コスパの壁を突き抜ける ハイエンド級スペックにクアッドカメラ搭載のミドルレンジ機 最新SIMフリースマホ「HUAWEI nova 5T」徹底検証

HUAWEI nova 5T
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ファーウェイから2019年11月29日に発売された最新SIMフリースマートフォン「HUAWEI nova 5T」。本機は、ハイエンドスマートフォンに肩を並べるどころか上回るほど高いスペックを備え、どんなシーンでも自由自在にキレイな写真を撮れるクアッドカメラを搭載しながら、価格はミドルレンジ並みという、コスパ路線でトップを走ってきたファーウェイ渾身のスマートフォンだ。本特集では、この「HUAWEI nova 5T」を徹底レビューし、その魅力に迫る。

Kirin 980&メモリー8GB搭載ヘビーユーザーも納得の超強力スペックスペック
Kirin 980&メモリー8GB搭載 ヘビーユーザーも納得の超強力スペック

「HUAWEI nova 5T」の大きな魅力のひとつは、ハイエンドスマホに匹敵するほど高いスペックを搭載していることだ。CPUには「Kirin 980」を備え、メモリーは大容量の8GB、ストレージ容量は128GB(microSDメモリーカード非対応)。これは、同社のハイエンドスマートフォン「HUAWEI P30 Pro」を上回るスペックであり、ミドルレンジのスマートフォンとしては、他に追随を許さないほど高い性能を備えている。

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価格はミドルレンジながらもハイエンド級のスペックを備える「HUAWEI nova 5T」

定番のベンチマークテストアプリ「Antutu Benchmark」で性能を測定してみたところ、トータルスコアは263522だった。さらに、ゲームなどのプレイ時に性能を最大化することが可能な「パフォーマンスモード」をオンにすると、トータルスコアは389516と、非常に高いスコアを記録した。

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左が通常時、右が「パフォーマンスモード」をオンにした時のスコア。通常時でも、CPUやグラフィック処理の性能が高いうえに、8GBという大容量メモリーのおかげかMEMのスコアもミドルレンジとしては非常に高い

実際に使用してみても、アプリの起動や切り替えはストレスなく動作し、写真や動画の読み込み速度も申し分ない。使い心地はハイエンドスマホと比べても遜色を感じさせない。それどころか、複数のアプリを起動するマルチタスクでも動作は止まることなくスムーズだ。ゲーミング性能に関しても、グラフィックの処理能力を向上させる「GPU Turbo」により、重たい処理をともなうゲームでも快適にプレイできる。

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作業を効率化できるマルチタスクやヘビーなゲームもこなす「HUAWEI nova 5T」。ビジネスからエンタメシーンまで幅広い用途で使えるスマホだ

また、スマホの使い勝手で外せないのがバッテリーだ。いくら性能がよくても、バッテリー持ちがよくないのではいただけない。その点、「HUAWEI nova 5T」のバッテリー容量は3,750mAhと標準的だが、22.5Wの超急速充電に対応しており、わずか30分で最大50%の充電が可能になっている。

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22.5Wの超急速充電中は、残バッテリーが目に見えて増えていくほど速く充電される※超急速充電は同梱の充電器を使用時のみ利用できます

2枚のSIMカードを使い分けられるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応している。これは仕事とプライベートで1台のスマホを使っている人や、海外出張などで現地のSIMカードを利用する人などにありがたい機能だ。

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SIMカードスロットは2枚のnanoSIMカードを同時使用可能

機能面で触れておきたいのが、Bluetoothの接続安定性と耐干渉性が強化されたこと。さすがに遅延ゼロでゲームを快適にプレイできるまではいかないが、人混みや電車内で音楽再生が途切れたり、遅延したりすることが起こりにくくなっている。昨今人気のワイヤレスイヤホンやヘッドホンを使っている人にはうれしい性能向上だ。また、ハイレゾ再生に対応しており、音質にこたわるユーザーも満足できるはずだ。
※ハイレゾ再生には本製品に搭載のHUAWEI 音楽プレイヤーと、別売のハイレゾ対応ヘッドホンなどが必要です。

