アップデートでますます機能充実!無線LANの導入・管理がスマホひとつで“簡単”日本ヒューレット・パッカード(HPE)「Aruba Instant On」がスモールビジネスを加速させる!

スモールビジネスの競争力の源泉はフットワークのよさ。これを支えるインフラとして今や欠かせない無線LANだが、ITの知識に乏しい人がしっかりと運用管理を行っていくのは難しい。そんな方に注目してほしいのが、日本ヒューレット・パッカード(HPE)のスモールビジネス向けネットワーク製品ブランド「Aruba Instant On」だ。その魅力は、ビジネスユースに耐え得る確かな性能と機能を備えながら、手ごろな価格で、導入や運用管理が簡単なこと。そして、ファームウェアアップデートによって購入後も使いやすい製品に進化していくことだ。本特集では、そんな「Aruba Instant On」の魅力に迫っていく。

ラインアップ第1弾は無線LAN製品。
スモールビジネスのネットワーク導入・管理のハードルを下げる「Aruba Instant On」

スマートフォン・タブレット端末を使ったレジやキャッシュレス決済を導入する店舗が増えていることからもわかるように、スモールビジネスのネットワークインフラとして無線LANの活用が広がっている。

スモールビジネスにおいては、家庭向けの無線LAN製品を利用してネットワーク構築が行われることもあるが、拡張性やセキュリティを考えると心許ない。導入するなら、将来の事業拡張に柔軟に対応でき、取引先からも信頼される高度なセキュリティ機能を備えた企業向けの製品を選ぶのが望ましいが、コストや運用管理の面から、スモールビジネスが負担なく導入できる製品は多くない。

日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

そんな状況が一変したのは、2019年10月。日本ヒューレット・パッカード(HEP)のスモールビジネス向けネットワーク製品ブランド「Aruba Instant On」が立ち上がったのだ。日本ヒューレット・パッカードのArubaと言えば、エンタープライズ市場をはじめとしたミッションクリティカルな環境で大きな信頼を獲得している世界的ブランド。そんな信頼あるブランドが低コストで簡単に導入できる無線LAN製品を発売したとあって、ネットワークに対する予算も知識も少ない店舗や企業の注目を集めているのだ。

「Aruba Instant On」の製品ラインアップは、下表の通り(2020年4月13日時点)。屋内用の天井アクセスポイントから、卓上アクセスポイント、屋外用のアクセスポイントまで、企業規模や設置環境に合わせて選べる全5モデルを取り揃える。注目すべきは、そのリーズナブルな価格だ。最も廉価な「AP11」は、なんと16,800円(税込。価格.com最安価格。2020年4月13日時点)。それでいて、高速な無線LAN規格「IEEE802.11ac Wave 2」や高度なセキュリティ規格「WPA3」をサポートし、最大50台までの同時接続を実現するなど、企業向け製品ならではの高い性能と機能を備えている。

屋内用天井アクセスポイント
  AP11AP11 AP12AP12 AP15AP15
無線LAN規格 IEEE802.11ac Wave 2(Wi-Fi5)
MIMO 2×2:2 3×3:3(5GHz)
2×2:2(2.4GHz)
4×4:4(5GHz)
2×2:2(2.4GHz)
内蔵アンテナ 全方向性ダウンチルト
最大データレート 867Mbps(5GHz)
300Mbps(2.4GHz)
1,300Mbps(5GHz)
300Mbps(2.4GHz)
1,733Mbps(5GHz)
300Mbps(2.4GHz)
電源 PoE
DC電源(12V)別売り
本体サイズ
(幅×奥行×高さ)
約152×152×34mm 約157×157×34 mm 約183×183×41 mm
重量 約193g 約483g 約674g
屋内用卓上アクセスポイント&屋外用アクセスポイント
  AP11DAP11D AP17AP17
無線LAN規格 IEEE802.11ac Wave 2(Wi-Fi5)
MIMO 2×2:2
内蔵アンテナ 指向性アンテナ 全方向性ダウンチルト
最大データレート 867Mbps(5GHz)
300Mbps(2.4GHz)
867Mbps(5GHz)
300Mbps(2.4GHz)
電源 PoE
DC電源(12V)別売り
PoE
本体サイズ
(幅×奥行×高さ)
約86×40×150mm 約156×67×187mm
重量 約313g 約650g

