デルのノートPC史上最軽量 約955g 仕事もプライベートも軽やかにこなす 9万円台前半 から手に入る驚愕コスパの13.3型モバイルノート「Inspiron 13 7000」

手軽に持ち歩けて、外出先でも効率よく作業が行えるモバイルノート。軽ければ軽いほど携帯性が高まるだけに、重さが1kgを切る超軽量モデルは魅力的だ。処理性能が高ければ、在宅勤務・テレワークも安心して行えるだろう。ところが、こうした超軽量モデルは15万円以上という高価格帯の製品がほとんどだった。今回は、そんな常識を覆すモデルとして、9万円台前半※1から購入できるデルの13.3型モバイルノート「Inspiron 13 7000」に注目。驚愕のコスパを実現した本機の実力を徹底検証していこう。

*最小重量。
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注目ポイント
約955g*のマグネシウム合金製ボディが9万円台前半※1から。
常識を覆す高コスパ

柔軟で効率的な働き方が求められている今、外出先での作業にも、テレワーク・在宅勤務にも活用できるモバイルノートは、ノートPCの購入にあたりぜひチェックしておきたいアイテムだ。最近のモバイルノート市場では、より大きな画面が使える14型モデルが注目度を高めているが、小型・軽量さを重視するのなら、従来からの13.3型モデルが有利。軽ければ軽いほど携帯性が高まり、重量が1kgを切るかどうかで持ち運びのしやすさが大きく変わってくる。しかし、重量が1kgを切る超軽量モバイルノートは、メーカー各社の中・上級モデルにあたるものが多く、価格は15万円前後からというのが一般的。サブ機として購入を考えている学生や新社会人には、おいそれと手が出せるものではない。

しかし、そんな人に朗報だ。今回は、1kgを切る超軽量ボディにハイスペックなパーツを搭載しつつも、9万円台前半※1から購入できるデルの13.3型モバイルノート「Inspiron 13 7000」に注目した。

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

シルバーを基調とした「Inspiron 13 7000」は、軽やかでスタイリッシュなデザイン。マグネシウム合金製の天板にはブラスト加工が施されており、見た目に高級感がある

「Inspiron 13 7000」の最大の見どころは、なんと言ってもコンパクトで軽いボディ。比重がアルミニウムの約2/3、チタンの約2/5と極めて軽量なマグネシウム合金素材を、天板と底面に惜しみなく用いることで、デルのノートPC史上最軽量となる約955g*を実現している。その軽やかさは、同価格帯のモデルに多い1.2〜1.3kg前後のモバイルノートとは段違い。重量にして缶ジュース1本程度の差があるわけだから、持ち運びもかなりラクだ。

デル Inspiron 13 7000

「Inspiron 13 7000」のラインアップの中で最も重いGPU搭載モデルでも、重量は約970g。この価格帯のモバイルノートとして、既存の常識を覆すような軽さを実現している

また、ボディサイズは約 307.6(幅)×204.7(奥行)×14.9〜16.5(高さ)mmで、最薄部にあたるボディ前方の厚さは約14.9mmしかない。一般的な13.3型モバイルノートでは、奥行きが220mm、高さが20mmを超えるもの少なくないので、ライバル製品と比べてもコンパクトだ。前述のようにボディの素材にはマグネシウム合金を用いているため、携帯時の堅牢性も高く、カバンに入れて満員電車で通勤しても安心感がある。

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

ディスプレイの上辺が約8mm、左右辺が約5.6mmの3辺狭額ベゼルを採用したことで、コンパクトなボディを実現。軽いうえにコンパクトで堅牢なので、会社や出張先、学校やカフェなどへ気軽に持ち運べる

「Inspiron 13 7000」のボディは機能的でもある。一般的なノートPCは、冷却用の吸気口が底面に設けられているため熱がこもりやすいが、本機はディスプレイを開くとヒンジ部がボディ底面を持ち上げる機構を備えることで、十分な吸気を可能にしている。これにより、熱によるパフォーマンスの低下や故障を抑制しているのだ。

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

底面後方に吸気口を、ヒンジ部上面に排気口を配置。底面からパソコン周囲の空気を吸気し、ヒンジ部上面から内部の熱が排出されるエアフロー設計となっている

デル Inspiron 13 7000

ディスプレイを開くとテコの原理でボディ後方が持ち上がり、底面に吸気のための空間がしっかりと確保される

このヒンジ機構は、キーボード入力のしやすさを高めるのにもひと役買っている。キーボード面にゆるやかな傾斜が付くため、自然な角度でキーを打てるようになり、長時間の入力作業でも疲れにくいのだ。さらに、電源ボタンには指紋認証センサーが内蔵されており、ワンタッチで「Windows 10」のサインインが行えるのも使いやすい。

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

キーボードにはバックライト付きのJIS規格85キーを採用。キーピッチは約19.5mmと広く、ミスタイプをしにくい。キーストロークは約1mmと浅めだが、適度な反発力で心地よくタイピングができた

