3,900mAhバッテリー&64GBストレージ搭載で3万円台 高コスパで“長く使える”ドコモ「LG style2」徹底検証

低価格なSIMフリースマートフォンの人気が高まっているが、「SIMフリー」と聞くと、トラブル時のサポートへの不安や初期設定の煩雑さなどから、ハードルの高さを感じる人も多い。これに対してキャリア版のスマートフォンは、ユーザーの使い勝手に配慮したきめ細やかな設計や仕様に加え、充実のアフターサポートが受けられる点で安心感がある。長く使うのなら、キャリア版もしっかりと検討しておきたいものだ。そこで注目したいのが、NTTドコモの2019年夏モデルにラインアップされた、LGエレクトロニクスの「LG style2」である。3万円台という手ごろな価格ながら、“5日間使える”大容量バッテリーや大容量ストレージ、大型ディスプレイを搭載するなど、充実のスペックを備えている。そんな本機をじっくりと検証していこう。

バッテリー何日持つ?
大容量3,900mAhバッテリーのスタミナをテスト

SIMフリースマートフォンというと、かつては端末を安く購入できて、月々の利用料金を抑えられることばかりが注目されたが、端末のラインアップが充実した最近では、低価格でもそこそこ高いスペックを備えたモデルが購入できるようになった。その中でも売れ筋なのが、3万円台のミドルクラスモデルだ。いっぽう、キャリア版のスマートフォンでも、端末代金と通信料金が切り離された “分離プラン”により、料金プランによる端末代金の割引がなくなったため、今後は価格が手ごろなミドルクラスモデルの人気が高まっていくことだろう。そんな流れを先取りするように、手ごろな価格ながらスペックや品質にこだわったのが、NTTドコモから発売された、LGエレクトロニクスの「LG style2」だ。

LG style2 LG style2

NTTドコモの2019年夏モデルとして登場した、LGエレクトロニクスの「LG style2」。本体サイズは約76(幅)×158(高さ)×8.5mm(厚さ、最厚部9.1mm)で、重量は約182g。カラーバリエーションは、高級感のある「ゴールド」と、シックな「ブラック」の2色を用意。シンプルで洗練されたデザインなので、長く使っても飽きがこないだろう

「LG style2」の特徴を語るうえでキーワードとなるのは、“大”である。約3,900mAhの大容量バッテリーをはじめ、64GBの大容量ストレージや6.0インチの大型ディスプレイを搭載しているが、これら3つの中で最も注目すべきは、大容量バッテリーだ。約3,900mAhという容量は、NTTドコモの2019年夏モデルで最大クラスであり、「電池持ち時間」は、公称で約135時間。バッテリー容量が2,890mAhだった前モデル「LG style」の約95時間から4割以上も延びており、最大で5日間使えるスタミナを備えているというから驚きだ。また、搭載するCPUは、動作周波数が1.8GHzで8コアの「Snapdragon 450」で、メモリーはたっぷり4GBを確保。必要十分な処理性能を備えながら、これだけのスタミナがあるのだから、さまざまな用途で快適に使用できることだろう。

LG style2

前モデル「LG style」のバッテリー容量は2,890mAhだったが、「LG style2」では3,900mAhへと大幅にアップ。必要十分な処理性能を備えているので、最大で5日間使えるというスタミナは、さまざまな用途でメリットを発揮する

電池持ち検証ビジネスでもプライベートでもたっぷり使えるスタミナ!

NTTドコモによれば「5日間使える」とのことだが、3,900mAhの大容量バッテリーは実際にどれくらいのスタミナを備えているのだろうか? そこで、普段は3万円台のSIMフリースマートフォンを使用している価格.comスタッフが、「LG style2」を丸1日使用して電池残量の推移を調べてみた。編集業務を担当しているため、日ごろから仕事でひんぱんに調べものをしており、最新のニュースやSNSも欠かさずチェックしている。さらに、写真や動画撮影のほか、映画やスポーツなどの動画を見るのも趣味で、日常生活でスマートフォンをとことん使い倒しているヘビーユーザーだ。

