価格.comユーザーにも大人気のモデルが大幅にパワーアップ 一体となった映像と音がエンタメ体験を変える ソニーの4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ登場

高画質と高音質をあわせ持ち、価格.com「薄型テレビ・液晶テレビ」カテゴリーにおける注目/売れ筋ランキングでともに1位を獲得するなど、大きな支持を集めているソニーの4K液晶テレビ ブラビア「X9500G」シリーズ。そんな人気モデルの後継機として、2020年4月に登場したのが「X9500H」シリーズだ。後継機とはいえ、なんとその進化はすさまじいものである。画質面では、広視野角技術「X-Wide Angle」が人気サイズの55V/65V型にまで拡大し、音質面では、独自の音響技術「Acoustic Multi-Audio」が大幅進化。映像と音との一体感がさらに向上している。本記事では、そんな「X9500H」シリーズを、全方位から徹底解説していこう。※2020年3月4日時点、55V型「KJ-55X9500G」において

ユーザーの声
多くのユーザーから画質・音質ともに評価される大人気モデル

独自の高画質テクノロジーを搭載し、高い人気を誇るソニーの4K液晶テレビ「ブラビア」。なかでも、プレミアムモデル「X9500G」シリーズは、2019年6月の発売から約10か月が経過したにも関わらず、55V型「KJ-55X9500G」が価格.com「薄型テレビ・液晶テレビ」カテゴリーの注目/売れ筋ランキングにおいてともに1位(2020年3月4日時点)を獲得する人気を集めている。その理由はズバリ、画質と音質のレベルの高さにあるからだろう。実際に製品を利用する価格.comユーザーのレビューにも、これらを評価する投稿が数多く見られる。

「KJ-55X9500G」の注目/売れ筋ランキング推移

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

価格.comトレンドサーチで、「KJ-55X9500G」の価格.com「薄型テレビ・液晶テレビ」カテゴリーの注目/売れ筋ランキング順位(2020年1月1日〜3月4日まで)の推移を表示したのが上のグラフだ。両ランキングともに1位にほぼ張り付いており、発売から約10か月が経った現在でも高い人気を誇っている

価格.comのユーザーレビュー抜粋

  • さすがは液晶テレビの最高峰! 画質は以前使用していたフルHD液晶テレビとは雲泥の差です。ベールが1枚はがれたと言わんばかりのきれいさに驚きました。暗い場面でも黒つぶれせず、人の肌の質感など十分再現できており、まったく不満がありません。
  • 4Kでもソニーらしさを発揮しており、映像の臨場感はすばらしいです。液晶でもここまできれいなのかと思いました。高画質プロセッサーの恩恵を如実に感じることができます。
  • 「直下型LED部分駆動」のおかげか、黒に締まりがあり、映像に立体感を感じます。発色も自然で大満足です。よく動画配信サービスでジャズやロックのライブ映像を観るのですが、思っていたよりも低音に迫力があり、音質がよかったのもうれしかったポイントですね。
  • ライブ映像をよく観ますが音質に感動しました。「Acoustic Multi-Audio」の効果か、画面全体から響くサウンドはテレビとは思えないほどの臨場感です。

※2020年3月4日時点、価格.com「KJ-55X9500G」製品ページに寄せられたユーザーレビューを抜粋・編集しています。

そんな人気モデルの後継機として2020年4月に登場したのが、「X9500H」シリーズだ。前モデルで高い評価を受けた高画質テクノロジーを継承しつつ、これまで75V/85V型に採用されていた広視野角技術「X-Wide Angle」を、売れ線モデルの55V/65V型にまで拡大(49V型を除く)。より多くの人が定評のある高画質を最大限に体験できるように進化した。

これに加え、映像との一体感を高めた独自の音響技術「Acoustic Multi-Audio」や、デザインもブラッシュアップ。これまで以上に臨場感あふれるエンタメ体験が味わえる、完成度の高いモデルに仕上がっている。

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

人気モデル「X9500G」シリーズの後継機として登場した、「X9500H」シリーズ。その画質と音質の高さでまた多くのユーザーから高評価を集める人気モデルとなるだろう。今回のレビューに活用する65V型「KJ-65X9500H」(写真)のほか、75V型「KJ-75X9500H」、55V型「KJ-55X9500H」、49V型「KJ-49X9500H」をラインアップする

画質
8Kテレビにも搭載の高画質テクノロジーが実現する映像美!

