カジュアルファッションの腕元を機械式時計で彩る オリエントスター「スポーツコレクション」から力強く、シンプルで洗練された2モデルが登場!

オリエントスター「スポーツコレクション」
オリエントスター「スポーツコレクション」

エレガントで品がよく、醸し出す雰囲気は繊細で、たおやか。オリエントスターの腕時計に対してそんなイメージを持っていた機械式時計ファンにとって、2019年3月に登場した新ラインアップ、スポーツコレクションのファーストモデル「アウトドア」は、さぞかしセンセーショナルなモデルだったことだろう。今までのオリエントスターとはまったく違う、力強くスポーティーなルックスは、オリエントスターの新しい可能性を見せてくれた。そして、その余韻が消える間もない2019年夏、スポーツコレクションの新作、「ダイバー」と「セミスケルトン」が登場する。オリエントスターのさらなる新境地を切り開く、これら2モデルの個性をひも解いていこう。

01.新作登場オリエントスター スポーツコレクションに
新作2モデルが登場

「変わらないこと」と「伝統を守ること」はイコールではない。変化を恐れず、革新や挑戦の歩みを止めることなく前進し続けているからこそ伝統は守られ、その価値が高まっていくのだ。2019年3月に立ち上げられたオリエントスターの新ラインアップ、「スポーツコレクション」にはそんなフロンティア精神が感じられる。従来の上品でドレッシーなデザインではなく、力強くスポーティーなルックスに仕上がったファーストモデル「アウトドア」の登場はセンセーショナルであり、今までのオリエントスターのイメージを覆すかのような「スポーツ」というジャンルをあえて選択したところに同ブランドの新たな可能性を感じずにはいられなかった。

そんなスポーツコレクションから2019年夏、新たに「ダイバー」と「セミスケルトン」の2モデルが登場する。新作2モデルそれぞれのキャラクターを端的に表現するとすれば、「ダイバー」は普段使いもしやすい本格ダイバーズウオッチ、そして「セミスケルトン」は、コンテンポラリーコレクションの人気モデル「セミスケルトン」のデザインをベースにスポーツテイストをミックスした、ファッショナブルなスポーツウオッチ、と言えそうだ。

両モデルともにオリエントスター伝統の「46系」ムーブメントを搭載した機械式時計だが、その印象は「アウトドア」と同様、いい意味でオリエントスター“らしく”ない。機械式時計ならではの温もりや、歴史あるブランドだからこそ漂う気品こそ感じられるが、デザインのテイストはあくまでもスポーティー。同ブランドの歴史やラインアップ、デザインに明るい人にはとりわけそのルックスが新鮮に映るに違いない。

本格ダイバーズウオッチ「ダイバー」。用意されるラインアップは、黒文字板×メタルバンドの「RK-AU0301B」、青文字板×メタルバンドの「RK-AU0302L」、黒文字板×シリコンバンドの「RK-AU0303B」、オリエントスター プレステージショップ限定販売となる黒文字板×メタルバンドの「RK-AU0305B」(シリコン替えバンド付き)の4モデルが発売される予定だ。今回は、黒文字板に黒のシリコンバンドを合わせた「RK-AU0303B」をピックアップして、デザイン性や機能性をチェックしていこう

スケルトン仕様の小窓が文字板上9時位置にあしらわれたスポーツウオッチ「セミスケルトン」。ラインアップは、黒文字板×メタルバンドの「RK-AT0101B」、ブラウン文字板×メタルバンドの「RK-AT0102Y」、ブラウン文字板×革バンドの「RK-AT0103Y」、緑文字板×革バンドの「RK-AT0104E」、黒文字板×革バンドの数量限定(国内500本、海外200本)モデル「RK-AT0105B」、そしてオリエントスター プレステージショップ限定販売となる緑文字板×メタルバンドの「RK-AT0106E」(皮革替えバンド付き)の全6モデル。今回チェックするのは、緑文字板に黒の革バンドを合わせた「RK-AT0104E」だ

