ひと足先に第10世代インテルCPUを搭載 レノボのプレミアムブランド「YOGA」シリーズ 14型ノートPC「YOGA S740」の実力を探る

レノボのコンシューマー向けプレミアムブランド「YOGA」の製品ラインアップに2019年10月、14型ノートPC「YOGA S740」が加わった。CPUに最新世代の「第10世代インテル Core プロセッサー」の“本命”と目される、高性能なIce Lakeをいち早く搭載。さらに、コンパクト&スタイリッシュなボディをまとうとあり、大きな注目を集めそうだ。ここでは、そんな「YOGA S740」の実力を探っていく。

プレミアムなボディ
4辺狭額ベゼル採用のコンパクト&スタイリッシュボディ

「Different is better」(違うほうがいい)をコンセプトに、ワンランク上の処理性能や革新的な技術、磨かれたデザインを採用し、多様化するユーザーニーズにいち早く対応するコンシューマー向けプレミアムブランド、レノボ「YOGA」シリーズ。この人気シリーズに2019年10月、14型ノートPC「YOGA S740」が仲間入りした。

レノボ YOGA S740

14型ノートPC「YOGA S740」のボディは、コンパクト&スタイリッシュ。最廉価な「第10世代インテル Core i5 プロセッサー」搭載モデルは8万円台から購入できるとあり、コストパフォーマンスも高い

本機の大きな特徴は、コンパクト&スタイリッシュなボディに、最新CPU「第10世代インテル Core プロセッサー」をいち早く搭載したこと。しかも本機が搭載するのは、新しい10nm製造プロセスが採用されたIce Lakeとあって注目度が高い。

なお「第10世代インテル Core プロセッサー」には、前世代と同じ14nm製造プロセスのComet Lakeも存在するが、2つの見分け方は簡単。Comet Lakeでは従来どおり型番末尾に「U」や「Y」のシリーズ名が付記されるのに対し、Ice Lakeでは4桁の型番のあとに「G7」「G4」「G1」といった内蔵GPUのグレードが続く。

詳しくは後述するが、このIce Lakeを採用した「YOGA S740」は、「インテル Core i5 プロセッサー」搭載モデルが約23時間、「インテル Core i7 プロセッサー」搭載モデルが約26時間という長時間バッテリー駆動を実現(JEITA2.0基準)。あらゆる面で高い性能をもたらしている。

それでは、プレミアムブランドらしい高い完成度を持つ「YOGA S740」のボディからチェックしていこう。

モバイルノートのディスプレイサイズの主流は13.3型。「14型ディスプレイを搭載した本機は、13.3型モデルよりも大きなディスプレイが使える分、作業効率はよいが、持ち運びにはやや大きいに違いない」。そう思って対面したところ、いい意味で予想は裏切られた。液晶の上辺と左右辺に加え、下辺のベゼル幅も狭いため、本体サイズ約322.4(幅)×212(奥行)×14.9(厚さ)mmという、一般的な13.3型モバイルノートと変わらないコンパクトなボディを実現している。

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

モバイルノートとしては大きめの14型ディスプレイを搭載しながら、それを感じさせないコンパクトなボディが「YOGA S740」の特徴のひとつ。一般的な13.3型ノートPCとサイズを比較してみると、画面サイズはひと回り大きいのに、ボディサイズはほとんど同じだった

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

コンパクトなボディの秘密は、上下左右すべてのベゼル幅を狭くしたこと。液晶を開いた際の見た目がスタイリッシュなうえ、画面への没入感も高まるなど、4辺狭額ベゼルを採用することで「YOGA S740」はさまざまなメリットを手に入れている

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

コンパクトボディの「YOGA S740」は、資料や手帳などを収納したビジネスバッグにもすっきりと収まる。重量は約1.4kgなので、外出先への持ち運びも余裕だ

ボディの外装には、軽くて強固なアルミニウムを採用している。天面から底面までサンドブラスト加工が施されており、手にしたときのサラサラとした感触が心地よく、手にしっくりとなじむ。シンプルなデザインながら、金属の質感を生かすことでプレミアムブランドらしいスタイリッシュさと堂々としたたたずまいを備えている。飽きることなく長く使えるうえ、外出先でも自慢気に広げたくなる洗練されたボディと言えよう。

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

アルミニウムボディの表面には、手触りのよいサンドブラスト加工が施されている。堅牢性にすぐれながら、余計なものをそぎ落としたデザインだ。なお、ボディカラーは「アイアングレー」の1色展開となる

パフォーマンス
第10世代インテルCPU搭載で処理性能にもグラフィック性能にも不足なし

続いて、「YOGA S740」のパフォーマンスをチェックしていこう。この点における本機の大きな特徴は、最新CPU「第10世代インテル Core プロセッサー」(Ice Lake)をいち早く搭載したことだ。

