360°全方位の安全性を備えた日産 NEW「セレナ」登場!

使い勝手、燃費、安全装備など、ミニバンに求められる要件を高いレベルで満たした王道モデルとして、多くの人から支持されている日産「セレナ」。2019年8月、その「セレナ」がマイナーチェンジを果たし、車両後方の監視までカバーする先進の安全装備を採用するなど、その魅力がさらに高められた。生まれ変わった人気ミニバン「セレナ」の魅力に迫る連載企画の第1回目は、デザインの変更点や、「セレナ」が提案する360°セーフティアシストなどを詳しくチェックしていく。

デザイン 人気の「セレナ」が迫力と品位を備えた新デザインに

長く支持されるものには理由がある。日産「セレナ」は、初代モデルが登場した1991年以来、競争の激しいミニバン市場で常にトップクラスのセールスを記録してきた。直近の数字を見ても、2018年度の国内新車販売台数は100,017台で、これは国内ミニバン市場でNo.1。「セレナ」はミニバン市場に君臨する不動のロングセラーカーなのだ。

ではなぜ売れ続けているのか? その理由は、さまざまなライフステージに対応する、すぐれた使い勝手や、多彩なユーティリティー、高い燃費性能、先進の安全装備、そして手の出しやすい価格設定など、子育て世代のファミリーが不変的に持つニーズを満たしてくれる点に加え、モデルチェンジのたびに、新しい価値やよろこびを提案してきたところにある。その「セレナ」にこの夏、さらに魅力を高めるようなマイナーチェンジが施されたのだから、現役のミニバンユーザーも、これからミニバンの購入を検討している人も、大いに気になっていることだろう。
※ミニバンとは定員6名以上の国産車を指します。ミニバン順位は日産調べ。2018年4月〜2019年3月(自販連調べ)。

日産「セレナ」

「セレナ」のパワートレインは「e-POWER」と「S-HYBRID」の2種類。写真は「e-POWER ハイウェイスターV」だ

今回のマイナーチェンジによる主な変更点は、(1)エクステリア&インテリアの意匠変更、(2)全方位をカバーする360°セーフティアシストの全車標準設定、(3)プロパイロットの進化の3点となる。連載企画第1回目となる今回は、デザインの変更点や360°セーフティアシストについて詳しくチェックしていきたい。

まずはエクステリアとインテリアのデザインに注目。上位グレードの「ハイウェイスター」に関しては、フロントグリルのデザインが一変し、より存在感のある精悍な顔つきとなっている。ミニバンの場合、使い勝手やユーティリティーを優先しがちだが、どれだけ便利な道具であっても、デザインがパッとしなければ「所有するよろこび」は半減してしまう。子どもたちが純粋に「カッコいい」と言い、パパは所有するよろこびを満たされ、ママは安心感を持てる。家族全員が親しみを感じられるデザインだからこそ、「セレナ」はずっとファミリー層から支持されてきたが、今回のマイナーチェンジでも、その方向は決してブレていない。

日産「セレナ」

今回のマイナーチェンジのポイントのひとつであるフロントグリル。水平基調のデザインをベースに、逆台形グリルでワイド感が強調された。フロントグリルが大型化する最近のミニバンの中でも、存在感は十分だ

日産「セレナ」

ボディサイズはマイナーチェンジ前と変わらず、4,770(全長)×1,740(全幅)×1,865(全高)mm。日本のユーザーがイメージするミニバンの王道的なスタイリングで、ガラスエリアが大きく、横から見ただけで車内のゆとりが感じられる。なお、「ハイウェイスター」のLEDリヤコンビネーションランプは、今回のマイナーチェンジで専用デザインに変更された

15インチ

日産「セレナ」

16インチ

日産「セレナ」

標準装備されるアルミホイールは15インチだが、メーカーオプションでより大径の16インチアルミホイールも選択可能。ミニバンのスタイリングは間延びした感じになりがちだが、サイドビューをギュっと引き締め、ボディの大きさに埋もれない存在感を放つ

日産「セレナ」
日産「セレナ」

カラーバリエーションは2トーンカラー4色、単色9色の全13色と豊富に揃う。「サンライズオレンジ」や「ダークメタルグレー」などの新色も追加され、好みにあわせて選択できる

日産「セレナ」
日産「セレナ」
日産「セレナ」
日産「セレナ」
日産「セレナ」

インパネはシンプルで使いやすい印象で、質感の高いシボ加工とステッチが入るダッシュボードなど、感性に訴えかけるデザイン処理にも注目。なお、今回のマイナーチェンジによって、「Premium Interior」「Gray&Black Interior」「Black Interior」「Greige Interior」の4つのインテリアカラーから選べるようになった