7:00 出勤前にニュースをチェック

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7:00 出勤前にニュースをチェック

ニュースのチェックから1日がスタート。朝の支度をしながら、アプリやニュース動画を30分ほどチェックし、複数のSNSサイトも確認。カレンダーアプリで仕事の予定にも目を通した。「LG style2」のディスプレイは解像度がフルHD+と高精細なため写真が見やすく、文字もちょうどいい大きさで読めた

12:00 ランチの写真を撮ってSNSにアップ

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12:00 ランチの写真を撮ってSNSにアップ

取材先へ移動途中に昼食をとることに。グルメアプリで評判のいいお店を探して、地図アプリで経路を検索。さらに、SNS映えするような料理の撮影も行った。本機のカメラはAIがシーンを判断してキレイに写してくれるので、ついたくさん撮ってしまったが、バッテリー残量はまだ85%もあった。そこで、お気に入りの1枚を選んでSNSにアップして友人とシェア。30分ほどメッセージのやりとりも行った

17:00 帰宅中にスマホ決済で買い物

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17:00 帰宅中にスマホ決済で買い物

帰宅途中にスーパーに寄って買い物をした。「LG style2」はキャリア端末らしくおサイフケータイに対応しているので、スマホをかざして簡単に商品の購入ができる。自動販売機で飲み物を購入したり、コンビニでおにぎりを買ったりと、さまざまなシーンで利用できるので、1度使うと、おサイフケータイがないと不便に感じる人も少なくないだろう

21:00 就寝前、エンターテインメントを満喫

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62%→50%

21:00 就寝前、エンターテインメントを満喫

帰宅時にバッテリー残量を確認したところ、まだ62%もあった。そこで、いつものようにニュースやSNSをチェックしてから、この日はスポーツ鑑賞と3Dゲームのプレイをした。6.0インチの大画面で見る映像は迫力があり、スポーツの試合を2時間ほど見たあと、1時間ほど3Dゲームをプレイしたが、バッテリー残量は50%もあった

23:00 就寝

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45%

23:00 就寝

就寝前にバッテリー残量をチェックすると、45%も残っており、そのまま翌朝まで充電しなかったが、ひと晩で3%しか減らなかった。ウェブ閲覧やSNS、カメラ、動画視聴、通話など思いつく限りの使い方をしてみたが、まだこれだけ電池が残っていたのには驚いた。丸1日の利用ならモバイルバッテリーを持ち歩く必要はなさそうだ

試しに、スタッフが普段使用している3万円台のSIMフリースマートフォンで丸1日、「LG style2」と同じような使い方をしてみたが、帰宅前に気付いたときにはとっくにバッテリーが切れていた。ところが「LG style2」では、就寝前でもまだ半分近くバッテリー残量があるほどの余裕ぶり。動画視聴やゲームをほとんどせず、たまにWebサイトで調べものをしたり、メールやLINEを使ったりする程度のライトユーザーなら、1回の充電で2〜3日は使えるはずだ。

ディスプレイMILスペックのタフネス防水・防塵ボディに、
6.0インチフルHD+液晶を搭載

6.0インチの大型液晶ディスプレイも本機の美点だ。前モデル「LG style」の5.5インチからひと回り画面が大きくなったのとあわせて、左右のベゼルが細くなっており、映画鑑賞やゲームの迫力や、画面への没入感は格段に高まった印象。また、フルHD+(1080×2160)という解像度は、この画面サイズにちょうどよく、文字や写真が適度な大きさで表示されるので見やすい。もちろん、自社グループ内でディスプレイを開発しているLGだけあって、画質はハイクオリティ。高コントラストで黒の締まりがよく、視野角も広かった。

LG style2

液晶ディスプレイは解像度こそフルHD+(1080×2160)で変わらないが、画面サイズが前モデルの5.5インチから6.0インチに大型化し、文字や写真、ニュースサイトや地図アプリの表示がより見やすくなった

