家族みんなで大満足のテレビライフが送れる 広大なサラウンド空間が大画面テレビにピッタリ!ソニーの最新サウンドバー「HT-G700」をレビュー

リビングルームの大画面テレビの音質を強化したいと考えている人や、これから大画面テレビと一緒にホームシアターシステムの購入を検討している人にピッタリなサウンドバー「HT-G700」がソニーから登場。高さ方向の音を表現する立体音響技術「Vertical Surround Engine」や、サラウンド音場を再現する「S-Force PROフロントサラウンド」といった、独自のバーチャルサラウンド技術を大幅に進化させた、注目のモデルだ。また、バースピーカーにセンタースピーカーを搭載したことで、ドラマやニュース番組で話す人の音声が聴き取りやすくなるなど、ふだん使いでも便利な機能を搭載。今回は、そんな「HT-G700」を詳しくレビューしていこう。

サラウンド大画面化するテレビに合わせ、広大なサラウンド空間を実現

4Kに代表される高精細化とともに大画面化が年々進んでいるリビングルームのテレビ。価格.comの「薄型テレビ・液晶テレビ」カテゴリーにおけるトレンド情報を見ても、画面サイズの売れ筋は52V型以上が45.35%(2020年5月のトレンド情報)と、50インチを超える大画面テレビの人気が高い。すでに50インチ以上の大画面テレビを購入済み、もしくはこれから買い替えを考えているという人も多いのではないだろうか。

ただ、こうした大画面テレビで迫力のある映像を楽しんでいるうちに、気になってくるのがサウンドだ。特に薄型の大画面テレビは、それなりの大きさのスピーカーを設置するのに十分な容積を確保するのが難しく、音の広がりやパワフルさが不十分なモデルも少なくない。こうした背景から、リビングルームに追加でホームシアターシステムの導入を検討したり、大画面テレビの購入を機に「せっかくだから、より高音質で楽しみたい」と、セットでの購入を考えたりしている人もいるだろう。

そんな人に注目してほしいのが、ソニーの最新サウンドバー「HT-G700」だ。本機は、テレビの前に設置するバースピーカーと、テレビ台の横などに設置するサブウーハーがセットになった製品で、独自のバーチャルサラウンド技術により、迫力ある映像にふさわしい、広大なサラウンド空間を実現してくれる、まさに大画面テレビにうってつけのサウンドバーなのである。

ソニーサウンドバー「HT-G700」

2020年6月に登場した、ソニーの最新サウンドバー「HT-G700」は、価格.com上でも人気の同社のサウンドバー「HT-X9000F」の後継機にあたる。その人気の元である音質面や使い勝手のよさは、「HT-X9000F」からさらに大幅に強化されている

「HT-G700」は、前モデル「HT-X9000F」から垂直方向のサラウンドを生み出す「Vertical Surround Engine」と、前後左右のサラウンドを再現する「S-Force PROフロントサラウンド」が大きく進化。「Vertical Surround Engine」は、これまでも独自のアルゴリズムによって包み込まれるようなサラウンド効果を実現していたが、これを大画面テレビ向けに最適化。スイートスポットの拡大に成功した。また、「S-Force PROフロントサラウンド」も、水平方向に出力していたサラウンドサウンドに幅を持たせ、高さ方向に拡張することで、大画面テレビに最適化したさらに広い音場を実現。より大きく包まれるようなサラウンド感を実現している。

ソニーサウンドバー「HT-G700」 ソニーサウンドバー「HT-G700」

垂直方向のサラウンド効果を生み出す、独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine」。「HT-G700」では、音場を構築するアルゴリズムを進化させたことで、スイートスポットが広がっており、テレビの正面に座った1人だけでなく、周囲の人間までも音に包み込まれるような体験が可能になった。なお、本機は最新の3次元サラウンドフォーマット「Dolby Atmos」「DTS:X」にも対応する

ソニーサウンドバー「HT-G700」

水平方向のサラウンドを再現する「S-Force PRO フロントサラウンド」も強化。大画面テレビに合わせ、高さ方向にサラウンド空間を拡張したことで定位感や音場感を高め、より包み込まれるようなサラウンド感を実現している

価格.comスタッフが「HT-G700」のサラウンドを体感!
ソニーサウンドバー「HT-G700」

早速、大画面の迫力にも負けない「HT-G700」の広大なサラウンド空間を体験していこう。ソニーの65V型4K液晶ブラビア「KJ-65X9500G」と、ソニーの4K対応ブルーレイプレーヤー「UBP-X800M2」を用い、4K映像コンテンツでそのサウンドを試聴してみた

まずはUltra HD Blu-rayコンテンツから、「アベンジャーズ/エンドゲーム」後の世界を描く「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を鑑賞。キャラクターが縦横無尽に飛び回るシーンでは頭を中心に音がグルグルと回転し、思わず周囲を見渡してしまうほどの躍動感を味わえた。さらに、同梱されるサブウーハーによって、爆発音や打撃音も迫力満点。65V型の大画面と相まって、手に汗握るような臨場感あふれる体験ができた。

