5軸手ぶれ補正やAFの進化で撮影領域が広がる!

5軸手ぶれ補正やAFの進化で撮影領域が広がる!小型軽量ミラーレスカメラの“正統”オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」実力レビュー

オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

マイクロフォーサーズシステムのミラーレスカメラを展開するオリンパスから、大注目の小型軽量モデル「OM-D E-M5 Mark III」が登場した。防塵・防滴・-10℃耐低温構造の小型軽量ボディーに、プロフェッショナルモデル「OM-D E-M1 Mark II」ゆずりの高画質とAF性能を搭載。さらに、新開発の小型5軸手ぶれ補正ユニットによって、従来モデルの「OM-D E-M5 MarkU」と比べ手ぶれ補正効果もアップしている。本特集では、そんなオリンパスの最新技術が詰まった「OM-D E-M5 Mark III」の注目点を解説し、実写作例によってその実力を徹底検証していく。

進化点小型軽量ボディーにプロフェッショナルモデル
「OM-D E-M1 Mark II」ゆずりの基本スペックを凝縮!

オリンパスは2009年に同社初のミラーレスカメラカメラ「OLYMPUS PEN E-P1」を商品化して以降、「小型軽量と高性能」の両立を設計思想に掲げ、ハイエンドモデルからエントリーモデルまで、マイクロフォーサーズシステムのミラーレスカメラを開発し続けてきた。老舗のカメラメーカーとしては最もミラーレスカメラ開発の歴史が長いメーカーだが、同社の製品の中でも、電子ビューファインダー(EVF)を搭載した「OM-Dシリーズ」は、往年のフィルム一眼レフ「OMシステム」の伝統的なデザインを継承した小型軽量ボディーに、豊富な機能を凝縮。本格的な撮影に対応できるミラーレスカメラとして、幅広いユーザー層から絶大な支持を得ている。

今回検証する「OM-D E-M5 Mark III」は、「OM-Dシリーズ」の中では小型軽量と高性能を両立するマイクロフォーサーズの魅力を最大限に引き出した最新モデル。2015年に発売された従来モデル「OM-D E-M5 Mark II」は携帯性と高画質のバランスにすぐれていることが評価され、価格.comの「デジタル一眼カメラ」カテゴリーでもロングヒットを続けているだけに、その後継機となる本機は、特に注目度が高い。

オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

「OM-D E-M5 Mark III」のボディーは、ファインダー部分にデルタカットを取り入れるなど、フィルム一眼レフ「OMシステム」の伝統的なフォルムを継承。細部にまでこだわった高品位なボディーに仕上がっている

「OM-D E-M5 Mark III」の進化点でまず見逃せないのがボディーだ。プロフェッショナルモデル「OM-D E-M1 Mark II」と同等の防塵・防滴・-10℃耐低温構造ながら、ボディーサイズは従来モデル「OM-D E-M5 Mark II」とほぼ同等の約125.3(幅)×85.2(高さ)×49.7(奥行)mmで、重量は約55g軽い約414g(バッテリー、メモリーカードを含む、アイカップはなし)。また、電子ビューファインダー(EVF)には新たに有機ELパネルを採用し、色鮮やかでくっきりとした表示を実現。アイポイントが約27mmと、ほかのミラーレスカメラと比べても長く、眼鏡を着用した場合でも見やすくなっている。加えて、グリップやダイヤル類の操作性も向上。まさに“正統進化”を遂げたのだ。

オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」 オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

「OM-D E-M5 Mark III」は、片手で軽々とホールドしながら撮影できる小型軽量ボディーが魅力。背面モニターは横開きのバリアングル式のため、ハイアングルやローアングルの写真もラクな体勢で撮影することができる。また、モードダイヤルの配置が見直され、グリップや背面のサムレストが大きくなってホールド感が向上した

画質やAFなどの性能も飛躍的に向上した。最も注目したいのは、プロフェッショナルモデル「OM-D E-M1 Mark II」のシステムをそのまま継承したこと。有効2037万画素の撮像素子と画像処理エンジン「TruePic VIII」、121点オールクロス像面位相差AFセンサーによるAFシステムといったスペックは、「OM-D E-M1 Mark II」と同じで、小型軽量ボディーでもプロ写真家の要求に応えるだけの性能を備えている。

