

まとめ
写真愛好家やクリエイターの“相棒”となり得る完成度の高いノートPC

デジタル一眼カメラの高画素化や機材の進歩とともに、アマチュアでもプロ顔負けのキレイな写真を撮りやすくなった。「せっかく撮った写真をもっとキレイに加工したい」「美しい写真をSNSへアップして『いいね!』をもらいたい」というニーズが高まっているが、写真や動画などの編集をスムーズに行えるクリエイター向けPCは、大型のノートPCかデスクトップPCというのがなかば常識だった。

そんな“常識”を根底から覆してくれるのが、今回検証したマウスのクリエイター向け14型ノートPC「DAIV-NG4300」シリーズだ。軽量・コンパクトなノートPCにもかかわらず、CPUに「インテル Core i7-8565U プロセッサー」を、グラフィック機能に「NVIDIA GeForce MX250」を搭載することで、プロのクリエイターでも満足できるほどのパフォーマンスを実現。それでいてスタッフが使用した価格.com限定モデル「DAIV-NG4300S1-M2S5-KK」は、129,800円(税込、2019年8月16日時点)というお買い得な価格を実現している。アマチュアはもちろん、プロのクリエイターも満足できるモバイルノートとなるだろう。

主なスペック
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-8565U プロセッサー(1.80GHz-最大4.60GHz)
グラフィック NVIDIA GeForce MX250/インテル UHD グラフィックス 620
メモリー 16GB
ストレージ 512GB NVMe SSD
液晶ディスプレイ 14 型フルHD(1920×1080)、ノングレア
外部インターフェイス 左側:USB2.0ポート×1、USB3.0ポート×1、ヘッドホンジャック×1、有線LANポート×1
右側:HDMI出力ポート×1、USB3.0ポート×1、USB3.0 Type-Cポート×1
無線ネットワーク IEEE802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 5
バッテリー駆動時間
約14.7時間(JEITA2.0)
キーボード 日本語キーボード(82キー/ピッチ約18mm/ストローク約1.4mm)
本体サイズ 320.2(幅)×214.5(奥行)×17.5(厚さ)mm(折り畳み時/突起部含まず)
重量 約1.13kg