02.ダイバー RK-AU0303B200m空気潜水用防水対応の、
本格ダイバーズウオッチ

オリエントスター、そしてオリエントのこれまでの歩みをたどると、意外にもスポーツウオッチの、とりわけダイバーズウオッチの開発に長い歴史を持っていることがわかる。1969年の「キングダイバー1000」発売を皮切りに、1970年には「クロノエースキングダイバー」、1997年には「M-FORCE」、2006年には「300m飽和潜水ダイバー」と、節目節目に記念すべきモデルを発売。今回注目するオリエントスターの新作「ダイバー」は、そうした、「キングダイバー1000」から連綿と続くダイバーズウオッチ開発の歴史の中で生まれたのだ。

歴代のダイバーズウオッチはいずれもハイスペックとデザイン性を高次元で両立させていたが、それは「ダイバー」でも同じ。ISO準拠の200m防水機能、ナイトダイビングでも高い判読性を発揮するルミナスライト(高輝度蓄光塗料)を使用した針・インデックス、逆回転防止ベゼル、ねじ式りゅうずなど、現代のダイバーズウオッチに求められるスペックをきっちりと押さえた、“本格派”と呼ぶにふさわしい機能性を備えている。

オリエントスター「スポーツコレクション」
オリエントスター「スポーツコレクション」

針やインデックスにルミナスライトを使用した、「RK-AU0303B」の文字板デザイン。箱型のインデックスに蓄光塗料を流し込むことで塗料の体積を増やし、輝度を高めている。黒い文字板、逆回転防止ベゼルに白や黄色を配したカラーリングでコントラストも高められ、ナイトダイビング時や、光の届かない海底でも安心して使用できる判読性を確保。また、12時位置には「46系」ムーブメントの象徴である、50時間のパワーリザーブインジケーターを装備する

本格ダイバーズウオッチと聞けば、いかにも頑強そうなベゼルや、ゴツゴツとしたケースデザインをイメージする人は多いかもしれない。かくいう筆者もそのひとりだったのだが、「RK-AU0303B」のプロポーションは、筋肉質で角張った「ゴツい」ものではなく、むしろ丸みがあり、やわらかさまで感じられる。

必要最小限の面で構成されたケースデザインが流麗な造形を作り出し、広見切りの文字板には、陸上競技のトラックのような丸みのある時分針やインデックスが浮かぶ。ケース径は縦が51.1mm、横が43.6mmで、ケース厚は14.0mmと、ダイバーズウオッチらしいボリューム感はしっかりとある。それでいてゴツすぎず、普段使いしやすいデザインに仕上がっているのは、針、インデックス、そしてケースの形状を「丸い」グラフィックに統一しているからだ。もちろん、この「丸さ」には見た目の印象をソフトにするだけでなく、ウェットスーツの袖口での着脱をよりスムーズにする効果もある。高い機能性を流れるような造形に落とし込んだ、ダイバーズウオッチの新解釈とも言うべき独創的なデザインだ。

オリエントスター「スポーツコレクション」
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時分針やインデックスの丸みのある形状は、陸上競技のトラックをモチーフにしている。この独特のトラック形状と、必要最小限の面で構成された流麗なケースを組み合わせることで、ボリューム感がありつつゴツすぎない、普段使いしやすいデザインが完成されている

オリエントスター「スポーツコレクション」
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すっきりとした印象が強調されるよう、ベゼルやりゅうずもシンプルな連続形状とした。無論、見た目のためだけのデザインではなく、シンプルな造形によって、ウェットスーツの袖口での高い着脱性も実現している。このほか、ベゼルには視認性にすぐれた新開発のアラビアフォントを採用。ダイバーズウオッチの生命線である、高い判読性をしっかり確保している

オリエントスター「スポーツコレクション」
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ケース径は縦が51.1mm、横が43.6mmで、ケース厚は14.0mm。しっかりとした存在感がありつつも、角をそぎ落としたケースデザインと、凹凸の少ないシリコンバンドの組み合わせにより、引っかかりの少ない、快適な装着感が得られる