まずは、「X9500H」シリーズの高画質技術をチェックしていこう。本機の一番の特徴は、ソニーの8K液晶テレビ「Z9H」にも採用された、最新の高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載していること。8K映像をリアルタイムに分析処理することができるほどの高性能を生かし、映像内の被写体を細かく検出して高精細化処理を施す「オブジェクト型超解像」と、豊富なデータベースと照らし合わせることで、ノイズの少ない高精細化処理を可能にする「デュアルデータベース分析」を組み合わせた高画質化処理を実行する。

さらに、通常のSDR映像をHDR相当に高コントラスト化する「HDRリマスター」や、よりなめらかな階調を再現する「Super Bit Mapping HDR」といった高度な映像処理をリアルタイムに施すことも可能。これにより、新4K衛星放送や「Ultra HD Blu-ray」などの4K HDR映像はもちろん、地デジやネット配信動画などの4K未満の映像まで、高画質で楽しめるのだ。

高画質プロセッサー「X1 Ultimate」

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

高画質プロセッサー「X1 Ultimate」は、映像のリアルタイム処理性能にすぐれ、映像内の被写体の認識精度が高い。たとえば、ぶどうの場合、従来は房単位で認識していたが、本プロセッサーを搭載した「X9500H」シリーズは、その1粒1粒まで認識できるようになったという

また、ソニーが誇る高コントラスト技術も搭載。LEDバックライトを細やかに制御する「直下型LED部分駆動」に加え、映像で暗い部分のLEDバックライトの電流を抑え、明るい部分に集中させてコントラストを高める「X-tended Dynamic Range PRO」を採用し、明暗差の大きいシーンもくっきりと映し出すことができる。

価格.comスタッフが「X9500H」シリーズの高画質をチェック

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

試しに米イエローストーン国立公園を映した4K HDR映像を再生し、その画質をチェックしてみた。雄大な渓谷を映すシーンでは、森の木々の1本1本まで精細かつくっきりと再現され、遠くの岩肌はノイズレスで描かれることで奥行きが感じられ、まるで3D映像かと思うような立体感のある映像美を楽しむことができた。いっぽうベゴニアの映像を映し出してみると、花弁1枚1枚の微妙な色合いが細かく描き分けられ、やわらかな質感まで伝わってきた。

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

コントラスト性能を確かめるため、闇夜に浮かぶ月の4K HDR映像を観てみよう。LEDバックライトを光源とする液晶テレビは一般に、映像の黒部分でも光が漏れやすく、若干白く見える「黒浮き」が起こりやすい。しかし「X9500H」シリーズでは、LEDバックライトのコントロールが難しい月周辺部でも光漏れがほとんど感じられず、闇夜で明るく輝く月を印象的に浮かび上がらせてくれた。また、月のクレーターが作り出す繊細な表現もしっかりと再現されているのも好印象だ。

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

最後に、普段視聴することが多い地上デジタル放送も映し出してみたが、人物の顔がくっきりと映り、背景のディテールがボケずに描かれていた。緻密な高画質処理の実力を感じ取ることができ、画質の大幅な進化を感じられた。

リビングルームのどこから観ても、明るさやコントラストが
ほぼ変わらない「X-Wide Angle」

「X9500H」シリーズの画質面で特筆したいのは、75V/85V型の大型モデルのみに採用されていた広視野角技術「X-Wide Angle」が、人気サイズの55V/65V型にも取り入れられた点だ。

一般的な液晶テレビの場合、LEDバックライトの光を真っ直ぐに透過させることが多く、斜めから観ると明るさやコントラストが変わりがち。たとえば、リビングルームでテレビを観る場合、テレビ正面のソファには子どもを座らせて、自分は斜めから観ているという人が案外多いのではないだろうか。実際、ソニーの調査によると、約4割※の人がテレビを正面から視聴できていないという。これでは、せっかくの高画質を存分に味わえていないわけだ。

※40V型以上のテレビを5年以内に購入した人を対象に実施した調査データの数値(ソニー調べ)

そこでソニーでは、従来75V/85V型に搭載してきた広視野角技術「X-Wide Angle」を、より多くの人が購入する売れ線モデルの55V/65V型にも展開。家族みんなで映画を観たり、離れたキッチンからドラマを観たりしても、画面の明るさやコントラスが変わることなくきれいな映像を楽しめるようにしたのだ。

「X-Wide Angle」

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ
ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