スマートフォンは毎日のように持ち歩くものだけに、どうしても落としたりぶつけたりしてしまうことがある。本機では、そうした場合も想定し、堅牢さと耐衝撃性を追求。ボディは米軍調達基準である「MIL規格」の13項目をクリアしており、万が一、ポケットやカバンから取り出す際に落下させてしまっても壊れにくい。さらに、IPX5/8の防水性能と、IP6Xの防塵性能にも対応しているので、急な雨やレジャーでも安心して使用できそうだ。SIMフリースマートフォンで「MIL規格」に準拠し、防水・防塵性能まで備えている製品は少ないが、本機は信頼性の高いキャリア端末らしくユーザーの使い勝手にきめ細やかに配慮している。

LG style2

米軍調達基準である「MIL規格」の13項目をクリア。ポケットからスマートフォンを取り出す際に、うっかり落下させてしまうのも珍しいことではないだけに、落下の衝撃に強いというのは安心感がある

LG style2

IPX5/8の防水性能と、IP6Xの防塵性能を備えているため、雨天の屋外はもちろん、キッチンなどの水回りでも安心して使用できる。本機をキッチンに置いて、レシピを見ながら料理をする場合などにも便利だ

そのほか、「LG style2」は、日常的な操作を快適に行うための機能も充実している。なかでも特に便利なのが「ノックオン」機能だ。これは、電源ボタンを押さずに、ディスプレイを指で2回タップすると画面のオン/オフができるというもの。本体を机の上に置いた状態のまま画面を確認したいときにも重宝する。

LG style2

画面を2回タップして電源のオン/オフができる「ノックオン」機能を活用すれば、本機を机に置いたまま着信やメールなどの情報を確認できる

カメラ高性能デュアルカメラを搭載。
64GBストレージ内蔵で写真や動画もたっぷり保存

「LG style2」は、カメラの性能にも妥協がない。ボディ背面のメインカメラは、約1620万画素のセンサーを採用した標準レンズカメラと、約1310万画素のセンサーを採用した広角レンズカメラを組み合わせたデュアルカメラとなっている。広角域の画角は約117°と広く、広大な風景をフレームに収めたい時や、遠近感を強調したいときに実力を発揮。また、AIが被写体を検出・分析して、最適なモードに設定してくれる「AIカメラ」にも対応する。明るくキレイな写真が簡単に撮れるので、写真撮影が楽しくなること間違いなしだ。

LG style2

広角レンズでは、フレーム内に収まる風景がグッと広がり、標準レンズで撮影した時には入らなかった駅舎の右端や、その右側のビルも写すことができた。広角のため建物に歪みは見られたが、遠近感が強調された迫力のある構図になった

風景撮影

広角レンズでは、フレーム内に収まる風景がグッと広がり、標準レンズで撮影した時には入らなかった駅舎の右端や、その右側のビルも写すことができた。広角のため建物に歪みは見られたが、遠近感が強調された迫力のある構図になった

人物撮影

広角レンズでは、同時に撮影した4人の足元までフレームに収めることができた。こちらも広角のため、端に立っている人物ほど歪みやすかったが、記念に残しておくのには十分な画質と言える。もちろん、背景や周囲の様子をしっかりと写したい時などにも便利だ

LG style2

AIカメラ オン「AIカメラ」をオンにして料理を撮影。AIが自動的に「料理」と認識し、最適な設定で撮影できた。野菜の発色が鮮やかで、黒茶色のソースの照りもおいしそうに写った。オフで撮影しても料理のおいしさは十分に伝わってきたが、オンにしたときほど鮮やかな発色は得られなかった

本機は64GBの大容量ストレージを搭載しているので、高性能なカメラで撮影した写真も豊富に保存することが可能。OSのシステム占有領域を除いた出荷時のデータ保存領域は約52GBあり、単純計算で1枚あたり4MBの写真を1万枚以上も保存できる。もちろん、写真の保存だけでなく、新しいアプリをインストールしようとしたら、いつの間にかストレージがいっぱいだった、というケースにも遭遇せずに済みそうだ。この価格帯に多い32GBストレージのモデルだと、システム占有領域を除いた空き容量は約20GBほどしかないので、この差は大きいだろう。

LG style2

出荷時のストレージ容量は、OSのシステム占有領域を除いて約52GBあった。外部ストレージはmicroSDメモリーカードを使用して最大約512GBまで拡張できるが、本体内蔵のストレージだけでも、アプリのほかに、写真や動画、音楽ファイルなど、大量のデータを保存しておける