続いては、社会現象にもなった伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞。「S-Force PRO フロントサラウンド」が強化されたおかげか、フレディ・マーキュリーのよく通る声がテレビ画面の中心部から聴こえ、映像と音声の一体感は抜群。観客の歓声が頭上から滝のように降ってきて、まるでウェンブリー・スタジアムに立っているかのようなライブ感だ。これだけ楽しめるのなら、自宅のリビングルームで家族揃って映画を見ることも増えそうだ。

ソニーサウンドバー「HT-G700」

地上デジタル放送などのステレオ音声を3次元サラウンドに変換して再生してくれる「Immersive AE」ボタンをリモコンに搭載。オンにした状態でサッカーの試合を観戦してみたが、熱狂する観客たちの声援に包み込まれるような感覚を得られたほか、ヘディングなどの高さ方向の音も立体的に聴こえてくるため、手に汗握る興奮をその場で実体験しているかのような感覚に陥った

音質センタースピーカーの採用で、ドラマのセリフもニュースの音声も聴き取りやすい

続いて、「HT-G700」の構造を確認していこう。本機は、音声を聴き取りやすくするため、バースピーカーの中央部にセンタースピーカーを搭載。定位感が大きく増すため、ドラマやニュースの音声がはっきりと聴こえやすくなった。また、前モデル「HT-X9000F」と比べて、バースピーカーの本体や、搭載するフロントスピーカーのサイズが大きくなっているが、これにより中高音だけでなく低音もしっかり出力できるようになった。これにより、別ボディのサブウーハーは重低音に特化できるようになり、クリアで聴き取りやすい音と、重低音による迫力を両立できるようになったのも見逃せないポイントだ。

ソニーサウンドバー「HT-G700」 ソニーサウンドバー「HT-G700」

バースピーカーは、左右のフロントスピーカー2基に、センタースピーカー1基を加えた3ch構成。バースピーカー中央にセンタースピーカーを配置することで、音像の定位が画面中央にくるようになり、ドラマやニュースにおける人の音声がより聴き取りやすくなっている。なお、各スピーカーのユニットサイズは45(縦)×100(横)mmで、3基とも共通している

ソニーサウンドバー「HT-G700」

バスレフ方式のサブウーハーは、重低音の再生に特化。中高音からある程度の低音までをカバーするバースピーカーと、重低音を再生するサブウーハーとで役割分担を明確にすることにより、音のクリアさと重低音による迫力を両立させている

ソニーサウンドバー「HT-G700」 ソニーサウンドバー「HT-G700」

アンプ部には、ソニーが誇るデジタルアンプ「S-Master」を搭載。バースピーカーに搭載された100W×3基のスピーカーと、サブウーハーの100Wを合わせ、合計400Wという超ハイパワーで駆動。これが迫力やスケール感の源となっている

価格.comスタッフが「HT-G700」の音質をチェック!

ここからは、センタースピーカーを搭載した利点や音質を実際に聴きながら確認していこう。まずは、「HT-G700」で地上デジタル放送のドラマ番組を視聴してみたが、クリアで声の通りがいいことに加え、テレビ画面の中央から役者のセリフが聴こえてくるような聴こえ方がするため、映像との一体感が強く感じられた。

ソニーサウンドバー「HT-G700」

バースピーカーから流れてくる音声は聴き取りやすく、家族がよく見るドラマやニュース番組、アニメなど、ジャンルを選ばず有効だった

続いて、スピーカーとしての実力をチェックするため、スマートフォンと本機をBluetooth接続して、音楽ファイルを再生してみることに。今回はノラ・ジョーンズの「Come Away with Me」を再生してみたが、本機はセンタースピーカーを搭載しているためか、その歌声がうもれず聴きやすく、まるで本人が目の前に立って歌ってくれているよう。また、サブウーハーは音楽再生にも効果的で、バックで鳴っているウッドべースならではのサウンドの分厚さもしっかりと味わうことができた。本機は高品質なBluetoothスピーカーとしても活躍してくれそうだ。

このほか、声をさらに強調する「ボイスモード」や、深夜の小音量時でも明瞭感のある音にする「ナイトモード」に加え、「Cinema」や「Music」といったプリセット済みの「サウンドモード」も搭載。家族の好みに合わせて音質を簡単に調整できる。

ソニーサウンドバー「HT-G700」

Bluetooth接続に対応しており、スマートフォンやタブレット内の音楽ファイルを「HT-G700」ならではの高音質で楽しむことが可能。スマートフォンで受信した音楽ストリーミングサービスを、リビングルームのBGM用に流すというのもよさそうだ

使い勝手音量やサウンドモードなどの情報をひと目で確認できるOLEDディスプレイ搭載

大画面テレビにマッチする広大なサラウンドサウンドと、高音質を実現した「HT-G700」だが、設置性がよくないのでは意味がない。その点、本機のバースピーカーは、前モデルに比べてややサイズは大きくなったが、とはいえ高さは約64mmに抑えられており、テレビ画面に重なりにくい。また、近年はテレビの薄型化とともにテレビ台の奥行きも狭くなる傾向にあるが、本機は奥行きも約108mmと、省スペース設計となっているので、大画面テレビの前にもスッキリと収めることができる。