透過した光を左右にも拡散させられるソニー独自の広視野角技術「X-Wide Angle」を搭載した「X9500H」シリーズ(49V型を除く)は、ほぼ真横から観ても画面の明るさやコントラストがほとんど変わらない。設置場所の問題などで正面からは観られないという人もきれいな映像を視聴できる

残像感を低減する「X-Motion Clarity」は、
動きの速い映像も明るくくっきりと映す

テレビを買い替える理由として、各種スポーツを大迫力で楽しみたいからという人も多いはず。動きの速いスポーツ映像はできるだけ残像感なく観たいものだが、一般的な液晶テレビは残像感を減らすために、倍速で駆動するだけでなく、画面全体に黒画を挿入するため、どうしても画面が暗くなりがちだった。

その点、「X9500H」シリーズは、LEDバックライトの発光をエリアごとに高度に制御し、発光時間も最適化することで、明るさを保ったまま残像感を低減する独自の「X-Motion Clarity」を搭載。実際にサッカーやラグビーの試合を視聴してみたが、選手がすばやく走り抜ける場面でも、残像感がほとんどない明るい映像で楽しむことができた。

「X-Motion Clarity」

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

「X9500H」シリーズが採用する「X-Motion Clarity」は、ソニーならではの高度なLEDバックライト制御技術を生かし、黒画を画面全体でなく部分ごとに挿入して、残像感を低減する。そのため全体の明るさが落ちづらいのだ

音質
映像から音が? ソニーの独自音響技術がさらに進化!

冒頭でも触れた通り、「X9500H」シリーズでは音質面も大幅に進化している。背面上部の「サウンドポジショニング トゥイーター」と画面下部の「フルレンジスピーカー」で構成される、独自の音響技術「Acoustic Multi-Audio」を採用する(49V型を除く)点は前モデルと同じだが、その中身は別物と言えるほどに進化している。

「サウンドポジショニング トゥイーター」は、開口部を大きくしたことで音場感を広げたほか、独立した専用のアンプで駆動することで微妙な音の調整が可能になり、音圧と定位感が向上。いっぽう、「フルレンジスピーカー」には振動板の形状を非対称形状に変えた新開発の「X-Balanced Speaker」を採用し(49V型を除く)、よりクリアなサウンドを実現した。なお、「フルレンジスピーカー」は、スピーカーボックスの容量を大きくすることで低音域も強めている(49V型を除く)。両ユニットを大幅に強化したことで、画面の中心部から音が出ているような定位感がこれまで以上に高まり、映像との一体感がグンと増したのだ。

「Acoustic Multi-Audio」

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

薄型テレビのスピーカーは本体下部に設置されることが多いが、それでは下に向かって音が出てしまい、映像と音の一体感が薄れる。これを解決すべく生み出されたのが、「Acoustic Multi-Audio」だ。高音域を担当する「サウンドポジショニング トゥイーター」をテレビ背面上部に、それ以外を担当する「フルレンジスピーカー」を画面下部に設置することで定位のズレを解消し、画面中心から音が聴こえるようにした

「サウンドポジショニング トゥイーター」

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

開口部を大きくした「サウンドポジショニング トゥイーター」は、「フルレンジスピーカー」とは別の5W+5Wの専用アンプを使って駆動することで出力を高め、音圧と定位感を大きくアップさせている

「フルレンジスピーカー」

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

新旧の65V型の「フルレンジスピーカー」のボックスを比べてみた。振動板を非対称形状の「X-Balanced Speaker」へと変更したことで振幅による歪みを抑え、音の透明感を向上させている。また、ボックス容量が拡大したうえ、バスレフポートも大きくなっており、低音域が強化されていることも見て取れる

価格.comスタッフが音質をチェック。
画面中心から聴こえるサウンドは従来にない臨場感

ここからは、実際に「X9500H」シリーズのサウンドを体感していこう。まず、部屋の大きさや家具の位置など、設置した部屋の環境によって受ける音場の影響を補正した「自動音場補正」を実施してから「YouTube(TM)」の音楽PVを再生。音場補正と向上した定位によって、本当に映像から音が聴こえてくるような印象だ。特に透明感のあるクリアな歌声は画面少し高めの中心部に定位し、まるで目の前でボーカリストが歌ってくれているかのような体験だった。