最新世代となる「第10世代インテル Core プロセッサー」には、インテルの量産CPUとして初めて10nm製造プロセスを採用したIce Lakeと、第9世代と同じ14nm製造プロセスのComet Lakeの2つがある。本機はその中でも本命と目されるIce Lakeを採用していることは既に述べた。

Ice Lakeは、GPUとしてパワフルな最新の「Iris Plus Graphics」を内蔵しているのも魅力で、従来の内蔵GPU「インテル UHD グラフィックス 620」と比べて、フルHD解像度における3Dゲームのフレームレートが最大1.8倍向上。4K HDR/60pの動画再生に加え、映像の出力フレームレートとディスプレイのリフレッシュレートを動的に同期させて映像のズレを抑える「AdaptiveSync」への対応も果たすなど、さまざまな進化を遂げている。

そんな「第10世代インテル Coreプロセッサー」を採用した「YOGA S740」は、「インテル Core i5 プロセッサー」搭載モデルと「インテル Core i7 プロセッサー」搭載モデルの主に2種類をラインアップしているが、ここでは最も求めやすい価格を実現した82,940円(価格.com掲載価格。税込。2019年11月22日時点)の「81RS0021JP」(インテル Core i5-1035G4 プロセッサー、メモリー8GB、256GB SSD)を使って、その処理性能を検証していこう。

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

「インテル Core i5-1035G4 プロセッサー」は1.10GHz(最大3.70GHz)で動作する4コア/8スレッドのCPU。GPUとして「Iris Plus Graphics」が内蔵されていることが、ハードウェア情報を表示するアプリ「CPU-Z」で確認できた。「CPU-Z」の表示情報が少ないことからも、まだ出荷ほやほやの新しいCPUであることが感じられる

CHINEBENCH R20

レノボ YOGA S740

CPU性能を測定するベンチマークプログラムを実行すると、「インテル Core i5-1035G4 プロセッサー」のスコアはマルチコアが「1235」、シングルコアが「483」となった。ハイエンドノートPCが搭載する「第8世代インテル Core i7-8550U プロセッサー」を上回るほどの高いスコアだ。「Core i5」でありながら、今も現役の「Core i7」を上回るスコアをたたき出したことに、本CPUのポテンシャルの高さが感じられる

PCMark 10

レノボ YOGA S740

「81RS0021JP」の処理性能を確認するため「PCMark 10」を実行。トータルスコアは「4182」と8万円台のノートPCとは思えない高い数値を記録した。サブスコアについても、普段使いを想定した「Essentials」が「8840」、ビジネスユースを想定した「Productivity」が「6777」となっており、快適さの目安とされる「5000」を大きく上回っている。最新CPUを搭載したことで、メインマシンとしても十分に活用できる高いパフォーマンスが確認できた

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト

レノボ YOGA S740

続いて「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」。最新の「Iris Plus Graphics」を搭載するだけあって評価は、「最高品質」「1920×1080」設定でスコア「5442」の「快適」。この程度のカジュアルな3Dゲームなら、モバイルノートでありながら何の支障もなく遊べそうだ

ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク

レノボ YOGA S740

それならばと、グラフィック負荷のより高い「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」でもテスト。さすがに厳しい評価が出るかと思いきや、「1920×1080」「高品質」設定でスコア「2777」の「やや快適」という評価を得た。本格的な3Dゲームも、画質設定をある程度落とせば十分に楽しめそうだ

CrystalDiskMark

レノボ YOGA S740

最後は、ストレージの転送速度。本機が搭載するSSDは高速なNVMe接続だが、「CrystalDiskMark」でもその真価がしっかりと確認できた。シーケンシャルリード(Q32T1)は3608.7MB/sと非常に高く、ノートPCとしては最速クラスと言ってもよいだろう

使い勝手
自宅でも外出先でも使い勝手のよい、先進の機能を装備

「YOGA S740」は、「第10世代インテル Core プロセッサー」(Ice Lake)を搭載したことでエンターテインメント性能にもすぐれている。なかでも注目したいのが、4K HDR/60p映像も出力できるThunderbolt 3ポートだ。

Thunderbolt 3に対応させるには従来、専用チップが必要だったが、「第10世代インテル Core プロセッサー」では標準対応。「YOGA S740」ではすべてのモデルでこの高速なインターフェイスが利用できる。最近人気の4K HDR対応のネット配信動画も、Thunderbolt 3経由で4Kディスプレイや4Kテレビに出力して楽しめるのがうれしい。

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

左側面のThunderbolt 3ポートは、最大40Gbpsのテータ転送が可能な高速インターフェイス。4K HDR/60pの映像出力も可能で、4K HDR対応のディスプレイやテレビにつなげば、なめらかで圧倒的な映像美が楽しめる