121点オールクロス像面位相差AF
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

121点すべての測距点がオールクロス仕様となり、被写体の模様に影響を受けず、確実なピント合わせが行えるようになった「OM-D E-M5 Mark III」の像面位相差AFシステム。プロフェッショナルモデルと同等のAF性能を実現している

顔/瞳優先AF
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

人物の顔と瞳を自動的に検出して正確にピントを合わせる「顔/瞳優先AF」も搭載。オリンパスは他社に先駆けて「顔/瞳優先AF」をミラーレスカメラに搭載したメーカーであり、その精度の高さには定評がある

ミラーレスカメラの先駆的メーカーとして、新技術を次々と生み出してきたオリンパスだが、その中でも特にユーザーから評価されているのが、ボディー内手ぶれ補正機構だ。世界で初めて5軸による高性能な手ぶれ補正を実現し、対応するレンズ側の手ぶれ補正と同調することで、さらに高い補正効果を発揮する「5軸シンクロ手ぶれ補正」もいち早く開発するなど、手ぶれ補正に関する技術力ではトップランナー。ハイエンドモデルからエントリーモデルまで一貫してボディー内手ぶれ補正機構を搭載しているのもオリンパス製ミラーレスカメラの大きな特長だ。

「OM-D E-M5 Mark III」に搭載された手ぶれ補正機構は、新開発の小型5軸手ぶれ補正ユニットを採用することにより、シャッタースピード換算で最大約5.5段分※1というクラス最高レベルの補正効果を実現した。また、対応レンズ装着時に有効となる「5軸シンクロ手ぶれ補正」時の補正効果は最大約6.5段分※2。プロフェッショナルモデル「OM-D E-M1 Mark II」と同等の補正効果が得られるのには驚くばかりだ。

新開発の小型5軸手ぶれ補正機構
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

小型軽量ボディーに合わせ、小型の5軸手ぶれ補正機構を新たに開発。望遠撮影に強いXY軸の角度ぶれ、マクロ撮影に強いシフト(並進)ぶれ、動画や手持ちの長秒シャッター時に強いZ軸の回転ぶれを強力に補正し、ボディー単体で最大約5.5段※1、「5軸シンクロ手ぶれ補正」で最大約6.5段分※2の高い手ぶれ補正効果を実現した

※1 5.5段の手ぶれ補正における使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、焦点距離:f=40mm (35mm 判換算 f=80mm相当)、CIPA 規格準拠。
※2 6.5段の手ぶれ補正における使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO、焦点距離:f=100mm(35mm判換算 f=200mm相当)において、CIPA規格準拠。

オリンパス製ミラーレスカメラの強みである豊富な撮影機能も魅力。シャッターボタン半押し時から画像の取り込みを開始し、全押し時に最大14コマまでさかのぼって記録する「プロキャプチャーモード」や、0.5ピクセル単位で撮像素子を動かして8枚連続で撮影・合成することで、50M画素相当の高解像写真を生成する「三脚ハイレゾショット」は特に便利で、使用頻度が多くなりそうだ。そのほかにも、明るく変化した部分のみを合成する「ライブコンポジット」や、設定した間隔で露光中の画像を更新表示する「ライブバルブ/ライブタイム」機能などを搭載。これらの機能をフル活用すれば、写真をよりクリエイティブに撮ることができるだろう。

プロキャプチャーモード
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

「OM-D E-M5 Mark III」の「プロキャプチャーモード」は、シャッター半押しで撮影を開始し、シャッターボタン全押しから最大14コマまでさかのぼって記録する。これにより、“撮りたい瞬間”をより確実に記録することができるのだ

機動力防塵・防滴・耐低温構造の小型軽量ボディー気軽に持ち運べてアクティブに使える!