進化したAIが写真をさらに美しく機能盛り盛りのクアッドカメラでどんな写真も自由自在カメラ
進化したAIが写真をさらに美しく 機能盛り盛りのクアッドカメラでどんな写真も自由自在

ファーウェイのスマホと言えば、カメラ機能にも注目せざるを得ない。そんな期待を自然と抱いてしまうほど、同社はモバイルカメラ技術において他社より頭ひとつ抜きん出た存在だ。「HUAWEI nova 5T」は、同社のハイエンドモデルが採用するLeica監修のカメラではないが、4基のレンズから成るクアッドカメラを搭載する。

メインカメラは約4800万画素/F1.8と高精細で明るく、これに約1600万画素/F2.2の超広角カメラ、約200万画素/F2.4の被写界深度カメラ、約200万画素/F2.4のマクロカメラが加わった。被写体を認識して撮影設定を自動調節するAI機能は、従来モデルからより自然な仕上がりになるように進化しており、カメラ機能もハイエンドモデルに匹敵する性能を備える。

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上から約1600万画素の超広角カメラ、約4800万画素のメインカメラ、約200万画素の被写界深度カメラが並び、その右に約200万画素のマクロカメラを備えるクアッドカメラ

メインカメラ

約4800万画素のメインカメラは、AI機能の併用により誰でもカメラを向けるだけで簡単にプロ並みの写真が撮れる。また、1/2インチの大きなセンサーと、受光感度を4倍に高めた「4in1ライトフュージョン」を備えることで、暗いところでも明るく、かつ高精細な写真が撮影可能。さらに、「夜景モード」を使えばイルミネーションなども手ブレを抑えてキレイに撮れる。

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上の写真は、搭載されるAIが、フード、紅葉、日の入りのそれぞれのシーンを認識し、明るさやホワイトバランスを自動で調整したもの。わざとらしすぎない自然な色味だ。3枚目の写真は強烈な逆光という条件だったがHDRがよく効いていて、キレイに撮れている

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1/2インチのセンサーと「4in1ライトフュージョン」により日没時でも明るく撮れる。夕焼けのグラデーションの表現も自然だ。また、「夜景モード」を使用すれば、写真のようなイルミネーションも手ブレを抑えて撮影できる

超広角カメラ

117°の超広角カメラは、大人数での撮影や壮大な風景、引くことのできない狭い空間での撮影、パースを効かせた写真を撮るときなどに便利なカメラだ。メインカメラでは表現できないワイドアングルな写真は、撮影の幅を広げてくれる。

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左がメインカメラ、右が超広角カメラで撮影した写真。超広角カメラで撮影した写真のほうが、遠近感をより表現できており、迫力もある

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超広角カメラ(右)は被写体との距離が近く、後方に下がって撮影できない場合にも便利だ。メインカメラ(左)では収まらない広い画角で全体を撮影できる

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超広角カメラで撮影したパースの効いたビルの写真。こういった日常的な風景が、超広角カメラを通すと、また違った世界に見えるのが面白い

ポートレート

「HUAWEI nova 5T」は、被写界深度を測定するためだけに約200万画素の被写界深度カメラを搭載する。これにより、ポートレート写真では自然なボケ効果を演出することができるのだ。

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被写界深度カメラにより、手前から奥に向かって強まる美しいボケが特徴の「ポートレート」モード

マクロカメラ

200万画素のマクロカメラは、被写体に最小4cmまで近づいての接写が可能になる。普段は目にとまらないミクロの世界を撮影すれば、新しい発見があるはずだ。

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マクロカメラは、メインカメラと比べて画質が若干下がるが、普段は見られない小さな世界を大きく写せる

フロントカメラによる高画質セルフィー

「HUAWEI nova 5T」は、フロントカメラも約3200万画素とメインカメラ並みの画質を誇る。これに加え、AIをベースとした「HDR+」と「ビューティーモード」を備えることで、明るく鮮明なセルフィーを撮れるのだ。