また、「X9500H」シリーズは立体サラウンドフォーマット「Dolby Atmos」にも対応しているため、「Dolby Atmos」対応のアクション映画も再生してみることに。銃撃シーンでは、耳横をかすめる銃弾や、頭上を飛び交う銃弾の音がしっかりと体感でき、テレビのスピーカーとは思えないライブ感だった。65V型という大画面、高精細かつ高コントラストな映像、そして画面中心から聴こえるサウンドが絶妙にマッチし、従来の液晶テレビとはひと味もふた味も違う臨場感が味わえた。

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

画面少し高めの位置で音が定位するためセリフが聴き取りやすく、映像や物語に集中しやすいのが「Acoustic Multi-Audio」の一番のメリットだろう。サウンドを誇張するようなこともなく、聴きやすいバランスで鳴っていたのも印象的だった

操作性・デザイン
「AirPlay 2」対応でスマホとつないでも楽しめる。幅を変更可能なスタンドも◎

最後に、「X9500H」シリーズの機能やデザインを紹介していこう。機能面における最大のトピックは、Googleの「Chromecast built-in」と、Appleの「AirPlay 2」の両方に対応していることだ。

本シリーズは「AirPlay 2」に対応したことで、「iPhone」や「iPad」上の写真や動画をテレビ画面に映し出したり、ストリーミングしたりすることができるようになるなど、iOS端末との親和性も向上している。ちなみに、「Chromecast built-in」と「AirPlay 2」の双方に対応しているのは、「ブラビア」だけだという(2020年3月4日時点)。ほとんどの人のスマホに対応している便利なテレビというわけだ。

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

「AirPlay 2」に対応した「X9500H」シリーズは、iOS端末との相性もよい。「iPhone XS」で「AirPlay 2」を試してみたが、同一のネットワークに参加させるだけで特別な設定をすることなく端末内の写真を画面に映し出したり、「YouTube」アプリで観ていた番組をテレビ画面へとストリーミングしたりすることができた。また、IoT機器を操作できるAppleの「HomeKit」にも対応しており、「Siri」に話しかけるだけで電源オン・オフなどの本シリーズの操作をすることもできる

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

スマホ連携ではない点においても操作性は快適。アプリの起動やテレビ番組の選択が素早く行え、操作も軽快。また、無線リモコンなので、どこに向けてもテレビを操作できるのがうれしい

「X9500H」シリーズは、デザインも刷新されている。元々、細身だったベゼルだが、さらに細く、またベゼルと液晶パネルの段差を減らした「Flush Surface」を採用(49V型除く)。見た目がスマートになったうえ、映像への没入感がさらに高まっている。

画面を支えるスタンドも細くコンパクトで目立たないほか、左右を入れ替えることで設置幅を狭くすることが可能。設置性も大きく向上している(49V型を除く)。

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

映像への没入感を高めるため、より細いベゼルと液晶パネルの段差が少ない「Flush Surface」を採用。まるで有機ELテレビのようなスタイリッシュな見た目だ

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

設置スペースに合わせて、スタンド幅を変更できる「2ポジションスタンド」を採用。左写真のように、映像への没入感を高めるために外側にセッティング、右写真のように、小さめのテレビ台に設置するために内側にセッティングと、フレキシブルにポジションを変更可能

ソニー4K液晶テレビ ブラビア「X9500H」シリーズ

外部インターフェイスとして、USB×2(49V型はUSB×3)、光デジタル音声出力、ヘッドホン出力、ビデオ入力、HDMI入力×4、有線LAN端子を搭載。チューナーには、地上/BS/110°CSの3波チューナー×2に加え、BS/CS 4Kチューナー×2を内蔵している。USBポートに外付けHDDを接続すれば、新4K衛星放送の裏番組録画も可能だ

まとめ
これまで以上に高い評価を受けそうな、最新4K液晶テレビ

以上、「X9500H」シリーズをレビューしてきたが、画質や音質面はもとより、使い勝手やデザインまで大きくブラッシュアップされ、その完成度の高さには目を見張るものがあった。

特に、スピーカーユニットが一新された「Acoustic Multi-Audio」を採用したことで、映像とサウンドとの一体感が増し、ワンランク上のエンタメ体験が味わえるのだ。また、広視野角技術「X-Wide Angle」を人気サイズの55V/65V型まで拡大したことや、設置幅を変更できる「2ポジションスタンド」を採用したことは、大型テレビの置き場所に困っていたという家庭にも朗報となるだろう。人気モデルの後継機としてふさわしい、高い完成度を誇る「X9500H」シリーズは、価格.com上でもこれまで以上に高い評価を受けそうだ。