「OM-D E-M5 Mark III」で撮影をしてみて、カメラとして最も使い勝手がよいと感じられたのは、防塵・防滴・-10℃耐低温構造の小型軽量ボディーがもたらす機動力だ。軽くて持ち運びやすいだけでなく、雨天や砂塵が舞う海岸など、カメラをバッグから出すのがためらわれるようなシーンでもアクティブに撮影ができるのはうれしい。特に、レンズキットに付属する防塵・防滴仕様の高倍率ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」との組み合わせはベストマッチ。レンズ装着時の重量はわずか約699gで、35mm判換算で広角28mmから望遠300mmをカバーする防塵・防滴システムとしては、ライバルを一歩リードする軽さである。

オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

レンズキット付属の高倍率ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」を中心に、「OM-D E-M5 Mark III」と複数の交換レンズを組み合わせてさまざまなシーンを撮影してみた

実際に「OM-D E-M5 Mark III」に「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」を装着し、10km程度のハイキングをしながら撮影してみたが、カメラを首から下げても、手でカメラをホールドしたまま歩いてもまったく苦にならなかった。さらに、滝のすぐ近くで水しぶきを浴びながら30分程度撮影してみたが、防塵・防滴仕様であるため、安心してシャッターを切れた。

オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

滝の近くで30分程度撮影した直後の状態。カメラの表面がかなり濡れていたが、問題なく撮影ができた

滝の水しぶきを浴びながら撮影
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II、14mm(35mm判換算28mm)、F11、1秒、ISO200、ホワイトバランス:オート、ピクチャーモード:i-Finish  撮影写真(5184×3888)

高さ15m程度の滝を手持ちで撮影した作例。レンズとボディーのいずれも防塵・防滴仕様で、水しぶきを浴びてもためらいなく滝に近づけた。レンズの焦点距離を14mm(35mm判換算28mm)にして、滝壺の近くから見上げるような角度でワイドに撮ってみたところ、糸のように細く流れ落ちる水に木漏れ日のライティングがやわらかく当たり、幻想的な雰囲気の写真に仕上がった。

海岸に打ち寄せる波を撮影
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II、14mm(35mm判換算28mm)、F4、1/6400秒、ISO200、ホワイトバランス:オート、ピクチャーモード:i-Finish 撮影写真(5184×3888)

海岸に打ち寄せる波を撮影した作例。こちらもレンズの焦点距離を14mm(35mm判換算28mm)にして、高速シャッターでなにげなく撮ってみたが、岩場にたたきつける波しぶきに今にも飲み込まれそうな迫力が表現できた。こうした大自然のドラマチックな瞬間を簡単に切り取れてしまうのは、防塵・防滴・-10℃耐低温構造で小型軽量なボディーとレンズシステムの機動力があればこそだ。

手ぶれ補正超強力な5軸手ぶれ補正機構長秒シャッターでも手ぶれしにくい!

「OM-D E-M5 Mark III」の進化したボディー内手ぶれ補正機構の効果には、率直に衝撃を受けたほど。ここでは、工場夜景の作例で、その性能の一端を確認してほしい。「5軸シンクロ手ぶれ補正」に対応する高倍率ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」を装着し、両肘をフェンスについて手持ちで撮ったが、広角端12mm(35mm判換算24mm)では8秒、望遠端100mm(35mm判換算200mm)では1秒という遅いシャッタースピードでも手ぶれを抑えることができた。

長秒シャッターで夜景を手持ち撮影
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO、12mm(35mm判換算24mm)、F5、8秒、ISO200、ホワイトバランス:4000K、ピクチャーモード:i-Finish 撮影写真(5184×3888)

広角端12mm(35mm判換算24mm)、シャッタースピード8秒で撮影した作例。両肘をフェンスにしっかりとついて、安定した構えでシャッターを切ったとはいえ、8秒という長秒シャッターでも手ぶれせずに撮れたのには、われながら驚いた。

長秒シャッターでガラス越しの夜景を手持ち撮影
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO、100mm(35mm判換算200mm)、F4、1秒、ISO400、ホワイトバランス:オート、ピクチャーモード:i-Finish  撮影写真(5184×3888)

両肘をついた状態で、望遠端100mm(35mm判換算200mm)、シャッタースピード1秒で手持ち撮影した作例。望遠なのでちょっとしたカメラの振動が手ぶれの発生につながるが、実際に撮影してみると手ぶれが気にならない写真に仕上がった。少し離れた建物から厚いガラス越しに撮ったにもかかわらず、細部までしっかりと描写できているのもポイントが高い。