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

左側面には、Thunderbolt 3ポートのほか、電源ポート、USB 3.0ポート、マイク/ヘッドホンジャックを搭載。また、右側面にもUSB 3.0ポートを備えている。モバイルノートとしては標準的な構成だ

ディスプレイには、14型フルHD(1920×1080)液晶を搭載。光沢加工が施されたIPSパネルを採用しているため、室内でも外出先でも鮮やかな映像を表示してくれる。また、キーボード面の左右に、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応したステレオスピーカーを備えているため、サウンドも高品質。パソコン単体でもゲームやネット配信動画を臨場感たっぷりに楽しむことが可能だ。

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

光沢加工が施された14型フルHD液晶ディスプレイは色再現性が高く、表示が鮮やか。広視野角なIPSパネルのため、斜めから画面を見ても明るさや色の変化が少ない

レノボ YOGA S740

キーボードの左右にある「Dolby Atmos」対応ステレオスピーカー。ノートPCの小さなスピーカーにありがちな音のこもりが感じられず、臨場感のあるクリアなサウンドが楽しめた

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

キーボードは、LEDバックライトを備えた84キーのアイソレーション型。キーピッチは実測約19mmで、キーストロークは約1.2mmだった。キーボードに手を添えても窮屈感はなく、適度な反発を感じながら軽快な入力作業が行えた

コンパクトなボディのため、外出先へ持ち歩く機会も多くなりそうな「YOGA S740」。となるとチェックしておきたいのがセキュリティ面だが、本機はその点にも抜かりはない。

ディスプレイ上部には「Windows Hello」の顔認証に対応したIRカメラを搭載しており、カメラに顔を向けるだけで、パスワードを入力することなく素早く安全なサインインが可能。レノボのユーティリティアプリ「Lenovo Vantage」を使えば、IRカメラが目の前にいるユーザーを認識し、電源ボタンを押すことなく、自動でOSにサインインしてくれる「オートIRカメラログイン」も設定できる。認証のために特別な操作を必要としない顔認証は実に使い勝手がいい。

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740

Webカメラは赤外線センサーを備えた「Windows Hello」対応IRカメラ。Webカメラとして利用する場合は、人物の背景をぼかしたり、漫画やイラストのようなタッチに加工したりすることで背後の詳細を隠してくれるプライバシー保護機能が利用できる。カメラ経由のプライバシー流失リスクもしっかりとケアされている

レノボ YOGA S740

モバイル用途で利用する際に気になるバッテリー持ちも問題ない。「YOGA S740」は、電力効率にもすぐれる「第10世代インテル Core プロセッサー」を搭載することで、ノートPCとしてはトップレベルとなる最大23時間駆動(「インテル Core i5 プロセッサー」搭載モデルの場合)を実現。Webサイトを見たり、メールを送受信したり、原稿を作成したりなど、朝から晩まで仕事でフル活用してみたが、バッテリー切れになることはなかった

まとめ
最新CPU搭載のプレミアムモデルながら、コスパも高いお買い得モデル

スタイリッシュなボディに最新のスペックをいち早く搭載する、レノボのプレミアムブランド「YOGA」シリーズ。ここでは、2019年10月に発売された14型ノートPC「YOGA S740」をレビューしてきたが、プレミアムブランドの名に恥じない、完成度の高いモデルであることが確認できた。

「第10世代インテル Core プロセッサー」の中でも、性能の高いIce Lakeを採用することで、高い処理性能を持つうえ、14型ノートPCでありながら従来の13.3型ノートPCに迫るコンパクトなボディを実現。アルミニウムを採用したボディは堅牢でスタイリッシュだ。また、本記事で使用した「インテル Core i5 プロセッサー」搭載モデルは、82,940円(価格.com掲載価格。税込。2019年11月22日時点)で購入できる。その完成度を考えると、コストパフォーマンスは極めて高いと言えるだろう。

高い満足が得られる最先端のノートPCをお探しの人は、この「YOGA S740」に注目しない手はない。

さらに、今なら購入後の申し込みで全員に10,000円のVプリカがもらえるレノボのキャッシュバックキャンペーンも利用可能! 実質10,000円安く購入できる点も見逃せない。

レノボ YOGA S740
レノボ YOGA S740レノボ YOGA S740
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モデル名 81RS0021JP
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU 第10世代インテル Core i5-1035G4 プロセッサー(1.10GHz-最大3.70GHz)
GPU Iris Plus Graphics
メモリー 8GB
ストレージ 256GB NVMe SSD
ディスプレイ 14型フルHD(1920×1080)IPS液晶ディスプレイ
バッテリー駆動時間 約23時間(JEITA2.0基準)
外部インターフェイス 左側:USB 3.0ポート×1、Thunderbolt 3ポート×1、マイク/ヘッドホンジャック×1
右側:USB 3.0ポート×1