安全性 全方位を見守る先進の安全装備

近年の自動車の安全装備の進化は目覚ましいものがあるが、一般的に、先進安全装備はコストが高いため、高級グレードの車種から展開されることが多い。しかし日産は、多くの人が利用する普及価格帯のクルマにこそ先進安全装備が必要だと考え、早期に「セレナ」に前方の安全を支援する「エマージェンシーブレーキ」を搭載。そして今回のマイナーチェンジによって、全方位をカバーする360°セーフティアシストが全車標準設定となり、その安全性がさらに進化した。

対向車や先行車に光を当てずにハイビーム状態を維持する「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を新採用したほか、カメラとレーダーを併用することで夜間も前方の安全を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を採用。また、従来はフロントウインドウに備わったステレオカメラと、ボディ各所に配置されたセンサーで主に車両の前方と側方の監視を行っていたが、今回のマイナーチェンジによって、後側方、後方の監視も新たにカバーできるようになった。これにより、隣接車線の後側方を走行する車両を検知し、注意喚起とハンドル操作アシストを行う「インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)」や「インテリジェントBSW(後側方車両検知警報)」、後退時に車両の接近を知らせてくれる「RCTA(後退時車両検知警報)」などの機能が追加された。

ミニバンは3列目シートまで人を乗せたり、シートを倒してたくさんの荷物を載せたりすることがある。そのため、ややもすると運転中に後方の状況を確認しづらい状態になりやすい。運転に慣れていないドライバーだと、なおさら不安を感じるかもしれないが、前方から側方、そして後側方、後方まで含めた360°全方位の監視ができる「セレナ」なら、安心感はグンと高まるだろう。

後側方 インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)/BSW(後側方車両検知警報)
日産「セレナ」

ドライバーの死角になりやすい後側方は、車両後部左右に設置したレーダーで監視を行ない、車線変更の際、隣接車線に車両がいる場合、ドアミラー鏡面のインジケーターや音で注意を喚起する「BSW(後側方車両検知警報)」を搭載。また、後側方の車両との距離が近い場合、そのまま車線変更を開始すると、もとの車線に戻す方向にハンドル操作をアシストしてくれる「インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)」も装備する

後方 RCTA(後退時車両検知警報)
日産「セレナ」

車庫入れや駐車などで後退する際、後方を横切るクルマにヒヤリとすることがあるが、車両後部の左右に設置したレーダーで車両を検知し、接近している場合はインジケーターと音で教えてくれる「RCTA(後退時車両検知警報)」も備える

前方・後方 踏み間違い衝突防止アシスト
日産「セレナ」

ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が増えているが、「セレナ」には「踏み間違い衝突防止アシスト」も用意される。前進時も後退時も、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急加速を抑制。衝突の恐れがある時は、エンジン出力やブレーキを制御してくれる

前方 インテリジェント エマージェンシーブレーキ
日産「セレナ」

前方の安全を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」は3段階で作動。前方の車両や歩行者に衝突の恐れがある場合、ディスプレイ表示や警報音で注意喚起し、危険が高まると自動ブレーキが作動。それでも安全に減速できないと緊急ブレーキで衝突回避を支援する

側方 インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)/LDW(車線逸脱警報)
日産「セレナ」

フロントカメラで走行車線のレーンマーカーを検知し、車線を逸脱しそうになるとディスプレイ表示と警告音で注意喚起する「LDW(車線逸脱警報)」を搭載。加えて、車線内に戻る方向へステアリング操作をアシストし、安全運転をサポートしてくれる「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」も用意される。疲れやすい長時間運転の際などに、頼りになるシステムだ

このほか、「セレナ」には、フロントウインドウ上部のカメラで先行車や車線を認識し、アクセルやブレーキ、ステアリングを自動制御して運転支援してくれる、高速道路における運転支援システム「プロパイロット」も標準装備。「プロパイロット」を作動させると、設定した車速や先行車との距離を保ちながら、車線中央付近を走行するよう運転操作を支援。家族揃ってのドライブに、未体験の安全・安心をもたらしてくれるはずだ。

日産「セレナ」

「プロパイロット」の操作はわずか2ステップと簡単。ステアリングに配置された青色の「プロパイロット」スイッチを押し、次に「セット」を押すと、一定速度で先行車の追従走行を開始。もちろん車間距離の調節も可能だ。作動中はアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をクルマがサポートしてくれる