デル Inspiron 13 7000

キーボード右上の電源ボタンは指紋認証センサー内蔵。サッと持ち歩けてスムーズに作業を開始できる

処理性能
「Core i7-10510U」「GeForce MX250」搭載だから
クリエイティブ作業もサクサク

軽やかに持ち歩ける超軽量ボディだけでなく、処理性能の高さも「Inspiron 13 7000」の見どころ。今回検証に用いるのは、シリーズ上位モデルにあたる、11万円台※2の「Inspiron 13 7000 プラチナ」。「第10世代インテル Core i7-10510U プロセッサー」(1.8GHz-最大4.9GHz)や「NVIDIA GeForce MX250」、8GBのLPDDR3メモリー、512GBのNVMe接続SSD を搭載したハイスペックモデルである。さて、その実力はどれほどだろうか?

※2 税込。価格.com最安価格。2020年3月13日時点。

デル Inspiron 13 7000

「Inspiron 13 7000 プラチナ」は、4コア8スレッドで動作する「第10世代インテル Core i7-10510U プロセッサー」と「NVIDIA GeForce MX250」を搭載。パワフルなパフォーマンスが期待できそうだ

まず、CPUの処理性能を計測するベンチマークプログラム「CINEBENCH R20」で計測したところ、「1353」というハイスコアとなった。これはビジネス作業をサクサクとこなせるスコアで、最新世代のCPUの優秀さが裏付けられた。ただし、このベンチマークプログラムにはGPUのパフォーマンスが反映されないため、パソコンの総合性能を計測するベンチマークプログラム「PCMark 10」でもテストを行うことに。すると、モバイルノートではトップクラスとなる「4101」というスコアを記録。クリエイティブ作業も存分にこなせる高い処理性能が確認できた。加えて、3D処理に特化したベンチマークプログラム「3DMark」の「Time Spy」でもテストしてみたが、スコアは「1353」を記録。これは、負荷の軽い3Dゲームが快適に動作するようなスコアで、高いゲーミング性能も確認できた。

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

「CINEBENCH R20」では「1353」というスコアを計測し、最新世代のCPUならではのハイパフォーマンスぶりを発揮。「PCMark 10」では、モバイルノートでトップクラスとなる「4101」というハイスコアをマークした

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

「3DMark」の「Time Spy」では「1052」というスコアをマークし、負荷が軽い3Dゲームなら十分に楽しめることを確認。ストレージのデータ転送速度を計測するベンチマークプログラム「CrystalDiskMark」でも、シーケンシャルリード(Q8T1)で2291MB/s、シーケンシャルライト(Q8T1)で1032MB/sと、申し分のない速さを記録した

モバイルノートとしてはトップクラスの処理性能が確認できたところで、実作業における動作感をレポートしよう。まずは、クリエイティブ作業として、3D CGソフト「Blender」によるCG制作を試みた。一般に10万円以下のモバイルノートでは簡素なモデリングでも動作が鈍くなるが、本機では複雑な形状のモデリングでも動作が鈍いと感じなかった。オブジェクトの移動や効果の反映がスムーズで、レンダリングの処理時間も短い。さらに、中程度の負荷がかかる3Dウォーゲーム「War Thunder」もプレイ。標準画質「Medium」に設定すると、敵と仲間が入り乱れる場面でややもたつきがあったものの、もう1段低画質の「Low」に設定し直すと、スムーズにプレイができた。これなら、一般的なモバイルノートでは行うのが難しいクリエイティブ作業やゲームでも大活躍しそうだ。

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

一般的なモバイルノートでは動作にもたつきを感じることもある3D CGソフト「Blender」でモデリング処理を行わせても、外付けGPU「NVIDIA GeForce MX250」を搭載した本機なら快適そのもの。中程度の重さの3Dゲームも設定次第で十分に楽しめる

デル Inspiron 13 7000

一連の検証作業を6時間ほど行った時点で、バッテリー残量は51%あった。一般的な使い方なら、1回のフル充電で丸1日使用できるだろう。バッテリー駆動時間もモバイルノートの大切なポイントだが、このスタミナは頼もしい

使い勝手
高画質&高音質なうえ、最新の外部インターフェイスを装備。
メインマシンとしても不足なし

小型・軽量なモバイルノートで動画や音響などのエンターテインメントコンテンツを楽しみたいという人は多いだろう。続いては、ディスプレイやスピーカーといった装備をチェックしていこう。

まず特筆したいのは、300nitという高輝度を実現した13.3型フルHD(1920×1080)液晶ディスプレイ。200nit程度のものが多い同価格帯のノートPCと比べて格段に明るく、強い蛍光灯下でもクッキリと表示された。しかも、デル独自の色彩調整システム「CinemaColor」を搭載しており、動画、スポーツ、アニメーションなど、表示する映像に合わせた色彩調整が可能となっている。液晶パネルには広視野角で高コントラストなIPS方式を採用しているので、画質のクオリティも高い。