気になる手持ち撮影の限界をテスト

試しに、両肘をつかない状態で手持ち撮影の限界にチャンレンジしてみた。「E-M5 Mark III 14-150mm II レンズキット」に付属する「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」を装着して遠景を撮ると、広角端12mm(35mm判換算24mm)で1〜2秒程度、望遠端150mm(35mm判換算300mm)で1/6〜1/4秒程度のシャッタースピードが確保できれば、7〜8割の確率で手ぶれのない成功写真を得られるようだ。「5軸シンクロ手ぶれ補正」に対応する高倍率ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」を装着して撮影すれば、さらに厳しい条件でも成功写真を得やすくなり、広角端12mm(35mm判換算24mm)で3〜4秒程度、望遠端100mm(35mm判換算200mm)で1/4〜1/2秒程度のシャッタースピードでもほとんどの場合で手ぶれを抑えられた。ここまで補正効果が高ければ、夜景や暗い屋内のシーンでも積極的に手持ち撮影ができるだろう。また、三脚を使わないことで機動力も向上する。

AF性能被写体をとらえて離さない121点オールクロス像面位相差AFの
動体追従性

121点すべての測距点がオールクロス仕様となり、プロフェッショナルモデルと同等のAF性能を発揮するのも「OM-D E-M5 Mark III」の強力なアドバンテージだ。空港に着陸する飛行機や、駅を通過する電車などを被写体にして、ピントを合わせ続けるコンティニュアスAF(C-AF)の性能をテストしてみたが、AFの食いつきが非常によく、被写体に瞬時にピントが合った。素早く移動する被写体もしっかりと追従し、高精度でピントを合わせ続けてくれた。

C-AFで追従時の表示

上空を飛ぶ飛行機をC-AFで追従しているときの表示を動画で確認した。121点のオールターゲットを選択して画面全体で被写体を追いかけるように設定したが、被写体が小さい状態からしっかりと捕捉し、画面の端に移動するまで追従し続けていることがわかる

また、「OM-D E-M5 Mark III」はAF/AE固定で最高約10コマ/秒の高速連写※1に対応しており、高速・高精度なAFと組み合わせることで、動く被写体をしっかりと切り取って撮影することも可能。スタンダードモデルとしては非常に高い動体撮影性能を備えており、飛行機や鉄道、野鳥、スポーツといったシーンでも本格的に使用できるカメラであると実感できた。しかも、RAW形式で最大152コマの連続撮影が可能で、データ転送速度が速いUHS-II対応のSDメモリーカードに記録できるので、スムーズな連写撮影が行える。
※1 静音(電子シャッター)連写時は最高約30コマ/秒。

滑走路に着陸する飛行機を連写撮影
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8、25mm(35mm判換算50mm)、F1.8、1/125秒、ISO6400、ホワイトバランス:4000K、ピクチャーモード:i-Finish 撮影写真(5184×3888)

日没後に、空港の滑走路に着陸する飛行機をC-AFで追従しながら連写撮影した作例。追従性にすぐれるAFと、AF/AE追従で最高約6コマ/秒の高速連写※2によって飛行機の赤い衝突防止灯が点灯した瞬間をシャープな画質で収めることができた。感度はISO6400まで上げたが、画像処理エンジン「TruePic VIII」のすぐれたノイズ低減処理のおかげか、気になるノイズは見られない。
※2 静音(電子シャッター)連写時は最高約10コマ/秒。

着陸体勢の飛行機を連写撮影
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO、12mm(35mm判換算24mm)、F4、1/1250秒、ISO500、ホワイトバランス:曇天、ピクチャーモード:i-Finish 撮影写真(5184×3888)

夕暮れ時に、着陸体勢に入った低空飛行の飛行機をC-AFで追従しながら連写撮影した作例。飛行機がすぐ上空を通ったため、広角端12mm(35mm判換算24mm)で撮影したところ、機体全体をフレームに収めることができた。また、夕焼けの階調がなめらかに再現されており、印象深い作品に仕上がった。

また、「OM-D E-M1 Mark II」ゆずりのAFに関する細かい設定や機能も見逃せない。AF枠の数やエリアを選択する「AFターゲットモード」には、野鳥や小動物などの撮影に適した「グループ25点」が追加された。グループターゲット選択時に常に選択エリアの中央を優先してAFを行う「C-AF中央優先」と、オールターゲットやグループターゲット選択時に、最初のAFを選択エリアの中央で行う「C-AF中央スタート」といった、C-AFでの動体撮影時に便利な機能も追加されており、使い勝手にこだわるハイエンドユーザーも納得のAFシステムに仕上がっている。

注目機能待望の「プロキャプチャーモード」を搭載決定的瞬間を逃さずに撮れる!