使い勝手 ミニバンならではのすぐれた使い勝手をチェック

マイナーチェンジによる進化ポイント同様、ミニバンの購入を検討している人にとっての大きな関心事は、やはり使い勝手。人が大勢乗る。荷物をたくさん積み込む。そんな使い方が想定されるため、「セレナ」の使い勝手を改めて確認しておこう。

「セレナ」が人気を集める理由のひとつに、取りまわしやすい5ナンバーサイズのボディサイズながら、ミニバンクラスNo.1の室内幅1,545mmと、室内長3,240mmを確保し、広々とした室内空間を実現していることがある。2列目シートは前後に最大690mmの超ロングスライドが可能で、大柄な男性でも足を伸ばしてゆったりくつろげるほど。さらに、2列目シートは横スライドも可能で、3列目シートへのウォークスルーもラクに実現する。横にスライドした状態でも前後に超ロングスライドできるため、子どもの着換えや、赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま世話をするスペースも生まれる。

3列目シートも決して「緊急用」ではなく、クッションに厚みがあって座り心地がよく、前後のスライド機構によって足元も広々。3人乗車した状態でも、快適なドライブを楽しめるはずだ。
※全高1.8m以上の1.2〜2.0Lクラス 7/8人乗りミニバンにおいて。2018年2月時点、日産調べ。

日産「セレナ」

2列目シートは最大690mmのスライドが可能な超ロングスライド機構を採用し、リビングルームの大きなソファに座っているような感覚で、足を投げ出してゆったりとくつろげる

日産「セレナ」

5ナンバーサイズのミニバンの場合、3列目シートは、あくまでも「緊急用」であり、快適席や実用性は重視しないという人も多い。ところが「セレナ」は、3列目シートにも3人がけが可能で、しかも前後にスライドする。クッションの厚みも十分にあり、快適性も抜群だ

日産「セレナ」
日産「セレナ」

シートの1列目にも2列目にもセットできる「スマートマルチセンターシート」は、使って「なるほど」と思える便利機能。2列目シートと3列目シートのスライド機構とあわせて活用すれば、さまざまなシートアレンジが可能だ

日産「セレナ」

ミニバンのお約束である収納力にも、もちろん抜かりはない。USB電源ソケット付きの「運転席アッパーボックス」や、大型のメモ帳などを入れられる「大容量グローブボックス」、2列目シートに座る人用の「パーソナルテーブル」、ショッピングバッグをつり下げられる「シートバックフック」など、車内のあちこちに“賢く使える”収納や装備が用意される

日産「セレナ」

ラゲッジルームのサイズは荷室高1,483mm、荷室長450mmで、こちらもミニバンクラスNo.1。3列目シートを使用した状態でも、大人用の折りたたみ自転車を余裕で積み込めるし、3列目シートを格納すればさらに広大な荷室空間が出現。家族でおでかけする際は何かと大荷物になるが、これなら安心だ
※全高1.8m以上の1.2〜2.0Lクラス 7/8人乗りミニバンにおいて。2018年2月時点、日産調べ。荷室高はラゲッジアンダーボックスを含む。荷室長はサードシートスライド装着車(シート前端時)。

日産「セレナ」

ラゲッジルームのバックドアには「デュアルバックドア 」を装備。通常の約半分のスペースがあれば開閉できる「ハーフバックドア」を備えているので、後方にクルマが停まっていたり、すぐちかくまで壁が迫っている場合でも荷物の出し入れが可能だ

まとめ 360°全方位の安全性という
さらなる魅力を手に入れた最先端ミニバン

人々の暮らしや交通環境は時代とともに変わり、新しい技術も次々に誕生している。そうした中で「ずっと売れ続ける」クルマには普遍的な価値があるはずだ。「セレナ」の普遍的な価値とは、バランスのよさだろう。ファミリー層がミニバンに求めるものをしっかりと凝縮し、取り回しのよいサイズと洗練されたデザインでまとめる。今回のマイナーチェンジでもその方向は変えず、さらに360°セーフティアシストを全車標準設定。先進的な安全性能をさらに進化させたことで、より納得感の高いモデルに仕上がっている印象だ。また、これだけの先進機能を備えながら、エントリーグレード「X」の車両本体価格は2,529,360円(税込)と、手の出しやすい価格設定になっているのも見逃せない。

家族のために、安心・安全で、快適さも重視したミニバンを探しているなら、「セレナ」が魅力的に映るのは間違いない。マイナーチェンジされたポイントを含め、ぜひ1度、家族全員で販売店に足を運び、その魅力を確認してみてはどうだろう。