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「HDR+」により逆光時でも顔が暗くならずに明るく撮れるのは素晴らしい。なお「ビューティーモード」は加工を0〜10の強さから選べる(画像は10に設定)

使いやすさと機能性を追求所有欲を満たす美しいデザインデザイン
使いやすさと機能性を追求 所有欲を満たす美しいデザイン

最後に「HUAWEI nova 5T」のデザインと注目の機能を紹介しよう。ディスプレイは、直径4.5mmのパンチホールディスプレイの採用により91.6%という高い画面占有率を実現。大きな6.26インチ画面は、有機ELではなく液晶ではあるが、普段の作業はもとより動画やゲームのプレイでも、迫力のある映像体験が可能だ。

HUAWEI nova 5T
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パンチホールディスプレイは、フロントカメラの存在が気にならないくらい小さく収められており、操作する際にもじゃまにならない。画面が縁いっぱいまで広がることで、動画の閲覧やゲームのプレイ時は没入感の高さを実感できる

「HUAWEI nova 5T」はフロントカメラによる顔認証に加え、指紋認証にも対応。指紋認証センサーは、本体側面にある電源ボタンと一体化されており、手で端末を握ると同時にロックを解除する。解除にかかる時間は約0.3秒と超高速だ。デザイン的にも前面や背面に指紋認証センサーがないのはシンプルだし、流れるような自然な動作で素早くロック解除できるのは使い勝手がいい。

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指紋認証を備える本体右側の電源ボタン。端末を握る自然な動きで、そのままロックを解除してくれる

本機のカラバリは「ミッドサマーパープル」「クラッシュブルー」「ブラック」の3種類。「ミッドナイトパープル」は、3種類の中で唯一「nova」のロゴがパターン配置されており、インパクトは抜群だ。「ブラック」と「クラッシュブルー」は落ち着いた色合いながらも、光が当たる角度により表情が変わり、クラシックなデザインに遊び心が加えられている

HUAWEI nova 5T
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エッジの効いたデザインの「ミッドサマーパープル」。「nova」のロゴが散りばめられた背面はインパクト抜群で、保護ケースなどを装着するのがもったいないくらいだ

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「ブラック」と「クラッシュブルー」は、シンプルながらも光に反射して表情を変えるデザイン。どちらも普段着からスーツまで幅広い服装に合わせられる

SIMフリースマホの本命となるコスパ超優秀モデルまとめ
SIMフリースマホの本命となるコスパ超優秀モデル

ファーウェイのスマートフォンは、価格以上のスペックと機能、そして高性能なカメラを備えることで、幅広い層の人たちから支持を得てきた。「nova 5T」も、この系譜にもれることなく従来モデルの特徴を継承するうえに、同社のミドルクラスシリーズと比べて大幅な性能の向上が図られている。特に、これだけのハイスペックでミドルクラスの価格を実現したのは、SIMフリースマートフォン市場に驚きをもたらすだろう。コスパ重視のライトユーザーはもちろん、性能重視のユーザーも高い満足度を得られるはずだ。

ディスプレイ 約6.26インチ TFT FHD+(2340×1080)
CPU HUAWEI Kirin 980
メモリー 8GB
ストレージ 128GB
OS Android 9/Emotion UI 9.1
バッテリー 3750mAh
メインカメラ クアッドカメラ 約4800万画素(F値1.8)+約1600万画素(F値2.2)+
約200万画素(F値2.4)+約200万画素(F値2.4)
フロントカメラ 約3200万画素(F値2.2)
サイズ 約73.97(幅)×約154.25(高さ)×約7.87(厚さ)mm
重量 約174g
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)
通信方式 FDD LTE:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28
TDD LTE:B38/40/41(2545〜2655MHz)
WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900MHz
キャリアアグリゲーション対応、au VoLTE対応
サウンド ハイレゾ対応
生体認証 顔認証、指紋認証