導入管理「ルーティング機能」追加で、さらに導入しやすく進化!
ブロードバンドルーターとしても使用可能

ITに詳しい人が少ない店舗やSOHOなどのスモールビジネスにおいては、経営者や一般社員が主業務のかたわら、ネットワークの構築や運用管理を行うことも少なくない。だからこそ、導入する無線LAN製品はセットアップや運用管理が簡単であったほうがいい。

そんな視点で「Aruba Instant On」をチェックしていくと、設置場所を選ばないことにまず感心した。今回のレビューでは「AP11」および「AP11D」を使用したが、「AP11」は天井に目立たないように取り付けられ、「AP11D」は工事不要で手軽に卓上に設置できる。また、「Aruba Instant On」は全モデルがPoE(Power over Ethernet:LANケーブル経由で電源を供給する技術)に対応しているため、PoE対応スイッチがあれば、配線もLANケーブル1本で済む。電源コンセントが近くにない天井や机にも設置しやすいというわけだ。

日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」 日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

天井アクセスポイント「AP11」の本体サイズは約152(高さ)×152(奥行)×34(高さ)mm、卓上アクセスポイント「AP11D」は約86(高さ)×40(奥行)×150(高さ)mmと、ともにコンパクト。シンプルなデザインで、店舗やオフィスに違和感なく設置できるはずだ

設置が完了したところで、セットアップを始めてみよう。正直に言えば、説明書とにらめっこしながら悪戦苦闘することを覚悟していたのだが、実際はスマートフォンに専用アプリ「Aruba Instant On」をインストールして、管理クラウドサービスのアカウントを作成。ガイダンスに従ってアプリを操作していくと……あれ、もう終わり? 10分とかからずにセットアップが完了した。

企業レベルの無線LAN環境をスマートフォンひとつで、簡単に構築できるということに率直に驚いた。たとえITの担当者がいなくても、これなら気負うことなく導入できそうだ。

日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」
日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

専用アプリ「Aruba Instant On」をスマートフォンにインストールし、ガイダンスに従って進めていくと、驚くほど簡単にセットアップが完了。なお、パソコンから管理クラウドサービスにアクセスしてのセットアップも可能だ

外出先からの管理も、複数台の管理も、スマホアプリで“超”簡単

セットアップが驚くほど簡単なら、ネットワークの運用管理も“超”簡単。社内の無線LANの稼働状況や、接続しているクライアント数、帯域の使用量、通信の種類などをスマートフォンアプリ上で確認できるだけでなく、営業時間に合わせて無線LANを公開したり、接続クライアントごとに帯域制限をかけたりなど、柔軟なネットワーク運用がスマホから指先ひとつで行える。

また、こうした管理はクラウド経由で行う仕組みのため、外出先からも実施できる。本製品の検証中、編集部から「インターネットが重い」と電話がかかってきたことがあったのだが、外出先のその場でスマートフォンアプリを確認すると、1名の社員が大容量データのダウンロードして帯域を占有中。この社員の帯域を絞ることで、問題は解消した。これまでなら会社に戻って原因を突き止める必要があったところだが、「Aruba Instant On」ではスマートフォンアプリの操作であっさりと解決した。

もちろん、クラウドを使ったこの管理体系は、複数の支店や店舗を持つ企業にも便利だろう。専用のサーバーを立てることなく、複数の支店や店舗のネットワークを一元管理できるうえ、「Aruba Instant On」を2台、3台と追加していっても、設定は手元のスマートフォンで行える。しかも「Aruba Instant On」のクラウドサービスは初年度だけでなく、使用し続けている限りずっと無料。ネットワークのために潤沢な予算を割けないスモールビジネスにとって非常にありがたい。

日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

スマートフォンアプリを起動すると、社内の無線LANの稼働状況がひと目で確認できる。接続しているクライアントがどんな通信を行っているかもある程度わかり、不適切な利用があるクライアントの通信をブロックすることも可能だ

日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

無線LANの公開時間や、クライアントごとの帯域制限、SSIDを非公開にするステルス設定など、柔軟な運用管理が可能。グループ(サイト)ごとに設定を一括適用できるのも便利だ