ソニーサウンドバー「HT-G700」 ソニーサウンドバー「HT-G700」

全体的に丸みを帯びたバースピーカーはテレビ前に設置しても違和感がなく、レザー調でマット仕上げのボディは、インテリアとも調和しやすい

ソニーサウンドバー「HT-G700」

「HT-G700」のバースピーカーのサイズは、約980(幅)×108(奥行)×64(高さ)mm。センタースピーカーを搭載しながらコンパクトにまとめられており、65V型4K液晶ブラビア「KJ-65X9500G」の前に設置しても、視聴の妨げにならずスッキリと収まってくれた。また、別ユニットのサブウーハーのサイズは、約192(幅)×406(奥行)×387(高さ)mm。バースピーカーとはワイヤレス接続されるため、電源さえ取れれば配線のわずらわしさもなく、部屋の隅やソファの後ろなど自由にレイアウトできる

「HT-G700」の使い勝手におけるトピックは、バースピーカーの正面に「OLED(有機EL)ディスプレイ」を搭載したことだ。入力(HDMI/TV/Bluetooth)やサウンドモードといった現在の情報がひと目でわかるので、容易に設定の確認ができる。

また、本機は「eARC(Enhanced Audio Return Channel)」対応のHDMI出力ポートを備えており、「eARC」対応のテレビにブルーレイディスクレコーダーなどを接続すれば、テレビをハブとしながら「Dolby Atmos」などの高音質フォーマットをそのまま本機で再生できるほか、4K放送の音声フォーマット(MPEG-4 AAC)に対応するなど、仕様面も充実している。

ソニーサウンドバー「HT-G700」 ソニーサウンドバー「HT-G700」

バースピーカーの正面左側に、音量や現在の入力、サウンドモード、音声情報などが表示されるOLEDディスプレイを搭載。どの機器の音声を再生しているのか、どのサウンドモードなのかなど、動作状態をひと目で確認できる

ソニーサウンドバー「HT-G700」 ソニーサウンドバー「HT-G700」

バースピーカーの背面には外部インターフェイスとして、HDMI出力ポート(eARC/ARC対応)、HDMI入力ポート、光デジタル入力ポート、USB Type-Aポート(ソフトウェアアップデート用)を装備。ポート類は斜め向きに取り付けられており、ケーブルのコネクター部が背面に出っ張らずスマートに設置できる

ソニーサウンドバー「HT-G700」 ソニーサウンドバー「HT-G700」

「HT-G700」には、誰でも簡単に操作できそうな、シンプルで使いやすいリモコンが付属している。また、ノイズを防ぐフェライトコア付きの高品質HDMIケーブル(4K60P対応)も同梱されており、別途HDMIケーブルを購入することなく、買ったその日からサウンドバーライフが楽しめるのがありがたい

まとめ家族がリビングルームに集まりたくなる、最新サウンドバー

家族が集まる場であるリビングルーム。そこに設置するテレビは、大画面のほうが、まちがいなくみんなで楽しめる。そして、せっかく大画面ならではの迫力ある映像を楽しむのであれば、音質にもこだわって、家族で満足のいくテレビライフを送りたいところだ。

ソニーの最新サウンドバー「HT-G700」なら、そんな希望をかなえてくれる。強化された独自のバーチャルサラウンド技術は、大画面に負けないような広大なサラウンド空間を作り出し、テレビ内蔵スピーカーとは次元の違う没入感を実現する。さらに、音声を聴き取りやすいようにセンタースピーカーを搭載したことで、映画などのコンテンツだけでなく、ふだんよく見るドラマやバラエティ番組もよりクリアなサウンドで楽しめるようになるのは間違いない。

「HT-G700」を大画面テレビの前に設置することで、テレビを囲む映像体験がより豊かになり、自然と家族みんながリビングルームに集まるようになる。そんな気さえしてくるレビューとなった。

ソニーサウンドバー「HT-G700」
ソニーサウンドバー「HT-G700」ソニーサウンドバー「HT-G700」
ソニーサウンドバー
HT-G700
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主なスペック
製品名 HT-G700
スピーカーユニット フロントスピーカー×2(45×100mm)、センタースピーカー×1(45×100mm)、サブウーハー×1(160mm)
サラウンド機能 Vertical Surround Engine、S-Force PROフロントサラウンド、Dolby Atmos、DTS:X
実用最大出力合計 400W
バースピーカー部 フロントスピーカー100W/100W、センタースピーカー100W
サブウーハー部 100W
外部インターフェイス HDMI出力ポート(eARC/ARC対応)、HDMI入力ポート、光デジタル入力ポート、USB Type-Aポート(ソフトウェアアップデート用)
本体サイズ バースピーカー部:約980(幅)×108(奥行)×64(高さ)mm
サブウーハー部:約192(幅)×406(奥行)×387(高さ)mm
重量 バースピーカー部:約3.5kg
サブ―ウーハー部:約7.5kg
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