03.セミスケルトン RK-AT0104E大人の色気とスポーティーさをミックスした、
ファッショナブルなスポーツウオッチ

「ダイバー」とともに登場するスポーツウオッチ、「セミスケルトン」からは緑文字板に黒の革バンドを合わせた「RK-AT0104E」を紹介したい。「ダイバー」同様、こちらもスポーツウオッチとしての機能性に不足はなく、ねじ式りゅうずをはじめとする気密性の高いケース設計により、屋外でも安心して使用できる20気圧防水を実現している。また、3時・6時・12時位置のインデックスに大きめのアラビア数字を採用するほか、すべてのインデックスにルミナスライトを使用するなど、スポーツウオッチに必須の高い視認性も確保している。

また、デザイン面の特徴としては、コンテンポラリーコレクションの人気モデル「セミスケルトン」のデザインをベースに、力強いベゼルや、面ごとに異なる仕上げが施された多面構成のケースなど、スポーツウオッチらしいエッセンスをうまくミックスさせている。深い緑に白い針やインデックスを合わせた文字板のカラーリングは大人の色気にあふれるが、そこにスポーツテイストを絶妙なバランスで融合させることで、肩の力がほどよく抜けた、カジュアルファッションに品良くマッチするルックスに仕上げているのだ。タイを締めたドレッシーなセットアップスタイルにあえてスニーカーを合わせるような、遊び心を感じさせてくれるデザインと言えるだろう。

オリエントスター「スポーツコレクション」
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深い緑の文字板に白いインデックスが映える、「RK-AT0104E」の美しい文字板デザイン。文字板中央部と外周部に異なる仕上げを施すことで、奥行き感を強調している。時分針やインデックスを太めにデザインするとともに、すべてのインデックスにルミナスライトを使用することで、視認性も高めている

オリエントスター「スポーツコレクション」
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文字板のスケルトン仕様から「46系」ムーブメントの精緻な動きを眺めれば、機械式時計ならではの奥深さを堪能できる。スケルトン仕様は裏ぶたにも施されており、回転錘と受けで異なる繊細な目付け模様や、そこに彩りを添えるゴールド色のテン輪、赤いルビーなどが楽しめる

オリエントスター「スポーツコレクション」
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3時・6時・12時位置のアラビア数字のインデックスや、シャープかつ力強いベゼルなど、上品なたたずまいの中にスポーツテイストがバランスよく散りばめられている

オリエントスター「スポーツコレクション」
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多面構成の立体感のあるケース形状によってスポーティーさを演出すると同時に、ツヤのあるポリッシュとマットなヘアラインといった、質感の異なる仕上げを各面で使い分けている。ここにハーフマット調の革バンドを合わせることで、スポーティーかつエレガントな、「RK-AT0104E」のキャラクターを巧みに表現しているのだ

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ブラウン文字板にピンクゴールドのケースが映える「RK-AT0103Y」をはじめ、全6モデルの魅力的なカラーバリエーションが用意された「セミスケルトン」。どのカラーで「自分らしさ」を表現するか、じっくりと悩む時間もまた一興だろう

04.まとめこだわりを持った大人が
休日に身に着けるべき腕時計

ボリューム感はありつつゴツすぎない「ダイバー」と、大人の色気とスポーツテイストが絶妙なバランスでミックスされた「セミスケルトン」。両モデルはともに高機能を備えながら、スポーツシーンはもちろん、休日のリラックスしたコーディネートにも違和感なくマッチしてくれる、普段使いしやすいデザインに仕上がっていた。そしてそこには、機械式時計ならではの奥深さや温かみがあり、こだわりを持った大人の腕元をそっと彩ってくれるだろう。

休日のカジュアルファッションに合わせる1本として、近ごろ流行の多機能GPSソーラー時計やスマートウオッチを選ぶことを否定するわけではない。だがもしも、身に着けるだけで心が躍り、えも言われぬ高揚感に包まれるような腕時計を探しているのなら、オリエントスターの新たな「挑戦」から生まれた、「ダイバー」「セミスケルトン」のような機械式時計で腕元を彩ってみてはいかがだろうか。