「OM-D E-M5 Mark III」はオリンパスのミラーレスカメラらしく豊富な機能を搭載しているが、その中でも「プロキャプチャーモード」は非常に便利だ。プロフェッショナルモデルの「OM-D E-M1 Mark II」に搭載されて好評を博した機能だけに、「OM-D E-M5 Mark II」ユーザーの中には「これを待っていた!」という方も多いのではないだろうか。

プロキャプチャーモード
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

「OM-D E-M5 Mark III」の「プロキャプチャーモード」では、AF/AE固定で最高約30コマ/秒連写の「プロキャプチャー H」とAF/AE追従で最高約10コマ/秒連写の「プロキャプチャー L」を選択することができる

「プロキャプチャーモード」が便利なのは、シャッターボタンを全押しする前の状態を記録できること。たとえば、野鳥が飛び立つ瞬間を撮りたい場合、通常の撮影では野鳥が飛び立つ前から連写を行う必要があるが、「プロキャプチャーモード」を使えば、動いた瞬間にシャッターを切っても、その前の動きを記録してくれる。撮影者の反応の遅れやカメラのタイムラグなどが原因で撮り逃してしまう、ここぞという一瞬を、より確実に撮ることができるというわけだ。

蝶の飛翔をプロキャプチャーモードで撮影
オリンパス「OM-D E-M5 Mark III」

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II、20mm(35mm判換算40mm)、F5、1/2500秒、ISO2000、ホワイトバランス:オート、ピクチャーモード:i-Finish 撮影写真(5184×3888)

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お気に入りの瞬間 シャッターボタン全押しの瞬間

「プロキャプチャーモード」を使用して蝶の飛翔を撮影した作例。蝶が動き出したのに反応してシャッターボタンを全押ししたが、羽ばたく瞬間が押さえられなかったので、羽ばたく様子と構図のバランスがいい写真をチョイスした。これなら、かなり動きの速い被写体を撮影しても、納得できる瞬間が押さえられるだろう。今回試した「蝶の飛翔」も非常に難易度の高い撮影だが、「プロキャプチャーモード」を使うと、簡単に撮影できた。

まとめ小型軽量というミラーレスカメラ本来の
美点を追求した正統派モデル

最近のミラーレスカメラは、フルサイズセンサーの搭載などによりボディーの大型化が進む傾向にあるが、「OM-D E-M5 Mark III」を使ってみて、あらためてレンズを含めたシステムとしての小型軽量なミラーレスカメラのよさを再確認できた。プロフェッショナルモデルが備える高画質とAF性能を継承し、新開発の手ぶれ補正機構も搭載しながら、防塵・防滴・-10℃耐低温構造の小型軽量ボディーを実現した「OM-D E-M5 Mark III」は、ミラーレスカメラ本来の“美点”を追求した正統派モデルと言える。日常のスナップや旅行・レジャーを中心に、さまざまなシーンで気軽に高画質な撮影ができるので、カメラの使い勝手にこだわる人から、初めてミラーレスカメラを使う人まで、多くの人がその魅力を実感できるだろう。

「OM-D E-M5 Mark III」発売記念キャッシュバックキャンぺーンもチェック!

「OM-D E-M5 Mark III/ OLYMPUS PEN E-PL10」の発売を記念して、オリンパスでは期間限定のキャッシュバックキャンペーンを実施中。対象商品を購入して応募したユーザーを対象に、最大25,000円分*のUCギフトカードをキャッシュバックするという大型のキャンペーンだ。「OM-D E-M5 Mark III」の購入を検討している人は、このキャンペーンを利用してお得に手に入れてほしい。 * E-M5 MarkIII・E-PL10の両方を購入し、ユーザー登録した場合。
対象製品購入期間:2019年11月22日(金)〜2020年1月13日(月)
応募期間:2019年11月22日(金)〜2020年1月27日(月) ※当日消印有効