また、LG独自の便利機能もチェックしておきたい。特に「スマートドクター」は、メモリーやバッテリー、ストレージの使用状況を管理して不要なファイルを削除し、使用していないアプリを終了するなど、端末の状態を最適化してくれる便利なアプリだ。また、Wi-FiやBluetoothなどの接続状態に加え、指紋センサーやジャイロセンサーといった各種センサーの状態を診断する「ハードウェアテスト」も実行でき、購入後に長く使っていくうえで、その利便性が実感できるだろう。

LG style2
LG style2

「スマートドクター」では、ストレージとメモリーの使用状況が確認できる。「端末の最適化」をタップすると、不要なファイルを削除したり、使用していないアプリを終了させたりしてくれる。さらに、「診断」をタップすると、バッテリーやアプリ、ネットワーク機能などを診断し、結果に応じて必要な操作を教えてくれる

LG style2

「ハードウェアテスト」は、無線接続や各種センサーの状態を診断できる機能。Wi-Fi接続や指紋認証が正常に動作しなくなったら、この機能を利用するとスムーズに復帰しやすい

そのほか、「Googleアシスタント」を素早く起動できる「Googleアシスタントキー」も便利だ。一般的なAndroidスマートフォンでは、ホームボタンの長押しで「Googleアシスタント」を起動させることが多いが、「LG style2」では、本体を左手で掴んだ時に人差し指が自然に触れる位置に、「Googleアシスタント」を起動する物理キーが配置されている。直感的な操作で起動できるので、気になったニュースをすぐに検索したり、その日の天気や、カレンダーに登録した予定を確認したりする場合に便利だ。

LG style2

本体左側に装備された「Googleアシスタントキー」を押すと、「Googleアシスタント」が起動。起動までは約1秒程度で、ホームボタンを長押しするよりも手軽に起動できた

まとめ大容量バッテリーと安心のサポートで乗り換えやすい

高コストパフォーマンスなSIMフリースマートフォンが続々と発売されているものの、「SIMフリー」と聞くと、「トラブル時のサポートが不安」「初期設定が面倒そう」「キャリアメールのアドレスが使えなくなってしまう」いった理由から、気軽に乗り換えられない人も多いはず。こうした人にとって、大手通信キャリアから発売される高コストパフォーマンスモデルはありがたい存在だろう。最大5日間使えるという大容量バッテリーや64GBの大容量ストレージ、さらに大型の液晶ディスプレイやAI対応のカメラなどを搭載した「LG style2」は、そうしたトレンドをしっかりと押さえている。「MIL規格」準拠のタフネスボディや、防水・防塵性能、おサイフケータイ対応といったキャリア端末ならではきめ細やかな設計や仕様も魅力で、長く愛用できるスマートフォンに仕上がっていた。もちろん、NTTドコモなら新規契約から機種変更、購入後に至るまで手厚いサポートが受けられるので、安心だろう。キャリア版のスマートフォンを検討している人だけでなく、SIMフリースマートフォンの購入を考えている人も、ぜひ本機をチェックしてみてほしい。

LG style2
ドコモ「LG style2」
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モデル
LG style2 L-01L
カラー
ゴールド、ブラック
ディスプレイ
6.0インチ フルHD+(1080×2160)液晶
CPU
Qualcomm Snapdragon 450(8コア/1.8GHz)
メモリー(RAM)
4GB
内蔵ストレージ
64GB
外部ストレージ
microSDメモリーカードスロット(最大512GB)
外部インターフェイス
USB Type-C、3.5mmステレオヘッドホン/マイク端子
OS
Android 9
メインカメラ
約1620万画素+約1310万画素
フロントカメラ
約810万画素
バッテリー
3,900mAh
サイズ(幅×高さ×厚さ)
約76(幅)×158(高さ)×8.5(厚さ)mm
重量
約182g
※平均的なスマートフォン利用(インテージ社2015年6月調査データを基に算出)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ/メーカー調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によってはそれを下回る場合があります。