さらに、2020年2月のファームウェアアップデートにより、無線LANアクセスポイントとしてだけでなく、ブロードバンドルーターとして活用できるようになったのもうれしいポイント。従来は無線LAN上の端末をインターネットに接続させるには、別途ブロードバンドルーターが必要だったが、これからは必要ない。これまでISP(インターネット・サービス・プロバイダー)から、モデムと一緒にブロードバンドルーターを借りていた人は必要な機器とコストを削減できるだけでなく、インターネットの接続管理もスマートフォンアプリ上から一元的に行えるようになったのだ。

日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

「新しいサイトの設定」を行う際、ブロードバンドルーターとして動作させるには「プライマリWi-Fiルーター」を選択する。なお、対応するインターネットプロトコルはIPv4で、ISPとの接続はPPPoEとなる

ユースケース「Facebook Wi-Fi」にも対応!
多彩な機能で広がるビジネスの可能性

たかが無線LAN、されど無線LAN。スマートフォンひとつで柔軟な無線LANの運用が行える「Aruba Instant On」を導入すれば、スモールビジネスの可能性は大きく広がるに違いない。最後に、店舗やオフィス向けに用意されている便利な機能をチェックしておこう。

店舗の場合
日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

たとえば、カフェやレストラン。スマートフォン・タブレット端末を活用したレジやバックオフィスの業務インフラとして活用するだけでなく、無線LANを開放してWi-Fiによるインターネットアクセスを来店者に提供することもできる。

その際に便利なのが、2020年2月のファームウェアアップデートで対応した新機能「Facebook Wi-Fi」だ。これは、来店者が店舗のFacebookページにチェックインすることで、「Aruba Instant On」のゲスト用SSIDを利用できるようにするもの。この機能で無線LANを開放すれば、来店者の利便性を高められるうえ、来店者の友達などにFacebook上で店舗を知ってもらう機会にもなる。顧客サービスの一環としてだけでなく、情報発信のツールとしてもぜひ利用してみてほしい。

Facebook Wi-Fi
日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

ゲスト用SSIDに接続してインターネットを利用しようとすると、ウェルカムページとして店舗のFacebookページが表示される。チェックインすると「Aruba Instant On」へのアクセスが許可され、インターネットが利用できるようになる仕組みだ

オフィスの場合
日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

事務所などのオフィスでは、フロアが1階と2階とに分かれていたり、1台のアクセスポイントでフロアすべての端末をカバーできなかったりすることもあるだろう。そんな場合にも「Aruba Instant On」なら柔軟に対応できる。

「Aruba Instant On」を複数台導入すれば、無線LANの電波を中継する「スマートメッシュ」でLANケーブルを延長することなくカバーエリアを広げられるうえ、アクセスポイントをまたいで場所を移動した場合でも動画のストリーミングや音声通話などが途切れない「シームレス・ローミング」が実現できる。社内のどこにいても無線LANに再接続することなくシームレスに移動できれば、働きやすさが向上し、生産性や満足度も高まるだろう。

日本ヒューレット・パッカード「Aruba Instant On」

オフィス増床時には「スマートメッシュ」が役立つ。たとえば、フロアが1階と2階と分かれてしまっても、この機能を活用すれば、新しいフロアにLANケーブルを敷設する必要はない。また、子機となるメッシュポイントの障害時は、親機に自動アクセスしてネットワーク接続を維持する「フェイルオーバー」にも対応している

まとめ購入後も進化する、期待ふくらむスモールビジネス向けネットワーク製品

企業向けの無線LAN製品は、ビジネスユースに耐え得る性能やセキュリティを担保できる半面、価格が高かったり、運用に高度な知識が必要だったりなど、「スモールビジネスが気軽に導入できる」とは言えないものが多かった。

しかし、「Aruba Instant On」が登場した今は違う。価格.com最安価格16,800円(税込。2020年4月13日時点)から購入できるうえ、無線LANの導入から企業レベルの高度な運用管理まで、スマートフォンアプリで簡単に行えるのだ。また、ファームウェアアップデートによって購入後も機能が拡張され、管理クラウドサービスはずっと無料で提供され続ける。

予算がない、専任IT担当者がいない、ネットワークに詳しくない。そんなスモールビジネスの経営者にとって、HPEの「Aruba Instant On」は頼もしい味方になるだろう。今後は、無線LAN以外にも製品ラインアップを広げていくとのことなので、新たな展開にも期待したい。