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

液晶ディスプレイは高輝度・高コントラスト。光の透過率が高い光沢パネルを搭載しているのも特徴だ。広視野角なIPS方式の液晶パネルを採用するため、斜めからディスプレイを見ても明るさやコントラストが落ちにくい

「Inspiron 13 7000」は音質面にもこだわっている。ボディの両サイド前方にステレオスピーカーを搭載しているが、そのサウンドは、クリアで芯の強い高品位なもの。また、高性能サウンドシステム「Waves MaxxAudio Pro」を搭載しており、イコライザーによる音響の最適化やヘッドホンでの立体音響の設定などが可能で、映画や音楽が好みの音質で楽しめる。

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

スピーカーはボディ底面の両サイドに下に向けて配置されている。牧場を舞台としたドキュメンタリー映画を鑑賞してみたが、設置したデスク面で音が反響し、馬の細やかな息遣いや蹄の音までクリアに聴き取れた。ディスプレイの画質のよさと相まって、映画の臨場感を高めてくれた

また、外部インターフェイスも必要十分。USB Type-C(USB 3.1)ポートを含む2つのUSBポートやHDMI出力ポート、microSDメモリーカードリーダーなどをしっかりと装備している。特に、USB Type-C(USB 3.0)ポートでは、映像出力と最大65Wの電源供給も行えるので、これらに対応したディスプレイとなら、パソコンの映像出力と給電がケーブル1本で同時に行える。

デル Inspiron 13 7000
デル Inspiron 13 7000

左側面に、HDMI出力ポート、USB Type-C(USB 3.1)ポート、microSDメモリーカードリーダーを、右側面に、USB 3.1ポート、ヘッドホン/マイクコンボポートを装備する

デル Inspiron 13 7000

USB Type-C(USB 3.1)ポートを使用して、デルの27型WQHD(2560x1440)液晶ディスプレイ「S2719DC」と接続。外出先では単体でモバイル機として、自宅では大型ディスプレイと接続してメインマシンとして使うこともできる。ケーブル1本で接続するだけで、「S2719DC」をドックのようにして活用でき、USBハブ機能を備えたUSBポートにドングルを挿せば、ワイヤレスマウスやキーボードも利用できるので、テレワーク・在宅勤務も快適に行える環境が構築できる

まとめ
価格にもスペックにも文句なし。
多くのニーズに応える“万能”モバイルノート

1kgを切る超軽量モバイルノートながら、9万円台※1から購入できる「Inspiron 13 7000」。こうした高いコストパフォーマンスを実現するためには、何かが犠牲になってしまうのではないか? そう思って検証に臨んだが、結果はまったくの杞憂に終わった。デルのノートPC史上最軽量というそのボディは、マグネシウム合金を惜しげなく用いることにより、小型・軽量さと堅牢さを両立。スタイリッシュなカラーリングのボディや、エアフロー効率とタイピングのしやすさを向上させるヒンジ機構など、デザインや機能性にも手抜かりがなかった。高コストパフォーマンスながら、性能や機能に一切妥協がないのだ。外出先にサッと持ち出せる携帯性と、テレワーク・在宅勤務にも不足感なく活用できる処理性能を兼ね備えた本機は、多くの人の、多様なニーズに応える“万能”モバイルノートと言っていいだろう。ぜひその魅力を多くの人に体感していただきたい。

モデル名 Inspiron 13 7000 プラチナ Inspiron 13 7000 プレミアム
CPU インテル Core i7-10510U プロセッサー
(1.8GHz-最大4.9GHz)
インテル Core i5-10210U プロセッサー
(1.6GHz-最大4.2GHz)
グラフィック NVIDIA GeForce MX250 インテル UHD グラフィックス
OS Windows 10 Home 64bit
メモリー 8GB LPDDR3
ストレージ 512GB SSD(NVMe接続) 256GB SSD(NVMe接続)
光学ドライブ 非搭載
ディスプレイ 13.3型フルHD(1920×1080)液晶、IPS、光沢
無線通信 無線LAN(IEEE802.11 ac/a/b/g/n)、Bluetooth v5
バッテリー駆動時間 11時間 11時間
外部インターフェイス USB Type-C(USB 3.1)ポート、USB 3.1ポート、HDMI出力ポート、microSDメモリーカードリーダー、ヘッドホン/マイクコンボポート
本体サイズ 約307.6(幅)×204.7(奥行)×14.9〜16.5(高さ)mm
重量 約970g 約955g
表示サイズ 27型
解像度 2560×1440(アスペクト比16:9)
パネルタイプ IPSパネル(非光沢)
外部インターフェイス HDMI2.0入力ポート、USB Type-C(USB 3.1)ポート、USB 3.0ポート×2、音声ライン出力ポート
本体サイズ 約610.9(幅)×452.7(高さ)×157.6(奥行)mm